JP2518591B2 - カッタ― - Google Patents

カッタ―

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JP2518591B2
JP2518591B2 JP5055273A JP5527393A JP2518591B2 JP 2518591 B2 JP2518591 B2 JP 2518591B2 JP 5055273 A JP5055273 A JP 5055273A JP 5527393 A JP5527393 A JP 5527393A JP 2518591 B2 JP2518591 B2 JP 2518591B2
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drive
drive gear
movable blade
latch
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シュモデ ハルトムト
ベバー ゲルト
ビーベ ウルリッヒ
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Baitomyuraa Interufuaase Unto Co GmbH
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/005Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for cutting cables or wires, or splicing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26BHAND-HELD CUTTING TOOLS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B26B13/00Hand shears; Scissors
    • B26B13/26Hand shears; Scissors with intermediate links between the grips and the blades, e.g. for remote actuation

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Scissors And Nippers (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Shearing Machines (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)
  • Threshing Machine Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルを切断するた
めのカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のカッターは、ドイツ特許公報2
745114C2により既に開示され、特にケーブルを
切断するために有用であることが知られている。このカ
ッターは、互いに重ね合わされた2枚の平たい可動刃を
備える。2枚の可動刃は、駆動装置によって駆動され、
共通の回転軸回りに回転する。駆動装置は、ブッシュ内
に配置されたピストンを備え、このピストンは流体の圧
力によって作動する。各可動刃は、トグルレバーを介し
て互いに開閉するように節点で結合される。
【0003】ドイツ特許公報3302875C2には、
切断しようとするロープ状の素材を切断する剪断器が開
示される。この剪断器では、一方の刃が可動刃として作
用し、他方の刃は固定刃として作用する。固定刃は保持
レバーに固定され、この保持レバーに回動レバーが可動
可能に結合されている。可動刃はラチェットの助けをか
りて駆動される。ラチェットの爪が可動刃の周囲に形成
された歯に係合するのである。この爪は、可動刃の駆動
を一部担っているラチェットピニオンに係合する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最初に引用した従来の
カッターでは、圧力流体を利用した駆動機構が必要とな
る等機構が複雑になってしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、自らが回転する駆動機構によっ
