JP2002177325A - 使いすておむつ - Google Patents

使いすておむつ

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JP2002177325A JP2000381431A JP2000381431A JP2002177325A JP 2002177325 A JP2002177325 A JP 2002177325A JP 2000381431 A JP2000381431 A JP 2000381431A JP 2000381431 A JP2000381431 A JP 2000381431A JP 2002177325 A JP2002177325 A JP 2002177325A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 おむつの固定手段を有する止め具の使用状態
にかかわらず、止め具が抜けたり、サイドフラップ部が
破断することのないテープ型使いすておむつを提供す
る。 【解決手段】 液透過性のトップシートと、液不透過性
のバックシートと、これら両シートの間に設けられる吸
収体とを備え、吸収体の長手方向両側縁にサイドフラッ
プが設けられた使いすておむつにおいて、一方の胴周り
領域にはおむつの幅よりも長い長手方向長さを有する帯
状シートが少なくとも1本配設され、その長手方向両端
部には、おむつを着用者に装着固定するための固定手段
が設けられていることを特徴とする使いすておむつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前身頃側と後身頃
側を形成する前後の胴周り領域と、これらの間に位置す
る股下領域とを有し、液透過性のトップシートと、液不
透過性のバックシートと、これら両シートの間に設けら
れる吸収体とを備え、前記吸収体の長手方向両側縁にサ
イドフラップが設けられており、着用者に着用固定する
ための固定手段を有する止め具としての帯状シートを備
えた使いすておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】使いすておむつは、特公昭52−402
67号公報に開示されている展開型のおむつのように、
液透過性のトップシートと液不透過性のバックシート
と、これら両シート間に配置された吸収体を有してお
り、着用時に排泄された尿等の排泄物を液透過性のトッ
プシートを介して吸収体にて保持し、液不透過性のバッ
クシートにより、排泄物が吸収性着用物品の外に漏れ出
すことを防ぐものとして用いられ、その用途に応じて使
いすての吸収性物品として好適に使用できるように伸縮
弾性部材や留め具を備える等、様々な形態のものが知ら
れている。
【0003】これらの使いすておむつは乳幼児を始めと
して、成人失禁者まで、尿便の排泄に関して自己規制で
きない者を対象として現在では広く使用されているもの
であり、液透過性のトップシート、及び液不透過性のバ
ックシートに吸収体を挟持させたものを基本構造とし、
これに伸縮弾性部材や粘着テープ等の留め具を備えたも
のからなる一体型、あるいは予めパンツ型に成形された
ものが広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの使いすておむ
つは、着用中の尿便の漏れを減少させたり、おむつかぶ
れや、蒸れを軽減するための様々な改良が加えられて現
在に至っており、最近では液不透過性のバックシートと
して通気性のあるプラスチックフィルムを使用したり、
更にはバックシートの上に更に不織布シートを積層し、
着用中の肌触りを下着に近づけたものが提案され、特に
乳幼児用の使いすておむつではこれが主流となってい
る。
【0005】また、着用中のおむつかぶれや蒸れを更に
軽減させることを目的に、液不透過性のバックシートの
配置を吸収体の下部近傍に限定し、サイドフラップ部分
は不織布シート、あるいは不織布シートの積層体のみと
したものも提案されている。
【0006】この場合、腰周りのサイドフラップ部分が
予め接合されておらず、一方の腰周りのサイドフラップ
部分に感圧粘着テープ、あるいは物理的係合手段からな
る固定手段が設けられた止め具を配設させ、他方の腰周
りのサイドフラップ部と重ね合わせた状態で止め具によ
って固定させて着用者に装着させるタイプの使いすてお
むつにおいては、これら止め具とサイドフラップへの固
定に関し、着用時及び着用中に止め具がサイドフラップ
部から外れたり、サイドフラップ部が破断することが無
いように止め具のサイドフラップへの固定、及びサイド
フラップ部に十分な強度を保つ必要があった。
【0007】おむつを装着する際は、一方の腰周りのサ
イドフラップ部分に配置され、固定手段が設けられた止
め具を指で摘み、引っ張りながら着用者の腰周りを覆う
ようにして、他方の腰周りのサイドフラップ部と重ねた
上でおむつの外面に固定させるが、このとき、人によっ
ては止め具を過大な力で引っ張ったり、あるいは着用者
が動いた際には更に大きな力が止め具にかかることもあ
