JP2517185Y2 - 電気機器用ドア装置 - Google Patents
電気機器用ドア装置Info
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- JP2517185Y2 JP2517185Y2 JP11422889U JP11422889U JP2517185Y2 JP 2517185 Y2 JP2517185 Y2 JP 2517185Y2 JP 11422889 U JP11422889 U JP 11422889U JP 11422889 U JP11422889 U JP 11422889U JP 2517185 Y2 JP2517185 Y2 JP 2517185Y2
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- Japan
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- door
- equipment
- closed
- cushion material
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は電気機器用ドア装置に関し、さらに詳しく
は、カセットデッキなどで代表される電気機器に適した
ドア装置に関する。
は、カセットデッキなどで代表される電気機器に適した
ドア装置に関する。
オーディオ機器類、例えば、カセットデッキなどにあ
っては、カンガルーポケット形式のカセットハーフ収容
部が採用されており、このカセットハーフ収容部の前面
は、フロントパネルに対してヒンジ取付けされているド
アの形式になっている。
っては、カンガルーポケット形式のカセットハーフ収容
部が採用されており、このカセットハーフ収容部の前面
は、フロントパネルに対してヒンジ取付けされているド
アの形式になっている。
例えば、第4図に示されているように、フロントパネ
ル1に対してドア2がヒンジ取付けされており、そのヒ
ンジ軸3にはトルクばね4によりドア2が閉じる方向に
習性を与えている。また、ヒンジ軸3には前記トルクば
ね4の弾性を制動するダンパ5がギア6を介して取り付
けられている。
ル1に対してドア2がヒンジ取付けされており、そのヒ
ンジ軸3にはトルクばね4によりドア2が閉じる方向に
習性を与えている。また、ヒンジ軸3には前記トルクば
ね4の弾性を制動するダンパ5がギア6を介して取り付
けられている。
従って、ドア2を手前に引っ張れば開き、手を離せ
ば、ドア2はダンパ5の制動を受けながら、トルクばね
4の弾性によりゆっくりと閉じられるのである。
ば、ドア2はダンパ5の制動を受けながら、トルクばね
4の弾性によりゆっくりと閉じられるのである。
上述のようなドア装置ではドア2は閉塞位置でフロン
トパネル1内部のストッパ1Aに当たって、閉塞状態を維
持しているのであるが、ドア2をゆっくりと音なく閉じ
るように制動力を設定すると、閉塞状態での制振効果が
上がらず、機器使用中にモータなどの回転振動によりド
アが振動を発生したり、また、ドアの回転を許容するた
めに部品間に形成したクリアランスがあることから、ド
アはヒンジ軸方向に、僅かながらガタ付きが生じ、この
ガタ付きが原因してドアに振動を発生するなどの問題が
あった。
トパネル1内部のストッパ1Aに当たって、閉塞状態を維
持しているのであるが、ドア2をゆっくりと音なく閉じ
るように制動力を設定すると、閉塞状態での制振効果が
上がらず、機器使用中にモータなどの回転振動によりド
アが振動を発生したり、また、ドアの回転を許容するた
めに部品間に形成したクリアランスがあることから、ド
アはヒンジ軸方向に、僅かながらガタ付きが生じ、この
ガタ付きが原因してドアに振動を発生するなどの問題が
あった。
そこで、この考案はドアの閉塞を靜に行い得るとと共
に、閉塞状態では振動を生じることがなく、しかもヒン
ジ軸方向のガタ付きを防止できるドア装置を提供するこ
とを目的とする。
に、閉塞状態では振動を生じることがなく、しかもヒン
ジ軸方向のガタ付きを防止できるドア装置を提供するこ
とを目的とする。
上述のような問題を解決するために、この考案は、閉
塞方向に習性が与えられてヒンジ取付けされた構成の電
気機器用ドア装置において、少なくとも、ドアの反ヒン
ジ端内側、あるいは機器パネル側にクッション材を取付
け、ドアの閉塞位置における機器パネル側、あるいはド
アの反ヒンジ端内側に前記クッション材を刺着する突起
を設け、ドア閉塞時の制動を図った構成としたことを特
徴とするものである。
