JP2517331Y2 - 卓上切断機のターンテーブル取付機構 - Google Patents

卓上切断機のターンテーブル取付機構

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JP2517331Y2
JP2517331Y2 JP11503890U JP11503890U JP2517331Y2 JP 2517331 Y2 JP2517331 Y2 JP 2517331Y2 JP 11503890 U JP11503890 U JP 11503890U JP 11503890 U JP11503890 U JP 11503890U JP 2517331 Y2 JP2517331 Y2 JP 2517331Y2
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JP
Japan
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turntable
base
circular saw
cutting machine
tabletop cutting
Prior art date
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JP11503890U
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JPH0471201U (ja
Inventor
隆一 今村
繁春 牛渡
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、卓上切断機におけるベースとターンテーブ
ルとの取付け構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来技術を第5図及び第6図により説明する。
ベース1の中央部に形成した凹部にターンテーブル2
を埋設し、ターンテーブル2の上面は、ベース1の上面
と同一面となっている。
ターンテーブル2の後部にヒンジ3を設け、ヒンジ3
上端にモータ7により駆動する丸のこ4、ハンドル5と
丸のこ4の上半分を覆うギヤケース6とからなる丸のこ
部8が軸支され、ターンテーブル2上面に対し上下揺動
自在に設けられている。
従来、ベース1とターンテーブル2を係合する手段と
して、第6図に示すようにベース1の回転摺動面1aにタ
ーンテーブル2の回転摺動面2aを合わせ、ターンテーブ
ル2の上方からシャフト14をターンテーブル2の回転軸
からベース1へ貫通させ、ベース1の下方よりシャフト
14の下端にワッシャ15を入れ、ベース1とワッシャ15間
にターンテーブル2が左右回動できるよう隙間16を設
け、ナット17とロックナット18を固定していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ハンドル5で丸のこ部8をターンテーブル2上面に向
けて揺動させると、ターンテーブル2に第5図から見て
右回りの回転モーメントが生じる。この回転モーメント
により前部の回転摺動面1aを支点とし、隙間16の量に応
じターンテーブル2の後方が持ち上がり、ベース1上面
に対する丸のこ4の直角度に変化が生じていた。また、
ベース1の上面よりターンテーブル2の上面が高くなる
ため、ベース1、ターンテーブル2上面に載置した被切
断材19が持ち上げられ、切断精度を悪くしていた。
この問題は、ナット17とロックナット18を調整し、隙
間16を少なくすることで切断精度の改善ができるが、ナ
ット17を締めすぎれば、ターンテーブル2が回動しなく
なるため、調整には技術と時間を要していた。
本考案の目的は、上記した従来技術の問題を解消し、
ターンテーブルの浮き上がりを防止し、被切断材の切断
精度を向上させることである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ベースのほぼ中央に水平方向に対し回転自
在に設けたターンテーブルと、該ターンテーブル後部に
設けた丸のこ部保持部材と、該丸のこ部保持部材を支点
として前記ターンテーブル上面に対し揺動自在に保持さ
れた丸のこ部とを備えた卓上切断機において、前記ター
ンテーブルにベースとターンテーブルとの回転摺動面を
密着させる弾性体を設ければ、丸のこ部揺動荷重による
ターンテーブルの浮き上がり力よりも、大きい荷重でタ
ーンテーブルをベースに押し付けられ、丸のこ部を揺動
してもターンテーブルは浮き上がらない。
〔作用〕
ハンドルで丸のこ部をベース上面に向けて揺動させる
際、ターンテーブルに回転モーメントが生じるが、弾性
体によりターンテーブルの浮き上がり力よりも大きい荷
重でターンテーブルをベースに押し付けているため、タ
ーンテーブルが浮き上がることはない。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第4図を用いて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す卓上切断機の側面図、第
2図は第1図のベース、ターンテーブル係合部の拡大
図、第3図は丸のこ部揺動時の側面図、第4図はベース
とターンテーブルの分解図である。
図において、ベース1のほぼ中央に形成した凹部に水
平方向に回動自在にターンテーブル2を埋設し、ベース
1の回転摺動面1aにターンテーブル2の回転摺動面2aを
合わせ、ターンテーブル2の上面は、ベース1の上面と
同一面となっている。ターンテーブル2後部には、上方
に立設した丸のこ部保持部材となるホルダ3の下端を取
付け、ホルダ3上端にモータ7により駆動する丸のこ
4、ハンドル5と丸のこ4の上半部を覆うギヤケース6
からなる丸のこ部8がターンテーブル2上面に向けて上
下に揺動自在に軸支されている。ターンテーブル2後部
とギヤケース6後部間には丸のこ部8に上昇回転力を与
えるスプリング9が設けられ、このスプリング9により
丸のこ部8が常に上限位置に復帰されている。
ベース1とターンテーブル2を係合する手段として、
第3図,第4図に示すように、ターンテーブル2の回転
軸となる貫通孔2bの外周に凹部2cを円弧状に形成し、こ
の凹部2c内にワッシャ10と弾性体となるスプリング11を
入れ、スプリング11の上部にスプリング11を押えるワッ
シャ12を取付け、ワッシャ12からシャフト13を貫通孔2b
に通し、シャフト13の下端のねじ部13aをベース1に形
成しためねじ部1bにねじ嵌合させることにより、ターン
テーブル2はスプリング11によりベース1に押圧され
る。スプリング11による押し付け力は、ターンテーブル
2の回動力よりも、ターンテーブル2の押し付け力(摺
動面荷重)と回転摺動面1a,2aの摩擦係数によって定ま
るターンテーブル2の保持力が小さくなるように設定す
る。なお、ターンテーブル2上面には丸のこ部8を下降
したときに丸のこ4をターンテーブル2内部に案内する
刃口板(図示せず)を備えているが、シャフト13をター
ンテーブル2内に挿入するときは、この刃口板をターン
テーブル2から取外した状態(第4図の状態)で行う。
被切断材を切断する場合、まず、手でハンドル5を握
り丸のこ部8を下方へ揺動させ丸のこ4で切込みを与
え、切断完了後、スプリング9の付勢力で丸のこ部8を
上限に戻し切断作業が完了する。
上記構成において、丸のこ部8をベース1上面に向け
て揺動させる際、従来同様ターンテーブル2に右回りの
モーメントが生じるが、スプリング11によりターンテー
ブル2の浮き上がり力よりも大きい荷重でターンテーブ
ル2をベース1に押し付けているため、ターンテーブル
2が浮き上がることはない。
なお、ターンテーブル2に複数個のスプリングを設け
てベース1に密着させることも可能であるが、ターンテ
ーブル2の回転軸にスプリング11を保持すれば、スプリ
ング11は1個ですむため、単純な構造で組立性も向上
し、製品保守上において管理しやすい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、丸のこ部を揺動したとき、ベースと
ターンテーブル係合部に弾性体の復元力により、ベース
とターンテーブルの回転摺動面を密着状態に維持できる
ので、ターンテーブルの浮き上がりを防止し、被切断材
の切断精度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す卓上切断機の側面図、第
2図は第1図のベース、ターンテーブル係合部の拡大
図、第3図は丸のこ部揺動時の側面図、第4図はベース
とターンテーブルの分解図、第5図は従来の卓上切断機
の側面図、第6図は第5図のベース、ターンテーブル係
合部の拡大図である。 1…ベース、2…ターンテーブル、1a,2a…回転摺動
面、1b…めねじ部、2b…貫通孔、2c…凹部、3…ホル
ダ、4…丸のこ、8…丸のこ部、10…ワッシャ、11…ス
プリング、12…ワッシャ、13…シャフト、13a…ねじ
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースのほぼ中央に水平方向に対し回転自
    在に設けたターンテーブルと、該ターンテーブル後部に
    設けた丸のこ部保持部材と、該丸のこ部保持部材を支点
    として前記ターンテーブル上面に対し揺動自在に保持さ
    れた丸のこ部とを備えた卓上切断機において、前記ター
    ンテーブルにベースとターンテーブルとの回転摺動面を
    密着させる弾性体を設けたことを特徴とする卓上切断機
    のターンテーブル取付機構。
JP11503890U 1990-10-31 1990-10-31 卓上切断機のターンテーブル取付機構 Expired - Lifetime JP2517331Y2 (ja)

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JPH0471201U JPH0471201U (ja) 1992-06-24
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