り、この場合、止め具の引っ張り強度以上の力がかかっ
たり、または止め具とサイドフラップとの接着強度以上
の力がかかったり、あるいはサイドフラップ部の引っ張
り強度以上の力がかかった場合は止め具が破断したり、
または止め具がサイドフラップ部から外れたり、あるい
はサイドフラップ部が破断することがあるため、様々な
使用状況を想定した上で、これら破損を防ぐ手段を講じ
る必要があった。
【0008】特に、最近の乳幼児用の使いすておむつで
は、腰周りに止め具を設けた、いわゆるテープタイプの
おむつの場合、サイドフラップ部が不織布シート、ある
いは不織布シートの積層体で形成された場合は、止め具
とサイドフラップの接着強度を十分に確保した上で、サ
イドフラップ部の破断を防ぐ工夫が必要であった。
【0009】本発明の目的は、特にサイドフラップ部が
不織布シート、あるいは不織布シートの積層体で形成さ
れたテープ型使いすておむつにおいて、止め具が着用
時、あるいは着用中に使用状況にかかわらず、抜けた
り、サイドフラップ部が破断することのない製品を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記従来の使いすておむ
つの有する課題を解決するための本発明は、以下の各発
明を包含する。 (1)着用時に前身頃側と後身頃側を形成する前後の胴
周り領域と、これらの間に位置する股下領域とを有して
なり、液透過性のトップシートと、液不透過性のバック
シートと、これら両シートの間に設けられる吸収体とを
備え、前記吸収体の長手方向両側縁にサイドフラップが
設けられた使いすておむつにおいて、前記使いすておむ
つの一方の胴周り領域においては、おむつの幅方向に沿
っておむつの幅よりも長い長手方向長さを有する帯状シ
ートが少なくとも1本配設されており、前記帯状シート
の長手方向両端部には、前記使いすておむつを着用者に
装着固定するための固定手段が設けられていることを特
徴とする使いすておむつ。
【0011】(2)前記帯状シートが通気性を有するシ
ートからなることを特徴とする(1)項に記載の使いす
ておむつ。
【0012】(3)前記帯状シートは少なくとも一部が
おむつの幅方向に伸縮弾性を有する伸縮弾性部材からな
り、その少なくとも一部がおむつの幅方向に伸張された
状態で配設されていることを特徴とする(1)項または
(2)項に記載の使いすておむつ。
【0013】(4)前記帯状シートは前記トップシート
と前記バックシートの間に挟持されていることを特徴と
する(1)項〜(3)項のいずれかに記載の使いすてお
むつ。
【0014】(5)前記帯状シートに設けられた固定手
段が感圧粘着テープからなることを特徴とする(1)項
〜(4)項のいずれかに記載の使いすておむつ。
【0015】(6)前記帯状シートに設けられた固定手
段が物理的に係合可能な係合システムを構成するフック
材からなることを特徴とする(1)項〜(4)項のいず
れかに記載の使いすておむつ。
【0016】(7)前記帯状シートが配設された胴周り
領域と対向する他方の胴周り領域の外側面に、前記固定
手段が着脱可能に取り付けられる被固定部材が配設され
ていることを特徴とする(1)項〜(6)項のいずれか
に記載の使いすておむつ。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の使いすておむつは、おむ
つ一方の胴周り領域において、おむつの幅方向に沿って
おむつの幅よりも長い長手方向長さを有する止め具とし
ての帯状シートが少なくとも1本配設されており、この
帯状シートの長手方向両端部には、前記使いすておむつ
を着用者に装着固定するために、他方の胴周り領域に対
する固定手段が設けられている。
【0018】このような構成を有する本発明の使いすて
おむつは、これを着用する際、一方の胴周り領域に設け
られた止め具としての帯状シート左右の端部を摘み、両
端部に設けられた固定手段によって、他方の胴周り領域
に固定するべく、帯状シートに対し引っ張りの力を加え
た場合、着用者の急激な動き等で帯状シートに過大な力
が加わることがあっても、左右の端部は独立して配置さ
れておらず、連続した一体化されたものであるから、お
むつのサイドフラップ部から外れるようなことはない。
【0019】また、サイドフラップ部が不織布シート、
あるいは不織布シートの積層体から形成されている場
合、従来の使いすておむつのように固定手段を有する止
め具がおむつの左右別々に取りつけられている構造のも
のと異なり、帯状シートに対して過大な引っ張り力がか
かるようなことがあっても、引っ張り力がサイドフラッ
プ部の止め具の取りつけ部位に対して局所的に力が加わ
ることがないことから、サイドフラップ部が破断するよ
うなことはない。
【0020】また、帯状シートに不織布シートを用いる
と、シートに通気性を有しているため、通気性を有する
液不透過性のバックシートを用いても、帯状シートとバ
ックシートとが重なった部分の通気性を損なうことがな
いため、着用感を損なうことはない。
【0021】更に、帯状シートとして、少なくとも一部
