JP2519430Y2 - 便器洗浄用タンクにおけるドラムの取付構造 - Google Patents

便器洗浄用タンクにおけるドラムの取付構造

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JP2519430Y2
JP2519430Y2 JP6438691U JP6438691U JP2519430Y2 JP 2519430 Y2 JP2519430 Y2 JP 2519430Y2 JP 6438691 U JP6438691 U JP 6438691U JP 6438691 U JP6438691 U JP 6438691U JP 2519430 Y2 JP2519430 Y2 JP 2519430Y2
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JP
Japan
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drum
tank
toilet bowl
mounting structure
drain valve
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JP6438691U
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JPH0510569U (ja
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延宣 土井
幹也 浅井
Original Assignee
株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は便器洗浄用タンク底部
に設けられるドラムの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】便器には様々な大きさ,形状のものがあ
り、またその洗浄方式もまちまちである。便器を洗浄す
るのに必要な洗浄水の量もこれに応じてまちまちであ
り、そこで従来にあっては必要な洗浄水量に応じて様々
な容量の便器洗浄用タンクを用意し、特定の便器と組み
合わせて使用している。
【0003】しかしながらこの場合タンクの種類が必然
的に多くなってしまう。そこで図6に示しているように
底付筒状のドラム100をタンク底部の排水弁102を
内部に収容する状態で設け、かかるドラム100によっ
てタンク内部の洗浄水の排出量を調節することが行われ
ている。
【0004】排水弁102を囲い込む状態でドラム10
0を設けておけば、排水弁102を開いてタンク内部の
洗浄水を排出したとき、ドラム100の周壁部の堰止め
作用でドラム外部の洗浄水をドラム100の高さ分だけ
排出させずにタンク内部に残留させることができる。
【0005】そこで予め容量の大きなタンクを用意して
おいて内部にドラム100を装着することにより、実質
的なタンク容量を調節することができるのである。而し
てこのようなドラム100を用いれば、様々な種類の便
器に対してタンクを共通化することができる。
【0006】ところで従来用いられているドラム100
は一体成形品であって、その取付構造として図6(B)
に示すような構造、即ち排水弁本体の雄ねじ管部106
にドラム100底部の嵌合孔108を嵌合し、その状態
でタンク底部を貫通させた雄ねじ管部106にナット1
10を締め込んでドラム100をタンクに装着する構造
が採用されていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの取付
構造の場合、ドラム100を排水弁102と同時に組み
付ける必要があり、設置現場において便器の種類に応じ
てタンク容量を調節すべくドラム100を組み付ける
際、組付作業が面倒である問題があった。
【0008】便器洗浄用タンクは底部に排水弁を予め取
り付けた状態で工場出荷できるのが望ましいが、この場
合設置現場においてドラムを装着する際、排水弁を一旦
取り外した上でなければドラムの取付けができず、ドラ
ムの取付作業が面倒になるとともに現場での作業量が多
くなってしまう。
【0009】また一旦取り付けたドラムをその後におい
て取り外す必要が生じたとき、排水弁をともにタンク底
部から取り外さなければならず、作業が面倒となる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、底
付筒状を成し、便器洗浄用タンクの底部の排水弁を内部
に収容する状態で該タンク内部に設けられるドラムの取
付構造であって、該ドラムの少なくとも底部を含む一部
若しくは全体を軸心と直角方向に複数に分割し、その分
割体を軸心と直角方向に組み合わせるとともに固定手段
にてそれらを固定し、一体化するように成したことにあ
る。
【0011】
【作用及び考案の効果】このように本考案はドラムの底
部を含む一部若しくは全体を軸心と直角方向に分割し、
それら分割体を組み合わせるとともにタンクに装着する
ようにしたものであって、排水弁とは独立してドラムを
取り付け、また取り外すことが可能である。
【0012】従って設置現場においてドラムを取り付け
る際に一旦排水弁を取り外した上でドラムを取り付ける
といったことをしなくても良くなり、ドラムの取付作業
が簡単となる。
【0013】また一旦取り付けたドラムを取り外す必要
が生じたとき、ドラムのみを取り外し、また新たに取り
付けることができる。
【0014】尚、排水弁を操作することなくドラムを取
り付けるための構造として、ドラムの底部と周壁部とを
別体と成し、その底部を予め排水弁とともにタンク底部
に取り付けておいて、周壁部をこの底部に対してねじ込
むようにすることが考えられる。
【0015】しかしながらこの場合ドラムの取付けに際
して周壁部を回転操作しなければならず、特にドラムを
タンクの隅の部位に取り付ける場合において、周壁部が
円筒形状でないときかかる周壁部の回転操作時に周壁部
とタンク壁部とが干渉してしまって周壁部のねじ込み、
即ちドラムの取付けを行い得ない場合が生ずる。
【0016】しかるに本考案によれば、周壁部を回転操
作する必要がないので、タンク壁部との干渉の問題を生
じることなくドラムをタンクの隅の部位にも容易に取り
付けることができる。
【0017】尚ドラムの固定手段として様々な手段を取
り得るが、かかる固定手段を、前記分割体に設けた、前
記排水弁部より立ち上がるオーバーフロー管への弾性嵌
合部を含むように構成すると好都合である。
【0018】このように、排水弁近傍において位置固定
に設けられているオーバーフロー管を支持部材として利
用することにより、ドラムを簡単な構造で固定できる利
点が得られる。
【0019】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は便器洗浄用タンク(ロー
タンク)の底部12に設けられた排水弁で、弁座14を
備えた弁本体16と、ボール状の弁体18とを有してい
る。
【0020】弁本体16は雄ねじ管部20を有してい
て、この雄ねじ管部20がタンク底部12を貫通して延
び、ここにナット22がねじ込まれることによって、弁
本体16がタンク底部12に固定されている。
【0021】即ち弁本体16は、フランジ24とナット
22とでタンク底部12を、断面三角形状のパッキン2
6を介して挾み込む状態に取り付けられている。
【0022】この排水弁10は、ボール状弁体18が鎖
28にて上方に引き上げられることにより排出口を開い
てタンク内部の洗浄水を排出し、また弁体18が弁座1
4に着座することによって排出口を閉鎖する。
【0023】弁本体16からはオーバーフロー管30が
上方に延び出しており、そしてその途中部位にストッパ
リング32が固定されている。ストッパリング32は、
弁体18の必要以上の浮上がりを防止するために設けら
れている。
【0024】34は排水弁10及びオーバーフロー管3
0を囲い込むように設けられた樹脂製のドラムで、図
1,図3及び図4に示しているように底部と周壁部とを
有する筒状のものである。
【0025】このドラム34は、軸心と直角な方向に全
体的に半割状に2分割されている。各分割体34a,3
4bのそれぞれの底部36a,36bには、上記弁本体
16との干渉を回避するための切欠38a,38bが設
けられており、また各周壁部40a,40bの周方向一
端側には、弾性嵌合部42a,42bが周壁部40a,
40bと一体に設けられている。
【0026】各弾性嵌合部42a,42bは、オーバー
フロー管30に弾性的に嵌合し、その弾性力によって各
分割体34a,34bをオーバーフロー管30に固定す
るもので、それぞれオーバーフロー管30の外周半分よ
りも広い範囲に亘ってこれに嵌合すべく、円筒を一部切
り欠いた形状とされている。
【0027】尚これら弾性嵌合部42a,42bは、オ
ーバーフロー管30に対して上下に異なる部位において
嵌合すべく、上下に異なった位置に配設されている。
【0028】また一方の分割体34bにおける周壁部4
0bの周方向端部には、他方の分割体34aの周壁部4
0aの周方向端部との嵌合用の嵌合部44が形成されて
いる。
【0029】図2において46は調整リングであって、
これをドラム34の上に装着することによって、洗浄水
排出時の残量を多くすることができる。
【0030】またこの調整リング46として高さの異な
るものを用いることにより、或いは高さの異なるものを
組み合わせて用いることにより、残量を更に微調整する
ことが可能である。
【0031】尚調整リング46の下端部には、図5にも
示しているようにドラム34の上端部との嵌合用の嵌合
部48が形成されている。
【0032】本例のドラム取付構造においては、各分割
体34a,34bを左右両側から合わせるようにし、そ
して各分割体34a,34bの弾性嵌合部42a,42
bをオーバーフロー管30に弾性嵌合させることによっ
て、ドラム34を一体化させると同時に排水弁10を内
部に囲い込むようにタンク底部12に取り付けることが
できる。即ち排水弁10を何ら操作することなくドラム
34を取り付けることができる。
【0033】従って排水弁10を組み付けた状態でタン
クを出荷し、設置現場に搬入した後にそこで現場の状況
に応じてドラム34を組み付けるに際して、作業を容易
に行うことができる。
【0034】またその後においてドラム34の取外しが
必要となった場合においても、排水弁10を操作するこ
となくドラム34を単独で取り外し、また改めて取り付
けることができる。
【0035】以上本考案の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。本考案はドラムの底部のみないし
底部近傍部分のみを分割し、これを組み合わせると同時
に固定するように成すことも可能であるし、またドラム
を3分割若しくはそれ以上に分割することも可能であ
る。
【0036】更にドラムの各分割体を合わせると同時
に、それら分割体に形成した固定手段によって互いを結
合させるようにすることも可能である等、本考案はその
主旨を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき
様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるドラム取付構造の要部
の分割斜視図である。
【図2】そのドラムの取付状態を周辺部材とともに示す
図である。
【図3】図1及び図2のドラムの平面構成図である。
【図4】同じドラムの各分割体の構成説明図である。
【図5】図2における調整リングの斜視図である。
【図6】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 排水弁 30 オーバーフロー管 34a,34b 分割体 36a,36b 底部 40a,40b 周壁部 42a,42b 弾性嵌
合部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底付筒状を成し、便器洗浄用タンクの底
    部の排水弁を内部に収容する状態で該タンク内部に設け
    られるドラムの取付構造であって、 該ドラムの少なくとも底部を含む一部若しくは全体を軸
    心と直角方向に複数に分割し、その分割体を軸心と直角
    方向に組み合わせるとともに固定手段にてそれらを固定
    し、一体化するように成したことを特徴とする便器洗浄
    用タンクにおけるドラムの取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1のドラムの取付構造において前
    記固定手段を、前記分割体に設けた、前記排水弁部より
    立ち上がるオーバーフロー管への弾性嵌合部を含むよう
    に構成したことを特徴とする便器洗浄用タンクにおける
    ドラムの取付構造。
JP6438691U 1991-07-18 1991-07-18 便器洗浄用タンクにおけるドラムの取付構造 Expired - Lifetime JP2519430Y2 (ja)

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