JPS592531B2 - ツ−・ステ−ジ空気清浄器の安全フィルタ汚染防止法及び主フィルタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気清浄器の分野、ことに比較的大きい粒子
を除く第１の遠心清浄段すなわち予備清浄器とろ過手段
が、内側の安全フィルタを囲む外側の主フィルタを含む
第２のろ過膜とを備えたツー・ステージ空気清浄器に関
する。

このような空気清浄器においては空気清浄器を通るとき
の圧力降下を定める主な要因は、出口穴の寸法である。

この穴はろ過手段の最小の部品の寸法より大きくないか
ら、所望の低い圧力降下は、空気清浄器全体の増大した
寸法を犠牲にして得られることが多い。

この要因は、遠心清浄段の有効性が、ろ過手段の外側と
、比較的大きい粒子用の収集装置の付近とで利用できる
空気の容積の関数であることによって、さらに複雑にな
る。

本発明は、空気清浄器を通るときの圧力降下と予備清浄
器の有効性とを、主フィルタ及び安全フィルタの形状を
変え、これ等のフィルタを円すい形にし、清浄器出口穴
から遠ざかる向きにテーパを付けることにより、共に改
善する。

この場合出口穴の利用できる直径と、粒子収集装置の付
近の主フィルタ及び清浄器ハウジング間の容積とが、任
意の与えられたハウジング直径に対し共に最大になる。

又この構造では、主フィルタとハウジングの端部との間
に改良した密封部を備え、空気清浄器の入口から出口に
空気が少くとも安全フィルタを通過しなければ流れない
ようにする。

又この新規な密封部は、フィルタが取り出されるときに
、ハウジング壁から汚れを清掃して除く作用をする。

又本発明によれば、安全フィルタのようなろ過手段の挿
入及び取出しが、工具を使用することなく、一層簡単に
、迅速に、かつ確実にできる新規な構造を具体化できる
。

以下本発明による安全フィルタの汚染を防ぐ汚染防止法
及び主フィルタの実施例を添付図面について詳細に説明
する。

図示のように本発明による空気清浄器１０は、軸線１２
のまわりにほぼ円筒形であり、閉じた端部１３及び開い
た端部１４の間に延びるハウジング１１を備えている。

ハウジング１１は、閉じた端部１３の近くに横穴すなわ
ち空気流入用の穴１５を備えている。

横穴すなわち空気流入用の穴１５に、普通の入口連結部
片１６を取付ける。

閉じた端部１３は、環状の内向きの段２０と、連結管２
２を取付けた軸線方向流出穴２１とを形成し恒久的閉鎖
部片１Ｔを備えている。

支持わく２３は、連結管２２の内側２６に固定するよう
に広がる１対の脚部２４．２５を備えている。

支持わく２３は、軸線１２に沿って延び、軸線方向外側
のねじ部片２７に終っている。

ねじ部片２７は、安全フィルタ３０及び主フィルタ３１
から成るろ過手段用の外側支持部片として作用する。

安全フィルタ３０は、軸線１２に合致する対称中心軸線
を持つ穴あき中空体３２を備えている。

中空体３２は、円筒形でなくて円すい形である。

中空体３２は、閉鎖部片１７の付近の最大直径から、ね
じ部片２７の付近の最小直径までテーパを付けである。

安全フィルタ３０の大きい方の端部を、支持わく２３の
各脚部にはまるような内径を持つ環状の取付部片３３内
に取付ける。

取付部片３３は、穴２１のまわりを閉鎖部片１７に対し
密封するように、弾性環３４を支えている。

安全フィルタ３０の小さい方の端部を、円板３５に取付
ける。

円板３５は、ねじ部片２７と、ねじ部片２７にねじ込ん
だちょうナツト３７の肩部とを通すための中心穴３６を
除いて安全フィルタ３０の端部を閉じる。

ちょうナツト３７は、安全フィルタ３０をハウジング１
１内に同軸に密封して固定するように締付ける。

主フィルタ３１も、又円すい形であって、閉鎖部片１７
の付近の最大直径から、ねじ部片２７の付近の最小直径
までテーパを付けである。

便宜上２個のフィルタ３０．３１は同じ頂角を持つ。

主フィルタ３１は、空気を通すように大きい穴を形成し
た内側保護シート４２及び外側保護シート４３の間のひ
だをつけた紙すなわちひだつけ紙４１かう成るフィルタ
・エレメントすなわちろ週休４０を備えている。

円すい形の形状のために、軸線１２を通る各平面の円す
い表面との交さにより生ずる各直線に沿う各ひだは、主
フィルタ３１の大きい方の端部の付近の方が一層開放し
ている。

ろ週休４０の小さい方の端部を、円板４４に取付ける。

円板４４は、ねじ部片２７と、ねじ部片２７にねじ込ん
だ第２のちょうナツト４６の肩部とを通すための中心穴
４５を除いてフィルタ端部を閉じる。

ろ週休４０の大きい方の端部は、閉鎖部片１Ｔ及び段２
０にそれぞれ連関するように、弾性部分５１．５２を持
つ環状の取付部片５０内に成形される。

取付部片５０は又、次に述べる目的でハウジング１１の
環状壁に弾性的に接触する外向きの唇状部５３を備えて
いる。

穴１５がら空気清浄器１０に入る空気が、多孔のフィル
タ面に直接には当たらないように、円すい形のそらせ板
５５は、ろ週休４０の大きい方の端部付近のろ週休部分
を囲む。

そらせ板５５は、取付部片５０を成形する前にろ週休４
０の端部に取付けである。

そらせ板５５は、その位置決めに役立つ出張り５６と、
成形品を通し良好な支持作用をする穴５７とを備えてい
る。

そらせ板５５は、ろ週休４０より小さい頂角を持ち、空
気がそらせ板５５の内側で第１図の右方から軸線方向に
移動できるようにしである。

そしてフィルタの有効な清浄区域は実質的に減小しない
。

そらせ板５５には、その取付部片５０から遠い方の端部
において、差込継手６０が形成され、別個に成形したフ
ィン組合わせ６２内の組合う継手（ｍａｔｉｎｇ ｊｏ
ｉｎｔ） ５１に連関するようにしである。

フィン組合わせ６２は、軸線１２に関係的に斜めに延び
る複数の羽根すなわちフィン６３を備えている。

フィン６３の主な目的は、各フィン６３を経てほぼ軸線
方向に流通する空気を渦巻き運動させることである。

この場合、空気に含まれた比較的大きい粒子をハウジン
グ１１の内面に外向きに移動させ、次いでハウジング内
面のまわりにその開いた端部１４に向いつる巻状に移動
させる遠心力が生ずる。

又各フィン６３は、円板４４を動かし穴４５をねじ部片
２Ｔに整合させている間に、主フィルタ３１をほぼ心合
わせした状態に保持する第２の目的を果す。

次いでちょうナツト４６の締付けにより、主フィルタ３
１をハウジング１１内に同軸に位置した状態に保持する
。

ハウジング１１の開いた端部１４は、端部のまわりにビ
ード７１を持つ取りはずし自在な端部キャップ７０によ
り閉じである。

第２のビードＴ２は、ハウジング１１の開いた端部１４
の付近に形成しである。

締付環７３は、ビード７２をＯ半環７３ａに向って引張
り端部キャップ１０をハウジング１１に保持する。

締付環７３は、別のビード７４によりハウジング１１に
沿い軸線方向に位置させられ、適当な締付部片７５によ
り締められる。

端部キャップ７０は環状の仕切７６を備えている。

内部杯状体７８のリム７７の寸法を、仕切７６の内側唇
状部８０と、円板４４の外側リム８１との間にはまる大
きさにし、これ等の間に空気が流れないようにしである
。

仕切７６の外側リムの付近に区分穴８２を形成し、ハウ
ジング１１の内側に沿いつる巻状に移動ず′る粒子が杯
状体１０内に入り捕捉されるようにしである。

内部杯状体７８のリム７１の唇状部８３は、フィルタ３
１の一部のまわりに、これから間隔を隔てて軸線方向に
延び、主フィルタ３１の小さい端部を通る空気流がキャ
ップ７０内への粒子の運動に直接には作用しないように
しである。

第６図、第７図及び第８図に示すように第４図に明示す
る唇状部を備えていない空気清浄器１１０は、軸線１１
２のまわりにほぼ円筒形であり、閉じた端部１１３及び
開いた端部１１４の間に延びるハウジング１１１を備え
ている。

