JP2518887B2 - ダイバ―シチ受信機 - Google Patents

ダイバ―シチ受信機

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 車載用のFM受信機の如く、強電界と弱電界とが頻繁に
現れる状況での受信に適したダイバーシチ受信機に関
し、 第1の系統から第2の系統へまたはこの逆の切替えによ
って生ずる復調出力のS/Nの劣化をできる限り抑圧でき
るダイバーシチ受信機を提供することを目的とし、 第1および第2受信機の各受信電界強度を検出する電
界強度検出部と、各該受信電界強度の高低を比較して高
い側を選択して復調出力を送力する切替器を有し、各前
記受信電界強度の平均レベルを検出し、複数の基準レベ
ルに対する高低を判定する電界強度判定部、および前記
の受信電界強度の高低比較を行う際の比較レベルに対し
てヒステリシスを与えるヒステリシス付与部を設け、前
記平均レベルが高いとき最大のヒスリシスを与え、該平
均レベルが小さくなる程該ヒステリシスを小さくするよ
うに構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は車載用のFM受信機の如く、強電界と弱電界と
が頻繁に現れる状況での受信に適したダイバーシチ受信
機に関する。
ダイバーシチ、特に空間ダイバーシチ形の受信機は電
界の変動に迅速に対応し、常に高品質な受信を保持する
ことができる。しかしその電界の変動に迅速に対応し過
ぎると逆に受信品質を劣化させてしまう。本発明はこの
ような電界の変動に対する追従の仕方について言及す
る。
〔従来の技術〕
第5図は一般的なダイバーシチ受信機を示す概略ブロ
ック図である。本図において、AT1およびAT2は相互に間
隔を置いて配置された第1および第2のアンテナであ
り、第1および第2の受信機11および13にそれぞれ無線
周波信号RF1およびRF2を供給する。
ダイバーシチ受信機であるから、第1および第2の受
信機11および12のいずれの受信レベルが高いかをまず検
出し、高い側の復調信号(S1またはS2)を択一的に、切
替器15より復調出力Soutとして得る。いずれの受信レベ
ルが高いかは、まず電界強度検出部13が各受信機11およ
び12からの中間周波信号IF1およびIF2を入力として各電
界強度を検出し、それぞれの検出結果を電界強度比較部
14にて大小比較することにより知る。仮に第1の受信機
11の系統が高電界強度であるとすると、前記比較部14の
からの検出結果は“H"となり第1のスイッチ16がオンと
なり、第1の復調信号S1が復調出力Soutとなる。逆のと
きは、比較部14の検出結果が“L"となり、インバータ18
を介して第2のスイッチ17をオンとし、第2の復調信号
S2が復調出力Soutとなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した一般のダイバーシチ受信機では、第1および
第2の系統(11,12)の電界強度が入れ替わる毎にスイ
ッチ16および17のオン、オフを切り替えている。しかし
ながら、このオン、オフの切替えは、まず受信機11およ
び12の各位相特性のずれに起因して、また切替器15内で
第1の系統から第2の系統へまたはこの逆の切替えをす
る際のクロストークに起因して、復調出力SoutのS/Nの
劣化を招くという問題がある。
本発明は第1の系統から第2の系統へまたはこの逆の
切替えによって生ずる復調出力のS/Nの劣化をできる限
り抑圧できるダイバーシチ受信機を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理構成を示すブロック図である。
ただし前述の構成要素と同様のものには同一の参照番号
または記号を付して示す。したがって、第5図のブロッ
ク図に比して、ブロック21および22が付加された点が本
発明の特徴をなす。ブロック21は電界強度判定部であ
り、第1の系統(第1のアンテナAT1に属する系統)お
よび第2の系統(第2のアンテナAT2に属する系統)の
受信電界強度を判定する。この判定は、第1の系統と第
2の系統のどちらが電界強度が高いかという判定ではな
く、おおよそ現在置かれている受信状況下での絶対値
が、第1および第2のいずれの系統についても、予め定
めた複数の異なるレベルの基準値に対しどのレベルに相
当するかを判定する。したがって第1および第2の系統
が両者ほぼ同様の受信電界強度(平均レベル)に見える
ような粗いレベルで判定する。このレベル判定に従っ
て、ブロック22のヒステリシス付与部を制御する。すな
わち、電界強度比較部14の比較動作に大きなヒステリシ
スまたは小さなヒステリシスをもたせる。
〔作 用〕
本発明は、電界強度が高い限りは、多少のフェージン
グがあっても復調出力SoutのS/Nの劣化は気にならな
い、という経験的事実に着目したものである。つまり、
受信電界強度が高いときは、第1の系統第2の系統の
系切替えは頻繁にやらないようにする。したがって切替
器15での切替えに伴うS/Nの劣化は著しく改善される。
そして受信電界強度が全体に低くなってきたときはフ
ェージングによるS/Nの劣化が著しく目立つようになる
から、ヒステリシスを小さくするかあるいはヒステリシ
スをなくしてしまう。ヒステリシスがないというのは、
本来のダイバーシチ受信機の動作に戻ったことを意味す
る。
第2図は本発明の動作原理を図解的に示すグラフであ
り、横軸には受信電界強度Eをとり、縦軸には電界強度
比較部14(第1図)の比較レベルCをとって示す。電界
強度Eが低いうちは、従前どおり、第1の系統および第
2の系統の受信電界強度の差の正負に応じて即座に系切
替えがなされる(ヒステリシスなし)。強度Eが中位に
なると、比較レベルCにヒステリシスを少々もたせ、多
少、両系統間の受信電界強度に差があっても反応せず、
その差が所定値Δeを超えたときに初めて切替器15(第
