JP2519137B2 - 包装材切開除去装置 - Google Patents

包装材切開除去装置

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JP2519137B2 JP3212822A JP21282291A JP2519137B2 JP 2519137 B2 JP2519137 B2 JP 2519137B2 JP 3212822 A JP3212822 A JP 3212822A JP 21282291 A JP21282291 A JP 21282291A JP 2519137 B2 JP2519137 B2 JP 2519137B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は包装材切開除去装置に係
り、特に円柱状の包装体から包装材を切開して除去し、
次工程に搬送する包装材切開除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビールや清涼飲料などの食料品
を充填する食品用缶等の缶蓋は、製缶工程で円柱状に重
ねられ、包装材で包装された後、缶詰工程へ送られる。
【0003】ここで、包装された缶蓋は、包装材が取り
除かれ、内容物を充填して巻締工程に位置する缶本体に
1個ずつ供給され、缶本体の口部に被せられて巻締が行
われる。
【0004】このような工程において、上述のような缶
蓋等の集合体である円柱状の内容物を包装材で包んだ包
装体から包装材を取り除くために、本件出願人は、すで
に特願昭第63−322608号に記載の包装材切開除
去装置を提案している。この包装材切開除去装置は、吸
引装置によって包装体の長手方向に伸びる袋状の弛み部
を形成し、この弛み部をカッタによって切開し、包装材
除去ユニットによって切開された包装材を包装体から除
去するように構成している。そして、包装材が除去され
た缶蓋等の集合体である内容物は、包装材切開除去装置
から搬出機構に移載されシーマ(巻締装置)に順次供給
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特願昭63−3226
08号に記載された包装材切開除去装置においては、包
装体を剥ぎ取りローラ上に一旦停止させた状態で包装材
の剥ぎ取り除去を行うものであることから、多数の包装
体から連続的に包装材を除去する場合に、装置の処理速
度が遅いという問題点があった。また、包装体を移送す
るため、包装体の後端をプッシャーによって押すことに
より行っているが、1本の包装体を装置入り口から剥ぎ
取りローラまで移送した後、プッシャーを元の位置まで
戻し、再びこのプッシャーによって次の包装体を移送す
るようにしているため、この点からも装置の処理速度が
遅くなり、前記停止に伴う処理速度の問題とあいまっ
て、装置の高速化、高能力化を妨げているという問題点
があった。
【0006】また、上記装置においては、包装材の切開
除去工程が終了した後、積層された缶蓋は剥ぎ取りロー
ラに並列して設置された搬出機構に移載され、この搬出
機構によって缶蓋はシーマに順次供給される。剥ぎ取り
ローラから搬出機構への移載時には、積層された缶蓋
は、その両側端を保持部材で保持しつつ搬送状態にある
搬出機構上へ移載される。一方、搬出機構側では、移載
された直後に缶蓋の後端はエアシリンダによって作動さ
れる保持板によって倒れ込みが防止される。しかしなが
ら、この移載工程において、前記保持部材や保持板によ
って缶蓋の側端を保持したとしても、積層された缶蓋は
その搬送方向とは直交した方向へ移載されるため、缶蓋
の一部がばらけ易いという問題点があった。また、包装
体によっては長さにばらつきがあるため、前記保持部材
や保持板でタイミング良く保持できない場合があり、端
部側の缶蓋が倒れてしまったりして安定性に欠けるとい
う問題点があった。
【0007】さらに、上記装置においては、包装体のサ
イズ(長さ及び直径)が変更された場合に、包装体のサ
イズに合わせて種々の装置部品を変更するとともに装置
を調整し直さなければならないという問題点があった。
【0008】さらにまた、上記装置においては、包装体
を停止させて所定位置で待機させておいたり、又、停止
状態を解除して再移送したり、さらには搬送方向とは直
交する方向に包装体を移載したりしなければならなかっ
た。すなわち、包装体の供給から包装材の切開除去、内
容物の搬出までの工程が複雑すぎるため、複雑な制御装
置を必要とし、又、多数の制御用部品を必要とするとい
