JP2518662B2 - 穀類荷受け装置 - Google Patents

穀類荷受け装置

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JP2518662B2 JP62313844A JP31384487A JP2518662B2 JP 2518662 B2 JP2518662 B2 JP 2518662B2 JP 62313844 A JP62313844 A JP 62313844A JP 31384487 A JP31384487 A JP 31384487A JP 2518662 B2 JP2518662 B2 JP 2518662B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、穀粒の水分率と品種について、それぞれあ
らかじめ設定した複数の貯留ビンから、投入穀粒の水分
率と品種に基づいてその穀粒を投入するに最適な貯留ビ
ンを自動的に選択し、穀粒の投入を行う穀類荷受け装置
の改良に関する。
従来の技術 ライスセンター等の穀類荷受け装置は、穀類を貯留す
る貯留ビンを多数備えており、荷受けした穀類を水分
率、品種等の属性に応じて仕分けし、その仕分けに対応
する貯留ビンに投入し貯留するようになっている。
穀類荷受け装置は、概略で、通常、第12図に示される
ように、荷受け側装置Aと複数の貯留ビンを備えた貯留
ビン側装置B、これらの間に配置される計量装置Cおよ
び制御装置Dを備える。
荷受け側装置Aは荷受けホッパー101から荷受けされ
た穀粒からゴミを除去する粗選機102等を備える。
計量装置Cは粗選された穀粒を受入れる予備ホッパー
103aと穀粒の水分率及び重量をバッジ式に計量する計量
機103bを備える。
貯留ビン側装置Bは穀類を貯留する複数の貯留ビン10
4a〜104fとベルトコンベア108及び水平移動可能なベル
トコンベア108′から構成される切替え搬送路109とを備
えている。
なお、各装置間は穀粒搬送路となるベルトコンベア10
5及びバケットコンベア106,107等により連絡されてい
る。荷受け後、粗選機102,計量機103bにより粗選,計測
を終えた穀粒は、バケットコンベア107を介して切替え
搬送路109のベルトコンベア108上に投下され、ベルトコ
ンベア108を介して、更に、穀粒を投入する貯留ビン上
への位置決め水平移動と移送方向切替えが可能なベルト
コンベア108′上に投下される。なお、このベルトコン
ベア108′は予め前記の穀粒の属性により選択された貯
留ビン上への位置決め水平移動が完了されており、従っ
て前記穀粒は所定の移送方向に搬送され、ベルトコンベ
ア108′の端部すなわち穀粒投入部から選定された、複
数の貯留ビン104a〜104fのうちいずれか一つに投入され
る構成となっている。
また、制御装置Dは、メモリ、マイクロプロセッサ、
入出力部などを備えた通常の制御機器が用いられてい
る。
第12図中、符号110は貯留ビン104a〜104fより排出さ
れた穀粒を次工程に搬送するベルトコンベアである。
計量装置Cは、第13図に示されるように、予備ホッパ
ー103aに粗選機102からの穀粒を受け、この予備ホッパ
ー103aのシャッター111が開放されると計量機103bに穀
粒が投入される。そして、その穀粒重量が予め設定した
所定の量に達し、重量計112がこれを検出すると、予備
ホッパー103aのシャッター111は閉鎖されて計量機103b
への穀粒の投入が停止される。このときに重量計112に
よって該計量機内の穀粒の重量を精密に計量し直す一
方、水分計113によって水分率を計測し、それらの値を
制御装置Dに伝達する。
これら計測処理が終了すると計量機103bの下部に設け
たシャッター114は開放され、計測処理の終了した穀粒
を排出し、排出が完了すると該シャッター114は閉鎖さ
れ、再び予備ホッパー103aのシャッター111が開放され
計量機103bに穀粒を投入するようになっている。なお、
予備ホッパー103aのシャッター111が閉鎖されている間
に粗選機102から排出された穀粒は予備ホッパー103aに
徐々に収容されることとなるが、この作業中に予備ホッ
パー103aが満杯となると予備ホッパー103a上部に設けた
レベル検出センサ115がこれを検出し、荷受け作業が一
時停止されるように構成されている。
このような構成において、荷口の変更によって荷受け
穀粒の属性(品種,水分率等)が変わり、穀類に投入す
べき貯留ビンへの切替えを行う場合、即ち、属性の異な
る穀粒を荷受けホッパー101より新たに投入する場合、
切替え搬送路109のベルトコンベア108′を位置決めのた
め水平移動し、また、その移送方向を切替える必要があ
るが、各々の貯留ビン104a〜104fに選択的に穀粒を投入
するベルトコンベア108′の位置決め水平移動が瞬間的
に行われないため、投入ビンを選択してから切替え搬送
路109が移動を開始して目標とする貯留ビン104へ位置決
め水平移動し、その結果穀粒搬送路の設定が完了するま
でに通常、30〜90sec.程度の待ち時間を必要とする。
この待ち時間に計量機103bのシャッター114を開放す
ると穀粒は属性が適合しない貯留ビン104に混入されて
しまうからシャッター114を開放することはできず、そ
のため、計量機103bが満杯となるので荷受け作業を継続
することが不可能となる。すなわち、従来の穀類荷受け
装置には、新規に投入する穀粒に関し切替え搬送路109
の穀粒投入部を貯留すべき貯留ビン104上に位置決めを
終了(穀粒搬送路の設定が終了)してからでないと荷受
け穀粒の切替えを行うことができないという難点があ
る。
これは、収穫期に多種多様な属性を有する穀類もしく
は穀粒が持ち込まれるライスセンター等において、荷受
け作業が渋滞する大きな原因となっている。また、荷受
け作業が渋滞する大きな原因となっている。また、荷受
け作業の自動化ができなかった種々の原因の一つともな
っている。
発明が解決しようとする問題点 そこで、本発明の目的は、荷受け穀粒の切替えに伴う
穀粒搬送路設定作業中も円滑に計量作動を継続できる穀
粒荷受け装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 第1図は、本発明が採用した手段のブロック図であ
る。
本発明は、荷受け側装置と複数の貯留ビンを備えた貯