て可動刃が駆動されるカッターを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明によるカ
ッターでは、可動刃を含む平面内に配置されて駆動装置
に連結された専用のカムディスクによって各可動刃が駆
動される点に特徴を有する。
【0007】上記カムディスクが駆動されて回転する
と、各可動刃の回転位置が個々に設定され、カッターの
プライヤーの口部を開閉する。最初の従来例で用いられ
るような空圧作動式トグルレバーによって可動刃を駆動
する必要はなく、本発明によるカッターでは、構造が極
めて簡素化される。
【0008】また、本発明によれば、各可動刃に、回転
軸の一側で切刃の反対側に面する凸部領域を設け、この
凸部領域をカムディスクの周縁に押し付ける。
【0009】かかる凸部領域は、可動刃の先端とは反対
向きに延び、カムディスクの周縁上に配置される。一方
のカムディスクが回転すると、可動刃の凸部領域に接触
する周縁部が可動刃の回転軸から遠ざかり、他方のカム
ディスクが回転すると、他の可動刃の凸部領域に接触す
る周縁部分が可動刃の回転軸に近づく。この場合、カム
ディスク及び凸部領域間のセルフロックが生じないよう
にするために留意する必要がある。かかるセルフロック
は、カムディスクのカム面傾斜を緩くすることによって
防止することができる。
【0010】カムディスクを同一方向に回転することに
よって、駆動装置の構造を簡素化することができる。カ
ムディスクの形状は、切断中に所望の反力が得られるよ
うに、可動刃の位置の関数として選択される。
【0011】さらに、本発明によれば、両カムディスク
は共通の駆動軸回りで相対回転不能に配置され、この結
果、駆動装置をさらに簡素化することができる。
【0012】駆動軸に連結される駆動機構は、例えば、
駆動軸の一端に結合される。
【0013】この駆動機構としては、可動刃を所望の位
置に移動させることができる手動の制御ホイールであっ
てもよく、可動刃を駆動して切断を実行することができ
るモータ、例えば電気モータであってもよい。
【0014】さらにまた、本発明によれば、駆動装置
に、駆動軸に固定的に取り付けられた駆動ギアを設けて
もよい。できる限りカッターの構造をコンパクトにする
ために、この駆動ギアはカムディスク間に配置されるこ
とが好ましい。
【0015】さらにまた、本発明によれば、駆動装置
に、回動アームに揺動可能に設けられて駆動歯を駆動ギ
アの歯の間に係合させる駆動ラッチを設けてもよい。回
動アームを操作することによって駆動ギアと共にカムデ
ィスクは駆動ラッチを介して駆動され、この動きに対応
して可動刃が変位する。保持アームには阻止ラッチが設
けられ、この阻止ラッチが駆動ギアの歯の間に弾発的に
係合して、駆動ギア従って可動刃がリセットされるのを
防ぐ。
【0016】上記駆動ラッチ及び阻止ラッチを駆動ギア
の歯の間に強制的にロックさせて、摩耗の危険性を避け
ながら良好な駆動力伝達を確保する。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明のカッターの
好適な実施例を詳細に説明する。図1及び図2におい
て、本発明に係るカッターは、前ハウジング板1と後ハ
ウジング板2を有する。ほぼ長方形に形成された2枚の
ハウジング板1、2は一定間隔をおいて相互に平行配置
される。両ハウジング板1、2は、その側部領域に1対
ずつ配置されたスペーサ3、4、5、6を介して結合さ
れる。スペーサ3、4、5は、内ねじを有するスリーブ
として構成され、両側から止めネジ7、8がねじ込まれ
る。これらの止めネジ7、8はハウジング板1、2の通
孔を貫通している。
【0018】ハウジング板1、2の角部に配置されたス
ペーサ6はほぼ三角形に構成され、その斜辺が内方を向
いている。このスペーサ6の断面はU字形を呈し、保持
アーム9を支持する。保持アーム9は、2つの取付ピン
10、11を介してスペーサ6に固定的に結合される。
すなわち、取付ピン10、11は、スペーサ6と保持ア
ーム9の上端とを突き抜けて両者を堅固に結合する。さ
らに取付ピン10、11は、ハウジング板1、2を突き
抜けハウジング板1、2に対してスペーサ6に従って保
持アーム9をロックする。取付ピン10、11の軸端は
ハウジング板1、2の外面に面一になる。スペーサ6に
は、スペーサ6の周辺に両側からハウジング板1、2を
取付けるためにネジ穴12が形成され、ハウジング板
1、2を貫通した止めネジ13がねじ込まれる。止めネ
ジ13のヘッドによって、ハウジング板1、2はスペー
サ6に押さえつけられる。例えば鋼からなる保持アーム
