JP2517646Y2 - 椅子の操作レバ−機構 - Google Patents
椅子の操作レバ−機構Info
- Publication number
- JP2517646Y2 JP2517646Y2 JP4520091U JP4520091U JP2517646Y2 JP 2517646 Y2 JP2517646 Y2 JP 2517646Y2 JP 4520091 U JP4520091 U JP 4520091U JP 4520091 U JP4520091 U JP 4520091U JP 2517646 Y2 JP2517646 Y2 JP 2517646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stroke
- operating
- stopper
- convex portion
- stopper member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は事務用回転椅子などの椅
子に設置される背もたれ傾斜度合のストッパやリミッタ
などを作動させるために設けられる操作レバ−機構に関
するものである。
子に設置される背もたれ傾斜度合のストッパやリミッタ
などを作動させるために設けられる操作レバ−機構に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から事務用回転椅子などの椅子にお
いて、背もたれの傾斜ストッパなどを操作するための操
作レバ−機構は種々のものが提案されている。
いて、背もたれの傾斜ストッパなどを操作するための操
作レバ−機構は種々のものが提案されている。
【0003】この種の操作レバ−は、例えば、傾斜スト
ッパ部材を往復スライドさせたり、往復角旋回させた
り、或は、起立,倒伏させたりするためのストロ−ク運
動を当該ストッパ部材に伝達するために椅子の座面の裏
などに設置されるものであるが、従来のものは機構が複
雑であったり、作動が円滑でないものが多々あり、ま
た、その取付けは座面の裏に直付けするタイプが多いた
め、椅子の機種が変ると設計変更を余儀なくされ汎用性
に欠ける憾がある。
ッパ部材を往復スライドさせたり、往復角旋回させた
り、或は、起立,倒伏させたりするためのストロ−ク運
動を当該ストッパ部材に伝達するために椅子の座面の裏
などに設置されるものであるが、従来のものは機構が複
雑であったり、作動が円滑でないものが多々あり、ま
た、その取付けは座面の裏に直付けするタイプが多いた
め、椅子の機種が変ると設計変更を余儀なくされ汎用性
に欠ける憾がある。
【0004】本考案は上記のような点に鑑み、構造を著
しく簡素化して確実かつ円滑なストロ−ク運動量を生み
出し、しかも、構造を標準化して機種の異なる椅子であ
っても装着できるようにした操作レバ−機構を開発する
ことを課題とするものである。
しく簡素化して確実かつ円滑なストロ−ク運動量を生み
出し、しかも、構造を標準化して機種の異なる椅子であ
っても装着できるようにした操作レバ−機構を開発する
ことを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本考案の構成は、ベースプレート
の上面に、後端に操作把手部を形成すると共に先端に作
動伝達体を接続するようにしたストローク作動部材を、
その部材のストローク方向のみ摺動できるように前記プ
レート上面に形成した案内保持部に支持させて装着する
一方、前記ストローク作動部材の表面に、ストローク方
向の前後が緩斜面に形成された凸部を設けると共に、前
記ストローク作動部材に対し、そのストロークエンドに
おいて前記凸部の後方の緩斜面に当接するストッパ部材
を前記ベースプレート上面に設けて成り、前記ストロー
ク作動部材を、その凸部の頂上をストッパ部材の弾性に
抗して通過させその位置に保持するようにしたことを特
徴とするものである。
を目的としてなされた本考案の構成は、ベースプレート
の上面に、後端に操作把手部を形成すると共に先端に作
動伝達体を接続するようにしたストローク作動部材を、
その部材のストローク方向のみ摺動できるように前記プ
レート上面に形成した案内保持部に支持させて装着する
一方、前記ストローク作動部材の表面に、ストローク方
向の前後が緩斜面に形成された凸部を設けると共に、前
記ストローク作動部材に対し、そのストロークエンドに
おいて前記凸部の後方の緩斜面に当接するストッパ部材
を前記ベースプレート上面に設けて成り、前記ストロー
ク作動部材を、その凸部の頂上をストッパ部材の弾性に
抗して通過させその位置に保持するようにしたことを特
徴とするものである。
【0006】