留ビン側装置との間に、水分計を有する計量装置を備え
た穀類貯留装置において、前記計量装置の計量機下流側
より該計量機の該穀粒収容量より大きな容量を有する調
整タンクを設けると共に、前記複数の貯留ビンの各々に
あらかじめ設定された水分率及び品種データをそれぞれ
記憶する貯留ビンデータ記憶手段aと、前記水分計bに
よって計測した穀粒の水分率及びデータ入力手段cによ
り入力した該穀粒の品種コードと前記貯留ビンデータ記
憶手段aに記憶した水分率及び品種データに基づいて該
穀粒を投入すべき貯留ビンを選択する貯留ビン選択手段
dと、前記調整タンクから貯留ビン選択手段dによって
選択して貯留ビンに至る穀粒搬送路を設定する搬送路設
定手段eと、搬送路設定手段eによって穀粒搬送路が確
立されたことを検出する搬送路設定確認手段fと、搬送
路設定確認手段fの確認信号に基づき前記調整タンクの
排出シャッタの閉鎖を開放するシャッタ開放手段gと、
計量装置からの一荷口の計量終了信号を受けて調整タン
クの排出シャッタを穀粒の排出確認後に閉鎖するシャッ
タ閉鎖手段hとを備えることにより上記問題点を解決し
た。
作用 貯留ビンデータ記憶手段aは、予め貯留ビン毎に設定
された貯留すべき水分率及び品種データ等を各々の貯留
ビンに対応させて記憶する。
貯留ビン選択手段dは、計量機の水分計bによって測
定された穀粒の水分率及びデータ入力手段cによって入
力された該穀粒の品種コードを、貯留ビンデータ記憶手
段aに記憶された貯留ビン毎の水分率及び品種データと
比較して該穀粒を投入すべき貯留ビンを選択する。
搬送路設定手段eは貯留ビンの選択が終了すると、調
整タンクの排出シャッタから貯留ビン選択手段dによっ
て選択された貯留ビンに至る穀粒搬送路を設定する。
搬送路設定確認手段fは穀粒搬送路の確立を確認し、
調整タンクのシャッタ開放手段gは搬送路設定作業中に
計量機より排出されて調整タンクに一時貯留されていた
穀粒の排出を可能とする。
実施例 以下、本発明の一実施例について説明する。なお、こ
の実施例は同等の構成を有する2系統の穀類荷受け装置
を併設して成る複合装置であり、以下、各々の装置を系
1,系2と呼ぶ(第3図参照)。
まず、系1の穀類荷受け装置の構成について説明す
る。
この穀類荷受け装置は第3図に示すように荷受側装置
A、貯留ビン側装置B、計量装置Cを備える。
荷受け側装置Aは従来例と同様に、荷受けホッパー9
a、粗選機10aを備え、両者間は荷受けホッパー9a下部の
ベルトコンベア1aとバケットコンベア2aで接続されてい
る。
貯留ビン側装置Bも従来例と同様に、切替え搬送路15
aと複数の貯留ビン14a(1,1)〜14a(1,6)を備える。
この貯留ビン側装置Bと後述する計量装置Cとはバケ
ットコンベア7a、切替え弁4a,移送装置5aを介して接続
されている。切替え搬送路15aは第1のベルトコンベア8
aと第2のベルトコンベア3aを有し、第2のベルトコン
ベア3aは全体が左右に水平位置決め移動可能とされ、そ
の左右端部は穀粒投入部として貯留ビン14a(1,1)〜14
a(1,6)のそれぞれの上部に対応できるようになってお
り、貯留ビン側の各位置決め位置、即ち、投入位置には
ベルトコンベア3aの位置を検出するリミットスイッチ等
の検出手段が配備されている。なお、符号16aは貯留ビ
ン14a(1,1)〜14a(1,6)より排出された穀粒を次工程
に搬送するベルトコンベアである。
計量装置Cは、第2図に示されるように、予備ホッパ
ー11a、穀粒を小分けしてバッジ式に計量する計量機12
a、及び調整タンク13aから成り、予備ホッパー11aの上
部には該ホッパーの満杯状態を検出するレベル検出セン
サLV1が設けられ、また、下端には設定された計量開始
最低量(計量機12aの計量設定重量の1/2程度とする)を
検出するレベル検出センサLV2と、ソレノイドS1によっ
て開閉操作される穀粒排出用のシャッター17を備えた排
出口が設けられる。計量機12aには投入された穀粒の重
量を計る重量計Mm、水分率を測定する水分計Mw、及びソ
レノイドS2で開閉操作される穀粒排出用のシャッター18
が設けられている。前記重量計Mmは、オイルダンパ等の
弾性体によって支えられた計量機12aの重量変化によっ
て生ずる上下変位をリンケージを介して回転変位に変換
しインクリメンタルエンコーダにより前記回転変位を検
出する構成であって、極めて高精度の計量能力を有す
る。
又、調整タンク13aは、計量機12aの約2倍以上(但
し、右方極限値)の穀粒収容量を有し、その上部には該
タンクの満杯状態を検出するレベル検出センサLV3、下
部には該タンクの空状態を確認するレベル検出センサLV
4が備えられ、更に、ソレノイドS3で開閉操作される穀
粒排出用のシャッター19が設けられている。
なお、予備ホッパー11a,計量機12a,調整タンク13aは
第2図に示されるように、略鉛直方向に配設されている
ので、これら装置間の穀粒搬送は各シャッターの開閉動
作によって行われ特別の搬送手段を必要としない。
系2の穀類荷受け装置は上述した系1の場合と同様に
(第3図)、荷受けホッパー9b、粗選機10b、予備ホッ
パー11b、計量機12b、貯留ビン14b(2,1)〜14b(2,
6)、ベルトコンベア1b,8b,3b,16b、バケットコンベア2
b,7b、切替え弁4b、移送装置5b、調整タンク13bを備え
ており、各装置の構成は系1の場合と同様であるので構
成に関する説明は省略する。
そして、上述のように構成された系1の切替え弁4aと
系2のベルトコンベア8bは移送装置6aによって連絡さ
れ、系2の切替え弁4bと系1のベルトコンベア8aは移送
装置6bによって連絡されている。
次に、第4図に基づき制御系要部について説明する。
系1の計量機12aに備えられたマイクロプロセッサ20a
(以下、系1計量機CPUと呼ぶ)には入出力回路21aを介
して重量計Mm,水分計Mwが各々の測定値を入力するよう
接続され、レベル検出センサLV1〜LV4が検出信号を入力
するよう接続されている。前記シャッタ17〜19の各々を
開閉操作するソレノイドS1〜S3はソレノイド駆動回路22
a及び入出力回路21aを介して系1計量機CPU20aに駆動制
御されるよう接続され、ベルトコンベア1a,バケットコ
ンベア2aはコンベア駆動回路23a及び入出力回路21aを介