9がU字形に形成される場合、保持アーム9の内部に部
材10、11、13が貫通するスペーサを配置すること
によって上部領域を補強することができる。このような
スペーサまでネジ穴12を延ばすこともでき、そのまま
貫通させることもできる。
【0019】保持アーム9に隣接して、回動アーム14
は、ヒンジボルト15を介して回転可能にハウジング板
1、2に節点結合される。ヒンジボルト15はハウジン
グ板1、2を直角に突き抜け、ヒンジボルト15の軸端
面はハウジング板1、2の外面と面一になる。回動アー
ム14は、保持アーム9及び回動アーム14間に配設さ
れるスプリング(図示せず)の作用により、ヒンジボル
ト15回りで保持アーム9から離れるように押し戻され
る。
【0020】ヒンジボルト15の周辺領域、即ち、上部
領域では、回動アーム14はU字形の断面を有する。回
動アーム14の上端には斜面縁部16が形成され、回動
アーム14が保持アーム9から最も離れた位置まで回動
したときに、斜面縁部16はストップピン17にぶつか
る。言い換えれば、ストップピン17は、保持アーム9
から遠のこうとする回動アーム14の回動作動を制限す
る。このストップピン17は、ハウジング板1、2によ
って支持される。
【0021】回動アーム14の上端部にはロックラッチ
19が配置される。このロックラッチ19は軸受ピン1
8回りで回動し、保持アーム9及び回動アーム14が相
互に接近した際に、後ハウジング板2の対応凹部に入り
込む。これにより、保持アーム9及び回動アーム14間
の上記スプリングの作用で回動アーム14が回動するこ
とが阻止される。保持アーム9及び回動アーム14の下
端側は例えばプラスチック等によって被覆され、ハンド
ル部を形成している。
【0022】カッターのラッチ駆動を詳細に説明する前
に、まず、カッターの上部領域の構造を詳細に説明す
る。
【0023】保持アーム9及び回動アーム14から離隔
したカッターの上部領域には剪断ヘッド20が配置され
る。この剪断ヘッド20は前可動刃21と後可動刃22
とを有する。これらの2つの可動刃21、22は、ハウ
ジング板1、2の端部に支持された共通回転軸23回り
で回転する。
【0024】可動刃21、22は、半円形に湾曲するよ
う形成される切刃24、25を備える。切刃24、25
は相互に対向し、カッターのプライヤーの口部26を構
成する。概略的には、可動刃21、22は円形鎌形の構
造であり、回転軸23はプライヤーの口部26のすぐ下
側に位置する。可動刃21、22が円形鎌形に構成され
ることから、いずれの可動刃21、22も、回転軸23
からアーム9、14側へと延びている。可動刃21、2
2の端部は、アーム9、14に対向すると共に面取りさ
れ、凸部領域27、28を形成する。
【0025】図1は、後可動刃22の切刃25を形成す
る基準面25aが形成された面を示す。一方、図2は、
前可動刃21の切刃24を形成する基準面24aが形成
された面を示す。可動刃21、22は円板形に構成さ
れ、切刃24、25の領域では比較的厚肉であるが、凸
部領域27、28では薄肉である。つまり、凸部領域2
7、28では相互に対向する壁面が切除されているので
ある。図1において、可動刃22の壁厚は、参照符号3
0の領域よりも参照符号29の領域において薄くなって
いる。このような壁面の切除によって凸部領域27、2
8の間には駆動ギア31を保持するために用いられる空
間が構成される。
【0026】両可動刃21、22は引張スプリング32
の作用により予め付勢される。正確には、引張スプリン
グ32が凸部領域27、28が互いに接近する方向に回
転軸23回りに付勢する。
【0027】駆動ギア31は、両端をハウジング板1、
2に支持された駆動軸33に一体的に固定される。駆動
軸33の多角形部34は前ハウジング板1を突き抜け
る。この多角形部34に、例えば手動操作用制御ホイー
ルやモータといった図示しない駆動メカニズムが連結さ
れ、この駆動メカニズムによって駆動軸33が回転す
る。この場合、駆動メカニズムは前ハウジング板1の外
側に設置される。
【0028】駆動軸33には2枚のディスク、即ち、前
カムディスク35及び後カムディスク36が設置され
る。各ディスク35、36は駆動ギア31の片側に配置
される。駆動ギア31及びカムディスク35、36は互
いに重なるように配置され、相対回転しないように相互
に固定される。このため、例えば、ピンがこれらの部材
31、35、36に共通する通孔37、38を貫通す
る。駆動軸33が駆動メカニズムによって外部から回転