う問題点があった。
【0009】本発明は、前述した点に鑑みてなされたも
ので、その目的とする処は、先行の包装体と後行の包装
体とが隙間なくつながった状態で連続的に搬送されてい
る間に、複数の包装体から包装材を連続的に切開除去す
ることができる高能力を有した簡易な構造の包装材切開
除去装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の包装材切開除去装置は、シート状の包装
材で被覆された柱状の包装体から包装材を切開除去する
装置において、先行の包装体と後行の包装体とを隙間な
くつながった状態で包装体の長手方向に連続的に移送す
る移送ユニットと、前記包装体の上面を吸引して包装材
に弛み寄せを行い、包装体の長手方向に伸びる袋状の弛
み部を形成するための吸引源に連通された吸引ダクトの
吸引開放口と、この吸引開放口の近傍内に設けられ包装
材に形成された弛み部を切開するカッタとを有した包装
材切開ユニットと、切開された包装材を包装体から除去
する包装材除去ユニットとを備え、前記移送ユニットに
り先行の包装体と後行の包装体とを隙間なくつながっ
た状態で包装体を移送している間に、前記包装材切開ユ
ニットにより包装材を切開するとともに前記包装材除去
ユニットにより切開された包装材を除去するようにした
ことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、移送ユ
ニットにより、先行の包装体と後行の包装体とがつなが
った状態で包装体を移送している間に、包装体の外面に
あるシート状の包装材は、吸引源に連通された吸引ダク
トの吸引開放口により吸引されて弛み寄せが行われ、包
装材には包装体の長手方向に伸びる袋状の弛み部が形成
され、包装材はカッタにより連続的に切開される。この
切開された包装材は、包装体が移動している間に包装材
除去ユニットによって包装体から除去される。このよう
に移送ユニットにより相前後する包装体がつながった状
態で包装体を移送している間に、包装材切開ユニットお
よび包装材除去ユニットにより複数の包装体から包装材
を次々と切開除去することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る包装材切開除去装置の実
施例を図1乃至図13を参照して説明する。
【0013】図1及び図2は、本発明の包装材切開除去
装置の全体構成を示す正面図および平面図である。
【0014】これらの図において、ワークである柱状の
包装体は、左方から右方に移動され、包装材切開除去装
置Mは、図1及び図2に示されるように左方の上流側に
包装体1を移送する移送ユニットAを備え、移送ユニッ
トAのやや下流側に包装体1の一部を切開する包装材切
開ユニットBを備え、この包装材切開ユニットBの直下
に切開された包装材を包装体から除去する包装材除去ユ
ニットCを備えている。
【0015】また、包装材切開除去装置Mは、包装材除
去ユニットCの直下流側に、包装材が除去された円柱状
の缶蓋を搬出するための搬出ユニットDを備えている。
【0016】対象ワークである包装体1は、本実施例の
場合、図3に示されるように円盤状の缶蓋3を複数個積
層した所定長の円柱状をなし、その外面はシート状の包
装材2により被覆されている。
【0017】包装材切開除去装置Mに組み込まれている
移送ユニットAは、先行する包装体1と後行する包装体
1とを隙間なくつながった状態で移送する。この移送ユ
ニットAは、包装体1を包装材切開ユニットB及び包装
体除去ユニットCを経由させ搬出ユニットDまで移送す
る機能を有する。移送ユニットAは、図4及び図5に示
されるように上下一対のタイミングベルト4,5と移送
方向に沿って配設された一対のガイド部材14,14と
を備えている。上側タイミングベルト4は前後一対の支
持プーリ6,7と、これら支持プーリ6,7間に配置さ
れた複数のテンションプーリ8によって支持され、下側
タイミングベルト5は前後一対の支持プーリ9,10
と、これら支持プーリ9,10間に配置された複数の補
助プーリ11によって支持され、前方支持プーリ9は駆
動プーリを構成し、チェーン等によってモータ13に連
結されている。そして、移送ユニットAの上流側に設置
された搬送コンベア(図示せず)から供給された包装体
1は、上下一対のタイミングベルト4,5によって挟持
されて包装体切開ユニットBに向かって移送される。な
お、上下タイミングベルト4,5間の間隙は、図5に示
されるように支持ポスト15に沿って上側タイミングベ
