JP3068163B2 - スペースダイバーシティ制御装置 - Google Patents

スペースダイバーシティ制御装置

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JP3068163B2 JP2187857A JP18785790A JP3068163B2 JP 3068163 B2 JP3068163 B2 JP 3068163B2 JP 2187857 A JP2187857 A JP 2187857A JP 18785790 A JP18785790 A JP 18785790A JP 3068163 B2 JP3068163 B2 JP 3068163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、空間的に離間して配置された主アンテナお
よび副アンテナのそれぞれで得られた信号を合成して受
信信号を得るスペースダイバーシティ受信装置を制御す
るスペースダイバーシティ制御装置に関する。
(従来の技術) 無線通信システムでは、フェージングの影響を軽減す
るための方法の1つとして、合成スペースダイバーシテ
ィが広く使用されている。
第4図はこの合成スペースダイバーシティを行うスペ
ースダイバーシティ受信装置およびスペースダイバーシ
ティ制御装置の従来の構成を示すブロック図である。
図中、1はスペースダイバーシティ受信装置、2はス
ペースダイバーシティ制御装置である。スペースダイバ
ーシティ受信装置1は、空間的に離間して配置された主
アンテナ10および副アンテナ11を有し、この主アンテナ
10および副アンテナ11のそれぞれを用いて主受信機12お
よび副受信機13で並行的に受信が行われる。主受信機12
で得られた信号は、ハイブリッド回路14に入力され、副
受信機13で得られ、移相器15で移相(移相制御)された
信号と合成される。かくして、ハイブリッド回路14で得
られた合成出力は、増幅器16を介して受信信号として出
力される。
スペースダイバーシティ制御装置2は、レベル検出部
20、A/D変換器21および制御部22からなる。レベル検出
部20は、スペースダイバーシティ受信装置1から出力さ
れる合成出力のレベルに応じたレベルの信号を生成す
る。そしてこのレベル検出部20の出力信号はA/D変換器2
1でディジタル化されたのち、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御回路として有する制御部22に入力される。
制御部22では入力されたデータに基づき、スペースダイ
バーシティ受信装置1が出力する合成出力のレベルが最
大となるように移相器15の移相量を制御する。
ところで、以上のような構成の場合、最適点である同
相点付近において、移相器15の角度に対する合成出力の
レベル変化が小さい。このように同相点付近においてレ
ベル変化が小さくなりA/D変換器21の最小分解能以下と
なると、制御部22はその微小変化を捉えることができ
ず、従って、同相点付近における微小な制御が行えな
い。
この点を解消すべく、A/D変換器21の最小分解能を向
上させることが考えられるが、このように最小分解能の
高いA/D変換器は高価である上に、データのビット数が
増加するために制御部22とのインタフェースも複雑,高
価になってしまうという不具合がある。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように従来は、同相点付近における合成出力レ
ベルの微小な変化を捉えることができず、同相点付近に
おける微小な制御が行えないという不具合があった。
また、合成出力レベルの微小な変化を捉えることがで
きるように微小分解能の高いA/D変換器を用いると、装
置コストが上昇してしまう。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであ
り、その目的とするところは、ごく簡易な構成でコスト
上昇を来すこと無く合成出力レベルの微小な変化を捉え
ることができ、同相点付近においても精度良く移相制御
を行うことができるスペースダイバーシティ制御装置を
提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、レベル検出手段の出力信号を複数種類のゲ
インのうちのいずれかで通過させる例えば可変減衰器な
どのゲイン可変手段を備え、前記レベル検出手段の出力
信号をデジタル化するA/D変換手段の出力信号の変化量
に基づいて、前記ゲイン可変手段に設定されている複数
種類のゲインのうちのいずれかを選択し、前記ゲイン可
変手段をこの選択したゲインで動作させるようにした。
(作 用) このような手段を講じたことにより、ゲイン可変手段
では、A/D変換手段の出力心号の変化量に基づいたゲイ