して系1計量機CPU20aに駆動制御されるよう接続されて
いる。データ入力手段の一部を構成するキーボード24a
及びCRT25a等を備えた荷受け操作盤26aは入出力回路21a
を介して系1計量機CPU20aに接続されている。なお、符
号27aは系1計量機CPU20aの制御プログラム等を記憶し
たメモリである。
系2の計量機12bに備えられたマイクロプロセッサ20b
(以下、系2計量機CPUと呼ぶ)は系1計量機CPU20aと
同様の制御対象を備え同様の構成を有するのでこれらに
関する説明は省略する。
そして、系1計量機CPU20a及び系2計量機CPU20bは各
々のインタフェース28a,28bを介してメインマイクロプ
ロセッサ29(以下、メインCPUと呼ぶ)に接続されてい
る。
メインCPU29には入出力回路30を介して、系1のベル
トコンベア3aの穀粒投入位置を検出するリミットスイッ
チ31aの検出信号が入力されるよう接続されている。
又、系1の切替え弁4a、移送装置5a,6a、ベルトコンベ
ア3a,8a及びバケットコンベア7aが各々の駆動回路32a,3
3a,34aと入出力回路30を介して駆動制御されるようメイ
ンCPU29に接続されている。同様にして、メインCPU29に
は系2のベルトコンベア3bの穀粒投入位置を検出するリ
ミットスイッチ31bが入出力回路30を介して接続される
と共に、系2の切替え弁4b、移送装置5b,6b、ベルトコ
ンベア3b,8b及びバケットコンベア7bが各々の駆動回路3
2b,33b,34bと入出力回路30を介して駆動制御されるよう
接続されている。なお、符号35はメインCPU29の制御プ
ログラム等を記憶したメモリ、符号36は各種データを保
存するファイルである。
以下、系1計量機CPU20a及びメインCPU29の処理フロ
ーチャートに基づいてこの実施例の作用を説明する。な
お、各ステップにおいてレジスタにデータを記憶する場
合はレジスタ名を変数名として扱う。
まず、系1計量機CPU20aの処理を示す第5図(a)に
おいて、電源投入と同時に初期化された系1計量機CPU2
0aは(ステップS101)、荷受け操作盤26aからのデータ
入力を待つ待機状態に入り(ステップS102)、キーボー
ド24aによって荷受け操作盤26aからのデータ入力が行わ
れると、荷受け年月日を変数Nに、受入れNoを変数Nc
に、個人コードを変数Pcに、品種コードを変数Snに記憶
し(ステップS103)、直ちにベルトコンベア1a,バケッ
トコンベア2aを駆動し荷受けホッパー9aから粗選機10a
を介して予備ホッパー11aに至る穀粒の搬送を開始する
(ステップS104)。次に、レベル検出センサLV2がONで
あるか否か、即ち、予備ホッパー11a内に計量開始最低
量の穀粒が投入されているか否かを確認し(ステップS1
05)、レベル検出センサLV2がOFFであって穀粒の投入量
が計量開始の最低量に満たなければ、次に、荷受け操作
盤26aの強制計量スイッチがONとなっているか否かを確
認し(ステップS106)、強制計量スイッチがOFFであれ
ば再びステップS105に復帰して、ステップS105−ステッ
プS106から成るループを形成し、予備ホッパー11a内に
計量開始最低量の穀粒が投入されてレベル検出センサLV
2がONとなるまで待つ。次に、ステップS107に移行して
荷受け操作盤26aの計量開始スイッチがONとなるまで待
機する。そして、オペレータによって計量開始スイッチ
がON操作されるとステップS108に移行して計量に関する
処理を開始する。なお、ステップS106で強制計量スイッ
チがONとなっていれば、予備ホッパー11a内に計量開始
最低量の穀粒が投入されるのを待たずに、ステップS108
以降の計量に関する処理を実行することとなる。
系1計量機CPU20aは計量に関する処理において、ま
ず、レベル検出センサLV1がOFFであるか否か、即ち、予
備ホッパー11aが満杯であるか否かを確認し(ステップS
108)、レベル検出センサLV1がOFFであって予備ホッパ
ー11aが満杯でなければ予備ホッパー11aへの穀粒の投入
を継続する。
次に、計量機12aの重量計Mmからの現在の入力信号が
投入重量[0]を示すものであるか否か、即ち、前回の
処理周期で計量処理を終了した計量機12a内の穀粒が完
全に排出されているか否かを確認し(ステップS111)、
重量計Mmからの入力信号が投入重量[0]を示すもので
あって計量機12a内の前回計量分の穀粒が完全に排出さ
れていれば、次に、予備ホッパー11a下部に設けられた
シャッター17を開閉操作するソレノイドS1を駆動してシ
ャッター17を開放し、予備ホッパー11aから計量機12aに
穀粒の投入を開始し(ステップS112)、タイマT1に端量
検出時間をセットしてスタートさせる(ステップS11
3)。次に、計量機12aの重量計Mmが現在検出している重
量と計量設定重量(例えば、100Kg,200Kg等が設定可
能)との大小関係を比較し(ステップS114)、重量計Mm
が現在検出している重量が計量設定重量に満たなけれ
ば、次に、端量検出時間をセットされたタイマT1の設定
時間が終了しているか否かを確認し(ステップS115)、
タイマT1の設定時間内であれば再びステップS114に復帰
して、ステップS114−ステップS115から成るループを形
成し、ステップS114で重量計Mmが現在検出している重量
が計量設定重量に達するか、或いは、ステップS115でタ
イマT1の設定時間が終了するのを待つ。
ステップS114で、重量計Mmが現在検出している重量が
計量設定重量に達した場合、ソレノイドS1をOFFしてシ
ャッター17を閉鎖し、予備ホッパー11aから計量機12aへ
の穀粒投入を禁止し(ステップS116)、水分率の測定回
数を計数するカウンタZに1を加え(ステップS117)、
水分計Mwの計測値、即ち、今回計測した水分率w(%)
を累積水分率を記憶する変数Wに加算して(ステップS1
18)、ステップS120に移行する。
一方、ステップS115でタイマT1の設定時間が終了した
場合は、端量検出時間(通常の状態で、予備ホッパー11
aから計量機12aに投入される穀粒の重量が計量設定重量
に達するに十分な時間)が経過したにも関わらず、重量
計Mmが現在検出している重量は計量設定重量に満たない
ことを示し、これは、予備ホッパー11aから計量機12aに
