JP2519214Y2 - つかいすておむつ - Google Patents
つかいすておむつInfo
- Publication number
- JP2519214Y2 JP2519214Y2 JP1994008116U JP811694U JP2519214Y2 JP 2519214 Y2 JP2519214 Y2 JP 2519214Y2 JP 1994008116 U JP1994008116 U JP 1994008116U JP 811694 U JP811694 U JP 811694U JP 2519214 Y2 JP2519214 Y2 JP 2519214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaper
- waist
- wearer
- length
- elastic part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、つかてすておむつに関
する。 詳しくは身体にフィットし着脱に便利なつかい
すておむつに関する。
する。 詳しくは身体にフィットし着脱に便利なつかい
すておむつに関する。
【0002】
【従来技術】従来、つかいすておむつを着用者に対し着
脱する場合、着用者を横に寝せておむつを開き、おむつ
に付いている粘着テープ(ファスニングテープともい
う)により着用者に固定するのが一般的である。
脱する場合、着用者を横に寝せておむつを開き、おむつ
に付いている粘着テープ(ファスニングテープともい
う)により着用者に固定するのが一般的である。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかし着用者が立つ
ことができる幼児の場合、横に寝せておむつをつけるよ
り立ったままおむつをつけるほうが特に外出時に楽であ
りつけやすく、又おむつをはずす時もやはり立ったまま
の方が使いやすい。 上述したように従来のおむつは横
に寝せて着用者に装着するのが一般的であり、立つこと
ができる幼児の場合には使いずらい。 一方立つことの
できない幼児には横に寝せておむつを装着せねばならな
い。
ことができる幼児の場合、横に寝せておむつをつけるよ
り立ったままおむつをつけるほうが特に外出時に楽であ
りつけやすく、又おむつをはずす時もやはり立ったまま
の方が使いやすい。 上述したように従来のおむつは横
に寝せて着用者に装着するのが一般的であり、立つこと
ができる幼児の場合には使いずらい。 一方立つことの
できない幼児には横に寝せておむつを装着せねばならな
い。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで鋭意研究の結
果、ウエスト部全域に伸縮性を有するおむつにおいて、
ウエスト部の前後部の伸縮率を特定することにより、立
つことのできる幼児には立ったまま装着可能なつかいす
ておむつが得られることを見い出した。
果、ウエスト部全域に伸縮性を有するおむつにおいて、
ウエスト部の前後部の伸縮率を特定することにより、立
つことのできる幼児には立ったまま装着可能なつかいす
ておむつが得られることを見い出した。
【0005】即ち本考案は、液透過性表面シート、液不
透過性裏面シート及び該両シート間に位置する吸収体、
並びにウエスト部に着用者に固定するためのファスニン
グテープを有し、おむつ前部及び後部のウエスト部全域
が伸縮性を有するつかいすておむつにおいて、以下の式
で表されるウエスト部の伸縮率が前後合わせて10%以
上であることを特徴とするつかいすておむつを提供す
る。 (c−a)+(d−b) 伸縮率(%)= ─────────── ×100 a + b a: 前部伸縮部の縮んだ時の長さ b: 後部伸縮部の縮んだ時の長さ c: 前部伸縮部の伸ばした時の長さ d: 後部伸縮部の伸ばした時の長さ
透過性裏面シート及び該両シート間に位置する吸収体、
並びにウエスト部に着用者に固定するためのファスニン
グテープを有し、おむつ前部及び後部のウエスト部全域
が伸縮性を有するつかいすておむつにおいて、以下の式
で表されるウエスト部の伸縮率が前後合わせて10%以
上であることを特徴とするつかいすておむつを提供す
る。 (c−a)+(d−b) 伸縮率(%)= ─────────── ×100 a + b a: 前部伸縮部の縮んだ時の長さ b: 後部伸縮部の縮んだ時の長さ c: 前部伸縮部の伸ばした時の長さ d: 後部伸縮部の伸ばした時の長さ
【0006】かかる構成により、ウエスト部分がよく伸
びるため、着脱が容易となり、着用者を寝せても立たせ
ても着脱可能となる。つまりいわゆるウエスト部と臀部
では周囲長が幼児の場合10〜50mm程度違っており、
伸縮率が低いものはおむつを立たせて装着する時臀部で
ひっかかってしまったりウエスト部でフィットしなかっ
たりする恐れがあり、できれば余裕を考慮すると20%
以上の伸縮率があった方がよい。 又、伸縮部の長さに
ついては着用者の身体の大きさにもよるが、前部と後部
を合わせて伸ばした時に200mm以上好ましくは250
mm以上が望ましい。 この長さが短ければ伸縮程度が小
さく立たせての装着がむづかしくなる。
びるため、着脱が容易となり、着用者を寝せても立たせ
ても着脱可能となる。つまりいわゆるウエスト部と臀部
では周囲長が幼児の場合10〜50mm程度違っており、
伸縮率が低いものはおむつを立たせて装着する時臀部で
ひっかかってしまったりウエスト部でフィットしなかっ
たりする恐れがあり、できれば余裕を考慮すると20%
以上の伸縮率があった方がよい。 又、伸縮部の長さに
ついては着用者の身体の大きさにもよるが、前部と後部
を合わせて伸ばした時に200mm以上好ましくは250
mm以上が望ましい。 この長さが短ければ伸縮程度が小
さく立たせての装着がむづかしくなる。
【0007】たとえば着用者を寝かせて装着する場合、
まずおむつをひらいて着用者をおむつの上に寝かせて固
定手段である粘着テープ(ファスナーテープ)で着用者
に固定し、又着用者を立たせて装着する場合は、あらか
じめ前述の粘着テープをおむつ前側のバックシート(裏
面シート)の適当な位置につけその後ウエスト部の伸縮
材を伸ばしながら着用者にはかせることができる。 し
かしこの場合一応立たせて装着は可能であるが、ウエス
ト部のおむつの重なり合った部分の内側がよれてしまい
排泄物が脇から漏れやすくなり、しかもこのよれにより
肌に対し異物感を生じ痛くなる恐れがある。 そこでよ
り完全に立たせて着用者に装着するためには、着用者に
はかせる時におむつの重なり部分の内側がよれないよう
にすることが好ましく、この重なり部分を互いに仮着す
ることが好ましい。 このように重なり部分を仮着する
ことによりはかせる時に重なり部分がよることなくはか
せやすく、しかも排泄物の脇漏れ等を防止することがで
きる。
まずおむつをひらいて着用者をおむつの上に寝かせて固
定手段である粘着テープ(ファスナーテープ)で着用者
に固定し、又着用者を立たせて装着する場合は、あらか
じめ前述の粘着テープをおむつ前側のバックシート(裏
面シート)の適当な位置につけその後ウエスト部の伸縮
材を伸ばしながら着用者にはかせることができる。 し
かしこの場合一応立たせて装着は可能であるが、ウエス
ト部のおむつの重なり合った部分の内側がよれてしまい
排泄物が脇から漏れやすくなり、しかもこのよれにより
肌に対し異物感を生じ痛くなる恐れがある。 そこでよ
り完全に立たせて着用者に装着するためには、着用者に
はかせる時におむつの重なり部分の内側がよれないよう
にすることが好ましく、この重なり部分を互いに仮着す
ることが好ましい。 このように重なり部分を仮着する
ことによりはかせる時に重なり部分がよることなくはか
せやすく、しかも排泄物の脇漏れ等を防止することがで
きる。
【0008】本考案においてこの重なり合う部分を付着
させる手段としては、通常の粘着剤(粘着力の比較的小
さいものが好ましい。)を用いる場合には、おむつ後部
の表面シート上又はおむつ前部の裏面シート上に、もし
くはこれらの両面に設けることができる。また本考案に
おいては自着剤を用いることが好ましく、この自着剤
は、重なり合う両面、すなわちおむつ後部の表面シート
上及びおむつ前部の裏面シート上の両面に設けることが
できる。 かかる自着剤は特定(通常はそれ自身)のも
のとしか接着しないため、おむつを扱う時に非常に扱い
やすいという利点がある。 この時使用する自着剤は自
着性を示すものであればどのようなものでもよく、たと
えば合成ゴム(SIS(スチレン−イソプレン−スチレ
ン共重合体)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)、SEBS(水添SBS)等)、アクリル
系がよい。
させる手段としては、通常の粘着剤(粘着力の比較的小
さいものが好ましい。)を用いる場合には、おむつ後部
の表面シート上又はおむつ前部の裏面シート上に、もし
くはこれらの両面に設けることができる。また本考案に
おいては自着剤を用いることが好ましく、この自着剤
は、重なり合う両面、すなわちおむつ後部の表面シート
上及びおむつ前部の裏面シート上の両面に設けることが
できる。 かかる自着剤は特定(通常はそれ自身)のも
のとしか接着しないため、おむつを扱う時に非常に扱い
やすいという利点がある。 この時使用する自着剤は自
着性を示すものであればどのようなものでもよく、たと
えば合成ゴム(SIS(スチレン−イソプレン−スチレ
ン共重合体)、SBS(スチレン−ブタジエン−スチレ
ン共重合体)、SEBS(水添SBS)等)、アクリル
系がよい。
【0009】この付着手段により付着する部分、すなわ
ち仮着する部分は、おむつ後部と前部との重なり合う面
全体の3分の1以上の面積となることが好ましく、3分
の1以下では重なり部分の内側部がよれやすくなる。ま
た付着手段(自着剤や粘着剤等)は、完全にベタ塗工し
てもいいし間欠的にシマ状又は点状等に塗工してもよく
本考案の目的に合致すればよい。又着用者への立たせた
状態で装着をよりスムーズに行うためには、あらかじめ
おむつの裏面シートの前部に、重なり部分又はファスニ
ングテープの止着位置を着用者の身体の大きさに応じて
決められるよう、目印をつけておくと、前もってファス
ニングテープ又は重なり部分を着用者のウエスト部の寸
法に応じてその目印に合わせて貼りつけ装着させること
が可能であり装着時の失敗がないという利点がある。
ち仮着する部分は、おむつ後部と前部との重なり合う面
全体の3分の1以上の面積となることが好ましく、3分
の1以下では重なり部分の内側部がよれやすくなる。ま
た付着手段(自着剤や粘着剤等)は、完全にベタ塗工し
てもいいし間欠的にシマ状又は点状等に塗工してもよく
本考案の目的に合致すればよい。又着用者への立たせた
状態で装着をよりスムーズに行うためには、あらかじめ
おむつの裏面シートの前部に、重なり部分又はファスニ
ングテープの止着位置を着用者の身体の大きさに応じて
決められるよう、目印をつけておくと、前もってファス
ニングテープ又は重なり部分を着用者のウエスト部の寸
法に応じてその目印に合わせて貼りつけ装着させること
が可能であり装着時の失敗がないという利点がある。
【0010】以下、図面に基づいて本考案を詳細に説明
する。図1は、本考案のつかいすておむつの実例を示す
概略図であり、2はおむつ後部のウエスト伸縮部、3は
おむつ前部のウエスト伸縮部であり、またおむつ後部の
表面シート上及びおむつ前部の裏面シート上には自着剤
5及び6が設けられ、おむつ後部2にはファスニングテ
ープ1が設けられている。 寝た状態でのおむつ装着は
この状態で行う。
する。図1は、本考案のつかいすておむつの実例を示す
概略図であり、2はおむつ後部のウエスト伸縮部、3は
おむつ前部のウエスト伸縮部であり、またおむつ後部の
表面シート上及びおむつ前部の裏面シート上には自着剤
5及び6が設けられ、おむつ後部2にはファスニングテ
ープ1が設けられている。 寝た状態でのおむつ装着は
この状態で行う。
【0011】図2は、図1のつかいすておむつを装着し
た時の状態を示す概略図であり、おむつ後部と前部との
重なり合う面の全体が自着剤5及び6によって仮着さ
れ、さらにファスニングテープ1で固定されている。
立った状態でおむつを装着する場合にはあらかじめこの
形状に組み立ててこれを着用者にはかせればよい。
た時の状態を示す概略図であり、おむつ後部と前部との
重なり合う面の全体が自着剤5及び6によって仮着さ
れ、さらにファスニングテープ1で固定されている。
立った状態でおむつを装着する場合にはあらかじめこの
形状に組み立ててこれを着用者にはかせればよい。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案のつかいすておむつ
は、ウエスト部全域に伸縮性を有するおむつにおいて、
ウエスト部の前後部の伸縮率を特定することにより、立
つことのできる幼児には立ったまま装着可能なつかいす
ておむつが得られる。
は、ウエスト部全域に伸縮性を有するおむつにおいて、
ウエスト部の前後部の伸縮率を特定することにより、立
つことのできる幼児には立ったまま装着可能なつかいす
ておむつが得られる。
【図1】本考案のつかいすておむつの実例を示す概略図
である。
である。
【図2】図1のつかいすておむつを装着した時の状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
1 ファスニングテープ 2 ウエスト伸縮部(おむつ後部) 3 ウエスト伸縮部(おむつ前部) 4 股伸縮部 5 自着剤 6 自着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 液透過性表面シート、液不透過性裏面シ
ート及び該両シート間に位置する吸収体、並びにウエス
ト部に着用者に固定するためのファスニングテープを有
し、おむつ前部及び後部のウエスト部全域が伸縮性を有
するつかいすておむつにおいて、以下の式で表されるウ
エスト部の伸縮率が前後合わせて10%以上であること
を特徴とするつかいすておむつ。 (c−a)+(d−b) 伸縮率(%)= ─────────── ×100 a + b a: 前部伸縮部の縮んだ時の長さ b: 後部伸縮部の縮んだ時の長さ c: 前部伸縮部の伸ばした時の長さ d: 後部伸縮部の伸ばした時の長さ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008116U JP2519214Y2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | つかいすておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008116U JP2519214Y2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | つかいすておむつ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0718716U JPH0718716U (ja) | 1995-04-04 |
JP2519214Y2 true JP2519214Y2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18528339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008116U Expired - Lifetime JP2519214Y2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | つかいすておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519214Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545875A (en) * | 1978-09-29 | 1980-03-31 | Kao Corp | Disposable diaper |
US4642819A (en) * | 1985-01-10 | 1987-02-17 | Kimberly-Clark Corporation | Disposable garments with multiple strand elasticized openings |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP1994008116U patent/JP2519214Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0718716U (ja) | 1995-04-04 |
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