ハウジング１１１はその閉じた端部１１３の付近に、普
通の入口連結部片１１６を取付けた横穴１１５を備えて
いる。

閉じた端部１１３は、環状の内向きの段１２０と連結管
１２２を固定した軸線方向の穴１２１とを持つ恒久的閉
鎖部片１１７を備えている。

支持わく１２３は、連結管１２２の内側１２６に固定す
るように広がる１対の脚部１２４，１２５を備えている
。

支持わく１２３は、軸線１１２に沿って延び、軸線方向
部片１２７に終っている。

軸線方向部片１２７はその外端部１２Ｂに外ねじを切っ
である。

外端部１２８は安全フィルタ１３０及び主フィルタ１３
１の外側支持体として作用する。

安全フィルタ１３０は、軸線１１２に合致する対称中心
軸線を持つ中空の多孔体１３２から成っている。

多孔体１３２は、円すい形であり、閉鎖部片１１７の付
近の最大直径から軸線方向部片１２７の付近の最小直径
までテーパを付けである。

安全フィルタ１３０の大きい方の端部は、支持わく１２
３の各脚部のまわりにはまる内径を持つ第１の弾性の環
状取付部片１３３内に成形されている。

環状取付部片１３３の半径方向内向きのおう入面は、中
間の内向きに開放した形の円周方向に走るみぞすなわち
円周方向みぞ１３３ａを持ち、連結管１２２の内端部の
ビード１２２ａに取りはずし自在に連関する。

斜切部１３３ｂにより、ビード１２２ａに対するフィル
タの位置決めを簡単にする。

環状取付部片１３３の軸線方向外側端部は、扁平な表面
１３３Ｃを持ち、円周方向みぞ１３３ａ及びビード１２
２ａが互に連関したときに、穴１２１のまわりで端部閉
鎖部片１１７に密封作用を伴って連関し、又半径方向外
向きに延びる唇状部１３４を備えている。

多孔体１３２の小さい方の端部は、円板１３５内に成形
されている。

円板１３５は、軸線方向部片１２７を通すための中心穴
１３６を除いて安全フィルタ１３０の端部を閉じ、弾性
締付部片１３７により軸線方向部片１２７に対し密封し
た軸線方向に延びる弾性唇状・部１３８を備えている。

主フィルタ１３１も又円すい形であり、閉鎖部片１１７
の付近の最大直径から軸線方向部片１２７の付近の最小
直径までテーパを付けである。

通常２個のフィルタ１３０，１３１が同じ頂角を持つ。

主フィルタ１３１は、空気を通すように大きい穴を持つ
内側保護シート１４２及び外側保護シート１４３の間の
ひだつけ紙１４１から作った本体１４０を備えている。

円すい形の形状のために軸線１１２を通る各平面の円す
い表面との交さにより生ずる直線に沿うひだは主フィル
タ１３１の大きい方の端部の付近の方が一層間いている
。

本体１４０はその小さい方の端部は、第１及び第２の弾
性部分１４７ａ、１４８を持つ第１の取付部片１４７内
に成形されている。

又取付部片１４７内に、通常同じ頂角を持ち表面１４２
から半径方向に間隔を隔てた軸線方向に短い円すい形し
やべ）部片１４９が成形されている。

本体１４０の大きい方の端部は、端部閉鎖部片１１１に
連関する弾性部分１５１と、それぞれ端部閉鎖部片１１
７の環状の段１２０及び環状取付部片１３３の唇状部１
３４に連関する別の各弾性部分１５２ａ。

１５２ｂとを持つ第２の環状の取付部片１５０内に成形
されている。

空気清浄器１１０に穴１１５から入る空気が多孔のフィ
ルタ面に直接には衝突しないように円すい形そらせ板１
５５が本体１４０の大きい方の端部付近の部分を囲んで
いる。

そらせ板１５５は、取付部片１５０内に成形され、本体
１４０より小さい頂角を持ち、空気がそらせ板１５５の
内側を第６図の右方から軸線方向に流動できるようにし
である。

そして主フィルタ１３１の有効清浄面積は実質的に減少
しない。

そらせ板１５５の取付部片１５０から遠い方の端部に、
軸線１１２に関係的に斜めに延びる複数のフィン１６３
を設けである。

フィン１６３の主な目的は、これ等を経てほぼ軸線方向
に流通する空気を渦巻き運動させることである。

この場合、比較的大きい空気含有粒子がハウジング１１
１の内面まで外向きに移動し、次いでこの内面のまわり
につる巻状にその開いた端部に向って移動するようにす
る遠心力を生ずる。

又各フィン１６３は、主フィルタ１３１をハウジング１
１１内にその開いた端部を閉じる間にほぼ心合わせして
保持する第２の目的にも役立つ。

このことは、ハウジング１１１の端部のビード１７２に
連関するように外側環状みぞ１７１を持つ取りはずし自
在な閉鎖部片１７０によってできる。

この接合部を、ガスケツＮ７３ａにより密封する。

閉鎖部片１７０に、段１８５を持つ環状みぞ１８４を形
成し、取付部片１４７の部分１４８゜１４７ａのそれぞ
れに閉鎖部片１７０が密封状態で連関するようにしであ
る。

又閉鎖部片１１０に、軸線方向部片１２７とちょうナツ
ト１８８の肩部１８１とを通すように中心穴１８６を形
成する。

ハウジング１１１の開いた端部の付近に、遠心作用によ
り分離した粒状物を受けるように横方向流出管１９０を
設けである。

当業界にはよく知られているように、流出管１９０には
、ハウジング１１１内にあまり空気を流入させないでた
とえば振動により、流出管１９０内に集まる粒状物の重
力による放出のできる排出弁１９２を設けである。

以下本発明空気清浄器の作用について述べる。

使用に当たり、第１図、第２図、第３図、第４図及び第
５図に示した空気清浄器１０は、空気流管路内に挿入さ
れ、成る粒度範囲の望ましくない粒状物を含む空気が空
気清浄器１０に対し入口連結部片１６から入り、連結管
２２から出るようにしである。

安全フィルタ３０の弾性環３４が端部閉鎖部片１１に当
たり安全フィルタ３０の穴３６がねじ部片２７に沿って
通るように安全フィルタ３０を支持わく２３に沿いハウ
ジング１１内に挿入し、そしてちょうナツト３７を締付
ける。

唇状部５３及びフィン６３がハウジング１１の内側に連
関して取付部片５０の弾性部分５１．５２がそれぞれ閉
鎖部片１７及び段２０に衝合するまで、主フィルタ３１
をハウジング１１内にすべり込ませ、主フィルタ３１の
穴４５が部片２１に沿って通るようにする。

そしてちょうナツト４６を締付ける。

端部キャップ１０から粒状物をからにすることができる
ように取りはずしておいた内部杯状体１８を、端部キャ
ップ７０内の仕切７６内にふたたび挿入する。

そして端部キャップ７０をハウジング１１に当てがい、
フィルタ端部の空間を密封し、環７３及び締付部片１５
により固定する。

このようにして各フィルタ３０．３１を通る以外には、
入口連結部片１６から連結管２２に空気が流れなくなる
。

リム７７、唇状部８０及び外側リム８１で２重の密封が
行われ、又ハウジング１１及び唇状部５３と、弾性部分
５２及び段２０と、弾性部分５１及び閉鎖部片１７と、
弾性環３４及び閉鎖部片１７とで４重の密封ができる。

このようにして空気清浄器１０は、これを経て空気を吸
引することにより行われる動作を始めることができる。

入口連結部片１６に入る空気は、そらせ板５５に当たり
、したがって各粒子はろ過回内には押込まれない。

空気は、第１図の右方に流れ、フィン６３により円周方
向の運動成分が生ずる。

この運動成分により比較的大きい粒子は、外向きにハウ
ジング１１まで進み、これ等の粒子が仕切７６に達し、
穴８２を経て端部キャップ７０内にはいるまで、ハウジ
ング１１のまわりにつる巻状に流れる。

比較的小さい粒子を含む空気は、主フィルタ３１の軸線
方向の中央部分を経て半径方向に進み、又そらせ板５５
及び杯状体唇状部８３の下側を軸線方向に流れ、実際上
主フィルタ３１の全表面が動作するようになる。

空気は、主フィルタ３１を通過後に、安全フィルタ３０
を通り、次いで出口連結管２２を流通する。

新しい主フィルタ３１を取付けると、粒状物は安全フィ
ルタ３０にほとんど達しない。

使用時限の増すのに伴って、主フィルタ３１の多数の孔
には、粒状物が次々に詰まるようになり、空気清浄器１
０内の圧力降下が望ましくないレベルに達する。

この場合には、空気清浄器１０を通る空気の流れをしゃ
断し、締付環７３を釈放し、端部キャップ７０を取りは
ずし、ちょうナツト４６をはずして主フィルタ３１を取
換える必要がある。

使用した主フィルタをハウジング１１から引出す際に、
唇状部５３は内壁にたまった粒子を内壁からかき取り、
これ等の粒子をハウジング１１から押出す。

安全フィルタ３０を検査すると通常良好な状態にあるこ
とが分る。

良好でなければちょうナツト３７をはずして、安全フィ
ルタ３０を交換する。

安全フィルタ３０が満足できる通常の場合には、出口連
結管２２が大気に開放されるときがなくて、安全フィル
タ３０により保護され従ってフィルタ３０が安全フィル
タと呼ばれるわけである。

空気清浄器１０を再組立てする前に、内部杯状体７８を
端部キャップ７０から取りはずし、たまった粒状物をか
らにする。

再組立ては分解の逆であり、端部キャップ７０内に杯状
体７８をふたたび入れることにより始まり、締付環７３
の締付部片７５の締付けによって終り、空気をふたたび
流通させる。

空気清浄器１１０を、空気流路内に挿入することにより
、成る粒度範囲の望ましくない粒状物を含む空気が、清
浄器１１０に入口連結部片１１６から入り、連結管１２
２から出る。

軸線方向部片１２７が穴１３６を貫通し、斜切部１３３
ｂによりビー西２２ａをみぞ１３３ａ内に案内するよう
に、安全フィルタ１３０をハウジング１１１内に支持わ
く１２３に沿って挿入する。

安全フィルタ１３０を強く所定の場所に押付け、クラン
プ１３７を広げ、唇状部１３８に沿って通し収縮させる
。

フィン１６３を作動の案内に役立てながら取付部片１５
０がもはや挿入されなくなるまで、主フィルタ１３１を
このようにしてハウジング１１１内にすべり込ませる。

この場合フィルタを通る以外には入口連結部片１１６か
ら出口連結管１２２への流通が生じない。

弾性部分１４７ａ及び段１８５と、弾性部分１４８及び
環状みぞ１８４と、締付部片１３７及び唇状部１３８と
で３重の密封が行われ、又弾性部分１５２ａ及び段１２
０と、弾性部分１５１及び閉鎖部片１１７と、弾性部分
１５２ｂ及び唇状部１３４と、表面１３３ｃ及び閉鎖部
片１１７と、円周方向みぞ１３３ａ及びビード１２２ａ
とで５重の密封が行われる。

取付部片１５０が唇状部１３４を閉鎖部片１１７に押付
ける構造はとくに望ましい。

その理由は、この構造が弾性部分１５２ｂ及び唇状部１
３４間の密封を保つと共に、みぞ１３３ａ及びビード１
２２ａ間のはまりあいを、安全フィルタ１３０の取りは
ずし及び交換が容易にできるように充分にゆるめること
ができるからである。

空気清浄器１１０はこのようにして、空気清浄器１１０
を経て空気を吸引することにより行われる動作を始める
ことができる。

入口連結部片１１６に入る空気は、そらせ部片１５５に
当たり、したがって粒子はフィルタ面には押込まれない
。

空気は、第６図の右方に流れ、フィン１６３により円周
方向の運動成分を生ずる。

この運動成分により比較的大きい粒子を外向きにハウジ
ング１１１に進ませ、これ等の粒子が穴１８９を経て横
方向流出管１９０内に入るまで、ハウジング１１１のま
わりにつる巻状に流れる。

比較的小さい粒子を含む空気は、フィルタ１２１の軸線
方向中央部分を経て半径方向に進み、又そらせ板１５５
及びしやへい部片１４９の下側を軸線方向に流れ、実際
上主フィルタ１３１の全表面が作用するようになる。

空気は、主フィルタ１３１を通過後に安全フィルタ１３
０を通り、次いで出口連結管１２２に流れる。

新しい主フィルタ１３１を取付けると、粒状物゛は安全
フィルタ１３０にほとんど達しない。

使用時限が増すに伴い、主フィルタ１３１の多数の孔が
粒状物で次々に詰まるようになり、空気清浄器１１０内
の圧力降下が望ましくないレベルになる。

この状態になると、空気清浄器１１０への空気の流れを
しゃ断し、ちょうナツト１８８及び閉鎖部片１７０をは
ずし、次いで主フィルタ１３１を交換のために取出すこ
とが必要である。