投入されるべき穀粒が既に存在しないということであっ
て、今回の計量がこの荷口における最終計量処理(一バ
ッジの終了)となるので、計1計量機CPU20aはステップ
S119に移行して計量終了フラグF1をセットし、シャッタ
ー17を開放したまま、水分率の測定回数を計数するカウ
ンタZの更新及び水分率の測定は実行せずにステップS1
20に移行する。
このようにして、ステップS120に移行した系1計量機
CPU20aは重量計Mmによって今回測定された穀粒の重量m
(Kg)を荷受け穀粒の合計重量を記憶する変数Mに加算
する(ステップS120)。
次に、後述する継続処理フラグF2がセットされている
か否か、即ち、今回の計量処理が第1回目の計量処理で
あるか否かを確認し(ステップS121)、継続処理フラグ
F2がセットされておらず今回が第1回目の計量処理であ
れば、次に、メインCPU29に、投入すべき貯留ビンを選
択するのに必要とされるデータ1、即ち、系1計量機20
aからのデータ送信であることを示すデバイス名1とス
テップS102で入力された品種コードSn及びステップS118
で計測された該穀粒の水分率wを送信し(ステップS12
2)、第1回目の計量処理が終了したことを示す継続処
理フラグF2をセットする(ステップS123)。
次に、レベル検出センサLV3がOFFであるか否か、即
ち、調整タンク13aが満杯であるか否かを確認し(ステ
ップS124)、レベル検出センサLV3がOFFであって調整タ
ンク13aが満杯でなければ計量機12aの下部に設けられた
シャッター18を開閉操作するソレノイドS2を駆動してシ
ャッター18を開放し計量機12aから調整タンク13aへ穀粒
の投入を開始し(ステップS125)、直ちに、シャッター
18の開放時間を監視するタイマT2を所定の時間にセット
してスタートさせる(ステップS126)。
次に、タイマT2の設定時間が終了したか否か、即ち、
計量機12aから調整タンク13aへの穀粒排出のために予め
設定されたシャッター18の開放時間が終了したか否かを
確認し(ステップS127)、タイマT1の設定時間が終了し
ていなければシャッター18を開放したまま待機しタイマ
T2の設定時間が終了するのを待つ。そして、タイマT2の
設定時間が終了して穀粒排出のために予め設定されたシ
ャッター18の開放時間が終了すると直ちにソレノイドS2
をOFFしてシャッター18を閉鎖し、予備ホッパー11aに投
入された穀粒が計量機12a内に貯留される状態とし、次
の処理周期における計量処理を可能とする(ステップS1
28)。
次に、後述する搬送路設定終了フラグF3が既にセット
されているか否か、即ち、調整タンク13aの排出口から
穀粒を投入すべき貯留ビン14aに至る穀粒の搬送路が確
立されているか否かを確認する(ステップS129)。
搬送路設定終了フラグF3がセットされていなければ、
次に、メインCPU29からデータ2、即ち、調整タンク13a
の排出口から、穀粒を投入すべき貯留ビン14aに至る穀
粒の搬送路が設定し終った時に、メインCPU29から送信
される貯留ビン14aの位置情報が入力されているか否か
を確認し(ステップS130)、入力されていれば変数jに
穀粒を投入すべき貯留ビン14a,14bの系を示す位置情報P
1(1)を、変数iにその系における該貯留ビンのビンN
oを示す位置情報P2(1)を記憶し(ステップS131)、
搬送路設定終了フラグF3をセットして調整タンク13aか
ら穀粒を投入すべき貯留ビン14a、もしくは14bに至る搬
送路が確立されたことを示し(ステップS132)、ソレノ
イドS3を駆動して調整タンク13aの下部に設けられたシ
ャッター19を開放し調整タンク13a内に一時貯留されて
いた穀粒の排出を開始する(ステップS133)。
又、ステップS129で搬送路設定終了フラグF3がセット
されている場合は、ステップS130〜ステップS133に至る
処理は既に完了しておりシャッター19は開放されて、調
整タンク13aからの穀粒の排出が許可されているので、
直ちにステップS134に移行する。
一方、ステップS129で搬送路設定終了フラグF3がセッ
トされておらず、更に、ステップS130でメインCPU29か
らのデータ2入力が確認できない場合は、未だ、調整タ
ンク13aの排出口から穀粒を投入すべき貯留ビン14aに至
る搬送路が確立されていないので、ステップS130〜ステ
ップS133に至る処理は実行されず、調整タンク13aのシ
ャッター19を閉鎖したまま穀粒の排出を禁止しステップ
S134に移行する。
そして、ステップS134では計量終了フラグF1がセット
されているか否か、即ち、今回荷受けした荷口の計量が
全て完了しているか否かを確認し、計量終了フラグF1が
セットされていなければ、次に、タイマT3にクッション
時間、即ち、各装置や制御系の動作の遅れを吸収するた
めのインターバル時間をセットしてスタートさせ(ステ
ップS135)、タイマT3の設定時間が終了するまで待機し
た後(ステップS136)、ステップS108に復帰して次周期
の計量処理を開始する。
このようにして、系1計量機CPU20aは、ステップS108
−ステップS111−ステップS112−ステップS113−ステッ
プS114−(ステップS115)−ステップS116−ステップS1
17−ステップS118−ステップS120−ステップS121の処理
を繰返し実行するが、ステップS121では第1回目の計量
処理終了以降継続処理フラグF2がセットされるので、ス
テップS122のデータ1送信とステップS123のフラグF2セ
ット処理をバイパスして、更に、ステップS124−ステッ
プS125−ステップS126−ステップS127−ステップS122−
ステップS128に至る処理が実行される。
そして2回目の周期において、未だ、搬送路設定終了
フラグF3がステップS129で確認されず、更に、ステップ
S130でメインCPUからのデータ2入力が確認されない場
合、即ち、メインCPU29による搬送路の設定が著しく遅
滞した場合は、調整タンク13aのシャッター19が閉鎖さ
れたまま2回の計量処理が実行されるので、調整タンク
13aには計量機12aの2倍の容量(但し、計量設定重量に
関して)の穀粒が投入されることとなり、次の処理周期
のステップS124において調整タンク13aの満杯状態がレ