駆動されると、2つのカムディスク35、36と駆動ギ
ア31とは、互いに相対移動を生じることなく駆動され
る。駆動ギア31、カムディスク35、36の軸方向の
総幅は、これらで構成されるユニットがハウジング板
1、2の間にぴたりと設置される程度に設定される。従
ってこのユニットの軸方向の幅はハウジング板1、2間
の距離、そしてスペーサ3、4、5、6の長さに対応す
る。しかしながら、カムディスク35、36は、ハウジ
ング板1、2間で回転可能であり、固定されるものでは
ない。
【0029】前述のように、可動刃の相互に対向する壁
面は凸部領域27、28で切除され、駆動ギア31を保
持する空間を形成している。凸部領域27、28の駆動
ギア31に対向する面は駆動ギア31に接触する。凸部
領域27、28では、可動刃21、22の厚さはカムデ
ィスク35、36の軸方向長さに対応する。すなわち、
可動刃21、22もまたハウジング板1、2の間、正確
には凸部領域27、28が配置される位置にぴたりとは
まる。しかし、凸部領域27、28は、必ずしも駆動ギ
ア31の側面に隣接して配置される必要はない。後述す
るように可動刃21、22の回転位置次第である。
【0030】カッターを長手方向に見ると、駆動軸33
は回転軸23の下方に配置されている、図1に示される
ように、後可動刃22の凸部領域28は後カムディスク
36の周縁面に押し付けられ、一方、図2に示すよう
に、前可動刃21の凸部領域27は前カムディスク35
の周縁面に押し付けられる。凸部領域27、28は、前
述した引張スプリング32の作用により、カムディスク
35、36上を案内される。駆動ギア31や駆動メカニ
ズムを通じて駆動される駆動軸33が回転すると、カム
ディスク35、36が回転し、さらに可動刃21、22
が回動する。この作動については更に後述する。
【0031】前述したように、駆動軸33は駆動メカニ
ズムの作用によって回転し、次いで可動刃21、22を
回転させる。しかしながら、この駆動軸33を駆動ギア
31を通じて駆動してもよい。詳述すると、駆動ラッチ
39は、回動アーム14の上部領域で軸受ピン40に回
動可能に支持される。この場合、駆動ラッチ39は、駆
動ギア31の2つの歯42の間に係合する駆動歯41を
有する。この駆動歯41の係合位置は、保持アーム9が
位置する駆動ギア31の一側である。軸受ピン44に支
持される阻止ラッチ43が駆動ギア31の歯42の間に
係合する。軸受ピン44の両端はハウジング板1、2に
回転可能に支持される。駆動ラッチ39及び阻止ラッチ
43は、スプリング45、46の作用によって、駆動ギ
ア31の方向に付勢されている。スプリング45、46
の他端はピン47、48に巻き付けられてスペーサ6に
支持される。ピン47、48はスペーサ6のU字形領域
を貫通する。ピン47、48はハウジング板1、2によ
っても支持される。
【0032】前ハウジング板1には制御レバー50、5
1が貫通する開口49が形成される。一方の制御レバー
50は駆動ラッチ39の側面に結合され、他方の制御レ
バー51は阻止ラッチ43の側面に結合される。開口4
9は長孔に形成され、制御レバー50、51が移動する
と、スプリング45、46の付勢力に抗して駆動ラッチ
39及び阻止ラッチ43が駆動ギア31から離脱する。
駆動ラッチ39及び阻止ラッチ43は、駆動ギア31か
ら一緒に離脱してもよく別個に離脱してもよい。前述し
た制御ホイールを介して、可動刃21、22をプリセッ
トするために手によって移動可能である。
【0033】以下に、図1及び図2を参照してカッター
の作動を詳細に説明する。
【0034】図1及び図2に示すカッターの初期位置で
は、アーム9、14は相互に近接している。まず、固定
用ラッチ19を軸受ピン18回りで図1の時計回りに手
で駆動する。回動アーム14は解除される。すると、回
動アーム14は、アーム9、14間の図示しないスプリ
ングの作用により、ヒンジボルト15回りに保持アーム
9から離れるように回動する。このとき、軸受40がヒ
ンジボルト15回りの軌道上を移動し、駆動ラッチ39
を駆動してその駆動歯41を駆動ギア31の歯42の間
から抜き去る。図1に示すように、スプリング46の付
勢力により阻止ラッチ43が駆動ギア31の歯部と係合
し、駆動ギア31の回動は阻止される。このように回動
アーム14が回動して保持アーム9から離れる場合、図
1において駆動ギア31の反時計回りの回転は起こら
ず、従ってカムディスク35、36の回転も起こらな
い。回動アーム14は、その斜面縁部16がストップピ
ン17と当接するまで回動される。
