JPH0743240Y2 - フロート弁の取付構造 - Google Patents

フロート弁の取付構造

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JPH0743240Y2
JPH0743240Y2 JP4581390U JP4581390U JPH0743240Y2 JP H0743240 Y2 JPH0743240 Y2 JP H0743240Y2 JP 4581390 U JP4581390 U JP 4581390U JP 4581390 U JP4581390 U JP 4581390U JP H0743240 Y2 JPH0743240 Y2 JP H0743240Y2
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JP
Japan
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mounting hole
elastic packing
valve body
float valve
mounting structure
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JP4581390U
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JPH044972U (ja
Inventor
英治 小沢
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は洗浄水タンクから便器への洗浄水の排出通路
を開閉するフロート弁の取付構造に関し、詳しくはその
取付性の改善に関する。
(従来の技術) 洗浄水タンクの底部或いは該タンクから便器への洗浄水
の排出通路上にはフロート弁が設けられる。
ところで洗浄水タンクには、便器と一体成形されたワン
ピース式のものがあり、この場合におけるフロート弁の
従来の取付構造は第3図のようなものであった。この図
において100は便器に設けられた取付穴、102は弁本体
で、フロート弁の球形の弁体104の着座により洗浄水の
排出通路を閉鎖するようになっている。
106は碗型のアームを有する締付部材で、アームの先端
が取付穴100周辺の突出部108の下面に当接するようにな
っている。110は締付部材106を弁本体102にねじ結合す
るためのボルトである。
ワンピース便器のタンクにおいてこのような取付構造が
採用されているのは、フロート弁取付穴100の下面側か
らボルト或いはナットなどを操作できないため、取付穴
100の上方側からの操作だけでフロート弁を取り付けら
れるようにする必要があるからである。
この取付構造の場合、ボルト110を締め込むと、締付部
材106のアーム先端が取付穴周辺部の突出部108の下面に
当接させられ、また弁本体102の着座部112が、断面三角
形状のパッキン114を介して取付穴110の上周縁側に押圧
され、以てシール状態で弁本体102が取付穴100に取り付
けられる。
この取付構造の場合、ボルト110の先端部に締付部材106
を予め嵌めておき、そしてボルト110を大きく緩めた状
態で、弁本体112及び締付部材106を斜めに傾斜させてか
かる締付部材106を取付穴100の下側まで挿入し、その上
でそれらを水平姿勢に戻してボルト110を一杯までねじ
込むと、締付部材106及び弁本体102が取付穴100周辺の
突出部108を上下両面から挟み込む状態に固定される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながらこの取付構造の場合、フロート弁取付けの
ために弁本体102及び締付部材106を斜めに傾けた状態で
締付部材106を取付穴100に挿通する必要があること、ま
たその際にボルト110を大きく緩めておく必要があるた
めに、弁本体102を固定する際、ボルト110のねじ込操作
量が多くなることなどにより取付性が悪い問題があり、
加えてこの取付構造の場合、取付穴100周辺部が突出部1
08とされていないと取付けができないといった不具合が
あった。
(課題を解決するための手段) 本考案の取付構造はこのような課題を解決するために案
出されたものであり、その要旨は、洗浄水タンクから便
器側への洗浄水の排出通路を開閉するフロート弁の取付
構造であって、(イ)取付穴の内部に挿入され、該取付
穴の内周面に押圧されてシール作用を成す環状の弾性パ
ッキンと、(ロ)該弾性パッキンを軸方向の両端部にお
いて挟み込む挟圧部材と、(ハ)フロート弁の弁体を着
座させる弁本体に対してねじ部材により結合され、該ね
じ部材のねじ込みにより該弁本体と共に前記挟圧部材を
介して前記弾性パッキンを軸方向に圧縮する締付部材と
を有し、前記挟圧部材には、自身に加えられる軸方向の
力により弾性パッキンを軸直角方向外方に膨出させる案
内面が形成されていて、前記ねじ部材のねじ込みより、
該弾性パッキンを外方向に膨出変形させて前記取付穴内
周面に所定の圧力で密着させるように成されていること
にある。
(作用及び考案の効果) 本考案の取付構造においては、予め弾性パッキンの軸方
向両端部に挟圧部材を装着し且つ弁本体に対して締付部
材をねじ部材により結合しておいてそれらを取付穴に挿
入し、その状態でねじ部材を締め込むと、弾性パッキン
が締付部材及び挟圧部材の案内面の作用で軸方向に圧縮
されると同時に、軸直角方向外方に膨出変形させられ、
取付穴内周面に強い力で密着させられる。これにより弁
本体の固定と取付穴のシールとが行われる。即ち本考案
の取付構造の場合、取付穴周辺の突出部を上下両面から
挟み込む従来の取付構造と異なり、弾性パッキンの膨出
変形に基づいて弁本体の固定とシールとが行われる。従
って締付部材として取付穴よりも外径寸法が小さいもの
を用いることができるし、これに伴ってフロート弁取付
けに際して弁本体やかかる締付部材を傾けた状態で取付
穴内に挿入する必要がなく、取付穴への挿入を容易に行
うことができる。またねじ部材の操作量も少なくて済む
ため、フロート弁の取付けを簡単に行うことができる。
加えて本考案の取付構造にあっては、取付穴周辺部が突
出部とされていなくても、支障なくフロート弁を取り付