ベル検出センサLV3によって検出され、ステップS125以
降の処理は実行されなくなり計量機12aのシャッタ18が
開放されることはなくなり調整タンク13aへの穀粒の投
入は禁止されて調整タンク13aがオーバーフローするよ
うな事故が未然に防止される。なお、系1計量機CPU20a
はステップS108に復帰して次の処理周期からは調整タン
ク13aよりも上流側でのみ投入処理を実行することとな
る。
そして、計量機12aのシャッタ18の開放が禁止される
ことにより2回目の計量処理以降、計量機12aからの穀
粒の排出が阻止されるので第3回目の計量処理を実行さ
れた穀粒は計量機12a内に残存することとなり、第4回
目の周期において、計量機12a内の穀粒重量を検出する
重量計MmがステップS111で計量機12a内の穀粒残留を検
出し、ステップS112以降の処理は実行されなくなり予備
ホッパー11aのシャッター17が開放されることはなくな
り計量機12aへの穀粒の投入は禁止され計量機12aがオー
バーフローするような事故は未然に防止される。なお、
系1計量機CPU20aはステップS108に復帰して、次の処理
周期からは計量機12aよりも上流側でのみ投入処理を実
行することとなる。
そして、予備ホッパー11aのシャッター17の開放が禁
止されることにより、予備ホッパー11aからの穀粒の排
出が阻止されるのでついには予備ホッパー11aは満杯と
なってステップS108において予備ホッパー11aの満杯状
態がレベル検出センサLV1によって検出され、系1計量
機CPU20aはベルトコンベア1a,バケットコンベア2aの駆
動を停止し予備ホッパー11aへの穀粒の投入を禁止して
(ステップS109)予備ホッパー11aのオーバーフローを
防止し、アラーム出力を出力して荷受け操作盤26aのCRT
25a等に異常状態を表示するので(ステップS110)、オ
ペレータは手動操作で障害復帰を行う。
このようにして、各装置のオーバーフローは未然に防
止されるが、この実施例においては、穀粒の流れの下流
側、即ち、調整タンク13aの側から順次異常状態を検出
して隣接する上流側の装置のシャッター開放を禁止する
ようにしているので、下流側の装置が満杯状態となって
も該装置よりも上流側の装置への穀粒投入は妨げられる
ことがない。
一方、レベル検出センサLV1〜LV3及び重量計Mmが異常
状態を検出することなく、順調な計量作業が行われる間
にステップS134で計量終了フラグF1が確認された場合、
この荷口の穀粒に関する計量処理はすべて終了した訳で
あるから、系1計量機CPU20aは、ベルトコンベア1a,バ
ケットコンベア2aの駆動を停止して(ステップS137)、
ステップS117でカウントされたこの荷口に関する水分率
測定回数の最終値ZとステップS118で演算された合計水
分率の最終値W(%)に基づいてこの荷口の平均水分率
W/Z(%)を演算して変数に記憶し(ステップS13
8)、次に、調整タンク13aのレベル検出センサLV4がOFF
であるか否か、即ち、この荷口の最終バッジの穀粒が全
て調整タンク13aより排出されているか否かを判別し
(ステップS139)、排出の完了が確認されるとソレノイ
ドS3をOFFして調整タンク13aの排出シャッタ19を閉鎖す
る(ステップS140)。すなわち、計量装置からの一荷口
の計量終了信号を受けて調整タンクの排出シャッタを穀
粒の排出確認後に閉鎖するシャッタ閉鎖手段が構成され
ている。なお、予備ホッパー11aのシャッター17を操作
するソレノイドS1は常閉であり、また、計量機12aのシ
ャッター18はステップS128で既に閉鎖されているので各
シャッタは全て閉鎖を完了し初期状態に復帰したことに
なる。次に、メインCPU29にデータ3、即ちステップS10
3で読込んだ受入年月日(N),受入No(Nc),個人コ
ード(Pc),品種コード(Sn)、ステップS138で求めた
平均水分率()、ステップS120で最終的に求められた
合計重量(M)、ステップS130で入力された貯留ビンの
系及びビンNoを示す位置情報(j,i)、系1計量機20aか
らのデータ送信であることを示すデバイス名(1)を送
信し(ステップS141)、そのうち個人データである受入
年月日(N),受入No(Nc),個人コード(Pc),品種
コード(Sn),平均水分率(),合計重量(M)を第
10図に示されるような伝票にしてプリントアウトした後
(ステップS142)、再びステップS101に復帰してイニシ
ャライズされ、荷受け操作盤26aから次の荷口のデータ
入力を待つ待機状態に入る。なお、計量処理終了時にお
いては常にステップS102で待機状態となっているので、
このまま電源をカットすることも可能である。
一方、メインCPU29の処理を示す第6図において、電
源投入と同時に初期化されたメインCPU29は(ステップS
201)、ステップS202〜ステップS206に至る各判別処理
によって、系1計量機CPU20a或いは系2計量機CPU20bか
らデータ1の入力があるか否か(ステップS202)、後述
する選択要求フラグF4或いはF5がセットされているか否
か(ステップS203,ステップS204)、系1計量機CPU20a
或いは系2計量機CPU20bからデータ3の入力があるか否
か(ステップS205)、荷受け操作盤からの終了信号の入
力があるか否か(ステップS206)を監視し、ステップS2
07〜ステップS210に至る各サブルーチンを実行するか否
かを判別する。
まず、ステップS202において系1計量機CPU20aからデ
ータ1の入力があった場合について説明する。
系1計量機CPU20aの処理を示す第5図(a)のステッ
プS122において、第1回目の計量処理を終了した系1計
量機CPU20aがデータ1、即ち、系1計量機CPU20aからの
データ送信であることを示すデバイス名1と品種コード
Sn及び穀粒の水分率wを送信し、メインCPU29がステッ
プS202でこの情報を受け取ると、メインCPU29は投入ビ
ン検索サブルーチンAに移行する(ステップS207)。
第7図に示されるような投入ビン検索サブルーチンA
に移行したメインCPU29は、まず、入力されたデータ1
のデバイス名が1であるか否かを判別し(ステップS30
1)、そのデバイス名が1、即ち、系1計量機CPU20aか
らのものであれば系1の荷受け側装置Aにおいて荷受け
