JP3122881U - 紙おむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】用便に手間がかからず、立った姿勢での着用が簡単で、尿とりパッド等と併用する場合にも尿とりパッド等の交換が容易で、手間がかからない紙おむつを提供する。
【解決手段】後見頃2と、この後見頃2に連結される前見頃3とを備えたおしめ型の紙おむつであり、上記後見頃2の左右両側部の双方から延設され紙おむつ着用時に着用者の前部に位置決めされる左右一対のサイドフラップ19と、これら両サイドフラップ19を着脱自在に固定しうる第1止着テープ4と、上記前見頃3を両サイドフラップ19もしくは後見頃2に着脱自在に固定しうる第2止着テープ5とを有し、上記第1止着テープ4で両サイドフラップ19を固定した状態では、上記後見頃2が着用者の腹部もしくは腰部に保持可能に構成されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、寝たきり老人等の大人用として、またリハビリ用等として用いられる使い捨てタイプの紙おむつに関するものである。
従来から、使い捨てタイプの紙おむつとして、各種のものが用いられており、図18に示すようなおしめ型のものや、図19に示すようなパンツ型のもの(紙パンツ)等、様々なものが出回っている。図18に示すおしめ型のものでは、後見頃41の左右両側縁から左右一対のサイドフラップ42を突設し、着用時には、上記両サイドフラップ42に設けた面ファスナー43(図では、一方の面ファスナー43しか図示せず)を前見頃44の左右両側部に固定して着用者の腹部もしくは腰部に紙おむつを保持するようにしている。また、図19に示す紙パンツでは、その上端部46にゴム紐等の弾性部材(図示せず)を取り付け、この弾性部材の弾性により紙パンツの上端部46を着用者の腹部もしくは腰部に締め付けて紙おむつを保持するようにしている。
しかしながら、図18に示すおしめ型のものでは、用便時等に、紙おむつを腹や腰から取り外して他の場所に置き、用便後に腹や腰に着用し直さなければならず、用便に手間がかかる。しかも、立った姿勢で紙おむつを腹や腰に着用するのがむつかしい。また、図19に示す紙パンツでは、これを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行おうとすると、紙パンツを腹や腰からずり下げて尿とりパッド等を交換したのち、紙パンツを腹や腰までずり上げなければならず、この紙パンツの上げ下げが難しく、手間もかかる。特に夜間では、寝かせた姿勢での紙パンツの上げ下げがしずらいため、着用者を起こしてしまうことが多く、安眠をとるのが難しい。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合には、紙パンツを腹や腰からずり下げて紙パンツ内を見やすい姿勢にしてから尿とりパッド等を取り出さなければならず、この作業がしずらい。また、上記したように、用便時等には、紙パンツをずり下げなければならず、用便に手間がかかる。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、用便に手間がかからず、立った姿勢での着用が簡単で、尿とりパッド等と併用する場合にも尿とりパッド等の交換が容易で、手間がかからない紙おむつの提供をその目的とする。
上記の目的を達成するため、本考案は、後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、上記後見頃の左右両側部の双方から延設され着用者の胴部の前側に位置決めされる左右一対の連結部と、これら両連結部を着脱自在に固定しうる第1の固定手段と、上記前見頃を両連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定しうる第2の固定手段とを有し、上記第1の固定手段で両連結部を固定した状態では、上記後見頃が着用者の胴部に保持可能に構成されている紙おむつを第1の要旨とし、後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、上記後見頃の左右両側部の一方から延設され着用者の胴部の前側に位置決めされる連結部と、この連結部を後見頃の左右両側部の他方に着脱自在に固定しうる第1の固定手段と、上記前見頃を連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定しうる第2の固定手段とを有し、上記第1の固定手段で連結部と後見頃の左右両側部の他方とを固定した状態では、上記後見頃が着用者の胴部に保持可能に構成されている紙おむつを第2の要旨とし、後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、着用者の胴部に巻回される紙製の帯状シートと、着用者の後側に位置決めされる帯状シートの長手方向の中央部に後見頃を着脱自在に固定する第1の固定手段と、着用者の前側に位置決めされる帯状シートの長手方向の両側部同士を着脱自在に固定しうる第2の固定手段と、上記前見頃を帯状シートに着脱自在に固定しうる第3の固定手段とを有し、上記第2の固定手段で帯状シートの長手方向の両側部同士を固定した状態では、上記帯状シートが着用者の胴部に保持可能に構成されている紙おむつを第3の要旨とし、後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、着用者の胴部に巻回される紙製の帯状シートと、着用者の後側に位置決めされる帯状シートの長手方向の一側部に後見頃を着脱自在に固定する第1の固定手段と、着用者の前側に位置決めされる帯状シートの長手方向の他側部を上記一側部に着脱自在に固定しうる第2の固定手段と、上記前見頃を帯状シートに着脱自在に固定しうる第3の固定手段とを有し、上記第2の固定手段で帯状シートの長手方向の両側部同士を固定した状態では、上記帯状シートが着用者の胴部に保持可能に構成されている紙おむつを第4の要旨とし、人の胴部に保持される筒状保持部と、上記筒状保持部の後半部分から下方に延びる後見頃と、上記筒状保持部の前半部分から下方に延びる前見頃と、左右一対の脚用開口部とを備えたパンツ型の紙おむつであって、上記前見頃の少なくとも下部が上記前見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに後見頃に連結され、かつ、上記前見頃の、上記切り離された部分が、上記前見頃の