ルトユニットを移動させることにより調整可能である。
また、モータ13の回転速度はインバータによって可変
になっている。
【0018】次に、このような移送ユニットAによって
移動させられる包装体1が通過し、この際、包装材2を
切開する包装材切開ユニットBについて説明する。
【0019】包装材切開ユニットBは、図6乃至図8に
示されるように、包装体1の上面を吸引して包装材の長
手方向に伸びる袋状の弛み部を形成する吸引源に連通さ
れた吸引ダクト23の吸引開放口20と、この吸引ダク
ト23の吸引開放口20の近傍内に設けられ、前記包装
材2に形成された弛み部を切開するカッタ24と、この
カッタ24の高さ位置を調整できる調整機構とを備えて
いる。
【0020】すなわち、前記包装体1の移動系路上に
は、排風機等の吸引装置(図示しない)に連通された吸
引ダクト23の吸引開放口20が包装体1の上面に隣接
するように配設されており、負圧により移動する包装体
1の外面に巻装された包装材2を上方に吸引するように
なっている。吸引開放口20の近傍内に配設された円盤
状のカッタ24はモータ29に連結されている。
【0021】カッタ24を保持したモータ29は、図6
に示されるように、可動の取り付けベース32に固定さ
れており、吸引ダクト23も同様に支持部材31,31
を介して可動の取り付けベース32に固定されている。
そして、可動の取り付けベース32を上下動させること
によって、カッタ24及び吸引開放口20の高さ位置を
調整し、異なった直径の包装体1に対応できるようにな
っている。
【0022】包装材切開ユニットBにおける動作につい
て簡単に説明しておくと、図8に示されるように、包装
体1が矢印X方向に移動されて、吸引開放口20上に至
ると、負圧により包装体1外面に巻装された包装材2に
は矢印Z方向に引張される力が作用して、包装材2の上
端部に弛み寄せが行われ、包装体1の上面に袋状の弛み
部2aが形成される。
【0023】そして、移送ユニットAによって包装体1
が移送されることにより、包装材2には包装体1の長手
方向に伸びる袋状の弛み部2aが連続的に形成されてゆ
く。したがって、図8に示されるように包装体1の袋状
の弛み部2aのやや上方位置にあるカッタ24を回転駆
動することにより、包装体1を移動させながら包装材2
を軸方向に切開することができる。
【0024】このように包装材切開ユニットBにより切
開されつつ包装体1は、移送ユニットAによって包装材
除去ユニットC上に位置される。包装材除去ユニットC
では、切開された包装材2を包装体1から除去する作業
が行われる。
【0025】包装材除去ユニットCは、図9及び図10
に示されるようにその外周面が互いに接するように配設
された一対の剥ぎ取りローラ46,47を備え、カッタ
24により切開されつつ包装体1は相逆転するこのロー
ラ46,47上を後続の包装体1によって押されつつ、
ここで包装材2は剥ぎ取り除去される。また、剥ぎ取り
ローラ46,47の上方には、剥ぎ取りローラ46,4
7上の包装体1の上面を押さえ剥ぎ取りミスを防止する
押さえローラ48が配設されている。押さえローラ48
は、支持ブラケット49に回転可能に支持され、この支
持ブラケット49はエアシリンダ50を介して可動スリ
ーブ51に連結されている。可動スリーブ51は剥ぎ取
りローラ46,47と平行に伸びるシャフト55(図1
および図10参照)に支持されかつこのシャフト55上
を移動可能になっており、対象ワークである包装体1の
長さに合わせて、押さえローラ48の位置が変更できる
ようになっている。このような構成によって、押さえロ
ーラ48はエアシリンダ50の作動により短いインター
バルで小さなストロークの上下動を繰り返し、包装体1
に間欠的に圧力を加え、剥ぎ取りローラ46,47と協
働して、包装材2の剥ぎ取り除去を行っている。包装材
2の剥ぎ取り除去が終了すると、積層された缶蓋3は移
送ユニットAによって移送される後続の包装体1に押さ
れて搬出ユニットDに到達する。搬出ユニットDは、図
11及び図12に示されるようにエンドレスの樹脂チェ
ーン60と、その一方がモータ66に連結された一対の
スプロケット61,61と、缶蓋3をガイドするための
搬出方向に沿って設置された一対のガイド部材62,6
2とを備え、積層された缶蓋3を次工程に搬出するよう
になっている。また、ガイド部材62には、支持ブラケ
ット67が固定され、この支持ブラケット67の上端に
支持アーム64が揺動可能に枢支されている。そして、