【実施例】次に図により本考案の実施例について説明す
る。図1は本考案レバ−機構の一例の構成部材を示す斜
視図、図2は本考案レバ−機構の非作動状態の平面図、
図3は同じく作動状態の平面図である。
る。図1は本考案レバ−機構の一例の構成部材を示す斜
視図、図2は本考案レバ−機構の非作動状態の平面図、
図3は同じく作動状態の平面図である。
【0007】これらの図に於て、1は平面からみて概ね
矩形状をなすように形成したベ−スプレ−トで、外周の
大半に背の低い立壁1aが周設され、本考案機構のハウジ
ングと座面裏への取付プレ−トとして機能するように形
成されている。従って、後述するストロ−ク作動部材の
操作把手が設けられる部位は立壁が設けられない。1bは
このプレ−ト1の取付用ビス穴である。
矩形状をなすように形成したベ−スプレ−トで、外周の
大半に背の低い立壁1aが周設され、本考案機構のハウジ
ングと座面裏への取付プレ−トとして機能するように形
成されている。従って、後述するストロ−ク作動部材の
操作把手が設けられる部位は立壁が設けられない。1bは
このプレ−ト1の取付用ビス穴である。
【0008】2,2は上記のプレ−ト1の上面に、適宜
幅を持たせて対向した逆L字状をなすように形成したス
トロ−ク作動部材3の案内保持部で、ストロ−ク作動部
材3は、この案内保持部2に挟持案内されてストロ−ク
作動が案内される幅と厚みを有する板状部材により形成
され、後端に掴み用突部4aを形成した操作把手4が取付
けられる一方、前端側に動作伝達体の一例として配設さ
れるワイヤ5の始端5aがビス止め等の止着手段6により
固着されている。尚、5bはワイヤケ−ス、5cはこのワイ
ヤケ−スの固定部である。作動伝達体はワイヤ以外の剛
体、例えばリンク杆であってもよい。
幅を持たせて対向した逆L字状をなすように形成したス
トロ−ク作動部材3の案内保持部で、ストロ−ク作動部
材3は、この案内保持部2に挟持案内されてストロ−ク
作動が案内される幅と厚みを有する板状部材により形成
され、後端に掴み用突部4aを形成した操作把手4が取付
けられる一方、前端側に動作伝達体の一例として配設さ
れるワイヤ5の始端5aがビス止め等の止着手段6により
固着されている。尚、5bはワイヤケ−ス、5cはこのワイ
ヤケ−スの固定部である。作動伝達体はワイヤ以外の剛
体、例えばリンク杆であってもよい。
【0009】一方、上記ストロ−ク作動部材3の中程上
面には緩かやな半球面状をなす凸部7が形成されてい
る。この凸部7の形成位置は、後述するストッパ部材8
との関係で決められる。上記凸部7の平面形状は、図示
した円形状に限られず、ストロ−ク方向の前後が緩斜面
に形成されていればよく、平面形状は問わない。
面には緩かやな半球面状をなす凸部7が形成されてい
る。この凸部7の形成位置は、後述するストッパ部材8
との関係で決められる。上記凸部7の平面形状は、図示
した円形状に限られず、ストロ−ク方向の前後が緩斜面
に形成されていればよく、平面形状は問わない。
【0010】上記ストッパ部材8は、ストローク作動部
材3のストロークエンドにおいて、前記凸部7の頂上が
ストッパ部材8の下を通過する位置に案内保持部2を横
断する向きで設けられる。図3は、この凸部7の頂部が
ストッパ部材8の下を通過した位置に保持されている状
態を示している。
材3のストロークエンドにおいて、前記凸部7の頂上が
ストッパ部材8の下を通過する位置に案内保持部2を横
断する向きで設けられる。図3は、この凸部7の頂部が
ストッパ部材8の下を通過した位置に保持されている状
態を示している。
【0011】このストッパ部材8は、ここではピアノ線
により形成し、上記案内保持部2の後端近くにおいて、
ストロ−ク作動部材3の上面に近接させ配置固定され
る。而して、8aは案内保持部2に凹設形成したストッパ
部材8の保持部、8bはストッパ部材8の後端側を取付け
た取付部、8cはL字状に曲げられたストッパ部材8の終
端8’に係合させて立壁1aに設けた回り止めピンであ
る。なお、このストッパ部材8は板状バネで形成しても
よい。板状バネの場合は回り止め不用である。
により形成し、上記案内保持部2の後端近くにおいて、
ストロ−ク作動部材3の上面に近接させ配置固定され
る。而して、8aは案内保持部2に凹設形成したストッパ
部材8の保持部、8bはストッパ部材8の後端側を取付け
た取付部、8cはL字状に曲げられたストッパ部材8の終
端8’に係合させて立壁1aに設けた回り止めピンであ
る。なお、このストッパ部材8は板状バネで形成しても
よい。板状バネの場合は回り止め不用である。
【0012】以上により本考案の操作レバ−機構の一例
を構成するので、次にその操作例について説明する。