安全フィルタ１３０を検査し、通常は満足の得られる状
態にあることが認められる。

このような状態になければ、クランプ１３１をはずし安
全フィルタ１３０を取換える。

安全フィルタ１３０が満足の得られる状態にある普通の
場合には、出口連結管１２２は大気に開放されるときが
なくて、安全フィルタ１３０により保護され、従ってフ
ィルタ１３０は安全フィルタと呼ばれるわけである。

空気清浄器１１０をふたたび組立てる前に、横方向流出
管１９０を検査し、その中にたまったものを取出す。

再組立ては分解の逆であり、安全フィルタの取換えで始
まりちょうナツト１８８の締付けに終り、空気の流れを
ふたたび生じさせる。

以上述べた所から明らかなように本発明は、任゛意のハ
ウジング全直径に対し、最低の圧力降下と最高の予備浄
化効率とが、各フィルタエレメントを円筒形形状でなく
て円すい形の形状に形成することにより得られ、主フィ
ルタを変えるときはつねにハウジングの内面を自動的に
清浄する作用と共に向上した密封作用が得られ、この向
上した密封作用と共にフィルタの容易かつ便宜な交換の
できるようにした新規な空気清浄器にある。

ビード及びみぞの原理は単に安全フィルタだけでなくて
一般的に空気清浄器構造に使うのに適合している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明空気清浄器の１実施例を一部を軸断面に
して示す側面図、第２図は第１図の清浄器を一部を横断
面にして示す端面図、第３図は第１図の清浄器のそらせ
板を拡大して示す部分斜視図、第４図及び第５図は第１
図のそれぞれ異なる要部の拡大縦断面図である。 第６図は第４図に明示する唇状部を備えていない空気清
浄器を一部を軸断面にして示す側面図、第１図は第６図
の清浄器を一部を横断面にして示す端面図、第８図は第
６図の清浄器のフィルタの斜視図である。 １０・・・・・・空気清浄器、１１・・・・・・ハウジ
ング、１２・・・・・・軸線、１３・・・・・・閉じた
端部、１４・・・・・・開いた端部、１５・・・・・・
横穴、１６・・・・・・入口連結部片、２１・・・・・
・流出穴、２２・・・・・・連結管、２３・・・・・・
支持わく、３０・・・・・・安全フィルタ、３１・・・
・・・主フィルタ、３４・・・・・・弾性環、４４・・
・・・・円板、５０・・・・・・取付部片、５１，５２
・・・・・・弾性部分、５３・・・・・・唇状部、５５
・・・・・・そらせ板、６３・・・・・・フィン、７７
・・・・・・リム、８０・・・・・・内側唇状部、８１
・・・・・・外側リム。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内側の安全フィルタを囲む主フィルタを交換のため
   に取出すのに付随して、（イ）ハウジングの内面を軸線
   方向にかき取り、（０）このハウジングの壁からこのよ
   うにして取除いた物質を、軸線方向に移動させることか
   ら成る、ツー・ステージ空気清浄器のハウジング内の内
   側の安全フィルタの汚染を防ぐ汚染防止法。 ２ 空気流入用の穴を持つハウジングを備えたツー・ス
   テージ空気清浄器用主フィルタにおいて、（イ）半径方
   向対称軸線を持つ円すい台の形を持ち、前記軸線を通る
   各平面により前記円すい台上に定められる各直線に整合
   するようにひだをつけられ、これ等のひだが小さい方の
   端部におけるよりも大きい方の端部において一層開くよ
   うにした多孔性の紙により構成したフィルタ・エレメン
   トと、（０）このフィルタ・エレメントの大きい方の端
   部ヲ囲み、この大きい方の端部から軸線方向内向きにテ
   ーパを付けたそらせ板と、（ハ）前記空気流入用の穴か
   ら軸線方向に間隔を置いて、前記そらせ板の小さい方の
   端部付近において、このそらせ板に取り付けられ、前記
   ハウジングの軸線に対して斜めにかつ前記ハウジングの
   方に向って外向きに延びる複数の羽根と、に）半径方向
   に外向きに延び前記ハウジングの内面に弾性的に接触す
   る唇状部を持ち、前記フィルタ・エレメントの大きい方
   の端部に形成され、前記そらせ板の大きい方の端部を埋
   め込んでいる環状の弾性部片と、（羽前記フィルタ・エ
   レメントの小さい方の端部をふさぎ、軸線方向取付部片
   として作用するように中心に穴を形成した円板を含む手
   段とを包含する、ツー・ステージ空気清浄器用主フィル
   タ。