をおむつの幅方向に伸縮弾性を有する部材で形成し、そ
の少なくとも一部を伸張状態で配置することにより、帯
状シートの収縮力により着用者の体型や動きに追従する
ため、着用中に使いすておむつがずり下がることがな
く、良好な装着感が得られる。
【0022】更に、帯状シートを液透過性のトップシー
トと液不透過性のバックシートとの間に挟持することに
より、通常の使いすておむつの製造においてトップシー
トとバックシートとを接合するために用いられているホ
ットメルト接着剤によって挟持固定することが可能とな
り、特別の固定目的の材料、あるいは手段を講じる必要
がないため、効率的な製造が可能となり、さらに、トッ
プシート及びバックシートによって、比較的広い面積を
もって挟持固定されるため、着用時、あるいは着用中に
帯状シートが使いすておむつから抜け外れる心配もな
い。
【0023】尚、帯状シートは、バックシートの外側に
更に不織布シートが配置された使いすておむつにおいて
は、バックシートと不織布シート間に挟持させることも
可能であり、効率的な製造や使いすておむつからの抜け
外れの防止に関しては同様の作用を示す。
【0024】本発明において、帯状シートの長手方向両
端部近傍に設けられる固定手段は、感圧粘着テープ、あ
るいは物理的に係合可能なフック材が用いられる。固定
手段として感圧粘着テープを用いた場合は、着用時に帯
状シートが配置されている胴周り領域と向かい合うもう
一方の胴周り領域において、着用時におむつの外側を形
成する面に感圧粘着テープを着脱可能に取り付けること
ができるプラスチックフィルム等からなる被固定部材を
配置することにより、使いすておむつの付け外しを繰り
返して行なうことができる。
【0025】また、帯状シートの固定手段として物理的
に係合可能なフック材を用いた場合は、着用時に帯状シ
ートが配置されている胴周り領域と向かい合うもう一方
の胴周り領域において、着用時におむつの外側を形成す
る面にフック材を着脱可能に取り付けることができるル
ープ材を被固定部材として配置することにより、使いす
ておむつの付け外しを繰り返して行なうことができる。
なお、おむつの外側を形成する面が不織布で形成されて
いる場合には、特にループ材を配置する必用はなく、お
むつの外側面をそのまま被固定部材として利用すること
ができる。
【0026】
【実施例】以下に図面を参照して、本発明の使いすてお
むつについて詳細に説明するが、本発明はこれらにより
何等制限されるものではない。図1は、本発明の使いす
ておむつをトップシート側から見た外観で、トップシー
トの一部分を切り欠いた状態を示す平面展開図である。
図1において、使いすておむつ1は、着用時に着用者の
腹側を覆う前身頃2と、背中側を覆う後身頃4と、前身
頃2と後身頃4の間に設けられた股下部4とから構成さ
れており、長手方向の両側には左右一対のサイドフラッ
プ5が設けられている。使いすておむつ1は、液透過性
のトップシート6と、液不透過性バックシート7と、こ
れら両シートの間に配置された吸収体8から基本的に構
成されており、全体概型としては長手方向を有する砂時
計型を成している。また、吸収体8は長手方向を有する
砂時計型を成しており、吸収体8の両側縁にはトップシ
ート6とバックシート7との間に左右一対の脚周り伸縮
弾性部材10が配置されている。また、バックシート7
の外側(使いすておむつ1を着用した際のおむつの外面
を向く側)には最外層シート9が配置されており、バッ
クシート7の横幅は使いすておむつ1の横幅よりも狭い
ために、サイドフラップ5はトップシート6と最外層シ
ート9との積層体となっている。また、後身頃4側には
おむつを着用者に装着固定するための止め具としての帯
状シート11がトップシート6とバックシート7の間に
挟持される形で配置されており、帯状シート11の長手
方向両端部には固定手段12が設けられており、前身頃
2側においては最外層シート9上に、被固定部材13が
設けられている。
【0027】図2は図1に示した使いすておむつ1をA
−A'線に沿って切断した状態を示す横断面図である。
図2において、使いすておむつ1は、トップシート6と
バックシート7と、これら両シートの間に配置された吸
収体8と、バックシート7に積層された最外層シート9
から成っており、トップシート6は主に吸収体8上に配
置されたセンタートップシート14と、センタートップ
シート14の左右両端部において連結された左右一対の
サイドトップシート15から成り、左右に配置されたサ
イドトップシート15の一部分はそれぞれ立体ギャザー
16を形成し、立体ギャザー16の先端部には立体ギャ
ザー伸縮弾性部材17が配置されている。また、吸収体
8の両側縁においてサイドトップシート15とバックシ
ート7との間に左右一対の脚周り伸縮弾性部材10が配
置されている。
【0028】図3は図1に示した使いすておむつ1をB
−B'線に沿って切断した状態を示す横断面図である。
図3において、使いすておむつ1は、トップシート6
と、バックシート7と、これら両シートの間に配置され
た吸収体8と、バックシート7に積層された最外層シー
ト9から成っており、トップシート6は主に吸収体8上
に配置されたセンタートップシート14と、センタート
ップシート14の左右両端部において連結された左右一
対のサイドトップシート15から成り、サイドトップシ
ート15とバックシート7との間には帯状シート11が
配置され、帯状シート11の両端部には固定手段12が
設けられている。
【0029】図4は、図3とは異なる例を示す、図1に
示した使いすておむつをB−B'線に沿って切断した状
態を示す横断面図である。図4において、帯状シート1
1は、おむつの幅方向に伸縮弾性を有する伸縮弾性部材
18により形成されており、サイドトップシート15と
バックシート7との間に伸張状態で配置されており、帯
状シート11の両端部には同様に接着固定手段12が設
けられている。なお、図4では、帯状シート全体が伸縮
弾性部材で形成されている例を示したが、帯状シートの
一部が伸縮弾性部材で形成されていてもよい。
【0030】図1〜図4に示したように、サイドフラッ
プ5は最外層シート9とサイドトップシート15の積層
体から成っており、これらの両シートを不織布シートと
した場合は、サイドフラップ部に良好な通気性が付与さ
れ、おむつの着用感が向上する。
【0031】サイドフラップ部を不織布シート、あるい
は不織布シートの積層体で形成した場合、通常使いすて
おむつに用いる不織布シートは比較的薄物であることか
ら、十分な強度が得られず、従来の使いすておむつのよ
うに、サイドフラップ部におむつを着用者に固定するた
めの止め具を直接取りつけた場合、着用時、あるいは着
用中に止め具を介してサイドフラップ部に過大な力が働
いた場合はサイドフラップ部分が破断することがあった
が、本発明の実施例に示したように、長手方向に固定手
段を有する止め具としての帯状シートが連続して配置さ
れているため、従来のおむつに見られるようなサイドフ
ラップ部の破断は極めて起こりにくいものとなる。
【0032】また、帯状シートに通気性を有するシート
を用いた場合、トップシートや通気性を有するバックシ
ートを使用した場合において、これらの材料の通気性を
阻害することはない。
【0033】また、帯状シートに長手方向の伸縮弾性を
付与し、これを伸張状態で配置させると、おむつの後身
頃側においておむつの幅方向に伸縮弾性を与えることが
可能となり、おむつ装着時のずれ落ちを抑制することが
可能となる。
【0034】本発明において、トップシート6として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、そ
の他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維からなる液体
透過性不織布を用いるが、サイドフラップ部を形成する
部分においては漏れ防止効果をを高めるためにトップシ
ートを部分的に撥水加工を施したり、親水性を有するセ
ンタートップシートの左右に撥水性を有するサイドトッ
プシートを連結して配置し、更には一部分で立体ギャザ
ーを形成することも可能である。
【0035】バックシート7としては、液体不透過性の
ポリエチレンシート、好ましくは微孔を設けたポリエチ
レンシート、熱可塑性樹脂にフィラーを加えて延伸した
透湿性のある液体不透過性シートを用い、透湿性を付与
すると蒸れる心配がなくなりより快適である。
【0036】最外層シート9としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂
を原料とした合成繊維からなる液体透過性不織布を用い
ることが可能である。
【0037】吸収体8は、本発明の目的を達成する範囲
で任意の形状とすることが可能であるが、フラッフパル
プを主材に高吸収性ポリマーを併用したものが好まし
く、その他に吸収紙単独、又は熱融着繊維等の混合物や
積層物が用いられる。また、全体をティシュで包み込ん
だ積層構造とすることが好ましい。
【0038】脚周り伸縮弾性部材10、及び立体ギャザ
ー伸縮弾性部材17はウレタン糸、糸ゴム等の伸縮弾性
体であって、それぞれ伸長状態で配置され、ホットメル
ト接着剤により吸収性物品の長手方向の全長より短い長
さで所定の領域に接着固定されている。
【0039】帯状シート11は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料
とした合成繊維からなる液体透過性不織布を用いること
が可能であり、目付けは50〜100g/m2であるこ
とが好ましい。
【0040】帯状シートに伸縮弾性を付与するための伸
縮弾性部材18は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊
維からなる液体透過性不織布を用い、2枚の不織布の間
にウレタン糸、ゴム糸、ウレタンフォーム等の伸縮弾性
部材を伸張状態で挟持させて形成することが可能であ
る。また、伸縮弾性を有する糸を用いて作製した不織布
シート、あるいは織物シートを用いることによっても同
様の作用効果が得られる。