【0035】続いて、回動アーム14がヒンジボルト1
5回りで保持アーム9に向かって回動されると、回動ア
ーム14は駆動ラッチ39を前進させ、駆動ラッチ39
の駆動歯41を通じて、駆動ギア31を駆動軸33回り
に時計回りに回転させる。この場合、阻止ラッチ43は
単に駆動ギア31の歯42の上を滑って駆動ギア31の
回転を阻止することはない。カムディスク35、36も
また駆動ギア31の回転に伴って図1の時計回りに回動
する。このときの回転角は、回動アーム14の揺動角に
対応し、通常2つの歯42間の角度間隔に等しい。
【0036】カムディスク36が、図1の時計回り、即
ち、矢印A方向に回転すると、後可動刃22の凸部領域
28が接触するカムディスク36の周縁領域は、回転軸
23に向かって移動する。換言すると、後カムディスク
36は回転軸23回りで可動刃22を凸部領域28より
高く押し上げる。後可動刃22の回転位置は、カムディ
スク36の半径長さによって制御され、この半径長さは
常にカムディスク36及び凸部領域28の間でセルフロ
ックもしくは固着が生じないように選定されている。図
1では後可動刃22が回転軸23回りで最大限反時計回
りに後退した位置にある。これは、凸部領域28が、駆
動軸33から最短距離にある周縁部分上でカムディスク
36と接触しているからである。カムディスク36が回
転し、その半径長さが大きくなると、後可動刃22は矢
印B方向に押圧される。
【0037】図1の矢印A方向に示すように、カムディ
スク36が回転すると、図2の前カムディスク35は、
同一回転方向、即ち、矢印A方向に回転する。図2はカ
ッターの正面図を示しているので、ここでは反対向きに
描かれている。
【0038】前可動刃21の凸部領域27は前カムディ
スク35の周縁上に接触する。前カムディスク35が矢
印A方向に回転する際には、前可動刃21は、回転軸2
3回りで図2の時計方回りに回転する。この場合にも、
前可動刃21の回転位置はカムディスク35の半径長さ
により決定される。図2では、前可動刃21は最大限下
方に位置する。これは、凸部領域27が最小半径を有す
る部位で前カムディスク35上に接触しているからであ
る。続いて、前カムディスク35が矢印A方向に回転す
ると、前カムディスク35が凸部領域28の上方へ前可
動刃21を矢印C方向に押し上げる。同時に後可動刃2
2が後カムディスク36によって矢印B方向に押圧され
るので、プライヤーの口部26を閉じることができる。
かかる作動を行うために、カムディスク35、36の回
転位置は駆動ギア31に対して予め固定的に選定され
る。
【0039】切断しようとする素材の断面が比較的厚い
場合に、相互に交差する切刃24、25の先端を保護す
るために、切刃24、25の基準面24a、25aの裏
側には開先24b、25bが形成される。この開先24
b、25bは、実際には、可動刃先端が交差し始めたと
きに、それらを案内する。
【0040】制御レバー50、51を用いて駆動ラッチ
39及び阻止ラッチ43を回転させて駆動ギア31の歯
との係合を外すと、カムディスク35、駆動ギア31及
びカムディスク36から成るユニットを、手によって、
すなわち、多角形部34にはめ合わされるハンドホイー
ルによって回転駆動することができる。ハンドホイール
の回転に応じた所望の態様でプライヤーの口部26を開
閉することができる。
【0041】可動刃21及び22の回動角度はカムディ
スク35、36の半径長さによって予め決められ、これ
によって駆動ギア31の各回転位置において所定の切断
力が発生する。ロープ状の材料を切断する場合には、回
転位置に応じた所望の反力を得ることができ、このこと
は、比較的軟質の被覆材と硬質のコアとからなるケーブ
ルの場合には極めて効果的である。この場合、例えば、
切り始めでは、駆動ギア31の歯数ごとにプライヤーの
口部が素早く閉じるようにカムディスクの半径長さを決
定し、これによって軟質の被覆材のみを切断する。次の
段階では駆動ギア31の歯数ごとの閉じ方が遅くなるよ
うにカムディスクの半径長さを決定し、これによって硬
質なコアを切断する。特に、このカッターは、構造的に
幅が狭いため、隅部に配置されたケーブルの切断に好適
である。駆動ギア31の末端領域や、カムディスク3
5、36の末端領域を密閉して、駆動伝達部の汚れを防
ぐようにしてもよい。このために、ハウジング板1、2
の間、例えば、スペーサ4、5の間やスペーサ3、6の
間に側壁を渡してもよい。
【0042】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、この種の