1図)での切替えを実行する。そして強度Eがかなり高
くなったときは、多少のフェージングには全く無反応と
し、両系統間の受信電界強度差が予め定めた最大値ΔE
を超えない限り切替器15での切替えは実行しない。これ
により復調出力SoutのS/N劣化が改善される。
〔実施例〕 第3図は本発明の一実施例を表すブロック図である。
第1図の構成と同一のものについては説明は省略する。
また簡素化のため切替器15は全く模式的に描き改める。
本発明の特徴をなす電界強度判定部21とヒステリシス付
与部(Hで示す)22は、後に詳しく示すので、ここでは
小さいブロックで簡単に示す。第1図に比して具体的に
示されているのは、電界強度検出部13であり、いわゆる
サンプルホールド形の包絡線検波を形成する。その構成
要素は、系切替えのためのスイッチ131、スイッチ131で
選択されたいずれか一方の系の中間周波信号(IF)を増
幅する対数増幅器132、その増幅出力を包絡線検波する
包絡線検波器133、サンプルホールドのためのサンプリ
ングクロックを発生するサンプリングクロック発生器13
4、そのサンプリングクロックに同期して一方では前述
のスイッチ131を切替えると共にそれに同期して切替え
られた崩落線検波出力を選択するスイッチ136、スイッ
チ136の出力を低域ろ波するローパスフィルタ137−1,13
7−2、その低域ろ波出力を増幅する直流増幅器138−1,
138−2であり、この第1および第2の系統の直流増幅
出力を電界強度比較部14でレベル比較し、どちらか高レ
ベルの方を復調出力Soutとして、切替器15で選択する。
なお、前記サンプリングクロックは例えばデューティ50
で10kHz程度のパルスである。10kHzで第1および第2の
系統が切替わるが、比較部14の入力段では、ローパスフ
ィルタ137−1,137−2により、ほぼ直流レベルに平滑化
される。
第4図は本発明の要部の詳細例を示す回路図であり、
第1図および第3図での電界強度判定部21、ヒステリシ
ス付与部22およびヒステリシス付与部22と密接に連係す
る電界強度比較部14を示す。電界強度判定部21は複数の
コンパレータ211,212…21nからなり、それぞれ順次異な
るレベルの基準レベルVr1,Vr2…Vrnを各第2入力(+)
有している。各第1入力(−)には、ローパスフィルタ
137−1,137−2の加算出力、すなわち平均的受信電界強
度(平均レベル)を受ける。これにより、第2図におけ
る電界強度Eの高低変化に伴ってL→LL→LLL→または
H→HH→HHH→の如く電界強度判定部21の出力が変化す
る。電界強度Eが高くなればなる程ヒステリシスを大き
くする必要があるから、比較器14内にオペアンプ(OP)
の帰還抵抗群Rfとして組み込まれたヒステリシス付与部
22の帰還抵抗値を全体として小さくする。図では各抵抗
Rfに直列接続したトランジスタスイッチ(S1,S2,…Sn)
をオンにする。
電界強度が低くなるにつれて、ヒステリシスを小さく
する必要があるが、この場合、オフになるトランジスタ
スイッチの数は徐々に増加し、帰還抵抗値は全体として
大きくなって行くから、所期のとおりヒステリシスは小
さくなって行く。
電界強度が所定の低レベルより下まわると、全トラン
ジスタスイッチは全てオフし(帰還抵抗値最大)、ヒス
テリシスは最小若しくはヒステリシスなしとなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ヒステリシスを
変えることによって受信電界強度に適した、切替器15の
切替えがなされ、ダイバーシチ特性を損うことなく通信
の品質を改良することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成を示すブロック図、 第2図は本発明の動作原理を図解的に示すグラフ、 第3図は本発明の一実施例を表すブロック図、 第4図は本発明の要部の詳細例を示す回路図、 第5図は一般的なダイバーシチ受信機を示す概略ブロッ
ク図である。 図において、 10……ダイバーシチ受信機、 11……第1受信機、12……第2受信機、 13……電界強度検出部、 14……電界強度比較部、 15……切替器、21……電界強度判定部、 22……ヒステリシス付与部、 OP……オペアンプ、Rf……帰還抵抗。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の受信機(11)および第2の受信機
    (12)と、該第1および第2の受信機(11,12)からそ
    れぞれ検出された第1および第2の受信電界強度を検出
    する電界強度検出部(13)と、該第1および第2の受信
    電界強度の両者間の高低を比較して高い側を選択して復
    調出力(Sout)を送出する切替器(15)と、前記第1お
    よび第2の受信電界強度の両者間の高低比較を行う際の
    比較レベルに対してヒステリシスを与えるヒステリシス
    付与部(22)とを有してなるダイバーシチ受信機におい
    て、 前記第1および第2の受信電界強度をサンプリングクロ
    ックにより交互にサンプリングしてそれぞれ個別に第1
    および第2のローパスフィルタ(137−1,137−2)にて
    平滑化したのち加算した加算出力により、前記第1およ
    び第2の受信電界強度の平均レベルを検出し、複数の基
    準レベル(Vr1,Vr2,…Vrn)に対する該平均レベルの高
    低を判定する電界強度判定部(21)を設け、前記ヒステ
    リシス付与部(22)は前記平均レベルが高いとき最大の
    ヒステリシスを与え、該平均レベルが低くなる程該ヒス
    テリシスを小さくすることを特徴とするダイバーシチ受
    信機。
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