、切り離されないで残った部分に固定手段で着脱自在に固定されている紙おむつを第5の要旨とし、人の胴部に保持される筒状保持部と、上記筒状保持部の後半部分から下方に延びる後見頃と、上記筒状保持部の前半部分から下方に延びる前見頃と、左右一対の脚用開口部とを備えたパンツ型の紙おむつであって、上記前見頃の少なくとも下部が上記前見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに、上記前見頃の、切り離された部分が、上記前見頃の、切り離されないで残った部分に第1の固定手段で着脱自在に固定され、上記後見頃の少なくとも下部が上記後見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに、上記後見頃の、切り離された部分が、上記後見頃の、切り離されないで残った部分に第2の固定手段で着脱自在に固定され、かつ、上記前見頃の、上記切り離された部分と、上記後見頃の、上記切り離された部分とが連結されている紙おむつを第6の要旨とする。
すなわち、本考案の第1の紙おむつでは、用便時等に、後見頃を着用者の胴部に保持させた状態で、前見頃を両連結部もしくは後見頃から取り外し、後見頃とともに後側に大きく回動させることにより、着用者の前部および股間から前見頃および後見頃を取り除くことができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。しかも、立った姿勢でも、後見頃を着用者の胴部に保持させた状態で、上記前見頃を前側に回して両連結部もしくは後見頃に固定するだけで、簡単に着用することができる。しかも、本考案の第1の紙おむつを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、前見頃を両連結部もしくは後見頃から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させるだけで、紙おむつの前部から前見頃を取り除くことができるため、紙おむつの前部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく尿とりパッド等の交換が行え、安眠をとりやすい。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。なお、本発明において、「胴部」とは、腰部や腹部を含んでいる。
また、本考案の第2の紙おむつは、本考案の第1の紙おむつと同様の構造であり、本考案の第1の紙おむつと同様の作用・効果を奏する。
また、本考案の第3の紙おむつでは、用便時等に、着用者の胴部に巻回,保持させた帯状シートに後見頃を固定した状態で、前見頃を帯状シートから取り外し、後見頃とともに後側に大きく回動させることにより、着用者の前部および股間から前見頃および後見頃を取り除くことができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。しかも、立った姿勢でも、後見頃を着用者の胴部に保持させた状態で、上記前見頃を前側に回して帯状シートに固定するだけで、簡単に着用することができる。しかも、本考案の第3の紙おむつを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、前見頃を帯状シートから取り外して着用者の脚先側に大きく回動させるだけで、紙おむつの前部から前見頃を取り除くことができるため、紙おむつの前部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく尿とりパッド等の交換が行え、安眠をとりやすい。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。しかも、帯状シートに後見頃を着脱自在に固定しているため、帯状シートに前見頃を固定した状態で、帯状シートから後見頃を取り外して着用者の脚先側に大きく回動させるだけで、紙おむつの後部から後見頃を取り除くことができ、これにより、紙おむつの後部から尿とりパッドや平おしめ等(本考案の第3の紙おむつを尿とりパッドや平おしめ等と併用する場合)を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。また、上記帯状シートから前見頃および後見頃を取り外して、前見頃および後見頃の前後を変えて上記帯状シートに固定したり、前見頃および後見頃を新品と交換したりすることができる。
また、本考案の第4の紙おむつは、本考案の第3の紙おむつと同様の構造であり、本考案の第3の紙おむつと同様の作用・効果を奏する。
また、本考案の第5の紙おむつでは、これを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、上記切り離された部分を、上記切り離されないで残った部分から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させることで、紙おむつの前部が大きく開口し、この開口部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく尿とりパッド等の交換が行え、安眠をとりやすい。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。しかも、用便時等にも、上記切り離された部分を、上記切り離されないで残った部分から取り外し、後見頃とともに後側に大きく回動させることで、着用者の前部および股間から前見頃および後見頃をなくすことができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。
また、本考案の第6の紙おむつでは、これを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、上記前見頃の、上記切り離された部分を、上記切り離されないで残った部分から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させることで、紙おむつの前部が大きく開口し、この開口部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく尿とりパッド等の交換が行え、安眠をとりやすい。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。しかも、用便時等にも、上記前見頃の、上記切り離された部分を、上記切り離されないで残った部分から取り外し、後見頃とともに後側に大きく回動させることで、着用者の前部および股間から前見頃および後見頃をなくすことができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。しかも、上記後見頃の、上記切り離された部分を、上記切り離されないで残った部分から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させることで、紙おむつの後部が大きく開口し、この開口部から尿とりパッドや平おしめ等(本考案の第6の紙おむつを尿とりパッドや平おしめ等と併用する場合)を取り出して簡単に交換することができる。しかも、上記前見頃の、上記切り離された部分と上記後見頃の、上記切り離された部分とを取り外して、これらの前後を変えて上記前見頃および上記後見頃に固定したり、新品と交換したりすることができる。
また、本考案の第1の紙おむつにおいて、上記両連結部が、上記後見頃の左右両側縁の双方から一体的に突設された左右一対のサイドフラップである場合、および本考案の第2の紙おむつにおいて、上記連結部が、上記後見頃の左右両側縁の一方から一体的に突設されたサイドフラップである場合には、上記後見頃の成形時に、上記両サイドフラップを一緒に成形することができ、作製工程が簡素化される。
また、本考案の第1〜第6の紙おむつにおいて、各固定手段として、面ファスナーを設けた止着テープを用いることができる。この止着テープは、簡単構造であり、入手がしやすく、安価でもある。また、各固定手段として、(両面に面ファスナーが形成された)両面テープを用いることもできる。
また、本考案の第1および第2の紙おむつにおいて、上記連結部が左右方向に伸縮自在である場合には、上記連結部の長さを左右方向(着用時には、着用者の腹周り方向もしくは腰周り方向)に調節することができる。また、本考案の第3および第4の紙おむつにおいて、上記帯状シートがその長手方向に伸縮自在である場合にも、上記帯状シートの長さを左右方向に調節することができる。
また、本考案の第1〜第4の紙おむつにおいて、上記前見頃の左右方向略中央部に、その上端から後見頃に向かって延びる切り目が形成されている場合には、上記前見頃の左右両側部を別々に移動させることができ、右側だけを移動させればよい場合や左側だけを移動させればよい場合に便利である。また、本考案の第5の紙おむつにおいて、上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向略中央部に、上記切り離された部分の上端から後見頃に向かって延びる切り目が形成されている場合にも、また、本考案の第6の紙おむつにおいて、上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、この切り離された部分の上端から後見頃に向かって延びる第1の切り目が形成され、上記後見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、この切り離された部分の上端から前見頃に向かって延びる第2の切り目が形成され、上記両切り目が非連続に形成されている場合にも、同様の作用・効果を奏する。
また、本考案の第5および第6の紙おむつにおいて、上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、上下方向に延びる切り目が形成され、この切り目の上端が上記切り離された部分の上端から離間した位置に位置決めされている場合には、上記切り目を利用して男性が小便をすることができる。
また、本考案の第5および第6の紙おむつにおいて、上記前見頃の右側縁部と後見頃の右側縁部とが着脱自在に固定され、上記前見頃の左側縁部と後見頃の左側縁部とが着脱自在に固定されている場合には、紙おむつの右側縁部および左側縁部(の前見頃と後見頃)を引き離すことができ、尿とりパッド等の交換時に便利である。
つぎに、本考案の実施の形態を図面にもとづいて説明する。ただし、本考案は、この実施の形態に限定されるものではない。
図1は本考案の第1の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、紙おむつとして、おしめ型のものが用いられている。図において、1はおむつ本体であり、後見頃2と、この後見頃2に連結される前見頃3とを有している。4は上記おむつ本体1の一端部(上記後見頃2の一側部)に接着,固定された左右一対の第1止着テープ(第1の固定手段)で、5は上記おむつ本体1の他端部(上記前見頃3の一側部)に接着,固定された左右一対の第2止着テープ(第2の固定手段)である。
上記おむつ本体1は、吸収部11と、この吸収部11の外周部に形成される外装シート12とを備えており、上記吸収部11は、体液を透過する透液性トップシート13と、体液を透過しない不透液性バックシート14と、これら両シート13,14間に配設される吸収体15とからなっている。そして、上記透液性トップシート13は、例えばメッシュ状に形成された不織布で構成され、紙おむつを着用する着用者の側(紙おむつを着用した状態で、内側となる側)に設けられている。また、上記不透液性バックシート14は、例えばポリエチレンで構成され、上記着用者の側とは反対側(紙おむつを着用した状態では、外側となる側)に設けられている。また、上記吸収体15は、例えば綿状パルプで構成されている。
上記外装シート12は、透液性トップシート13と不透液性バックシート14とからなる2層構造であり、これら両シート13,14同士がホットメルト接着剤等の接着剤で接着,固定されている。図1において、16は左右一対の立体ギャザーで、17は左右方向(紙おむつを着用した状態では、着用者の腹周りもしくは腰周り方向)に伸縮自在な第1伸縮部で、18は前後方向(上記吸収部11の長手方向)に伸縮自在な左右一対の第2伸縮部である。
つぎに、上記後見頃2には、その一側部(後部であり、紙おむつを着用した状態では、上部となる)の左右両側縁(上記外装シート12で構成されている部分)から、左右方向に延びる左右一対のサイドフラップ(連結部)19が突設されている。これら両サイドフラップも、外装シート12で構成されており、その横幅は、上記後見頃2の横幅の略1/2の長さに設定されている。
また、上記両サイドフラップ19の外側縁(すなわち、右サイドフラップ19の右側縁および左サイドフラップ19の左側縁)から上記左右一対の第1止着テープ4が延びている。これら両第1止着テープ4は、紙製帯状シート4aの一側部にマジックテープ(登録商標)等の面ファスナー4bを接着,固定したもので構成されている。そして、上記両止着テープ4の他側部が、外装シート12を構成する両シート13,14間に配設された状態で両シート13,14に接着,固定されており、一側部の一側面(着用者側の側面)に上記面ファスナー4bが接着,固定されている。これら両面ファスナー4bは上記両シート13,14が紙製であるため、上記両シート13,14およびこれらで構成される外装シート12のどこにでも着脱自在に固定することができる。
また、上記前見頃3には、その一側部(前部であり、紙おむつを着用した状態では、上部となる)の左右両側縁(上記外装シート12で構成されている部分)から上記左右一対の第2止着テープ5が延びている。これら両第2止着テープ5も、上記両第1止着テープ4と同様の構造であり、同様にして上記前見頃3に接着,固定されている。図において、5aは上記両第2止着テープ5の紙製帯状シートで、5bは上記紙製帯状シート5aに接着,固定された面ファスナーである。
上記の構成において、つぎのようにして紙おむつを着用することができる。すなわち、まず、後見頃2を着用者の胴部の背部に位置決めし、ついで、両サイドフラップ19を胴部の前部に位置決めして胴部の中央部で近接させもしくは少し重なるようにし、その状態で、一方のサイドフラップ19(この実施の形態では、右側のサイドフラップ19)から延びる第1止着テープ4を他方のサイドフラップ19(この実施の形態では、左側のサイドフラップ19)に止着し(図2参照)、後見頃2を胴部に保持する。なお、他方のサイドフラップ19から延びる第1止着テープ4を一方のサイドフラップ19に止着してもよい。つぎに、前見頃3を胴部の前部に位置決めし、前見頃3の両第2止着テープ5を後見頃3の左右両側部に止着し、後見頃2に前見頃3を固定することを行う(図3参照。この図3では、両第2止着テープ5を図示せず)。また、このような紙おむつは、尿とりパッド等と併用して使用されることがよくある。図3において、20は脚用開口部である。
一方、着用者を寝かせた状態で、紙おむつ内の尿とりパッド等を交換する場合には、まず、前見頃3を後見頃2から取り外して脚先側に大きく回動させ、胴部の前部から前見頃3を取り除き、つぎに、尿とりパッド等を交換したのち、前見頃3を胴部の前部側に大きく回動させ、前見頃3の両第2止着テープ5を後見頃2の左右両側部に止着することを行う。また、用便する場合には、まず、前見頃3を後見頃2から取り外して後見頃3とともに後方に大きく回動させ、胴部の前部および股間から前見頃3および後見頃2を取り除き、つぎに、用便したのち、前見頃3を後見頃2とともに前方に大きく回動させて胴部の前側に位置決めし、前見頃3の両第2止着テープ5を後見頃2の左右両側部に止着することを行う。
このように、上記実施の形態では、用便時等に、前見頃3を後見頃2から取り外し、後見頃2とともに後側に大きく回動させることで、着用者の前部および股間から前見頃3および後見頃2を取り除くとができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。しかも、立った姿勢でも、上記前見頃3を前側に位置決めして後見頃2に固定するだけで、簡単に着用することができる。しかも、紙おむつを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、前見頃3を後見頃2から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させることで、紙おむつの前部から前見頃3を取り除くことができ、ここから尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく交換が行え、着用者は安眠をとることができる。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。
図4は本考案の第1の紙おむつの他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記実施の形態において、第1および第2止着テープ4,5に代えて、両面に面ファスナーが形成された両面テープ22を用いている。それ以外の部分は上記実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図5は本考案の第1の紙おむつのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図1〜図3に示す実施の形態において、前見頃3の略左右方向中央部に、前見頃3の上端から後見頃2に向かって(すなわち、下方に向かって)略一直線状に延びる切り目23が形成されている。したがって、前見頃3の右半分もしくは左半分だけを後見頃2から取り外して脚先側等に大きく回動させることができ、紙おむつ内にある尿漏れ防止パットを交換する場合等に便利である。それ以外の部分は、図1〜図3に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図3に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図6は本考案の第2の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、後見頃2の後部の左側縁から左サイドフラップ(連結部)19が突設されており、その長さが後見頃2の横幅と略同じに形成されている。また、左サイドフラップ19の左側縁から第1止着テープ(第1の固定手段)24が延びている。一方、上記後見頃2の後部の右側縁から右サイドフラップ19が突設されていないが、第1止着テープ24が延びている。また、前見頃3の前部の左右両側縁から左右一対の第2止着テープ(第2の固定手段)25が延びている。これら第1および第2止着テープ24,25は、図1〜図3に示す実施の形態における第1および第2止着テープ4,5と同様の構造であり、同様にして後見頃2,前見頃3に接着,固定されている。それ以外の部分は、図1〜図3に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図3に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図7は本考案の第3の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、着用時に着用者の胴部に巻回される紙製の帯状シート27に、後見頃2と前見頃3とを有するおむつ本体1が着脱自在に止着されている。より詳しく説明すると、上記帯状シート27の左右方向(長手方向)の中央部(着用時に着用者の胴部の背部に位置決めされる部分)に後見頃2の後端部が左右一対の第1止着テープ(第1の固定手段)28により着脱自在に止着されており、上記帯状シート27の左右方向の両側部(上記中央部より右側の部分と左側の部分)は、着用時に着用者の胴部の前部に位置決めされるようにしている。
上記帯状シート27は、外装シート12と同様の構造であり、透液性トップシート13と不透液性バックシート14とを接着剤で接着,固定してなる2層構造に形成されている。なお、上記帯状シート27は、例えば不透液性バックシート14だけでなる1層構造に形成されていてもよい。図において、29は上記帯状シート27の左右両端部に接着,固定された左右一対の第2止着テープート(第2の固定手段)で、30は上記おむつ本体1の他端部(上記前見頃3の前端部)に接着,固定された左右一対の第3止着テープ(第3の固定手段)である。上記第1〜第3止着テープート28〜30は、図1〜図3に示す実施の形態における第1止着テープ4と同様の構造であり、同様にして、第1止着テープート28は後見頃2,帯状シート27の左右方向の中央部に接着,固定され、第2止着テープート29は帯状シート27の左右両端部に接着,固定され、第3止着テープート30は前見頃3,帯状シート27の左右方向の両側部に接着,固定されている。そして、第2止着テープート29で帯状シート27の左右両側部同士を止着した状態で、帯状シート27が着用者の胴部に保持されるようにしている。
それ以外の部分は、図1〜図3に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図1〜図3に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、帯状シート27に後見頃2を着脱自在に固定しているため、前見頃3を帯状シート27に止着した状態で、帯状シート27から後見頃2を取り外して着用者の脚先側に大きく回動させるだけで、紙おむつの後部から後見頃2を取り除くことができ、これにより、紙おむつの後部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。また、上記帯状シート27からおむつ本体1を取り外して、前見頃3および後見頃2の前後を変えて上記帯状シート27に固定したり、横向きにして(すなわち、おむつ本体1を胴部の外周に巻回し、第1,第3止着テープート28,30で固定するようにして)使用したり、おむつ本体1を新品と交換したりすることができる。
図8は本考案の第4の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、帯状シート27の左右方向の一側部(この実施の形態では、右側部で、着用時に着用者の胴部の背部に位置決めされる部分)に後見頃2の後端部が着脱自在に止着されており、上記帯状シート27の左右方向の他側部(この実施の形態では、左側部)は、着用時に着用者の胴部の前部に位置決めされるようにしている。それ以外の部分は、図7に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図7に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図9は本考案の第5の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、紙おむつとして、パンツ型のものが用いられている。図において、7は着用者の胴部に保持される環状保持部であり、この環状保持部7に取り付けたゴム紐等の弾性部材(図示せず)の弾性により、胴部を締め付けて環状保持部7を胴部に保持できるようにしている。8は上記環状保持部7の後半部分から下方に延びる後見頃で、9は上記環状保持部7の前半部分から下方に延びる前見頃で、10は左右一対の脚用開口部である。
上記後見頃8および前見頃9は、図1〜図3に示す実施の形態と同様に、吸収部11と外装シート12とを備えている。これら吸収部11,外装シート12の構造は、図1〜図3に示す実施の形態で用いた吸収部11,外装シート12と同様構造に形成されている。また、上記前見頃9の右側縁部9aと後見頃8の右側縁部(図示せず)とが着脱自在に固定されているとともに、上記前見頃9の左側縁部9bと後見頃8の左側縁部(図示せず)とが着脱自在に固定されており、これにより、紙おむつをその左右両側縁部から引き離すことができ、尿とりパッド等の交換時に便利である。
上記前見頃9は、その下半部分の全部および上半部分の中央部(上記吸収部11で構成されている部分を全て含んでいる)が、上記前見頃9の上半部分の周辺部(上記外装シート12で構成されている部分)および両脚用開口部10から切り離されており、かつ、この切り離された部分が、上記前見頃9の上半部分の周辺部(すなわち、切り離されないで残った部分)に着脱自在に固定されている。より詳しく説明すると、上記前見頃9が上下に切り離されており、下側部分(上記切り離された部分であって、上記前見頃9の下半部分の全部および上半部分の中央部に対応する部分)の上面形状が、上側部分(上記切り離されないで残った部分であって、上記前見頃9の上半部分の周辺部に対応する部分)の下面形状に略合致する形状になっている。そして、上記下側部分の上縁から左右一対の止着テープ(固定手段)32が延びており、上記上側部分に着脱自在に止着されている(図10参照)。上記両止着テープ32は、上記第1止着テープ4と同様の構造であり、同様にして前見頃9に接着,固定されている。
上記の構成において、紙おむつを着用する場合には、前見頃9の下側部分の両止着テープ32を上側部分に止着した状態で、紙おむつをはき、環状保持部9を着用者の胴部に保持することを行う。
また、着用者を寝かせた状態で、紙おむつ内の尿とりパッド等を交換する場合には、まず、前見頃9の下側部分を上側部分から取り外し、脚先側に大きく回動させて紙おむつの前部を大きく開口させ、つぎに、この開口部から尿とりパッド等を取り出したのち、前見頃9の下側部分を胴部の前部側に大きく回動させて胴部の前部に位置決めし、前見頃9の両止着テープ32を上側部分に止着することを行う。また、用便する場合には、まず、前見頃9の下側部分を上側部分から取り外して後見頃8とともに後方に大きく回動させ、胴部の前部を大きく開口させるとともに股間から後見頃8を取り除き、つぎに、用便したのち、前見頃9の下側部分を後見頃8とともに前方に大きく回動させて胴部の前部に位置決めし、前見頃9の両止着テープ32を上側部分に止着することを行う。
このように、上記実施の形態では、紙おむつを尿とりパッド等と併用する場合に、この尿とりパッド等の交換を、着用者を寝かせた状態で行っても、前見頃9の下側部分を上側部分から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させることで、紙おむつの前部が大きく開口し、この開口部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。しかも、このように尿とりパッド等を簡単に交換できるため、特に夜間において、着用者を起こすことなく交換が行え、着用者は安眠をとることができる。しかも、用便時等に、立った姿勢で尿とりパッド等を交換する場合にも、上記したように、簡単に尿とりパッド等を交換することができ、この作業がしやすい。しかも、用便時等にも、前見頃9の下側部分を上側部分から取り外し、後見頃8とともに後側に大きく回動させることで、着用者の前部および股間から前見頃9の下側部分および後見頃8を取り除くことができ、簡単に用便することができ、手間がかからない。
図11は本考案の第5の紙おむつの他の実施の形態を示している。この実施の形態では、上記前見頃9は、その下半部分の全部,上半部分の中央部および環状保持部7の下側中央部が、上記前見頃9の左右両側部,環状保持部7の周辺部および両脚用開口部10から切り離されている。それ以外の部分は、図9および図10に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図9および図10に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図12は本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図9および図10に示す実施の形態において、左右両止着テープ32に代えて、両面テープ33が固定されている。それ以外の部分は、図9および図10に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図9および図10に示す実施の形態と同様の作用・効果奏する。
図13は本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図9および図10に示す実施の形態において、前見頃9の上記切り離された部分の左右方向中央部に、上記切り離された部分の上端から後見頃8に向かって(すなわち、下方に向かって)略一直線状に延びる切り目28が形成されている。したがって、上記切り離された部分の右半分もしくは左半分だけを後見頃8から取り外して下方に大きく回動させることができ、紙おむつ内にある尿漏れ防止パットを交換する場合等に便利である。それ以外の部分は、図9および図10に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図9および図10に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図14は本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図9および図10に示す実施の形態において、前見頃9の上記切り離された部分の左右方向中央部に、上記切り離された部分の上端からではなく、上端から離間した位置から下方に向かって略一直線状に延びる切り目28aが形成されている。したがって、男性が小便をするときに、上記切り目28aを利用して、簡単に行うことができる。それ以外の部分は、図9および図10に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図9および図10に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図15は本考案の第6の紙おむつの一実施の形態を示している。この実施の形態では、図9および図10に示す実施の形態において、後見頃8も、前見頃9と同様に、その下半部分の全部および上半部分の中央部(上記吸収部11で構成されている部分を全て含んでいる)が、上記後見頃8の上半部分の周辺部(上記外装シート12で構成されている部分)および両脚用開口部10から切り離されており、かつ、この切り離された部分が、上記後見頃8の上半部分の周辺部(すなわち、切り離されないで残った部分)に着脱自在に固定されている。より詳しく説明すると、上記後見頃8が上下に切り離されており、下側部分(上記切り離された部分であって、上記後見頃8の下半部分の全部および上半部分の中央部に対応する部分)の上面形状が、上側部分(上記切り離されないで残った部分であって、上記後見頃8の上半部分の周辺部に対応する部分)の下面形状に略合致する形状になっている。そして、上記下側部分の上縁から左右一対の第2止着テープ(第2の固定手段)34が延びており、上記上側部分に着脱自在に止着されている。上記両第2止着テープ34も、上記両止着テープ(第1の固定手段)32と同様に、上記第1止着テープ4と同様の構造であり、同様にして後見頃8に接着,固定されている。そして、上記前見頃9の下側部分と後見頃8の下側部分とが連結されている。
それ以外の部分は、図9および図10に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図9および図10に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。しかも、後見頃8の下側部分を上側部分に着脱自在に固定しているため、前見頃9の下側部分を上側部分に止着した状態で、後見頃8の下側部分を上側部分から取り外して着用者の脚先側に大きく回動させるだけで、紙おむつの後部から後見頃8の下側部分を取り除くことができ、これにより、紙おむつの後部から尿とりパッド等を取り出して簡単に交換することができ、手間もかからない。また、上記後見頃8,前見頃9の両上側部分から、一連につながる後見頃8,前見頃9の両下側部分を取り外して、前見頃3および後見頃2の前後を変えて上記両上側部分に固定したり、上記両下側部分を新品と交換したりすることができる。
図16は本考案の第6の紙おむつの他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図15に示す実施の形態において、後見頃8の下側部分の左右方向中央部に、その上端から前見頃9に向かって(すなわち、下方に向かって)略一直線状に延びる切り目35が形成されている。したがって、上記下側部分の右半分もしくは左半分だけを後見頃8の上側部分から取り外して下方に大きく回動させることができ、紙おむつ内にある尿漏れ防止パットを交換する場合等に便利である。それ以外の部分は、図15に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図15に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
図17は本考案の第6の紙おむつのさらに他の実施の形態を示している。この実施の形態では、図15に示す実施の形態において、前見頃9の上記切り離された部分の左右方向中央部に、上記切り離された部分の上端からではなく、上端から離間した位置から下方に向かって略一直線状に延びる切り目28aが形成されている。したがって、男性が小便をするときに、上記切り目28aを利用して、簡単に行うことができる。それ以外の部分は、図15に示す実施の形態と同様であり、同様の部分には同じ符号を付している。この実施の形態でも、図15に示す実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
なお、図1〜図8に示す実施の形態では、前見頃3を後見頃2に固定しているが、これに限定するものではなく、サイドフラップ19に固定してもよい。また、図5〜図8に示す実施の形態において、止着テープ4,5,24,25,28〜30に代えて、両面テープ22を用いてもよい。また、図6〜図8に示す実施の形態において、前見頃3の左右方向中央部に切り目23を形成してもよい。
また、図13〜図17に示す実施の形態において、止着テープ32,34に代えて、両面テープ33を用いてもよい。また、図15に示す実施の形態において、前見頃9の下側部分の左右方向中央部に切り目28を形成してもよい。
本考案の第1の紙おむつの一実施の形態を示す説明図である。 上記第1の紙おむつの作用を示す説明図である。 上記第1の紙おむつの作用を示す斜視図である。 本考案の第1の紙おむつの他の実施の形態を示す説明図である。 本考案の第1の紙おむつのさらに他の実施の形態を示す説明図である。 本考案の第2の紙おむつの一実施の形態を示す説明図である。 本考案の第3の紙おむつの一実施の形態を示す説明図である。 本考案の第4の紙おむつの一実施の形態を示す説明図である。 本考案の第5の紙おむつの一実施の形態を示す斜視図である。 上記第5の紙おむつの作用を示す斜視図である。 本考案の第5の紙おむつの他の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第5の紙おむつのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第6の紙おむつの一実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第6の紙おむつの他の実施の形態を示す斜視図である。 本考案の第6の紙おむつのさらに他の実施の形態を示す斜視図である。 従来例の紙おむつを示す斜視図である。 他の従来例の紙おむつを示す斜視図である。
符号の説明
2 後見頃
3 前見頃
4 第1止着テープ
5 第2止着テープ
19 サイドフラップ

Claims (21)

  1. 後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、上記後見頃の左右両側部の双方から延設され着用者の胴部の前側に位置決めされる左右一対の連結部と、これら両連結部を着脱自在に固定しうる第1の固定手段と、上記前見頃を両連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定しうる第2の固定手段とを有し、上記第1の固定手段で両連結部を固定した状態では、上記後見頃が着用者の胴部に保持可能に構成されていることを特徴とする紙おむつ。
  2. 上記両連結部が、上記後見頃の左右両側縁の双方から一体的に突設された左右一対のサイドフラップである請求項1記載の紙おむつ。
  3. 上記第1の固定手段が、上記両連結部の一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記両連結部の他方に着脱自在に固定され、上記第2の固定手段が、上記前見頃に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記両連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定される請求項1または2記載の紙おむつ。
  4. 後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、上記後見頃の左右両側部の一方から延設され着用者の胴部の前側に位置決めされる連結部と、この連結部を後見頃の左右両側部の他方に着脱自在に固定しうる第1の固定手段と、上記前見頃を連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定しうる第2の固定手段とを有し、上記第1の固定手段で連結部と後見頃の左右両側部の他方とを固定した状態では、上記後見頃が着用者の胴部に保持可能に構成されていることを特徴とする紙おむつ。
  5. 上記連結部が、上記後見頃の左右両側縁の一方から一体的に突設されたサイドフラップである請求項4記載の紙おむつ。
  6. 上記第1の固定手段が、上記連結部に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記後見頃の左右両側部の他方に着脱自在に固定され、上記第2の固定手段が、上記前見頃に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記連結部もしくは後見頃に着脱自在に固定される請求項4または5記載の紙おむつ。
  7. 上記連結部が左右方向に伸縮自在である請求項1〜6のいずれか一項に記載の紙おむつ。