塞方向に習性が与えられてヒンジ取付けされた構成の電
気機器用ドア装置において、少なくとも、ドアの反ヒン
ジ端内側、あるいは機器パネル側にクッション材を取付
け、ドアの閉塞位置における機器パネル側、あるいはド
アの反ヒンジ端内側に前記クッション材を刺着する突起
を設け、ドア閉塞時の制動を図った構成としたことを特
徴とするものである。
この考案のドア装置ではドアの閉塞状態ではドア内面
に固定してあるクッション材をドアのストッパ機能をも
つ突起が捉えて、ヒンジ軸方向のガタ付きに対してもド
アに制動を加えて振動を解消しており、ドアの閉塞行程
を静かに行い得ると共に、制振効果も挙げている。
に固定してあるクッション材をドアのストッパ機能をも
つ突起が捉えて、ヒンジ軸方向のガタ付きに対してもド
アに制動を加えて振動を解消しており、ドアの閉塞行程
を静かに行い得ると共に、制振効果も挙げている。
以下、この考案の実施例を添付した図面の第1図ない
し、第3図に沿って説明する。これらの図において符号
11は機器のフロントパネルを示し、このフロントパネル
11にはカセットハーフ収容部としての空間11Aが形成さ
れており、この空間11Aにはカンガルーポケット形式の
ドア12がヒンジ結合されており、そのヒンジ軸13はドア
12の下端部にあって、ドア12の上端部が開放端になって
いる。前記ヒンジ軸13にはトルクばね14が取り付けてあ
って、ドア12を閉塞方向に付勢している。また、ヒンジ
軸には従来例同様にダンパが取り付けられているが、図
面上省略してある。
し、第3図に沿って説明する。これらの図において符号
11は機器のフロントパネルを示し、このフロントパネル
11にはカセットハーフ収容部としての空間11Aが形成さ
れており、この空間11Aにはカンガルーポケット形式の
ドア12がヒンジ結合されており、そのヒンジ軸13はドア
12の下端部にあって、ドア12の上端部が開放端になって
いる。前記ヒンジ軸13にはトルクばね14が取り付けてあ
って、ドア12を閉塞方向に付勢している。また、ヒンジ
軸には従来例同様にダンパが取り付けられているが、図
面上省略してある。
そして、ドア12の上端部内側にはクッション材15がド
アの幅方向に固定されている。
アの幅方向に固定されている。
さらに、前記空間11Aにはドア12の厚さに対応した深
さ(奥行き方向)にドア12の上端部と向い合ってストッ
パ16が形成されており、このストッパ16の表面、言い換
えると、ドア12との対向面に、少なくとも、2個、ある
いはそれ以上の円錐形の突起17が設けてある。この突起
17は前記クッション材15をドア12が閉塞状態のとき突き
刺して捉えてドアを含む平面内、とくにヒンジ軸方向の
振動を抑制しているもので、突起の形状は円錐形に限ら
ず、針状でも、幅のある突起であってもよい。
さ(奥行き方向)にドア12の上端部と向い合ってストッ
パ16が形成されており、このストッパ16の表面、言い換
えると、ドア12との対向面に、少なくとも、2個、ある
いはそれ以上の円錐形の突起17が設けてある。この突起
17は前記クッション材15をドア12が閉塞状態のとき突き
刺して捉えてドアを含む平面内、とくにヒンジ軸方向の
振動を抑制しているもので、突起の形状は円錐形に限ら
ず、針状でも、幅のある突起であってもよい。
したがって、ドア12の閉塞状態ではドア12の上端部内
側にはクッション材15が固定されているから、このクッ
ション材15をストッパ16に形成してある突起17が捉え、
この突起17はその全周方向から拘束を受けて、ドア12に
対して制動を加えており、ヒンジ軸方向のガタ付きを防
いでいる。ドアの閉塞を静かに行うために、ダンパの制
動力を大きくすると、ドア閉塞状態での制振能率が低下
しがちであるが、ドアが閉塞状態になると、突起17がク
ッション材15を突き刺すために、ダンパの制動力に関係
されずに高い制振効果を挙げている。
側にはクッション材15が固定されているから、このクッ
ション材15をストッパ16に形成してある突起17が捉え、
この突起17はその全周方向から拘束を受けて、ドア12に
対して制動を加えており、ヒンジ軸方向のガタ付きを防
いでいる。ドアの閉塞を静かに行うために、ダンパの制
動力を大きくすると、ドア閉塞状態での制振能率が低下
しがちであるが、ドアが閉塞状態になると、突起17がク
ッション材15を突き刺すために、ダンパの制動力に関係
されずに高い制振効果を挙げている。
なお、以上の説明では、クッション材15をドア内側上
端縁に連続して設けたものを示したが、クッション材15
は突起17との関係において部分的であってもよい。
端縁に連続して設けたものを示したが、クッション材15
は突起17との関係において部分的であってもよい。
また、制動用のダンパを使用しなくとも制振効果は期
待でき、クッション材をパネル側に、突起をドア側に形
成してもよく、カセットデッキ以外の機器にも適用する
ことができる。
待でき、クッション材をパネル側に、突起をドア側に形
成してもよく、カセットデッキ以外の機器にも適用する
ことができる。
以上の説明から明かなように、この考案のドア装置に
よれば、ダンパによる制動を作用させて音なく静かに閉
塞できるようにしたドアであっても、ドア閉塞状態には
ストッパ、あるいはドアに設けた突起がドアの内側、あ
るいはドアに設けたクッション材を突き刺して捉えるよ
うに構成したから、ドアの制振効果があり、また、ヒン
ジ軸方向のガタ付きを防ぐ効果がある。
よれば、ダンパによる制動を作用させて音なく静かに閉
塞できるようにしたドアであっても、ドア閉塞状態には
ストッパ、あるいはドアに設けた突起がドアの内側、あ
るいはドアに設けたクッション材を突き刺して捉えるよ
うに構成したから、ドアの制振効果があり、また、ヒン
ジ軸方向のガタ付きを防ぐ効果がある。
第1図はこの考案の電気機器のドア装置を示す斜面図、
第2図は同じく第1図II-II線に沿う閉塞状態の断面
図、第3図は突起と、クッション材との関係を示す説明
図、第4図は従来のドア装置の斜面図である。 11……フロントパネル、12……ドア、13……ヒンジ軸、
14……トルクばね、15……クッション材、16……ストッ
パ、17……突起
第2図は同じく第1図II-II線に沿う閉塞状態の断面
図、第3図は突起と、クッション材との関係を示す説明
図、第4図は従来のドア装置の斜面図である。 11……フロントパネル、12……ドア、13……ヒンジ軸、
14……トルクばね、15……クッション材、16……ストッ
パ、17……突起
Claims (1)
- 【請求項1】閉塞方向に習性が与えられてヒンジ取付け
された構成の電気機器用ドア装置において、少なくと
も、ドアの反ヒンジ端内側、あるいは機器パネル側にク
ッション材を取付け、ドアの閉塞位置における機器パネ
ル側、あるいはドアの反ヒンジ端内側に前記クッション
材を刺着する突起を設け、ドア閉塞時の制動を図った構
成としたことを特徴とする電気機器用ドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422889U JP2517185Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 電気機器用ドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422889U JP2517185Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 電気機器用ドア装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352893U JPH0352893U (ja) | 1991-05-22 |
JP2517185Y2 true JP2517185Y2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=31662607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11422889U Expired - Fee Related JP2517185Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 電気機器用ドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2517185Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5075237B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2012-11-21 | フジフーズ株式会社 | 食品包装容器 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP11422889U patent/JP2517185Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352893U (ja) | 1991-05-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |