JP2518493Y2 - プレエアクリーナ - Google Patents
プレエアクリーナInfo
- Publication number
- JP2518493Y2 JP2518493Y2 JP1990067742U JP6774290U JP2518493Y2 JP 2518493 Y2 JP2518493 Y2 JP 2518493Y2 JP 1990067742 U JP1990067742 U JP 1990067742U JP 6774290 U JP6774290 U JP 6774290U JP 2518493 Y2 JP2518493 Y2 JP 2518493Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air cleaner
- end plate
- outflow pipe
- shaped end
- annular
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願は、たとえば内燃機関に吸入される吸気を濾過す
るために用いられるエアクリーナの上流側に連結される
プレエアクリーナに関する。
るために用いられるエアクリーナの上流側に連結される
プレエアクリーナに関する。
［従来の技術］ 内燃機関の吸気系には、吸気を濾過するためのエアク
リーナが用いられる。エアクリーナは、一般に、ひだ折
り濾紙から成る濾過体を有している。また、このエアク
リーナの負担を軽減させるため、その上流側にプレエア
クリーナが設けられることがある。この場合、上記エア
クリーナは、メインエアクリーナと称される。このよう
な例は、実公平１−11971号公報、同−14750号公報、同
−39891号公報などに示されている。一般化して示せ
ば、第２図のように、内燃機関１の吸気系に、メインエ
アクリーナ２が接続され、さらにメインエアクリーナ２
の上流側にプレエアクリーナ３が連結される。プレエア
クリーナ３は、濾紙から成る濾過体を有するもの、また
はサイクロンから成るもの、もしくは濾過体とサイクロ
ンとを組み合せたもの、などが知られている。
リーナが用いられる。エアクリーナは、一般に、ひだ折
り濾紙から成る濾過体を有している。また、このエアク
リーナの負担を軽減させるため、その上流側にプレエア
クリーナが設けられることがある。この場合、上記エア
クリーナは、メインエアクリーナと称される。このよう
な例は、実公平１−11971号公報、同−14750号公報、同
−39891号公報などに示されている。一般化して示せ
ば、第２図のように、内燃機関１の吸気系に、メインエ
アクリーナ２が接続され、さらにメインエアクリーナ２
の上流側にプレエアクリーナ３が連結される。プレエア
クリーナ３は、濾紙から成る濾過体を有するもの、また
はサイクロンから成るもの、もしくは濾過体とサイクロ
ンとを組み合せたもの、などが知られている。
外気は、プレエアクリーナ３の入口から流入しプレエ
アクリーナ３によって比較的粗大なダストを分離し、次
いでメインエアクリーナ２で比較的微細なダストが分離
され、清浄化されて内燃機関１内に供給される。
アクリーナ３によって比較的粗大なダストを分離し、次
いでメインエアクリーナ２で比較的微細なダストが分離
され、清浄化されて内燃機関１内に供給される。
［考案が解決しようとする課題］ 上記従来のものでは、メインエアクリーナ２はプレエ
アクリーナ３によりダスト捕捉量の負担が軽減され寿命
延長が図れるけれども、次のような問題が生じる。すな
わち、メインエアクリーナ２には、粗大ダストが分離さ
れた後の、微細ダストを含有する外気のみが流入するこ
とになり、微細ダストによりメインエアクリーナ２の濾
過体が早期に目づまりし、期待した寿命延長にまでいた
らないことである。
アクリーナ３によりダスト捕捉量の負担が軽減され寿命
延長が図れるけれども、次のような問題が生じる。すな
わち、メインエアクリーナ２には、粗大ダストが分離さ
れた後の、微細ダストを含有する外気のみが流入するこ
とになり、微細ダストによりメインエアクリーナ２の濾
過体が早期に目づまりし、期待した寿命延長にまでいた
らないことである。
［課題を解決するための手段］ 流出管を設けたカバーと流入口を設けた円筒状のボデ
ィとで形成され、しかも流出管と流入口の各軸線が同方
向に向くように形成された室内に、環状端板と皿状端板
との間に環状の濾過体を一体的に設けた濾過エレメント
を、環状端板がカバーの流出管側に、皿状端板がボディ
の流入口側になるように、配設して成るプレエアクリー
ナにおいて、上記皿状端板にバイパス孔を穿設し、これ
により濾過すべきエアーの一部を濾過することなく流通
させる構成としたものである。
ィとで形成され、しかも流出管と流入口の各軸線が同方
向に向くように形成された室内に、環状端板と皿状端板
との間に環状の濾過体を一体的に設けた濾過エレメント
を、環状端板がカバーの流出管側に、皿状端板がボディ
の流入口側になるように、配設して成るプレエアクリー
ナにおいて、上記皿状端板にバイパス孔を穿設し、これ
により濾過すべきエアーの一部を濾過することなく流通
させる構成としたものである。
流出管から流出する外気は、濾過体を流通した濾過さ
れた部分とバイパス孔を流通した濾過されない部分との
混合気となり、これがメインエアクリーナへ供給される
が、バイパス孔は、最も流路抵抗の少ないボディの流入
口に面しており、従って、粗大な粒径のダストを含んだ
外気がプレエアクリーナの濾過体の目詰りに影響される
ことなくほぼ同じ割合でバイパス孔より吸引される。バ
イパス孔を通過した粗大なダストがメインエアクリーナ
の濾材に捕捉され、プレエアクリーナの濾過体およびバ
イパス孔を通過した微細なダストの間に粗大なダストが
適宜混入された状態でケーク層を形成することになる。
その結果、メインエアクリーナの濾過体に捕捉される各
ダスト間にはエアーの流路が確保される。
れた部分とバイパス孔を流通した濾過されない部分との
混合気となり、これがメインエアクリーナへ供給される
が、バイパス孔は、最も流路抵抗の少ないボディの流入
口に面しており、従って、粗大な粒径のダストを含んだ
外気がプレエアクリーナの濾過体の目詰りに影響される
ことなくほぼ同じ割合でバイパス孔より吸引される。バ
イパス孔を通過した粗大なダストがメインエアクリーナ
の濾材に捕捉され、プレエアクリーナの濾過体およびバ
イパス孔を通過した微細なダストの間に粗大なダストが
適宜混入された状態でケーク層を形成することになる。
その結果、メインエアクリーナの濾過体に捕捉される各
ダスト間にはエアーの流路が確保される。
［実施例］ 第１図は、本考案の実施例を示すプレエアクリーナ10
であり、ボディ11とカバー12とで形成される室内に、濾
過エレメント13が配設される。ボディ11は、ほぼ円筒状
を成し両端に外方に向け伸びる環状フランジ部11a、11b
を有している。カバー12は、平坦部12aの中央口に流出
管14が挿設され外周に環状フランジ部12bを有する。流
出管14の一端側は、前記室内に突出しており、突出した
部分は環状壁12cを形成する。環状壁12cには、中心部へ
伸びるブリッジ15が固着される。濾過エレメント13は、
多孔内筒16の外周に、菊花状にひだ折りされた濾過体17
を有しており、該濾過体の外周に多孔外筒18が設けら
れ、これらの両端に環状端板19、皿状端板20を設け一体
化して成る。環状端板19は、中央部に大径の開口を有
し、また皿状端板20は、同じく中央部に小径の挿通口を
有している。皿状端板20の挿通口の周囲で濾過体の内方
には、バイパス孔21が穿設される。バイパス孔21の径お
よび個数は設計的に定められる。
であり、ボディ11とカバー12とで形成される室内に、濾
過エレメント13が配設される。ボディ11は、ほぼ円筒状
を成し両端に外方に向け伸びる環状フランジ部11a、11b
を有している。カバー12は、平坦部12aの中央口に流出
管14が挿設され外周に環状フランジ部12bを有する。流
出管14の一端側は、前記室内に突出しており、突出した
部分は環状壁12cを形成する。環状壁12cには、中心部へ
伸びるブリッジ15が固着される。濾過エレメント13は、
多孔内筒16の外周に、菊花状にひだ折りされた濾過体17
を有しており、該濾過体の外周に多孔外筒18が設けら
れ、これらの両端に環状端板19、皿状端板20を設け一体
化して成る。環状端板19は、中央部に大径の開口を有
し、また皿状端板20は、同じく中央部に小径の挿通口を
有している。皿状端板20の挿通口の周囲で濾過体の内方
には、バイパス孔21が穿設される。バイパス孔21の径お
よび個数は設計的に定められる。
このような濾過エレメント13は、皿状端板20の挿通口
に挿通された取付けボルト22が上記環状端板19の環状壁
12cのブリッジ15に固着され、ナット23により締付けら
れ、これによってカバー12へ取付けられる。24、25は、
各々シールパッキンである。
に挿通された取付けボルト22が上記環状端板19の環状壁
12cのブリッジ15に固着され、ナット23により締付けら
れ、これによってカバー12へ取付けられる。24、25は、
各々シールパッキンである。
ボディ11とカバー12とは、パッキン26を介して、環状
フランジ部11a、12bが当接され、締付具により一体化さ
れる。ボディ11の環状フランジ部11b側は、外気の流入
口を形成する。
フランジ部11a、12bが当接され、締付具により一体化さ
れる。ボディ11の環状フランジ部11b側は、外気の流入
口を形成する。
プレエアクリーナ10は、その流出管14がメインエアク
リーナ（図示せず）に連結され、使用に供される。
リーナ（図示せず）に連結され、使用に供される。
外気は、ボディ11の端部から流入し、その大部分が濾
過エレメント13を流通し濾過される。流入する外気の一
部は、濾過エレメント13の端板20のバイパス孔21を濾過
されずに流通する。
過エレメント13を流通し濾過される。流入する外気の一
部は、濾過エレメント13の端板20のバイパス孔21を濾過
されずに流通する。
濾過エレメント13の内側に達した外気、およびエレメ
ント13を通過した微細なダストおよびバイパス孔21を通
過した粗大なダストおよび微細なダストは、さらに流出
管14から流出し、図示しないメインエアクリーナに至
り、そこで二次的に濾過される。
ント13を通過した微細なダストおよびバイパス孔21を通
過した粗大なダストおよび微細なダストは、さらに流出
管14から流出し、図示しないメインエアクリーナに至
り、そこで二次的に濾過される。
以上のように本考案のプレエアクリーナは、濾過エレ
メントを流入口、流出管の各軸線が同方向に向くように
配設するとともに、エレメントを構成するボディの流入
口に対向する皿状端板にバイパス孔を設け、外気の一部
を濾過することなく流通させ、これによりメインエアク
リーナに供給される外気中に粗大なダストをいつも所定
割合で混合させて微細なダスト間に粗大なダストが適宜
混入されるようにし、常にメインエアクリーナの濾過体
に捕捉されたダスト粒子間にエアーの流路が確保される
ようにしたので、微細ダクトのみがメインエアクリーナ
の濾材を閉塞させることによりもたらされる早期目づま
りを阻止し、所定の寿命延長をもたらす。
メントを流入口、流出管の各軸線が同方向に向くように
配設するとともに、エレメントを構成するボディの流入
口に対向する皿状端板にバイパス孔を設け、外気の一部
を濾過することなく流通させ、これによりメインエアク
リーナに供給される外気中に粗大なダストをいつも所定
割合で混合させて微細なダスト間に粗大なダストが適宜
混入されるようにし、常にメインエアクリーナの濾過体
に捕捉されたダスト粒子間にエアーの流路が確保される
ようにしたので、微細ダクトのみがメインエアクリーナ
の濾材を閉塞させることによりもたらされる早期目づま
りを阻止し、所定の寿命延長をもたらす。
第１図は、本考案のプレエアクリーナの断面図であり、
第２図は、内燃機関用エアクリーナのシステム図であ
る。 11……ボディ、12……カバー 13……濾過エレメント、14……流出管 20……端板、21……バイパス孔
第２図は、内燃機関用エアクリーナのシステム図であ
る。 11……ボディ、12……カバー 13……濾過エレメント、14……流出管 20……端板、21……バイパス孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−47484（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】流出管を設けたカバーと流入口を設けた円
筒状のボディとで形成され、しかも流出管と流入口の各
軸線が同方向に向くように形成された室内に、環状端板
と皿状端板との間に環状の濾過体を一体的に設けた濾過
エレメントを、環状端板がカバーの流出管側に、皿状端
板がボディの流入口側になるように、配設して成るプレ
エアクリーナにおいて、上記皿状端板にバイパス孔を穿
設し、これにより濾過すべきエアーの一部を濾過するこ
となく流通させるようにしたことを特徴とするプレエア
クリーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990067742U JP2518493Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プレエアクリーナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990067742U JP2518493Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プレエアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0426011U JPH0426011U (ja) | 1992-03-02 |
| JP2518493Y2 true JP2518493Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31601587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990067742U Expired - Fee Related JP2518493Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | プレエアクリーナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518493Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE430495B (sv) * | 1982-12-21 | 1983-11-21 | Nederman Bill P Ph | Bromsanordning vid motordrivna upprullare |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP1990067742U patent/JP2518493Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0426011U (ja) | 1992-03-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |