JP2518557Y2 - パレツト - Google Patents

パレツト

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JP2518557Y2
JP2518557Y2 JP1987088643U JP8864387U JP2518557Y2 JP 2518557 Y2 JP2518557 Y2 JP 2518557Y2 JP 1987088643 U JP1987088643 U JP 1987088643U JP 8864387 U JP8864387 U JP 8864387U JP 2518557 Y2 JP2518557 Y2 JP 2518557Y2
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Japan
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leg portions
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政行 中村
利喜男 高橋
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は一枚の金属薄板に依るプレス成形によりその
全体を一体的に製造したパレットであって、フォークリ
フトを用いて荷物の移送を行うに際して使用し、かつ不
使用時の保管に際する積み重ね状態下に於て、上位のパ
レットが下位のパレットに対し重合合致化されて、その
保管スペースが著しく減少化されるようにしたパレット
に係り、製造の容易性、製造コストの低廉性を図ると共
に、パレット自体に対する著しい堅牢性を付与し、併せ
て、積み重ね状態にある多数のパレットにおいて、例え
ば上から所望枚数分のパレットを取り出すために、重合
合致状態にあるパレット間に対するフォークの差し込み
が、極めて容易に可能化されるように構成したことを特
徴とするものである。
(従来の技術) 従来のこの種パレットは、金属薄板等に依って形成さ
れたパレット基板の下面に、フォーク差し込みのための
溝孔形成用たる脚体を、金属薄板等でプレス成形した別
体の脚構成枠を固設して成るものであった。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した如き従来のパレットであると、パレット基板
と脚体との両部材を要するため、製造が煩雑でありかつ
製造コストが掛かってしまうことを余儀なくされるばか
りでなく、両部材は金属薄板で製造したものであるた
め、強度的難点が必然伴うものであった。更に、従来の
この種パレットは、その保管時に、多数のパレットを積
み重ねた際、各パレットは互いに隙間無く重合されてし
まうため、フォークリフトを利用して、例えば上位半分
だけ取り出そうとしても、パレットの重合合致面に対す
るフォークの差し込みが出来ないため、その作業は極め
て煩雑なものとされた。
本考案は上記の如き従来の問題点の解決化を図ったこ
とを特徴とする者である。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、両側辺寄り全長に亙って脚構成用溝2,2を
形成すると共に、該溝2,2の両端に隅角脚部2a,2aを、ま
た、その中央部分に両側部中央脚部2bを夫々垂下膨設
し、更に、前後両辺寄りには、前後部中央脚部3,3を垂
下膨設して成るパレット板Pを、一枚の金属薄板からそ
の全体を一体的に形成し、また、上記した脚構成用溝2,
2、隅角脚部2a,2a、両側部中央脚部2b、及び、前後部中
央脚部3,3は、上面が開放しかつ底面に向かってすぼま
った空洞を形成するようなテーパー状周壁面とし、更
に、上記脚構成用溝2,2内には、隅角脚部2a,2a及び両側
部中央脚部2bをそのやや上位位置で閉鎖するための閉鎖
用板部4a,4a及び4bと、該両板部に挾まれた部分に設け
られかつパレット板Pの上面と合致させるための台形状
を呈する隆起状板部4c,4cとを、夫々一体的に折曲げ形
成して成る両側部補強片4,4を嵌合固設し、また、上記
パレット板Pに於ける前後部中央脚部3,3内には、その
やや上位位置で閉鎖する如く前後部補強片5,5を固設す
ると共に、該前後部補強片5,5の上面と、上述した両側
部補強片4,4に於ける閉鎖用板部4a,4a及び4bの板面と
は、夫々同一高さとなるように構成したことを特徴とす
るパレットに係るものである。
(作用) 本考案は通常のパレットと同様にして使用に供するも
のである。
そして、その使用時にあっては、パレット板Pに於け
る脚構成用溝2,2内には、両側部補強片4,4を嵌合固設し
てあり、また、前後部中央脚部3,3内には前後部補強片
5,5を固設してあるから、パレット板Pは両側部及び前
後部中央に於て、それそれ強化され、パレット板Pは破
壊または切損に対する強い抵抗が示される。
また、本考案パレットを積み重ねての保管時、上記し
た両側部補強片4,4及び前後部補強片5,5の存在に基づ
き、該積み重ねは従来のようにぴったりと密着的に重な
ることなく、第9図に示す如く所定の間隙S,Sを保って
積み重ねられることとなる。従って、同図に示す間隙S,
S部分にリフトのフォークを差し込むことに依り、任意
枚数のパレット取り出しが許容化されることとなる。
(実施例) 本考案の構成を図面に示す実施例について詳細に説明
すれば次の通りである。
図に於て、Pは金属薄板製のパレット板であって、そ
の上面には台形波板状等の補強用条溝1,1…が形成され
ている(第1図参照)。
そして、当該パレット板Pは、一枚の金属薄板に依る
プレス成形によりその全体を一体的に製造したものであ
る。
2,2はパレット板Pの両側辺寄り部分をその全長に亙
って陥没させることに依って形成した脚構成用溝であっ
て、該溝2,2の底板部両端には、隅角脚部2a,2aを垂下膨
設すると共に、その中央部分には、幅広な中央脚部2bが
垂下膨設してある。そして、該中央脚部2bと隅角脚部2
a,2aとの間の部分には、フォーク差し込み用空所Mが形
成されるように構成してある(第4図参照)。
3,3はパレット板Pの前後両辺寄り中央部に垂下膨設
した幅広な前後部中央脚部であって、該中央脚部3と上
記隅角脚部2a,2aとの間の部分には、フォーク差し込み
用空所Nが形成されるように構成してある(第6図参
照)。
また、上述した脚構成用溝2,2、隅角脚部2a,2a、両側
部中央脚部2b、及び、前後部中央脚部3,3は、上面が開
放しかつ底面に向かってすぼまった空洞を形成するよう
なテーパー状周壁面に依って形成されている(第4図及
び第6図参照)。
4,4は上記パレット板Pに於ける脚構成用溝2,2内にそ
の全長に亙って嵌合固設した両側部補強片であって、隅
角脚部2a,2a及び両側部中央脚部2bをそのやや上位位置
で閉鎖するための閉鎖用板部4a,4a及び4bと、該溝2,2中
のフォーク差し込み用空所M形成該当部上方面をパレッ
ト板Pの上面と合致させるための台形状を呈する隆起状
板部4c,4cとを、夫々一体的に折曲げ形成して成るもの
である(第4図参照)。
5,5は上記パレット板Pに於ける前後部中央脚部3,3内
をそのやや上位位置で閉鎖する如く固設した前後部補強
片であって、該脚部3,3の開口部分の補強目的を達成す
るためのものである。
尚、該前後部補強片5,5の上面と、上述した両側部補強
片4,4に於ける閉鎖用板部4a,4a及び4bの板面とは、夫々
同一高さとなるように構成してある(第6図参照)。
(考案の効果) 本考案は、一枚の金属薄板からその全体を一体的に形
成したパレット板Pの両側辺寄り全長に亙って形成した
各脚部膨設のための脚構成用溝2,2に対し、両側部補強
片4,4を嵌合固設し、また、該パレット板Pに於ける前
後部中央脚部3,3内には、前後部補強片5,5を固設したか
ら、パレット板Pにおける一番の強度的弱点である各脚
部膨設に伴い大きく開口している部分は、強力なる補強
が成され、従って、該パレット板Pが一枚の金属薄板で
製されているにも拘らず、著しい堅牢性が付与されるこ
ととなる。
また、パレット板Pは上記の如く一枚の金属薄板で製
造したもので事足りるから、パレット製造の容易性、製
造コストの低廉性が図られることとなる。
更に本考案は、上記脚構成用溝2,2内には、隅角脚部2
a,2a及び両側部中央脚部2bをそのやや上位位置で閉鎖す
るための閉鎖用板部4a,4a及び4bと、該両板部に挟まれ
た部分に設けられかつパレット板Pの上面と合致させる
ための台形状を呈する隆起状板部4c,4cとを、夫々一体
的に折曲げ形成して成る両側部補強片4,4を嵌合固設
し、また、上記パレット板Pに於ける前後部中央脚部3,
3内には、そのやや上位位置で閉鎖する如く前後部補強
片5,5を固設すると共に、該前後部補強片5,5の上面と、
上述した両側部補強片4,4に於ける閉鎖用板部4a,4a及び
4bの板面とは、夫々同一高さとなるように構成したか
ら、本考案パレットの積み重ねての保管時、上記両側部
補強片4,4と前後部補強片5,5の存在に基づき、各パレッ
トは所定の間隙を保って積み重ねられることとなる。
従って、該間隙にフォークを差し込むことに依り、任
