JP2518480B2 - パチンコ機設置台 - Google Patents

パチンコ機設置台

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JP2518480B2
JP2518480B2 JP3276739A JP27673991A JP2518480B2 JP 2518480 B2 JP2518480 B2 JP 2518480B2 JP 3276739 A JP3276739 A JP 3276739A JP 27673991 A JP27673991 A JP 27673991A JP 2518480 B2 JP2518480 B2 JP 2518480B2
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正博 竹内
芳生 若菜
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機を設置する
パチンコ機設置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機を設置するパチンコ機
設置台においては、多数のパチンコ機が設置できるよう
に枠組形成し、その内部の空間に各パチンコ機から排出
されるアウト玉を回収する回収径路と、該回収径路で回
収した玉を研磨し且つ揚送する玉揚送装置と、該玉揚送
装置で揚送した玉を各パチンコ機に分配補給する補給径
路とを組み込むようにしていた。また、遊技客が獲得し
た景品玉は、遊技場に設けられる賞品交換場へ持ち運
び、所望の賞品と交換していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のパチンコ機設置台は、多数のパチンコ機を設置するこ
とが前提となって構成されており、このため、遊技場以
外の場所、例えば、ホテルやゲームセンター等の少台数
のパチンコ機を設置して営業する場合には、上記した設
置台をそのまま使用することはできず、新たに専用の設
置台を構成する必要があった。また、遊技中にタバコや
ジュース等が欲しくなったときには、遊技を中断して離
れた場所にある自動販売機又は賞品交換場で貨幣又は獲
得した景品玉と交換していた。本発明は、上記した事情
に鑑みなされたもので、設置台数の大小に拘らずどのよ
うな場所でも設置することが可能であると共に遊技中に
必要な賞品と交換することが可能なパチンコ機設置台を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、パチンコ機を設置するパチ
ンコ機設置台において、該設置台は、設置されるパチン
コ機の横幅より僅かに大きな横幅を有した縦長で且つ内
部が空洞の略直方体状に形成されると共に、その前面に
開閉自在に設けられて1台のパチンコ機を取り付けるパ
チンコ機取付枠と、該パチンコ機取付枠に取り付けられ
たパチンコ機で獲得した景品玉を計数記憶しながら前記
設置台の内部に返却する玉返却装置と、該玉返却装置に
よって返却された返却玉及びパチンコ機で使用された使
用済玉を研磨し且つパチンコ機の裏面上部に設けられる
景品玉タンクに揚送する玉揚送装置と、前記パチンコ機
取付枠の下方に設けられ且つ前記玉返却装置によって返
却された返却玉と貨幣とのいずれか一方又は両方で遊技
者の所望する賞品と交換できる賞品交換機と、を備えて
いることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】パチンコ機取付枠に取り付けられたパチンコ機
で遊技をしたときに、遊技者が獲得した景品玉は、玉返
却装置に返却することにより設置台の内部に取り込まれ
ると共に、その取り込まれた返却玉数が計数記憶され
る。そして、その取り込まれた返却玉及びパチンコ機で
使用された入賞玉やアウト玉等の使用済玉は、玉揚送装
置によって研磨揚送されてパチンコ機の裏面上部に設け
られる景品玉タンクに戻され、再度景品玉として使用さ
れる。また、遊技中にタバコやジュース等の賞品が欲し
いときには、パチンコ機取付枠の下方に設置される賞品
交換機を操作して貨幣又は玉返却装置によって返却され
た返却玉と賞品とを交換することができる。つまり、本
発明においては、1台のパチンコ機を稼働するために必
要なすべての構成装置が1つの設置台に設けられている
ので、場所の広狭に応じて、並べる設置台数を変化させ
ることにより容易に対応することできる。また、遊技中
に必要とされる賞品も下部に設けられる賞品交換機によ
って得ることができるので、遊技を大幅に中断する必要
がない。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る実施例
について説明する。まず、図1乃至図3を参照して実施
例に係るパチンコ機設置台について説明する。図1は、
正面から見たパチンコ機設置台の斜視図であり、図2
は、パチンコ機取付枠を開放した状態でのパチンコ機設
置台の斜視図であり、図3は、賞品交換機の前面カバー
板を開放した状態でのパチンコ機設置台の斜視図であ
る。図において、パチンコ機設置台1(以下、設置台1
という)は、パチンコ機30の横幅より僅かに大きな横
幅を有した縦長で且つ内部が空洞の略直方体状に形成さ
れ、その前面に、後述するパチンコ機取付枠12が設置
される長方形状の枠取付開口2と、後述する賞品交換機
50が設置される交換機設置開口3とが形成されてい
る。
【0007】また、枠取付開口2の上部には、呼出・照
明装置部4が突出形成されている。この呼出・照明装置
部4は、内部に蛍光灯、呼出ランプ、及び特賞ランプ等
が配置されており、下部に設けられるパチンコ機30を
照明していると共に、トラブル等が生じたときに呼出ス
イッチ5を操作して呼出ランプを点灯させたり、パチン
コ機30において大当り遊技状態が出現したときに特賞
ランプを点灯又は点滅してその旨を報知するものであ
る。なお、図においては、呼出・照明装置部4は、設置
台1と一体的に形成されているように描かれているが、
必ずしも一体的に形成する必要はなく、呼出・照明装置
部4を別体に形成して設置台1に止着しても良い。
【0008】また、設置台1の内部には、図2に示すよ
うに、枠取付開口2の下辺一側に沿って回収タンク6が
固着されている。この回収タンク6は、パチンコ機30
で使用された入賞玉やアウト玉等の使用済玉、及び後述
する玉返却装置15に返却された返却玉を取り込むもの
である。また、回収タンク6には、回収された玉を研磨
する研磨装置7が接続され、更に、研磨装置7には、研
磨された玉を上部に揚送する玉揚送装置8が接続されて
いる。玉揚送装置8によって揚送された玉は、放出口9
からパチンコ機30の後述する景品玉タンク36に放出
される。
【0009】なお、上記した回収タンク6、研磨装置
7、及び玉揚送装置8は、いずれも小型化されている
が、それらの内部にパチンコ機30に景品玉を排出して
も十分遊技が継続できるだけの量のパチンコ玉が内蔵さ
れている。また、研磨装置7と玉揚送装置8とが別々に
構成されて接続したものを示したが、揚送しながら研磨
する形式の玉揚送装置にしても良い。
【0010】更に、設置台1の側壁の上下には、設置台
1を多数連結する場合に相互に位置決めし且つ連結する
ための連結ボス10a,10bと連結穴11a,11b
とが設けられている。図においては、一方の側壁だけを
図示したが、他方の側壁にも上記連結ボス10a,10
bと連結穴11a,11bとが対象位置となるように設
けられている。なお、一方の側壁には、連結ボス10
a,10bと連結穴11a,11bのいずれか一方を設
け、他方の側壁にそれに対応する連結穴11a,11b
と連結ボス10a,10bのいずれか一方を設けても良
い。また、連結するための構成も上記以外の構成によっ
ても良い。
【0011】設置台1の概要は、上記した通りである
が、前記枠取付開口2に取り付けられるパチンコ機取付
枠12の構成について以下説明する。パチンコ機取付枠
12は、枠取付開口2の一側に開閉自在に軸支され、パ
チンコ機30を後方から嵌め込むことができるパチンコ
機取付開口13を有している。また、パチンコ機取付枠
12の下方部は、前方に突出する水平カウンター台14
となっており、該水平カウンター台14に玉返却装置1
5が形成されている。なお、パチンコ機取付枠12の開
放側の側面には、図示しないが、パチンコ機取付枠12
を閉じたときに設置台1に施錠される施錠装置が設けら
れている。この施錠装置は、パチンコ機30の前面枠を
施錠する公知の施錠装置と同じ構造であっても良い。
【0012】水平カウンター台14に形成される玉返却
装置15は、図1に示すように、パチンコ機30の後述
する下皿33の下方に位置する返却箱16と、後述する
精算ボタン18が操作されたときに、設置台1の内部に
取り込まれた返却玉数をプリントアウトするプリンタ2
1とから構成されている。
【0013】ところで、返却箱16は、下皿33から玉
抜きされた景品玉を一時的に貯留する貯留部を有し、該
貯留部の前面側方に内部が透視できる透視カバー22が
設けられている。また、透視カバー22の側方には、玉
数表示器17、精算ボタン18、玉戻ボタン19a,1
9bが設けられている。玉数表示器17は、設置台1の
内部に取り込まれた返却玉数を表示するもので、4桁の
7セグメントLEDで構成されている。また、精算ボタ
ン18は、遊技終了時に操作することにより、前記した
ように返却玉数をプリンタ21でプリントして排出する
ものである。また、玉戻ボタン19a,19bも前記し
たように、記憶された返却玉数の範囲内で予め定めた数
の戻玉を得るときに操作するものである。なお、精算ボ
タン18、玉戻ボタン19a,19bは、共にスイッチ
形式となっており、以下、精算スイッチ、玉戻スイッチ
等と言い換えたりする場合がある。
【0014】また、返却箱16には、図示しないが、そ
の貯留部と前記回収タンク6とを連通する連絡通路が接
続されており、その連絡通路に玉計数器20(図示しな
い、ただし、図4の配線図に表示)が設けられている。
このため、設置台1内部に取り込まれる返却玉は、すべ
て玉計数器20に検出され、その検出された計数値が前
記玉数表示器17に表示される。なお、本実施例におい
て、返却箱16に落下した景品玉は、即座に連絡通路を
通って回収タンク6に返却されるようになっているが、
連絡通路の上流端に開閉弁を設けて遊技者の意志で返却
するか否かを選択できるようにしても良い。
【0015】次に、上記したパチンコ機取付枠12に取
り付けられるパチンコ機30の構成について説明する。
まず、パチンコ機30の正面構造について図1を参照し
て説明すると、周知のように、パチンコ機30の正面上
部には、遊技盤31がガラス板を介して透視できるよう
になっており、その下方に排出された景品玉を貯留し且
つその貯留された景品玉を打球として発射位置に供給す
る上皿32が設けられている。上皿32の下方には、該
上皿32が景品玉で満杯となったときにそれ以上排出さ
れる余剰の景品玉を貯留する下皿33が設けられてい
る。下皿33の側方には、打球の弾発力を調整する操作
ハンドル34も設けられている。なお、上皿32及び下
皿33には、それぞれ貯留された玉を玉抜きする玉抜ボ
タン32a,33aが設けられている。このため、玉抜
ボタン32aを操作することにより上皿32に貯留され
ていた景品玉が下皿33に移動し、玉抜ボタン33aを
操作することにより下皿33に貯留されていた景品玉が
返却箱16に移動する。
【0016】パチンコ機30の正面構造は、概ね上記し
た構成を有するものであるが、次にその裏面の構成につ
いて説明する。図2に示すように、パチンコ機30の裏
面には、遊技盤で発生した入賞玉を処理する入賞玉処理
機構と、該入賞玉処理機構によって処理された入賞玉に
基づいて所定個数の景品玉を排出するための景品玉排出
機構とが設けられる機構板35が取り付けられている。
機構板35の背面上部には、多量の景品玉を貯留する景
品玉タンク36が設けられ、該景品玉タンク36から流
出する景品玉を最終的に1列に整列させる景品玉誘導樋
37が景品玉タンク36の下方に傾斜状に設けられてい
る。また、景品玉誘導樋37の末端には、入賞玉の発生
に基づいて所定個数の景品玉を排出する景品玉排出装置
38(図4参照)が設けられている。景品玉排出装置3
8から排出された景品玉は、排出樋を通って前記上皿3
2及び下皿33に導かれる。なお、図示しないが、機構
板35には、発生した入賞玉を検出する入賞玉検出器4
3(図4の配線図に表示)が設けられ、入賞玉検出器4
3の入賞信号に基づいて景品玉排出装置38が駆動され
る。なお、本実施例において、景品玉排出装置38は、
後に詳述するように景品玉を排出するだけでなく、貸玉
及び戻玉も排出するようになっている。
【0017】ここで、上記した景品玉排出装置38の構
成について図4を参照して説明する。景品玉排出装置3
8は、前記景品玉誘導樋37の末端に臨むスプロケット
40と、該スプロケット40と歯車機構41を介して連
結され且つその回転を制御するステッピングモータ39
と、前記スプロケット40を通過した玉を検出する排出
玉検出器42とから構成されている。
【0018】上記した構成を有する景品玉排出装置38
の作用について説明すると、景品玉誘導樋37を1列に
整列して流下する玉は、スプロケット40の位置で先頭
の玉が停止した状態となっている。そのような状態で排
出指令信号が導出されたときには、ステッピングモータ
39がONしてスプロケット40の回転を許容し、玉を
下方に流下させる。そして、その流下する玉は、排出玉
検出器42によって検出された後、上皿32に排出され
る。排出玉検出器42によって検出された玉数が排出指
令信号の種類に応じて決められた個数となったときに
は、ステッピングモータ39がOFFとされてスプロケ
ット40の回転を停止し、玉の流下を停止させる。
【0019】このように景品玉排出装置38は、排出指
令信号の種類に応じて所定数の玉を排出することができ
るようになっているが、本実施例においては、排出指令
信号が5種類導出されるようになっている。具体的に
は、前記入賞玉検出器43がONしたときには、景品玉
排出指令信号が導出され、それによって所定個数(例え
ば、15個)の玉が景品玉として排出される。また、後
述する玉戻ボタン19a,19bのいずれかが操作され
たときには、種類の異なる戻玉排出指令信号が導出さ
れ、それによって2種類の所定個数(例えば、25個、
50個)の玉が戻玉としてそれぞれ排出される。ただ
し、戻玉が排出される前提として、前記下皿33の下方
であって前記水平カウンター台14に形成される玉返却
装置15において、上記した所定個数の戻玉以上の返却
玉が取り込まれていることが必要である。更に、後述す
る硬貨投入口52に硬貨が投入された状態で玉戻ボタン
19aが操作されたときには、貸玉排出指令信号が導出
され、それによって所定個数(例えば、25個)の玉が
貸玉として排出される。
【0020】次に、前記交換機設置開口3に設置される
賞品交換機50について説明する。賞品交換機50は、
全体が交換機設置開口3から前後方向に出し入れするこ
とができるようになっており、賞品を補充するときに
は、賞品交換機50を手前側に引っ張り出して行うよう
になっている。しかして、賞品交換機50の前面には、
下方両端を軸として開閉自在に軸支される前面カバー板
51が設けられ、その前面カバー板51の表面に臨むよ
うに、硬貨投入口52、選択ボタン54、棚部55、賞
品排出口56、57が設けられている。
【0021】硬貨投入口52は、硬貨検出センサ53
(図示しない、ただし、図5のブロック図に表示)を有
し、該硬貨検出センサ53からの検出信号により、貸玉
を借り受けたり、あるいは賞品交換機50内に収納され
る賞品を購入したりすることができる。選択ボタン54
は、複数のボタン54a〜54fからなり、本実施例で
は、3つの選択ボタン54a〜54cが種類の異なるタ
バコを賞品として選択できるようになっており、他の3
つの選択ボタン54d〜54fが種類の異なるジュース
を賞品として選択できるようになっている。更に、棚部
55は、遊技者の手荷物を入れる物入れとして利用さ
れ、賞品排出口56、57は、選択ボタン54a〜54
fを操作したときに賞品が排出されるところである。
【0022】以上、玉返却装置15、景品玉排出装置3
8を有するパチンコ機30、及び賞品交換機50を備え
た設置台1の構成について説明したが、この設置台1
は、図4に示すように、玉返却装置15内に設けられる
マイクロコンピュータが形成される制御回路基板60に
よってその動作を制御される。即ち、制御回路基板60
は、図5に示すように、制御回路61、演算回路62、
入力回路63、出力回路64、及び自動販売機出力回路
65を含んで構成される。そして、入力回路63には、
玉戻ボタン19a,19b、精算ボタン18、玉計数器
20(カウントセンサ1と表示)、排出玉検出器42