支持アーム64の先端に缶蓋3の上面に接触して回転す
る速度検出用ローラ63が支承され、この速度検出用ロ
ーラ63はロータリエンコーダ68に接続されており、
搬送される缶蓋3の搬送速度が検出される。なお、速度
検出用ローラ63は自重によって移動する缶蓋3に接触
するようになっている。
【0026】前記ロータリエンコーダ68で検出された
缶蓋3の搬送速度によって、前記移送ユニットAにおけ
るモータ13の回転速度がコントロールされるように構
成されている。すなわち、ロータリエンコーダ64の信
号を制御装置(図示せず)に入力し、モータ13の回転
速度を制御して、移送ユニットAの移送速度が搬出ユニ
ットDの搬送速度と等しいかやや速くなるように制御し
ている。換言すれば、本装置Mの上流側の搬送速度を下
流側のそれよりも速くなるように制御している。これに
よって、連続して搬送される複数の包装体1間に隙間が
形成されないようにするとともに、包装体1と包装材2
が除去された缶蓋3との境目および積層された状態で搬
送される缶蓋3間に隙間が形成されないようにしてい
る。
【0027】次に前述のように構成された包装材切開除
去装置の動作を図13を参照して説明する。
【0028】包装体1は、上流側の搬送コンベア(図示
せず)から移送ユニットAにおけるタイミングベルト
4,5間に供給され、タイミングベルト4,5によって
挟持されてベルトの搬送力によって包装体1は包装材切
開ユニットBに向かって進行する。搬送コンベアから移
送ユニットAへの包装体1の供給は連続的に間断なく行
われ、複数の包装体1は、図13(a)に示されるよう
に移送ユニットAの位置及びその下流側で、先行の包装
体1と後行の包装体1間に隙間なくつながった状態で移
送される。
【0029】そして、包装体1の前端部が包装材切開ユ
ニットBにおける吸引開放口20の位置まで送り込まれ
ると、図13(b)に示されるように包装体1には、吸
引装置からの吸引力が上方へ作用し、包装体1の外面に
巻装された包装材2の弛み寄せが行われ、包装体1の上
面に袋状の弛み部2aが形成される。そして、包装体1
の下流側への移動により、包装材2には包装体1の長手
方向に伸びる袋状の弛み部2aが連続的に形成されてゆ
く。このとき、袋状の弛み部2aは、図13(c)に示
されるようにカッタ24により長手方向に連続的に切開
されてゆく。
【0030】この包装材2の切開によって、包装材2は
包装材除去ユニットCにおける剥ぎ取りローラ46,4
7に巻き込まれる状況が作り出される。すなわち、包装
材2の切開が開始されるときには、包装材2は図13
(b)に示されるように既に剥ぎ取りローラ46,47
上に位置している。そして、包装材2の切開がある程度
進行すると、包装体1は押さえローラ48によって下方
に押され、図13(d)に示されるように包装材2は剥
ぎ取りローラ46,47に巻き込まれ、図13(e)に
示されるように包装材2は剥ぎ取りローラ46,47に
よって順次除去される。このとき、包装体1は後続する
包装体1に押されて進行するため、剥ぎ取りローラ4
6,47の巻き込み作用と包装体1の移動作用との相乗
作用によって包装材2は切り裂かれるように速やかに包
装体1から除去される。除去された包装材2は剥ぎ取り
ローラ46,47の直下にある回収ボックス70に回収
される。なお、包装材2の切開時に生じた切り屑等は吸
引開放口20より吸引されて除去される。このように包
装材2が除去された積層状態の缶蓋3は、後続の包装体
1に押されて搬出ユニットDに到達し、今度は搬出ユニ
ットDの搬送によって次工程、例えば、シーマの巻締工
程に搬出される。このとき、搬出ユニットDにおける缶
蓋3の搬送速度は、速度検出用ローラ63及びロータリ
エンコーダ68により検出され、この検出信号に基づい
て、前記移送ユニットAにおける移送速度が搬出ユニッ
トDの搬送速度と等しいか又はやや速くなるように制御
される。したがって、既に包装材2が除去された搬出ユ
ニットD上の積層状態の缶蓋3は、後続する包装体1に
よって常に押されており、缶蓋3がばらけることはな
い。
【0031】図1乃至図13に示す実施例においては、
搬出ユニットDを移送ユニットA以外に設置したが、移
送ユニットAの搬送能力が高い場合には、この移送ユニ
ットAの搬送力によって積層された缶蓋を本装置外に搬
出できるため、搬出ユニットDを削除することも可能で
ある。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装材切