【0041】帯状シート11の長手方向両端部に設けら
れる固定手段12は、感圧性の粘着材を塗布したり、フ
ック材を配置することにより形成することが可能であ
り、固定手段が取り付けられる被固定部材13は、固定
手段として感圧性の粘着材を用いた場合は、剥離材を塗
工したフィルムを配置することにより固定手段12との
間で繰り返しの取り付けと剥離が可能となり、また、固
定手段としてフック材を用いた場合は、フック材と物理
的に係合可能なループ材を配置することにより固定手段
12との間で繰り返しの取り付けと剥離が可能となる。
【0042】
【発明の効果】本発明の使いすておむつは、これを着用
する際、止め具としての帯状シートに対し引っ張りの力
を加えた場合、着用者の急激な動き等で帯状シートに過
大な力が加わることがあっても、左右の端部は独立して
配置されておらず、連続した一体化されたものであるか
ら、帯状シートがおむつのサイドフラップ部から外れる
ようなことはない。
【0043】また、サイドフラップ部が不織布シート、
あるいは不織布シートの積層体で形成されている場合、
従来の使いすておむつのように固定手段を有する止め具
がおむつの左右別々に取りつけられている構造のものと
異なり、帯状シートに対して過大な引っ張り力がかかる
ようなことがあっても、引っ張り力がサイドフラップ部
への固定手段の取りつけ部位に対して局所的に加わるこ
とがないことから、サイドフラップ部分が破断するよう
なことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使いすておむつのトップシートの一部
分を切り欠いた状態を示す平面展開図。
【図2】図1の使いすておむつをA−A’線に沿って切
断した状態を示す横断面図。
【図3】図1の使いすておむつをB−B’線に沿って切
断した状態を示す横断面図。
【図4】図3とは異なる例を示す、図1の使いすておむ
つをB−B’線に沿って切断した状態を示す横断面図。
【符号の説明】
1:使いすておむつ 2:前身頃 3:股下部 4:後身頃 5:サイドフラップ 6:トップシート 7:バックシート 8:吸収体 9:最外層シート 10:脚周り伸縮弾性部材 11:帯状シート 12:固定手段 13:被固定部材 14:センタートップシート 15:サイドトップシート 16:立体ギャザー 17:立体ギャザー伸縮弾性部材 18:伸縮弾性部材からなる帯状シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用時に前身頃側と後身頃側を形成する
    前後の胴周り領域と、これらの間に位置する股下領域と
    を有してなり、液透過性のトップシートと、液不透過性
    のバックシートと、これら両シートの間に設けられる吸
    収体とを備え、前記吸収体の長手方向両側縁にサイドフ
    ラップが設けられた使いすておむつにおいて、 前記使いすておむつの一方の胴周り領域においては、お
    むつの幅方向に沿っておむつの幅よりも長い長手方向長
    さを有する帯状シートが少なくとも1本配設されてお
    り、前記帯状シートの長手方向両端部には、前記使いす
    ておむつを着用者に装着固定するための固定手段が設け
    られていることを特徴とする使いすておむつ。
  2. 【請求項2】 前記帯状シートが通気性を有するシート
    からなることを特徴とする請求項1に記載の使いすてお
    むつ。
  3. 【請求項3】 前記帯状シートは少なくとも一部がおむ
    つの幅方向に伸縮弾性を有する伸縮弾性部材からなり、
    その少なくとも一部がおむつの幅方向に伸張された状態
    で配設されていることを特徴とする請求項1または2に
    記載の使いすておむつ。
  4. 【請求項4】 前記帯状シートは前記トップシートと前
    記バックシートの間に挟持されていることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の使いすておむつ。
  5. 【請求項5】 前記帯状シートに設けられた固定手段が
    感圧粘着テープからなることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の使いすておむつ。
  6. 【請求項6】 前記帯状シートに設けられた固定手段が
    物理的に係合可能な係合システムを構成するフック材か
    らなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載の使いすておむつ。
  7. 【請求項7】 前記帯状シートが配設された胴周り領域
    と対向する他方の胴周り領域の外側面に、前記固定手段
    が着脱可能に取り付けられる被固定部材が配設されてい
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    使いすておむつ。
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