意枚数のパレット取り出しが許容化されることとなる。
すなわち、従来のこの種パレットであると、多数のパレ
ットを重合合致化した際、各パレットは互いに隙間無く
ぴったりと重ね合わされてしまうため、例えばフォーク
リフトを利用して積み重ねの上位半分だけを取り出そう
としても、重合合致面に対するフォークの差し込みが出
来ないため、その作業は極めて煩雑なものとされたが、
本考案に依れば、このような問題点を良く解消化するこ
ととなる。また、本考案は、両側部補強片4,4と前後部
補強片5,5を上述したように設けたから、パレット板P
はその四周で補強されると言う極めて合理的な補強形態
が採られると同時に、フォーク差込み用間隙の形成と言
う事柄も同時に果たされることと成る。そして、当該両
側部補強片4,4と前後部補強片5,5も単純なるプレス成形
に基づき製造可能なものとしてあるから、製造の容易性
及び廉価性に大きく貢献することと成る。更に、本考案
は、補強は板状体である両側部補強片4,4と前後部補強
片5,5によって果たされるものであるから、極めてすっ
きりとした形態での補強が図られ、外観的スマート性
と、板状体(突起物ではない)であることから清掃の容
易性が図られる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は平
面図、第2図は正面図、第3図は右側面図、第4図は第
1図に於けるA−A線断面図、第5図は同上B−B線断
面図、第6図は同上C−C線断面図、第7図は同上D−
D線断面図、第8図は同上E−E線断面図、第9図は本
考案の積み重ね状態を表した説明用断面図である。 P……パレット板、1……補強用条溝 2……脚構成用溝、2a……隅角脚部 2b……両側部中央脚部、3……前後部中央脚部 4……両側部補強片、4a,4b……閉鎖用板部 4c……隆起状板部、5……前後部補強片
フロントページの続き (72)考案者 高橋 利喜男 結城市大字上山川字才光寺4020の1 新 日本鍛工株式会社結城工場内 (56)参考文献 実開 昭61−164125(JP,U) 実開 昭61−14641(JP,U) 実開 昭60−129334(JP,U) 実開 昭58−171836(JP,U) 実開 昭60−18930(JP,U) 実公 昭53−44197(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側辺寄り全長に互って脚構成用溝2,2を
    形成すると共に、該溝2,2の両端に隅角脚部2a,2aを、ま
    た、その中央部分に両側部中央脚部2bを夫々垂下膨設
    し、更に、前後両辺寄りには、前後部中央脚部3,3を垂
    下膨設して成るパレット板Pを、一枚の金属薄板からそ
    の全体を一体的に形成し、また、上記した脚構成用溝2,
    2、隅角脚部2a,2a、両側部中央脚部2b、及び、前後部中
    央脚部3,3は、上面が開放しかつ底面に向かってすぼま
    った空洞を形成するようなテーパー状周壁面とし、更
    に、上記脚構成用溝2,2内には、隅角脚部2a,2a及び両側
    部中央脚部2bをそのやや上位位置で閉鎖するための閉鎖
    用板部4a,4a及び4bと、該両板部に挾まれた部分に設け
    られかつパレット板Pの上面と合致させるための台形状
    を呈する隆起状板部4c,4cとを、夫々一体的に折曲げ形
    成して成る両側部補強片4,4を嵌合固設し、また、上記
    パレット板Pに於ける前後部中央脚部3,3内には、その
    やや上位位置で閉鎖する如く前後部補強片5,5を固設す
    ると共に、該前後部補強片5,5の上面と、上述した両側
    部補強片4,4に於ける閉鎖用板部4a,4a及び4bの板面と
    は、夫々同一高さと成るように構成したことを特徴とす
    るパレット。
JP1987088643U 1987-06-09 1987-06-09 パレツト Expired - Lifetime JP2518557Y2 (ja)

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JPS63197838U JPS63197838U (ja) 1988-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58171836U (ja) * 1982-05-14 1983-11-16 協和電機化学株式会社 パレツト

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