ンで、レベル検出手段の出力信号が通過される。従っ
て、同相点付近においてレベル検出手段の出力信号の変
化量が小さくなったことをもってゲイン可変手段のゲイ
ンを変える(ゲイン可変手段が減衰を行うものである場
合には減少、増幅を行うものであれば増加)ことによっ
て、A/D変換手段がデジタル化する信号のレベルの変化
量を大きくすることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係るスペー
スダイバーシティ制御装置につき説明する。
第1図は同スペースダイバーシティ制御装置の構成を
示すブロック図である。なお、第4図と同一部分には同
一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図中、3がスペースダイバーシティ制御装置である。
このスペースダイバーシティ制御装置3は、第4図示の
従来のスペースダイバーシティ制御装置2におけるレベ
ル検出部20とA/D変換器21との間に可変減衰器30を設け
ている。また、A/D変換器21の出力データは制御部31に
入力される。この制御部31は、第4図示の従来のスペー
スダイバーシティ制御装置2における制御部22が行う処
理と同様に移相器15を制御する移相制御手段31aに加え
て、可変減衰器30のゲインを決定するゲイン選択手段31
bを有している。
第2図は第1図中の可変減衰器30の具体的な構成を示
す回路図である。図中、R1は抵抗器であり、一端にレベ
ル検出器20の出力が入力されるものとなっている。また
他端は、抵抗器R2およびA/D変換器21の入力端に接続さ
れている。そして抵抗器R2は接地されている。なお、抵
抗器R1,R2の抵抗値は、同一値に設定されている。30aは
スイッチであり、抵抗器R1に並列に設けられている。こ
のスイッチ30aは、制御部31からの切換え信号に応じてO
N/OFFするものとなっている。
次に以上のように構成されたスペースダイバーシティ
制御装置3の動作を制御部31の処理手順に従って説明す
る。まず制御部31は第3図に示すようにステップaにお
いて、A/D変換器21の出力データを取り込む。そして制
御部31はステップbにおいて、ステップaで取り込んだ
データに基づいて移相器15の制御方法を判定し、移相器
15を制御する。このステップa乃至ステップcの処理は
移相制御手段31aを用いて行われる。
こののち、制御部31はステップdにおいて、移相器15
の単位角度当りの合成出力レベルの変化量を算出し、続
いてステップeにおいて、ステップdで算出した変化量
が、A/D変換器21の最小分解能程度に設定された所定量
以上であるか否かの判断を行う。
ここで変化量が所定量以上ではなかった場合、制御部
31は処理をステップeからステップfに移行し、このス
テップfにおいて、可変減衰器30のスイッチ30aをONと
する。こののち、制御部31はステップa以降の処理を繰
り返す。
一方、ステップeで変化量が所定量以上ではなかった
場合、制御部31は処理を ステップeからステップgに移行し、このステップgに
おいて、可変減衰器30のスイッチ30aをOFFとする。この
のち、制御部31はステップa以降の処理を繰り返す。こ
のステップd乃至ステップgの処理はゲイン選択手段31
bを用いて行われる。
かくして可変減衰器30はスイッチ30aが以上のように
してON/OFF制御される。可変減衰器30はこの制御部31に
よるスイッチ30aのON/OFF制御により、次のように動作
する。すなわち、スイッチ30aがON状態であると、抵抗
器R1がバイパスされる。ここで抵抗器R1,R2は同一抵抗
値であるから、抵抗器R1と抵抗器R2との接続点Aの電位
は、スイッチ30aがOFFであり抵抗器R1が介挿している状
態に比べて、スイッチ30aがON状態であるときの方が2
倍となる。
従って、前述したように移相器15の単位角度当りの合
成出力レベルの変化量が、A/D変換器21の最小分解能程
度に設定された所定量より小さかったとき、すなわち最
適点付近となったときに、可変減衰器30のゲインが低く
なり、A/D変換器21への入力レベルが2倍となる。従っ
て、移相器15の単位角度当りの合成出力レベルの変化量
も2倍となり、A/D変換器21の最小分解能以上となる。
つまり、等化的にはA/D変換器21の最小分解能を上昇さ
せたことになる。これにより、制御部31は最適点付近で
の微小変化を捉えることができ、最適点付近においても
より正確に移相器15の移相制御が行える。
またこのとき、移相器15の単位角度当りの合成出力レ
ベルの変化量が、A/D変換器21の最小分解能程度に設定
された所定量より小さかったとき、すなわち最適点付近
となったときにのみ可変減衰器30のゲインを低くしてい
るので、A/D変換器21はダイナミックレンジの低い安価