け得る利点がある。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
第1図において10は便器側に設けられた取付穴で、12は
弁本体である。弁本体12には、部分球面状の着座面14が
形成されており、この着座面14に球状のフロート弁16が
着座させられるようになっている。そしてフロート弁体
16が着座面14に着座した時、タンクから便器への洗浄水
の排出通路が閉鎖される。
18は締付部材であって、複数本のアーム20とその中心部
に雌ねじ筒22とを有している。尚この締付部材18は、ア
ーム20先端までの外径寸法が、取付穴10内径よりも小さ
くされている。
締付部材18の雌ねじ筒22にはボルト24がねじ込まれ、か
かるボルト24によって締付部材18が弁本体12のアーム26
に結合されるようになっている。
28はリング状のゴム製パッキンであり、原形状において
外径寸法が取付穴10内径とほぼ同等ないしこれより僅か
に小さくされている。
30,32はゴム製パッキン28の軸方向各端部に装着される
樹脂製且つリング状の挟圧部材であって、それぞれ外面
側にテーパ面34,36が形成され、これらテーパ面34,36に
おいてパッキン28の内周側に接触させられるようになっ
ている。
尚上側の挟圧部材30については、内周上側にもテーパ面
が形成されており、このテーパ面がOリング38を介して
弁本体12の着座部40に接触させられるようになってい
る。尚42はオーバーフロー管である。
本例の取付構造の場合、例えば第2図に示すようにボル
ト24をある程度締め込んだ状態でパッキン28,締付部材1
8等を取付穴10内部に挿入することができる。この時ゴ
ム製パッキン28は、締付部材18と弁本体12とによる圧縮
作用及び挟圧部材30,32のテーパ面34,36の作用により、
軸方向にある程度圧縮変形すると同時に軸直角方向外方
に膨出した状態となる。即ちゴム製パッキン28の外径
が、取付穴10の内径と同等ないしこれより僅かに大きく
なっている。
そこでパッキン28,締付部材18を取付穴10内部に挿入し
た上、ボルト24を更に強く締め込むと、パッキン28がそ
の状態から更に軸直角外方向に膨出変形して、取付穴10
内周面に強い力で押し付けられる。これにより弁本体12
の固定と取付穴10内面のシールとが同時に行われる。
以上から明らかなように、本取付構造によれば、取付穴
周辺部に突出部がなくても、容易にフロート弁を取り付
けることができるし、また弁本体12と締付部材18とを結
合するためのボルト24の操作量も僅かで足り、フロート
弁の取付性も良好である。
尚上例ではパッキン28を取付穴10への挿入に先立ってあ
る程度圧縮変形させているが、取付穴10へ挿入する前に
は予備変形させず、取付穴10へ挿入した後においてこれ
を圧縮変形させることも勿論可能である。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案は例えば締付
部材の側に雄ねじ部を設けてこれにナットを締め込むこ
とにより、弁本体と締付部材とを結合するようにもでき
るし、上記一対の挟圧部材30,32を弁本体12及び締付部
材18の側に一体に設けることも可能である。更に本考案
は、ロータンク(洗浄水タンク)に設けた取付穴に対し
てフロート弁を取り付けるに際して適用することも可能
であるし、またタンクが便器と一体式のものでない場合
においても適用可能であるなど、その主旨を逸脱しない
範囲において、当業者の知識に基づき様々な変更を加え
た形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるフロート弁取付構造の
要部断面図であり、第2図は第1図の取付構造における
フロート弁の取付手順の説明図、第3図は従来のフロー
ト弁取付構造例を示す要部断面図である。 24:ボルト、28:パッキン 30,32:挟圧部材 34,36:テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄水タンクから便器側への洗浄水の排出
    通路を開閉するフロート弁の取付構造であって、 (イ)取付穴の内部に挿入され、該取付穴の内周面に押
    圧されてシール作用を成す環状の弾性パッキンと、
    (ロ)該弾性パッキンを軸方向の両端部において挟み込
    む挟圧部材と、(ハ)フロート弁の弁体を着座させる弁
    本体に対してねじ部材により結合され、該ねじ部材のね
    じ込みにより該弁本体と共に前記挟圧部材を介して前記
    弾性パッキンを軸方向に圧縮する締付部材とを有し、前
    記挟圧部材には、自身に加えられる軸方向の力により弾
    性パッキンを軸直角方向外方に膨出させる案内面が形成
    されていて、前記ねじ部材のねじ込みにより、該弾性パ
    ッキンを外方向に膨出変形させて前記取付穴内周面に所
    定の圧力で密着させるように成されていることを特徴と
    するフロート弁の取付構造。
JP4581390U 1990-04-27 1990-04-27 フロート弁の取付構造 Expired - Lifetime JPH0743240Y2 (ja)

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JPH044972U JPH044972U (ja) 1992-01-17
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495773B1 (ja) * 2009-04-28 2010-07-07 エコライン株式会社 洗浄弁における弁体構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4495773B1 (ja) * 2009-04-28 2010-07-07 エコライン株式会社 洗浄弁における弁体構造
JP2010255364A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Eco Line Kk 洗浄弁における弁体構造

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