カッター装置において、構成が簡素化され、しかも円滑
且つ的確な作動を実現する等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカッターにおけるハウジングを開い
た状態の後方から見た斜視図である。
【図2】 本発明のカッターにおけるハウジングを開い
た状態の前方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 前ハウジング板、2 後ハウジング板、3,4,
5,6 スペーサ、 9保持アーム、14 回動アー
ム、19 ロックラッチ、21 前可動刃、22後可動
刃、23 回転軸、27,28 凸部領域、31 駆動
ギア、35 前カムディスク、36 後カムディスク、
39 駆動ラッチ、41 駆動歯、43阻止ラッチ、4
5,46 スプリング、50,51 制御レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリッヒ ビーベ ドイツ連邦共和国 ドレントルプ キー ビトツベグ 2 (56)参考文献 特開 昭63−185512(JP,A) 実開 昭57−96728(JP,U) 実開 昭61−74322(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(1、2)に支持される共通
    の回転軸(23)回りで回転し、互いに開閉してロープ
    形の素材を切断する一対の平たい可動刃(21、22)
    と、 ハウジング(1、2)に支持されて、各可動刃(21、
    22)を含む平面内で互いに相対回転不能に共通の駆動
    軸(33)回りで回転する一対のカムディスク(35、
    36)を有するカムディスクユニットと駆動軸(33) を回転させる駆動装置(31、39)と
    を備え 前記可動刃(21、22)には、可動刃の切刃(24、
    25)と反対向きに面して回転軸(23)に隣接する凹
    部領域(27、28)が設けられ、 これら凹部領域(27、28)が対応するカムディスク
    (35、36)の周縁に接することによって、両カムデ
    ィスク(35、36)を同一方向に回転させながら可動
    刃(21、22)を同時に反対方向に駆動させ ることを
    特徴とするカッター。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカッターにおいて、
    記駆動装置は、前記共通の駆動軸(33)に固定された
    駆動ギア(31)を有することを特徴とするカッター。
  3. 【請求項3】 請求項に記載のカッターにおいて、
    記駆動ギアは2枚のカムディスク(35、36)の間に
    配置されていることを特徴とするカッター。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のカッターにおい
    て、前記駆動装置は、カッターの回動アーム(14)に
    軸支されて、前記駆動ギア(31)の歯(42)に駆動
    歯(41)を係合させる駆動ラッチ(39)を有する
    とを特徴とするカッター。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のカッターにおいて、
    記駆動ラッチ(41)は、前記駆動ギア(31)の歯に
    ロックする態様で係合することを特徴とするカッター。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載のカッタ
    ーにおいて、カッターの保持アーム(9)には阻止ラッ
    チ(43)が取り付けられ、この阻止ラッチ(43)
    は、前記駆動ギア(31)の歯(42)に弾発的に係合
    することを特徴とするカッター。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のカッタ
    ーにおいて、前記駆動軸(33)の一端には駆動機構が
    連結されることを特徴とするカッター。
  8. 【請求項8】 請求項に記載のカッターにおいて、
    記駆動機構は制御ホイールであることを特徴とするカッ
    ター。
  9. 【請求項9】 請求項に記載のカッターにおいて、
    記駆動機構はモータであることを特徴とするカッター。
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