(カウントセンサ2と表示)、入賞玉検出器43(カウ
ントセンサ3と表示)、及び選択ボタン54a〜54f
が接続され、それぞれの入力信号に応じて演算回路62
や制御回路61によって各種の演算及び制御が実行さ
れ、その実行結果によって出力回路64を介して玉数表
示器17、プリンタ21、及びステッピングモータ39
(モーターと表示)が駆動制御され、自動販売機出力回
路65を介して賞品交換機50が駆動制御される。
【0023】上記した制御回路基板60の制御回路によ
って制御される動作について説明すると、遊技者が硬貨
投入口52に硬貨を挿入すると、硬貨検出センサ53の
検出信号が制御回路61に送られ、その状態が記憶され
る。その状態で、玉戻ボタン19aを操作することによ
り、ステッピングモータ39がONしてスプロケット4
0が回転して玉を流下させ、上皿32に貸玉として排出
する。しかして、排出玉検出器42(カウントセンサ
2)がスプロケット40を通過した玉を所定個数(例え
ば、25個)検出したときには、ステッピングモータ3
9がOFFとなってスプロケット40の回転を停止し、
玉の排出が停止される。この動作によって貸玉指令に基
づく所定個数の貸玉の排出動作が終了する。なお、本実
施例においては、硬貨投入口52に硬貨を投入すること
により貸玉を借り受けることができるように構成した
が、パチンコ機30の正面側方に貸玉用の硬貨投入口を
専用に設け、硬貨投入口52への硬貨の投入は、賞品交
換機50専用のものとしても良い。また、貸玉は、従来
と同様に玉貸機から購入して上皿32に投入するように
しても良い。
【0024】上記したように、貸玉が上皿32に貸し出
された状態で遊技客が操作ハンドル34を操作して打球
が遊技盤31の入賞口や入賞装置に入賞すると、入賞玉
検出器43(カウントセンサ3)から入賞信号が発せら
れる。すると、ステッピングモータ39がONされてス
プロケット40が回転して玉を流下させ、上皿32に景
品玉として排出する。しかして、排出玉検出器42がス
プロケット40を通過した玉を所定個数(例えば、15
個)検出したときには、ステッピングモータ39がOF
Fとなってスプロケット40の回転を停止し、玉の排出
が停止される。この動作によって入賞に基づく所定個数
の景品玉の排出動作が終了する。
【0025】上記した動作を繰り返すことにより、入賞
に基づく景品玉の払出動作が行われ、その結果多量の景
品玉で上皿32及び下皿33が満杯となったときに、下
皿33の玉抜ボタン33aを操作することにより、下皿
33に貯留されていた景品玉が玉返却装置15の貯留部
に落下して連絡通路を通って設置台1内部の回収タンク
6に返却される。そして、このとき返却玉が玉計数器2
0(カウントセンサ1)によって計数され、その計数値
が制御回路61内の記憶領域に記憶されると共に、その
記憶値が玉数表示器17に表示される。
【0026】このように玉抜ボタン33aを操作して下
皿33からの玉抜き操作を行うときには、玉の落下に注
意を向けていなくても玉抜きされた景品玉が、返却箱1
6から溢れ出ることがなく、自動的に返却玉として設置
台1の内部に返却されるので、遊技に集中したままで玉
抜き操作を行うことができる。また、この返却した時点
で精算ボタン18を操作することにより、プリンタ21
から返却玉数を印字したレシートが排出されると共に、
返却玉の記憶値がクリアされる。
【0027】また、精算ボタン18を操作する前に、再
度当該パチンコ機30で遊技をしたいときには、玉戻ボ
タン19a,19bのいずれかを操作すれば良い。具体
的には、例えば、玉戻ボタン19aを操作することによ
り、ステッピングモータ39がONしてスプロケット4
0が回転して玉を流下させ、上皿32に戻玉として排出
する。しかして、排出玉検出器42がスプロケット40
を通過した玉を所定個数(例えば、25個)検出したと
きには、ステッピングモータ39がOFFとなってスプ
ロケット40の回転を停止し、玉の排出が停止される。
この動作によって戻し指令に基づく所定個数の戻玉の排
出動作が終了する。以下、同様に玉戻ボタン19bを操
作することにより、所定個数(例えば、50個)の戻玉
が排出される。ただし、戻玉が排出される前提として、
玉返却装置15において、上記した所定個数の戻玉以上
の返却玉が取り込まれていることが必要である。
【0028】また、遊技の途中でタバコやジュース等が
欲しくなったときには、返却玉が欲しい賞品に対応して
設定される個数以上あるか否かを玉数表示器17で確認
し、それが確認できたときに、遊技者の欲する賞品に対
応するいずれかの選択ボタン54a〜54fを操作す
る。それによって制御回路61から自動販売機出力回路
65に所定の出力が導出されて所望の賞品が賞品排出口
56又は57に排出されて当該賞品を得ることができ
る。また、賞品が排出されると同時に賞品に対応する個
数の数を減算した玉数が玉数表示器17に表示される。
一方、返却玉でなくても、硬貨投入口52に所定の賞品
に対応する硬貨を投入することにより、硬貨検出センサ
53からの入力が制御回路61に送られ、その状態で所
望の選択ボタン54a〜54fを操作することにより制
御回路61から自動販売機出力回路65に所定の出力が
導出されて所望の賞品が排出される。このように、本実
施例においては、遊技中に必要とされる賞品も下部に設
けられる賞品交換機50によって得ることができるの
で、遊技を大幅に中断する必要がない。なお、上記した
実施例においては、賞品の獲得が返却玉と硬貨いずれに
よっても行えるものを示したが、いずれか一方だけでし
か獲得できないものでも良い。
【0029】以上、実施例について説明してきたが、本
実施例によれば、パチンコ機取付枠12に取り付けられ
たパチンコ機30で遊技をしたときに、遊技者が獲得し
た景品玉は、玉返却装置15に返却することにより設置
台1の内部に取り込まれると共に、その取り込まれた返
却玉数が計数記憶される。そして、その取り込まれた返
却玉及びパチンコ機30で使用された入賞玉やアウト玉
等の使用済玉は、研磨装置7及び玉揚送装置8によって
研磨揚送されてパチンコ機30の裏面上部に設けられる
景品玉タンク36に戻され、再度景品玉として使用され
る。また、遊技中にタバコやジュース等の賞品が欲しい
ときには、パチンコ機取付枠12の下方に設置される賞
品交換機50を操作して貨幣又は玉返却装置15によっ
て返却された返却玉と賞品とを交換することができる。
つまり、本実施例においては、1台のパチンコ機30を
稼働するために必要なすべての構成装置が1つの設置台
1に設けられているので、場所の広狭に応じて、並べる
設置台数を変化させることにより容易に対応することで
きる。また、遊技中に必要とされる賞品も下部に設けら
れる賞品交換機50によって得ることができるので、遊
技を大幅に中断する必要がない。
【0030】なお、上記した実施例(以下、第1実施例
という)は、貸玉を硬貨投入口52に硬貨を投入するこ
とにより借り受けるものを示したが、図6及び図7に示
す実施例(以下、第2実施例という)に示すように、玉
返却装置15の一部にカード装置70を設け、該カード
装置70に貸玉に係る金額情報が記録されたカードを挿
入することによって所定数の貸玉を借り受けるものであ
っても良い。この場合には、図6に示すように、前記玉
数表示器17がカード内に記録された残金をも表示でき
る残金・玉数表示器71として使用され、前記玉戻ボタ
ン19a,19bが貸玉の貸出動作をも行うことができ
る玉貸・玉戻ボタン72a,72bとして使用され、更
に、図7に示すように、制御回路基板60内にデータ回
路74、タイマー回路75、及び搬送出力回路76が形
成されることになる。なお、カード装置70内には、図
7に示すカードの有無を検出する投入センサ73が設け
られている。また、この第2実施例は、カード装置70
以外の構成は、そのまま第1実施例のものを使用するも
のとする。
【0031】上記したカード装置70によって貸玉を借
り受ける場合の動作について説明すると、遊技者がカー
ド装置70にカードを挿入すると、投入センサ73が作
用してカードをカード装置70内に取り込み、カードに
記録された金額情報を読み込むと同時にデータ回路74
の出力により残金・玉数表示器71にカード内の残金が
表示される。その状態で、玉貸・玉戻ボタン72a,7
2bのいずれかを操作することにより、その操作された
ボタンによって排出される貸玉に対応する残金があるこ
とを前提として、ステッピングモータ39がONしてス
プロケット40が回転して玉を流下させ、上皿32に貸
玉として排出する。しかして、排出玉検出器42(カウ
ントセンサ2)がスプロケット40を通過した玉を所定
個数検出したときには、ステッピングモータ39がOF
Fとなってスプロケット40の回転を停止し、玉の排出
が停止される。この動作によって貸玉指令に基づく所定
個数の貸玉の排出動作が終了する。なお、貸玉の排出動
作が終了すると、制御回路61からデータ回路74に減
算信号が導出されて、その信号に基づいてカードに記録
された金額情報が書き改められる。また、カード投入時
から一定時間が経過するとタイマー回路75が作動して
搬送出力回路76が駆動され、それによってカード装置
70に取り込まれていたカードが自動的に返却される。
【0032】以上、2つの実施例について説明したが、
上記した実施例では、賞品交換機50の中に収納される
賞品として、タバコ、ジュースを例示したが、他の賞品
であっても良い。また、設置台1の外形も実施例のもの
に限らず、1台のパチンコ機30が設置できる形状であ
れば、どのような形状であっても良い。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、パチンコ機と、該パチンコ機で
獲得した景品玉を返却する玉返却装置と、該玉返却装置
によって返却された玉をパチンコ機の上部に揚送する玉
揚送装置と、獲得した景品玉又は硬貨と賞品とを交換す
る賞品交換機、等の1台のパチンコ機を稼働するために
必要なすべての構成装置が1つの設置台に設けられてい
るので、場所の広狭に応じて並べる設置台数を変化させ
ることにより、どのような場所に対しても容易に対応す
ることできる。また、遊技中に必要とされる賞品も下部
に設けられる賞品交換機によって得ることができるの
で、遊技を大幅に中断する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る設置台を正面から見た斜視図であ
る。
【図2】設置台に設けられるパチンコ機取付枠を開放し
た状態での斜視図である。
【図3】設置台に設けられる賞品交換機の前面カバー板
を開放した状態での斜視図である。
【図4】設置台に設けられるパチンコ機、玉返却装置、
賞品交換機を制御する制御回路の配線図である。
【図5】図4に示す制御回路のブロック図である。
【図6】他の実施例に係る設置台を正面から見た斜視図
である。
【図7】図6に示す実施例の動作を制御する制御回路の
ブロック図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機設置台 8 玉揚送装置 12 パチンコ機取付枠 15 玉返却装置 20 玉計数器 30 パチンコ機 36 景品玉タンク 50 賞品交換機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−126144(JP,A) 実開 昭54−94573(JP,U) 実公 昭55−14373(JP,Y2) 実公 昭54−15743(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機を設置するパチンコ機設置台
    において、 該設置台は、設置されるパチンコ機の横幅より僅かに大
    きな横幅を有した縦長で且つ内部が空洞の略直方体状に
    形成されると共に、その前面に開閉自在に設けられて
    台のパチンコ機を取り付けるパチンコ機取付枠と、該パ
    チンコ機取付枠に取り付けられたパチンコ機で獲得した
    景品玉を計数記憶しながら前記設置台の内部に返却する
    玉返却装置と、該玉返却装置によって返却された返却玉
    及びパチンコ機で使用された使用済玉を研磨し且つパチ
    ンコ機の裏面上部に設けられる景品玉タンクに揚送する
    玉揚送装置と、前記パチンコ機取付枠の下方に設けられ
    且つ前記玉返却装置によって返却された返却玉と貨幣と
    のいずれか一方又は両方で遊技者の所望する賞品と交換
    できる賞品交換機と、を備えていることを特徴とするパ
    チンコ機設置台。
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