  8. 後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、着用者の胴部に巻回される紙製の帯状シートと、着用者の後側に位置決めされる帯状シートの長手方向の中央部に後見頃を着脱自在に固定する第1の固定手段と、着用者の前側に位置決めされる帯状シートの長手方向の両側部同士を着脱自在に固定しうる第2の固定手段と、上記前見頃を帯状シートに着脱自在に固定しうる第3の固定手段とを有し、上記第2の固定手段で帯状シートの長手方向の両側部同士を固定した状態では、上記帯状シートが着用者の胴部に保持可能に構成されていることを特徴とする紙おむつ。
  9. 後見頃と、この後見頃に連結される前見頃とを備えたおしめ型の紙おむつであって、着用者の胴部に巻回される紙製の帯状シートと、着用者の後側に位置決めされる帯状シートの長手方向の一側部に後見頃を着脱自在に固定する第1の固定手段と、着用者の前側に位置決めされる帯状シートの長手方向の他側部を上記一側部に着脱自在に固定しうる第2の固定手段と、上記前見頃を帯状シートに着脱自在に固定しうる第3の固定手段とを有し、上記第2の固定手段で帯状シートの長手方向の両側部同士を固定した状態では、上記帯状シートが着用者の胴部に保持可能に構成されていることを特徴とする紙おむつ。
  10. 上記第1の固定手段が、上記帯状シートおよび後見頃の一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記帯状シートおよび後見頃の他方に着脱自在に固定され、上記第2の固定手段が、上記帯状シートの長手方向の両側部の一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記両側部の他方に着脱自在に固定され、上記第3の固定手段が、上記前見頃に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記帯状シートもしくは後見頃に着脱自在に固定される請求項8または9記載の紙おむつ。
  11. 上記帯状シートがその長手方向に伸縮自在である請求項8〜10のいずれか一項に記載の紙おむつ。
  12. 上記前見頃の左右方向中央部に、その前端から後見頃に向かって延びる切り目が形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の紙おむつ。
  13. 人の胴部に保持される筒状保持部と、上記筒状保持部の後半部分から下方に延びる後見頃と、上記筒状保持部の前半部分から下方に延びる前見頃と、左右一対の脚用開口部とを備えたパンツ型の紙おむつであって、上記前見頃の少なくとも下部が上記前見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに後見頃に連結され、かつ、上記前見頃の、上記切り離された部分が、上記前見頃の、切り離されないで残った部分に固定手段で着脱自在に固定されていることを特徴とする紙おむつ。
  14. 上記固定手段が、上記前見頃の、上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか他方に着脱自在に固定される請求項13記載の紙おむつ。
  15. 上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、上記切り離された部分の上端から後見頃に向かって延びる切り目が形成されている請求項13または14記載の紙おむつ。
  16. 上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、上下方向に延びる切り目が形成され、この切り目の上端が上記切り離された部分の上端から離間した位置に位置決めされている請求項13または14記載の紙おむつ。
  17. 人の胴部に保持される筒状保持部と、上記筒状保持部の後半部分から下方に延びる後見頃と、上記筒状保持部の前半部分から下方に延びる前見頃と、左右一対の脚用開口部とを備えたパンツ型の紙おむつであって、上記前見頃の少なくとも下部が上記前見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに、上記前見頃の、切り離された部分が、上記前見頃の、切り離されないで残った部分に第1の固定手段で着脱自在に固定され、上記後見頃の少なくとも下部が上記後見頃および両脚用開口部から切り離されているとともに、上記後見頃の、切り離された部分が、上記後見頃の、切り離されないで残った部分に第2の固定手段で着脱自在に固定され、かつ、上記前見頃の、上記切り離された部分と、上記後見頃の、上記切り離された部分とが連結されていることを特徴とする紙おむつ。
  18. 上記第1の固定手段が、上記前見頃の、上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記前見頃の、上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか他方に着脱自在に固定され、上記第2の固定手段が、上記後見頃の、上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか一方に接着,固定された止着テープであり、この止着テープに設けた面ファスナーが上記後見頃の、上記切り離された部分および上記切り離されないで残った部分のいずれか他方に着脱自在に固定される請求項17記載の紙おむつ。
  19. 上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、この切り離された部分の上端から後見頃に向かって延びる第1の切り目が形成され、上記後見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、この切り離された部分の上端から前見頃に向かって延びる第2の切り目が形成され、上記両切り目が非連続に形成されている請求項17または18記載の紙おむつ。
  20. 上記前見頃の、上記切り離された部分の左右方向中央部に、上下方向に延びる切り目が形成され、この切り目の上端が上記切り離された部分の上端から離間した位置に位置決めされている請求項17または18記載の紙おむつ。
  21. 上記前見頃の右側縁部と後見頃の右側縁部とが着脱自在に固定され、上記前見頃の左側縁部と後見頃の左側縁部とが着脱自在に固定されている請求項13〜20のいずれか一項に記載の紙おむつ。
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