開除去装置によれば、移送ユニットにより先行の包装体
と後行の包装体とがつながった状態で包装体を移送して
いる間に、複数の包装体から包装材を次々と切開除去す
ることが可能となる。したがって、包装体を供給し包装
体から包装材を切開除去完了するまで、包装体を停止さ
せる必要がなく、また往復動するプッシャーも使用して
いないため、装置の高速化,高能力化を図ることができ
る。
【0033】また、本発明によれば、包装体の供給から
包装材の切開除去、内容物の搬出に至るまでの間、先行
の包装体と後行の包装体とがつながった状態で移送され
るため、包装材の切開除去後に内容物、例えば缶蓋がば
らけてしまったりすることがない。しかも、包装体や包
装材を除去した内容物をその移送方向とは直交した方向
に移載する移載工程がないため、移載工程に伴う不安定
さを解消することができる。
【0034】さらに、本発明によれば、複数の包装体が
連なって搬送される連続搬送方式を採用しているため、
包装体のサイズが変更されても装置部品を変更したり、
装置の調整をし直したりする必要がない。
【0035】さらにまた、本発明によれば、包装体の供
給から包装材の切開除去、内容物の搬出までの工程がき
わめて簡素化することができ、制御装置が簡単になると
ともに多数の制御用部品を削減することができ、装置コ
ストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装材切開除去装置の全体構成を
示す正面図。
【図2】本発明に係る包装材切開除去装置の全体構成を
示す平面図。
【図3】本発明に係る包装材切開除去装置の対象ワーク
である包装体の概略断面図。
【図4】本発明に係る包装材切開除去装置の移送ユニッ
トを示す側面図。
【図5】本発明に係る包装材切開除去装置の移送ユニッ
トを示す断面図。
【図6】本発明に係る包装材切開除去装置の包装材切開
ユニットを示す断面図。
【図7】本発明に係る包装材切開除去装置の包装材切開
ユニットを示す正面図。
【図8】本発明に係る包装材切開除去装置の包装材切開
ユニットを示す図であり、図7のVIII−VIII線断面図。
【図9】本発明に係る包装材切開除去装置の包装材除去
ユニットを示す平面図。
【図10】本発明に係る包装材切開除去装置の包装材除
去ユニットを示す側面図。
【図11】本発明に係る包装材切開除去装置の搬出ユニ
ットを示す側面図。
【図12】本発明に係る包装材切開除去装置の搬出ユニ
ットを示す断面図。
【図13】本発明に係る包装材切開除去装置の動作説明
図。
【符号の説明】
1 包装体 2 包装材 3 缶蓋 4,5 タイミングベルト 20 吸引開放口 23 吸引ダクト 24 カッタ 46,47 剥ぎ取りローラ 48 押さえローラ 50 エアシリンダ 60 樹脂チェーン 63 速度検出用ローラ 68 ロータリエンコーダ A 移送ユニット B 包装材切開ユニット C 包装材除去ユニット D 搬出ユニット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の包装材で被覆された柱状の包
    装体から包装材を切開除去する装置において、 先行の包装体と後行の包装体とを隙間なくつながった状
    態で包装体の長手方向に連続的に移送する移送ユニット
    と、 前記包装体の上面を吸引して包装材に弛み寄せを行い、
    包装体の長手方向に伸びる袋状の弛み部を形成するため
    の吸引源に連通された吸引ダクトの吸引開放口と、この
    吸引開放口の近傍内に設けられ包装材に形成された弛み
    部を切開するカッタとを有した包装材切開ユニットと、 切開された包装材を包装体から除去する包装材除去ユニ
    ットとを備え、 前記移送ユニットにより先行の包装体と後行の包装体と
    を隙間なくつながった状態で包装体を移送している間
    に、前記包装材切開ユニットにより包装材を切開すると
    ともに前記包装材除去ユニットにより切開された包装材
    を除去するようにしたことを特徴とする包装材切開除去
    装置。
  2. 【請求項2】 前記包装材除去ユニットの下流側に、包
    装材が除去された包装体を次工程に搬出するための搬出
    ユニットを設け、前記移送ユニットの移送速度が前記搬
    出ユニットの搬送速度に同等かそれ以上になるように制
    御することを特徴とする請求項1記載の包装材切開除去
    装置。
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