を構成するので、次にその操作例について説明する。
【0013】本考案機構は、図2の状態が本考案操作レ
バー機構の初期設定状態である。この状態において操作
把手4を図2の上方へ引張るとストローク作動部材3が
同じ方向にスライドして移動する。この移動は、操作把
手4のストッパ(図示せず)がベースプレート1に形成
したリミッタ(図示せず)に当接するまで許容される。
バー機構の初期設定状態である。この状態において操作
把手4を図2の上方へ引張るとストローク作動部材3が
同じ方向にスライドして移動する。この移動は、操作把
手4のストッパ(図示せず)がベースプレート1に形成
したリミッタ(図示せず)に当接するまで許容される。
【0014】上記ストロ−ク作動部材3の移動におい
て、その凸部7はストッパ部材8の下を通過するが、凸
部7の頂点はストッパ部材8の下面より高い位置にある
ため、前記通過の際ストッパ部材8をその弾性内で押上
げ乍ら通過する。押上げられるストッパ部材8はピアノ
線などによる弾性体であるから、凸部7が通過すると元
の姿勢に直ちに復元し、ストロ−ク作動部材3をこの位
置に保持する。
て、その凸部7はストッパ部材8の下を通過するが、凸
部7の頂点はストッパ部材8の下面より高い位置にある
ため、前記通過の際ストッパ部材8をその弾性内で押上
げ乍ら通過する。押上げられるストッパ部材8はピアノ
線などによる弾性体であるから、凸部7が通過すると元
の姿勢に直ちに復元し、ストロ−ク作動部材3をこの位
置に保持する。
【0015】この結果、ワイヤ5に前記作動部材3のス
トロ−ク方向とは逆方向に力が付与されていても、前記
凸部7がストッパ部材8にその作動部材3の戻り作動を
阻止するので、ストロ−ク作動部材3はその位置に保持
されるのである。
トロ−ク方向とは逆方向に力が付与されていても、前記
凸部7がストッパ部材8にその作動部材3の戻り作動を
阻止するので、ストロ−ク作動部材3はその位置に保持
されるのである。
【0016】ストロ−ク作動部材3を図2の初期状態に
戻すには、前記操作把手4を逆向きに押込めばよい。
戻すには、前記操作把手4を逆向きに押込めばよい。
【0017】上記のストロ−ク作動部材3の往復作動に
より、この作動部材3に接続されたワイヤ5は、前記作
動部材3の往復ストロ−ク量だけワイヤ6の終端側にそ
のストロ−ク運動を伝達する。
より、この作動部材3に接続されたワイヤ5は、前記作
動部材3の往復ストロ−ク量だけワイヤ6の終端側にそ
のストロ−ク運動を伝達する。
【0018】従って、前記ワイヤ5の終端に、例えば回
転椅子における背もたれの傾動ストッパ機構のストッパ
部材を接続しておくことにより、傾動ストッパを機能さ
せたり、そのストッパ機能を解除したりすることができ
る。
転椅子における背もたれの傾動ストッパ機構のストッパ
部材を接続しておくことにより、傾動ストッパを機能さ
せたり、そのストッパ機能を解除したりすることができ
る。
【0019】
【考案の効果】本考案は以上の通りであって、回転椅子
などの椅子における背もたれ傾動ストッパ機構等をオ
ン,オフさせる操作レバ−機構を、上述のように形成
し、その機構の標準化,コンパクト化を図ったので、椅
子の機種が変わってもそのまま取付けて使用することが
できる。
などの椅子における背もたれ傾動ストッパ機構等をオ
ン,オフさせる操作レバ−機構を、上述のように形成
し、その機構の標準化,コンパクト化を図ったので、椅
子の機種が変わってもそのまま取付けて使用することが
できる。
【0020】また、ストロ−ク作動の終端をストッパ機
構の作用で節度をもって操作者に知覚させると共に、自
己保持するので、操作トラブルが起り難いという利点が
ある。
構の作用で節度をもって操作者に知覚させると共に、自
己保持するので、操作トラブルが起り難いという利点が
ある。
【図1】本考案レバ−機構の一例の構成部材を示す斜視
図。
図。
【図2】本考案レバ−機構の非作動状態の平面図。
【図3】図2の機構の作動状態の平面図
1 ベ−スプレ−ト 2 保持案内部 3 ストロ−ク作動部材 4 操作把手 5 ワイヤ 6 止着手段 7 凸部 8 ストッパ部材
フロントページの続き (72)考案者 佐 藤 春 松 東京都足立区小台2−49−15 株式会社 東洋工芸内 (56)参考文献 実開 昭62−40951(JP,U) 実開 平3−195509(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースプレートの上面に、後端に操作把
手部を形成すると共に先端に作動伝達体を接続するよう
にしたストローク作動部材を、その部材のストローク方
向のみ摺動できるように前記プレート上面に形成した案
内保持部に支持させて装着する一方、前記ストローク作
動部材の表面に、ストローク方向の前後が緩斜面に形成
された凸部を設けると共に、前記ストローク作動部材に
対し、そのストロークエンドにおいて前記凸部の後方の
緩斜面に当接するストッパ部材を前記ベースプレート上
面に設けて成り、前記ストローク作動部材を、その凸部
の頂上をストッパ部材の弾性に抗して通過させその位置
に保持するようにしたことを特徴とする椅子の操作レバ
ー機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4520091U JP2517646Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 椅子の操作レバ−機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4520091U JP2517646Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 椅子の操作レバ−機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131350U JPH04131350U (ja) | 1992-12-02 |
JP2517646Y2 true JP2517646Y2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=31925135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4520091U Expired - Lifetime JP2517646Y2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 椅子の操作レバ−機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517646Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP4520091U patent/JP2517646Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04131350U (ja) | 1992-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5107720A (en) | Device for actuating a remotely positioned latch | |
JPH037528B2 (ja) | ||
EP0142593A1 (en) | Keyboard switch with pivotal actuator lever | |
JP2517646Y2 (ja) | 椅子の操作レバ−機構 | |
US5261724A (en) | Sprung seat | |
US4494793A (en) | Trigger release mechanism for reclining chair | |
JP2589714Y2 (ja) | 原稿圧着板の開閉装置 | |
JPS6343772Y2 (ja) | ||
US5628645A (en) | IC socket | |
JPS5914847B2 (ja) | 押釦装置 | |
US6781073B1 (en) | Adjustable switch for a motor vehicle brake light | |
JPH0321630Y2 (ja) | ||
JP2589256Y2 (ja) | キースイッチ | |
JPS6360404B2 (ja) | ||
JP2502685Y2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPS5918457Y2 (ja) | 操作表示装置 | |
JPS5821051Y2 (ja) | 押釦スイツチ | |
JPH041615Y2 (ja) | ||
JPH0542495Y2 (ja) | ||
JPH10207449A (ja) | アップライトピアノのペダル機構 | |
JPS6217300Y2 (ja) | ||
JPH0317386Y2 (ja) | ||
JP2507421Y2 (ja) | パ―キングブレ―キレバ―装置 | |
JPH082897Y2 (ja) | ペダルとスイッチの接続構造 | |
US5737402A (en) | Coin release mechanism of pay phone |