が要求されていることを示すデバイス1選択要求フラグ
F4をセットし(ステップS302)、デバイス名を示す変数
kに1をセットする(ステップS303)。一方、入力され
たデバイス名が1でない場合、即ち、系2計量機CPU20b
からのものであれば系2の荷受け側装置Aにおいて荷受
けが要求されているとを示すデバイス2選択要素フラグ
F5をセットし(ステップS304)、デバイス名を示す変数
kに2をセットする(ステップS305)。
次に、データサーチ指標となる変数j(貯留ビンの系
を示す)及びi(貯留ビンのビンNoを示す)に1をセッ
トし(ステップS306,ステップS307)、第11図に示され
るようなランダムファイルR.F.に予め貯留ビン毎に設定
された上限水分Uw(j,i),下限水分Lw(j,i),品種コ
ードSc(j,i),設定重量Ms(j,i)、現在重量Mn(j,
i)の各データを読み出し(ステップS308)、系1計量
機CPU20aから送信された水分率wが上限水分Uw(j,i)
から下限水分Lw(j,i)に至る範囲に含まれているか否
かを判別し(ステップS309)、含まれていなければ、次
に、データサーチ指標となる変数iに1を加えてビンNo
を更新し(ステップS310)、iの値が6を超えているか
否か、即ち、各系に備えられた貯留ビンの数を超えてい
るか否かを判別し(ステップS311)、iの値が6を超え
ていなければステップS308に復帰して、更新されたiの
値に基づいて次の貯留ビンのデータを読み出して前回と
同様にして水分率wが上限水分Uw(j,i)から下限水分L
w(j,i)に至る範囲に含まれているか否かを判別する
(ステップS309)。また、iの値が6に達して系1の貯
留ビン(1,1)〜(1,6)に対する検索が終了しても適当
な貯留ビンが発見できない場合はステップS312に移行し
jの値を2に再設定してステップS307に復帰した後再び
同様にして系2の貯留ビンに対する検索を続ける。この
ような処理を繰返す間に水分率wの合致するデータが読
みだされると、次に系1計量機CPU20aから送信された品
種コードSnが品種コードSc(j,i)と合致するか否かを
判別し(ステップS313)、合致すれば、更に、設定重量
Ms(j,i)−現在重量Mm(j,i)の値が所定値εよりも大
きいか否か、即ち、この貯留ビンに穀粒を投入する余裕
があるか否かを判別し(ステップS314)、穀粒を投入す
る余裕があれば、この貯留ビンを投入ビンとして選択
し、ビンの位置情報を示す変数P1(k)(系を示す)、
P2(k)(ビンNoを示す)にそれぞれデータサーチ指標
j,iの値を記憶し(ステップS315)メインCPU処理フロー
チャートのステップS203に復帰する。なお、kの値が1
であればデバイス1の要求に対する投入ビンの位置情報
を示し、kの値が2であればデバイス2の要求に対する
投入ビンの位置情報を示す。又、系2計量機CPU20bから
データ1の入力があった場合についても同様であるので
説明を省略する。
次に、ステップS203において選択要求フラグF4のセッ
トが確認された場合について説明する。
選択要求フラグF4のセットを確認して搬送路設定サブ
ルーチンB1(ステップS208)に移行したメインCPU29
は、第8図(a)に示されるような搬送路設定サブルー
チンB1において、まず、貯留ビンの位置情報を示す変数
P1(1)が1であるか否か、即ち、投入すべき貯留ビン
が系1に属するものであるか否かを判別し(ステップS4
01)、系1に属するものであれば、次に、後述する系1
ビン使用中フラグF6がセットされているか否かを確認す
る(ステップS402)。系1ビン使用中フラグF6がセット
されていなければベルトコンベア8a,3aは非使用中であ
って系1貯留ビンへの穀粒の投入が可能であるので、次
に、ベルトコンベア3aをP2(1)、即ち、投入ビン検索
サブルーチンAのステップS315で選択された系1の第i
番目のビンNoの位置に水平移動を開始させ(ステップS4
03)、リミットスイッチ31aによって目標位置への到達
が確認されるまで待機する(ステップS404)。そして、
リミットスイッチ31aによって目標位置への到達が確認
されるとベルトコンベア3aの駆動を停止し(ステップS4
05)、次にP2(1)の値、即ち、ビンNoが3よりも大き
いか否かを判別し(ステップS406)、3よりも小されば
ベルトコンベア3aの回転方向を左回転としベルトコンベ
ア3aの左側から穀粒を投入するようにし(ステップS40
7)、また、3よりも大きければベルトコンベア3aの回
転方向を右回転としベルトコンベア3aの右側から穀粒を
投入するようにする(ステップS408)。このようにして
デバイス1の要求に対する搬送路の設定が終了すると、
次に、デバイス1の選択要求フラグF4をリセットし、
又、今回系1の貯留ビン側において搬送路の設定を行っ
たので系1ビン使用中フラグF6をセットして系1ビンが
使用中となったことを示す(ステップS409)。次に切替
え弁4aを正位置に復帰させ(ステップS410)、移送装置
5a,バケットコンベア7a,ベルトコンベア8aを駆動させ
(ステップS411)、系1計量機CPU20aにデータ2、即
ち、貯留ビンの位置情報P1(1)(系を示す)及びP2
(貯留ビンNoを示す)を送信する(ステップS422)。
なお、送信されたデータ2は第5図(b)に示される
ような系1計量機CPU20aの処理においてステップS130に
読込まれ、系1計量機CPU20aは貯留タンク13aのシャッ
タ19を開放することになり、シャッタ19より排出された
穀粒はバケットコンベア2a,正位置に復帰した切替え弁4
a,ベルトコンベア8a,ベルトコンベア3aを介して、投入
ビン検索サブルーチンAのステップS315で選択された系
P1(k),ビンNoP2(k)の貯留ビン(この場合k=
1)に投入されることとなる。一方、第8図(a)に示
されるような搬送路設定サブルーチンB1のステップS401
で投入すべき貯留ビンの系を示す変数P1(1)が1であ
って、ステップS402で系1ビン使用中フラグF6がセット
されていた場合、又、ステップS401で投入すべき貯留ビ
ンの系を示す変数P1(1)が2であって、ステップS412
で系ビン使用中フラグF7がセットされていた場合は、搬
送路が重複するためデバイス1の選択要求フラグF4に対
