JP2519163Y2 - 小型筐体の開閉装置 - Google Patents

小型筐体の開閉装置

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JP2519163Y2
JP2519163Y2 JP1990122677U JP12267790U JP2519163Y2 JP 2519163 Y2 JP2519163 Y2 JP 2519163Y2 JP 1990122677 U JP1990122677 U JP 1990122677U JP 12267790 U JP12267790 U JP 12267790U JP 2519163 Y2 JP2519163 Y2 JP 2519163Y2
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JP
Japan
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pivot pin
opening
slit groove
hook
door body
Prior art date
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JP1990122677U
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JPH0479174U (ja
Inventor
明 坂口
Original Assignee
国際電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各種オフィスオートメーション機器、事務
機器に設けられる小型筐体の開閉装置に関するものであ
る。
[従来の技術] 株価情報表示装置等のオフィスオートメーション機
器、或は各種事務機器は、店頭或は事務所のカウンタ
ー、机の上等、人目に付く、極めて限られたスペースに
設置される。従って、出来るだけコンパクトで而も意匠
性に優れたものが要求される。
斯かる機器の筐体には、保守の為に開閉装置によって
開閉可能とされた開口部が設けられる。更に、この開口
部は機器の前面、側面等機器の外観を左右する位置に設
けられることが多い。
この為、開閉装置は機器の意匠性を損なわない様、扉
体の枢支部が外部に露出しない構造となっている。
従来の開閉装置について、第3図により説明する。
図中、1は筐体前面パネルであり、該前面パネル1に
は開口部2が設けられている。該開口部2の両側辺下部
に、ヒンジ金具3が固着され、該ヒンジ金具3には扉体
枢支孔4が穿設されている。
前記開口部2を開閉する扉体5の下端には、所要深さ
の保持穴6が穿設されている。該保持穴6に圧縮バネ7
を介在させて枢支ピン8が摺動自在に嵌入される。而し
て、前記扉体5を前記開口部2に取付ける場合は、前記
枢支ピン8を押込んだ状態で、該枢支ピン8と前記扉体
枢支孔4とを位置合せし、前記圧縮バネ7の復元力によ
って、前記枢支ピン8を前記扉体枢支孔4に嵌合してい
る。
前記扉体5は前記枢支ピン8を中心に開閉が可能とな
る。
次に、第4図は他の従来の開閉装置を示すものであ
る。
この従来の開閉装置では、枢支ピン8が扉体5の下端
両側に固着されている。
他方、前記枢支ピン8を支持する軸受金具9には扉体
枢支孔4が穿設され、図示しないブラケットを介して、
前記前面パネル1に螺子10によって取付けられる。
而して、前記扉体5を取付ける場合は、枢支ピン8を
扉体枢支孔4に嵌合させ、その状態で前記軸受金具9を
前記ブラケットに固着する。
[考案が解決しようとする課題] 然し乍ら、上記した従来の開閉装置はいずれも、部品
点数が多く、コスト高となると共に組立て、分解作業が
煩雑となり、保守性が悪いという問題があった。
本考案は、斯かる実情に鑑み、部品点数の少ない、而
も保守作業性に優れた小型筐体の開閉装置を提供しよう
とするものである。
[課題を解決する為の手段] 本考案は、扉体に半円状の外形形状を有するヒンジ部
を設け、該ヒンジ部の円弧中心より偏心した下端且パネ
ル表面側に枢支ピンを固着し、前記扉体が取付けられる
パネル開口部の側辺部に、パネル前面に開口端を有し下
方にコの字状に折曲がるフック状スリット溝を形成し、
該フック状スリット溝に前記枢支ピンを嵌合可能とし、
該フック状スリット溝と対向する位置に、前記パネルに
一体成形した押圧片を逆L字状に設け、前記枢支ピンが
フック状スリット溝の終端位置にある時、少なくとも扉
体閉状態で前記押圧片の先端がヒンジ部周縁の半円形状
の略頂点近傍を押圧し、水平方向の動きを規制する押圧
片を設けたことを特徴とするものである。
[作用] 扉体の取付けは、枢支ピンをフック状スリット溝に嵌
込み、フック状スリット溝の終端まで移動させる。この
状態で扉体は枢支ピンを中心に開閉自在となり、閉状態
ではヒンジ部が押圧片に押圧されて、扉体の閉状態が保
持される。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
尚、第1図中、第3図、第4図中で示したものと同等
なものには、同符号を付してある。
扉体5の両側下端に、筐体内部側に向かって突出する
ヒンジ部11を設け、該ヒンジ部11に枢支ピン8を固着す
る。又、前記ヒンジ部11の外形形状は略半円状をしてお
り、且前記枢支ピン8の軸心を中心とする屈曲半径は扉
体5の下端から上方に行くに従い、漸次増大する様に形
成する。
前面パネル1に設けられた開口部2の4周辺には、筐
体内部側に向かって側枠部12a,下枠部12bが折返されて
形成されており、左右側枠部12a下端には前面側に開口
端を有し、2段に屈曲し、下方にコの字状に折曲がるフ
ック形状のスリット溝13を穿設する。該スリット溝13は
前記枢支ピン8がガタツキ無く嵌合し、而も該枢支ピン
8が前記スリット溝13内を滑らかに摺動できる様にして
ある。
次に、前記下枠部12bの両端、前記スリット溝13に対
向させて、逆L字状の押圧片14を前面パネル1に一体に
成形して突設し、後述する様に押圧片14の先端が前記ヒ
ンジ部11の周端面に当接可能となっている。
第2図(A)(B)に於いて扉体1の着脱について説
明する。
扉体1を前面パネル1に前面側より取付ける。
前記枢支ピン8を、スリット溝13の開口端より嵌め、
更にスリット溝13の形状に倣って終端迄移動させる。次
に、扉体1を閉方向に回転させる。
前記した様に、ヒンジ部11の外形形状は略半円状をし
ており、且前記枢支ピン8の軸心を中心とする屈曲半径
は扉体5の下端から上方に行くに従い漸次増大する様に
形成してあるので、扉体5の開状態ではヒンジ部11は、
前記押圧片14と離反するか、或は僅かに接触している状
態である。
次に、扉体5を閉じると、前記ヒンジ部11は徐々に前
記押圧片14を押圧していく。而して、扉体5を完全に閉
じた状態では、前記ヒンジ部11と前記押圧片14との間の
押圧力は、扉体5の閉状態を保持するに十分な摩擦力を
発生させる。
扉体5の取外しについては、上記扉体5の取付けの逆
の手順で行えば良い。
尚、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
例えばヒンジ部形状を枢支ピンの軸心を中心とする半円
状とし、開閉の全角度に亘って同じ開閉抵抗が発生する
様にしても良く、又ヒンジ部にノッチを刻設し、扉体の
閉状態で該ノッチと前記押圧片の先端が係合する様にし
ても良く、更に押圧片も屈曲させることなく、単に平板
状とし、該平板の腹を前記ヒンジ部に押圧させても良
い。
[考案の効果] 以上述べた如く本考案によれば、部品点数が少なく、
而も扉体の着脱は、枢支ピン機器の前面より、スリット
溝に嵌込むだけでよく、作業が単純で工具を必要とせ
ず、作業スペースも少なくて良いので、コストの低減、
保守性向上に著しい効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す部分斜視図、第2図
(A)(B)は本実施例における作業手順を示す説明
図、第3図は従来例を示す部分斜視図、第4図は他の従
来例を示す部分斜視図である。 1は前面パネル、5は扉体、8は枢支ピン、11はヒンジ
部、12a,12bは枠部、13はスリット溝、14は押圧片を示
す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉体に半円状の外形形状を有するヒンジ部
    を設け、該ヒンジ部の円弧中心より偏心した下端且パネ
    ル表面側に枢支ピンを固着し、前記扉体が取付けられる
    パネル開口部の側辺部に、パネル前面に開口端を有し下
    方にコの字状に折曲がるフック状スリット溝を形成し、
    該フック状スリット溝に前記枢支ピンを嵌合可能とし、
    該フック状スリット溝と対向する位置に、前記パネルに
    一体成形した押圧片を逆L字状に設け、前記枢支ピンが
    フック状スリット溝の終端位置にある時、少なくとも扉
    体閉状態で前記押圧片の先端がヒンジ部周縁の半円形状
    の略頂点近傍を押圧し、水平方向の動きを規制する押圧
    片を設けたことを特徴とする小型筐体の開閉装置。
JP1990122677U 1990-11-22 1990-11-22 小型筐体の開閉装置 Expired - Lifetime JP2519163Y2 (ja)

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JPH0479174U JPH0479174U (ja) 1992-07-09
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JP5440084B2 (ja) * 2009-10-09 2014-03-12 富士電機株式会社 ショーケース
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JPS6218002Y2 (ja) * 1980-09-16 1987-05-09

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