なものとすることができる。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、可変減衰器は上記実施例にあげた構成のものに
は限定されない。また上記実施例では、ゲイン可変手段
として可変減衰器を用いているが、可変増幅器などであ
っても良い。このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形実施が可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、レベル検出手段の出力信号を複数種
類のゲインのうちのいずれかで通過させる例えば可変減
衰器などのゲイン可変手段を備え、前記レベル検出手段
の出力信号をデジタル化するA/D変換手段の出力信号の
変化量に基づいて、前記ゲイン可変手段に設定されてい
る複数種類のゲインのうちのいずれかを選択し、前記ゲ
イン可変手段をこの選択したゲインで動作させるように
したので、ごく簡易な構成でコスト上昇を来すこと無く
合成出力レベルの微小な変化を捉えることができ、同相
点付近においても制度良く移相制御を行うことができる
スペースダイバーシティ制御装置となる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の一実施例に係るスペースダ
イバーシティ制御装置を説明する図であり、第1図は構
成を示すブロック図、第2図は第1図中の可変減衰器30
の構成を示す回路図、第3図は第1図中の制御部31の処
理手順を示すフローチャート、第4図は従来技術を説明
する図である。 1……スペースダイバーシティ受信装置、10……主アン
テナ、11……副アンテナ、12……主受信機、13……副受
信機、14……ハイブリッド回路、15……移相器、16……
増幅器、3……スペースダイバーシティ制御装置、20…
…レベル検出部、21……A/D変換器、30……可変減衰
器、31……制御部、31a……移相制御手段、31b……ゲイ
ン選択手段。
フロントページの続き (72)発明者 阿部 敏明 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 東芝通信システムエンジニアリング株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭61−82539(JP,A) 特開 平3−201629(JP,A) 特開 平4−23524(JP,A) 特開 平4−165822(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空間的に離間して配置された主アンテナお
    よび副アンテナのそれぞれで得られた信号を移相制御
    し、両信号を同相で合成することにより得られる合成出
    力を受信信号とするスペースダイバーシティ受信装置を
    制御するスペースダイバーシティ制御装置において、 前記合成出力のレベルに応じたレベルの信号を出力する
    レベル検出手段と、 このレベル検出手段の出力信号を複数種類のゲインのう
    ちのいずれかで通過させるゲイン可変手段と、 このゲイン可変手段の出力信号をデジタル化するA/D変
    換手段と、 このA/D変換手段の出力信号の変化量に基づいて、前記
    ゲイン可変手段に設定されている複数種類のゲインのう
    ちのいずれかを選択し、前記ゲイン可変手段をこの選択
    したゲインで動作させるゲイン選択手段と、 前記A/D変換手段の出力信号に基づいて前記主アンテナ
    および前記副アンテナのそれぞれで得られた信号が同相
    になるように移相制御する移相制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするスペースダイバーシティ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6538214B2 (en) 1993-11-16 2003-03-25 Formfactor, Inc. Method for manufacturing raised electrical contact pattern of controlled geometry

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6538214B2 (en) 1993-11-16 2003-03-25 Formfactor, Inc. Method for manufacturing raised electrical contact pattern of controlled geometry

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