応することはできず、メインCPU29はデバイス1の選択
要求フラグF4を残したまま、第6図に示されるようなメ
インCPU29の処理フローに復帰し、前回の計量が終了し
て系1ビン使用中フラグF6或いは系2ビン使用中フラグ
F7がリセットされるのを待つこととなる。なお、第8図
(a)に示される搬送路設定サブルーチンB1のステップ
S412〜ステップS421に至る処理は、投入すべき貯留ビン
の系を示す変数P1(1)が2の場合、即ち、系2の貯留
容器が投入ビン検索サブルーチンAのステップS315で選
択された場合に対応する処理であって、メインCPU29の
動作は前述したステップS402〜ステップS411に至る処理
と同様であるのでフローに関する説明を省略する。
また、メインCPU処理フローのステップS204において
選択要求フラグF5のセットが確認された場合について
も、上記フラグF4のセットが確認された場合と同様のア
ルゴリズムを有するので説明を省略する。
次に、メインCPU処理フローのステップS205において
系1計量機CPU20aからデータ3の入力があった場合につ
いて説明する。
系1計量機CPU20aの処理を示す第5図(b)のステッ
プS141において最終バッジの穀粒の排出を確認した系1
計量機CPU20aがデータ3、即ち、受入年月日(N),受
入No(c),個人コード(Pc),品種コード(Sn)、平
均水分率(%)、合計重量(M)、貯留ビンの位置情報
(j,i)、系1からのデータ送信であることを示すデバ
イス名(1)を送信し、メインCPU29がステップS205で
この情報を受け取ると、メインCPU29は計量終了サブル
ーチンCに移行する(ステップS210)。第9図に示され
るような計量終了サブルーチンCに移行したメインCPU2
9は、まず、入力されたデータ3のデバイス名が1であ
るか否かを判別し(ステップS501)、デバイス名が
[1]であって系1の荷受け側装置Aで計量が終了した
のあれば、次に、変数j、即ち、貯留ビンの位置情報の
うち系を示す値が系1に属するものであるか否かを判別
する(ステップS502)。そして、j=1であって、いま
まで投入を行っていた貯留ビンが系1に属するものであ
れば、バケットコンベア7a,移送装置5a,ベルトコンベア
8a,3aを停止し(ステップS503)、デバイス1の調整タ
ンク13aの排出口から系1の貯留ビンに至る搬送路をす
べて停止させ、次に、系1ビン使用中フラグF6をリセッ
トして系1ビンが非使用中となったことを示す(ステッ
プS504)。又、ステップS502で変数jが2であって、い
ままで投入を行っていた貯留ビンが系2に属するもので
あれば、バケットコンベア7a,移送装置6a,ベルトコンベ
ア8b,3bを停止し(ステップS505)、デバイス1の調整
タンク13aの排出口から系2の貯留ビンに至る搬送路を
すべて停止させ、次に、系2ビン使用中フラグF7をリセ
ットして系2ビンが非使用中となったことを示す(ステ
ップS506)。一方、ステップS501でデバイス名が2であ
ると判別された場合は、ステップS507〜ステップS509に
至る処理或いはステップS507〜ステップS510〜ステップ
S511に至る処理で同様にしてデバイス2の調整タンク13
bの排出口から系1或いは系2の貯留ビンに至る搬送路
をすべて停止させ、系1ビン使用中フラグF6或いは系2
ビン使用中フラグF7をリセットして各系のビンが非使用
中となったことを示す(ステップS509、ステップS51
1)。このようにして、各系のビン使用中フラグがリセ
ットされると、第6図に示されるようなメインCPU29の
搬送路設定処理サブルーチンB1(ステップS208)や搬送
路設定処理サブルーチンB2(ステップS209)が再度実行
可能となる。次に、ステップS512に移行したメインCPU2
9は第11図に示されるように各貯留ビンのデータを記憶
するランダムファイルR.F.にアクセスしてレコードP.D.
(j,i,n(j,i))、即ち、系jの貯留ビンのビンNoiに
投入された穀粒に関する個人データを記憶する第n(j,
i)番目のレコードにステップS205で入力されたデータ
3、即ち、受入年月日(N),受入No(Nc),個人コー
ド(Pc),品種コード(Sn)、平均水分率()、合計
重量(M)を登録し(ステップS512)、現在重量を示す
データMn(j,i)に今回投入した穀粒の合計重量Mを加
えて現在重量を更新し(ステップS513)、個人データを
記憶するレコードNo.n(j,i)に1を加えて次回に個人
データを登録すべきレコードNoを設定した後(ステップ
S514)第6図に示されるメインCPU処理フローに復帰す
る。
この実施例においては、系1計量機CPU20aの処理を示
す第5図(a)〜(b)からも明らかなように、第1回
目の計量処理終了後ステップS122でメインCPU29に品種
コードSn及び水分率w、即ち、該穀粒を投入すべき貯留
ビンを選択するに必要なデータを送信し、メインCPU29
がこの情報に基づいて貯留ビンを検索し該当する貯留ビ
ンを選択して(投入ビン検索サブルーチンA)、ベルト
コンベア3a,3bを移動して投入位置に位置決めし該コン
ベアの回転方向を決定し、移動装置5a,5b,6a,6b、バケ
ットコンベア7a,7b、ベルトコンベア8a,8bを選択的に駆
動して(搬送路設定サブルーチンB1,B2)、調整タンク1
3a,13bの排出口から該穀粒を投入すべき貯留ビンに至る
穀粒の搬送路の設定が終了してから該調整タンクの排出
口を開放し穀粒の搬送が開始されるようになっているス
テップS130〜ステップS133)。そして、搬送路の設定が
終了するまでの間は、系1(系2)計量機CPU20a(b)
の制御によって最大3回までの計量処理が実行可能とな
っているので、計量処理が実行されている間に投入すべ
き貯留ビンの検索及び選択、搬送路の設定が完了し、荷
受け穀粒の荷口切替えが行われる場合であっても続けて
別荷口の穀粒を計量処理することができ、荷受作業を中
断する必要がない。なお、この実施例では調整タンクの
容量を計量機容量の約2倍としているが、調整タンクの
容量は貯留ビンの検索及び選択、搬送路の設定に要する
時間と計量処理に要する時間との関係に基づいて適宜設
定すればよく、調整タンクは、搬送路設定時に搬送路設
定確認信号を得るまでの時間に相当する計量機の小分け
バッジ計量回数分以上の容量を持つものであればよいこ
とは言うまでもない。また、系1計量機CPUの処理を示
す第5図(b)において、ステップS130〜ステップS133
に至る処理、即ち、メインCPU29からのデータ2受信を
確認して調整タンク13aのシャッター19を開放する処理
を独立したプログラムとしてデータ2の割込み入力によ
って実行させてもよい。又、ステップS108でレベル検出
センサLV1が予備ホッパー11aの満杯状態を検出した場
合、コンベア1a,2aを停止して(ステップS109)、アラ
ーム出力を行った後(ステップS110)、一旦プログラム
の進行を停止して手動復帰するようにしているが、上記
のようにデータ2の受信を割込み入力によって行うよう
にした場合、コンベア1a,2aを停止してからデータ2の
入力を確認し、順次下流側から穀粒を排出するようにす
れば自動的に障害復帰を実行させることもできる。
最終バッジの穀粒の計量処理においては、投入される
残り穀粒が微量である場合、即ち、水分計Mwによる水分
測定の信頼性に問題がある場合を考慮して、最終バッジ
に限り水分測定を実行しないようにしているので、累積
水分率W(%)と水分測定回数を示すカウンタzの単純
な関係に基づいて、精密な平均水分率を求めることがで
きる。
又、投入ビン検索サブルーチンAに示されるように、
穀粒を投入すべき貯留ビンの選択は該穀粒の水分率w,品
種Sn(ステップS309,ステップS313)のみならず、投入
すべき貯留ビンに既に投入されている穀粒の現在重量Mn
と投入可能な設定重量Msとの関係(ステップS314)によ
っても判断されるので、貯留ビン内において穀粒がオー
バーフローするような事故は発生しない。
又、搬送路設定サブルーチンB1に示されるように、穀
粒投入のために選択された貯留ビンが別々の系に属する
場合は系1と系2の荷受け側装置Aから同時に穀粒を投
入することもできるので、効果的な荷受け作業を行うこ
とができる。
なお、第11図のように各貯留ビン毎のデータ、即ち、
上限水分Uw,下限水分Lw,品種コードSc,設定重量Ms,現在
重量Mn及び投入された穀粒に関する個人データP.D.(第
10図参照)はメインCPU29にCRT表示装置等を接続してグ
ラフィック表示を行い、常に監視できるようにしてもよ
い。
発明の効果 本発明によれば、荷受け穀粒もしくは穀粒の切替えに
伴う搬送路設定作業中であっても何らの操作を要するこ
となく連続的に別荷口の穀類もしくは穀粒を受入れて処
理することができ、荷受作業を中断する必要がなく円滑
に荷受け作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が採用したブロック図、第2図は一実施
例の要部を示す図、第3図は概要を示す図、第4図は制
御系要部を示すブロック図、第5図(a)〜(b)は計
量機CPUの処理フローチャート、第6図はメインCPUのフ
ローチャート、第7図は投入ビン検索サブルーチンを示
すフローチャート、第8図(a)〜(b)は搬送路設定
サブルーチンを示すフローチャート、第9図は計量終了
サブルーチンを示すフローチャート、第10図は個人デー
タを示す概念図、第11図は貯留ビンのランダムファイル
を示す概念図、第12図及び第13図は従来技術を説明する
図である。 1a,1b,3a,3b,8a,8b,16a,16b……ベルトコンベア、2a,2
b,7a,7b……バケットコンベア、4,4b……切替え弁、5a,
5b,6a,6b……移送装置、9a,9b……荷受けホッパー、10
a,10b……粗選機、11a,11b……予備ホッパー、12a,12b
……計量機、13a,13b……調整タンク、14a,14b……貯留
ビン、15a,15b……切替え搬送路、17,18,19……シャッ
ター、20a……系1計量機CPU、20b……系2計量機CPU、
21a,21b,30……入出力回路、22a,22b……ソレノイド駆
動回路、23a,23b,34a,34b……コンベア駆動回路、24a,2
4b……キーボード、25a,25b……CRT、26a,26b……荷受
け操作盤、27a,27b,35……メモリ、28a,28b……インタ
フェース、29……メインCPU、31a,31b……リミットスイ
ッチ、32a,32b……切替え弁駆動回路、33a,33b……移送
装置駆動回路、36……ファイル、a……貯留ビンデータ
記憶手段、b……水分計、c……データ入力手段、d…
…貯留ビン選択手段、e……搬送路設定手段、f……搬
送路設定確認手段、g……シャッタ開放手段、LV1〜LV4
……レベル検出センサ、Mw……水分計、Mm……重量計、
S1〜S3……ソレノイド、A……荷受け側装置、B……貯
留ビン側装置、C……計量装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷受け側装置と複数の貯留ビンを備えた貯
    留ビン側装置との間に、水分計を有する計量装置を備え
    た穀類貯留装置において、 穀粒を小分けしてバッジ式に計量する計量機を有する計
    量装置より下流側に調整タンクを設けると共に、 複数の貯留ビンの各々にあらかじめ設定した水分率およ
    び品種データをそれぞれ記憶する貯留ビンデータ記憶手
    段と、 水分計によって計測した穀粒の水分率およびデータ入力
    手段により入力したこの穀粒の品種コードと貯留ビンデ
    ータ記憶手段に記憶した水分率および品種データに基づ
    いて穀粒を投入すべき貯留ビンを選択する貯留ビン選択
    手段と、 調整タンクから貯留ビン選択手段によって選択して貯留
    ビンに至る搬送経路を設定する搬送路設定手段と、 搬送路設定手段によって穀粒搬送路が確立されたことを
    検出する搬送路設定確認手段と、 搬送路設定確認手段の確認信号に基づき調整タンクの排
    出シャッタを解放するシャッタ解放手段を備え、 計量装置からの一荷口の計量終了信号を受けて調整タン
    クの排出シャッタを穀粒の排出確認後に閉鎖するシャッ
    タ閉鎖手段と、 調整タンクは、搬送路設定時に搬送路設定確認信号を得
    るまでの時間に相当する計量機の小分け計量回数分以上
    の容量を持つものであることを特徴とする穀類荷受け装
    置。
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