JP2517130B2 - バルコニ―の防水処理方法 - Google Patents

バルコニ―の防水処理方法

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JP2517130B2 JP1333163A JP33316389A JP2517130B2 JP 2517130 B2 JP2517130 B2 JP 2517130B2 JP 1333163 A JP1333163 A JP 1333163A JP 33316389 A JP33316389 A JP 33316389A JP 2517130 B2 JP2517130 B2 JP 2517130B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、バルコニーの防水処理方法に係り、特に、
工業化住宅に取り付けるバルコニーに利用できる。
〔背景技術〕
工業化住宅には、工場で予め生産された複数の住宅ユ
ニットを建設現場に輸送し、これを組み合わせることに
より建てられるものがある。この工業化住宅は、工場で
の施工部分を増加させて建設現場での作業を低減させ、
これにより品質の向上、均一化、および工期の短縮を図
ることを主要目的としたものである。
ところで、従来より上記工業化住宅(以下、単に「住
宅」と呼ぶ)に取り付けられるバルコニーは、床部とそ
の周囲にコ字状等に立設される手摺部とから構成されて
いる。そして、住宅に取り付けるために、床部の基端側
端面には取付部材が装備される。一方、住宅の鉄骨軸組
みには床部を取り付ける取付部材が装備される。
このような従来のバルコニー本体の取付けおよび防水
処理は、以下に示すように行われていた。すなわち、ま
ず、バルコニー床部を取付け位置に吊るし、基端側の取
付部材を住宅の鉄骨軸組みに装備された取付部材に当接
させる。そして、床部の基端側の取付部材と住宅の鉄骨
軸組みの取付部材とをボルト止めする。このように床部
を住宅の外面に取り付けた後、床部に手摺部を固定す
る。そして、開口部に蓋を固着した後、床部上面に防水
シートを貼着させて防水処理を施す。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述した従来のバルコニーの防水処理方法
では、バルコニー本体の取付けが完了した後に、一度に
床部全面の防水処理を行っていた。従って、防水処理は
全て建設現場において行う必要があり、このため、工場
での施工部分を増加させて建設現場での作業を低減さ
せ、これにより、工期の短縮およびコストの低減を図る
という工業化住宅の主目的を達成できないという不都合
が生じていた。特に、現場施工が増えた場合、職人不足
等の影響により防水処理等の仕上げ品質の確保が難しく
なるという問題も生じていた。
本発明の目的は、バルコニーの防水処理においても、
工場にける施工部分を増加させて建設現場での作業を低
減させ、これにより、工期の短縮およびコストの低減を
図ることのできるバルコニーの防水処理方法を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、予め工場でバルコニー床部の上面側パネル
の所定箇所に取付作業用の開口部を設けるとともに、前
記床部の上面側を覆いかつ各開口部に対応した切除部を
有する防水シートを前記パネルに貼着し、前記バルコニ
ーを工業化住宅の所定箇所に固定した後、前記開口部に
蓋を固着し、その後前記防水シートの切除部に当該切除
部を覆う防水シートを貼着することを特徴とするという
手法を採用したものである。
ここで、バルコニーとしては、予め工場において床部
および手摺部を一体に形成したユニット型のものでもよ
いし、また、床部および手摺部を別途に作製したもので
もよい。
また、防水シートは、床部全面を覆う大きさのものを
使用し、床部上面側パネルに設けられた開口部に対応し
た位置に各開口部と相似形をして若干大きめの切除部が
形成されたものを用いればよい。
さらに、切除部を覆う防水シートとしては各切除部を
完全に備え、かつ周囲を予め床部に貼っておいた防水シ
ートと重ね合わせられる程度の大きさの防水パッチシー
トを別途用意しておけばよい。
〔作用〕
このような本発明においては、工場で作製されたバル
コニー床部を取付け位置に支持し、開口部を通してボル
ト止め等の取付け作業を行うことで住宅の所定箇所に固
定する。その後、開口部に蓋を固着するとともに、防水
シートの切除部にこの切除部を覆う防水パッチシートを
周辺を重ねて貼着する。
ここで、開口部以外の床部上面には、すでに工場にお
いて防水シートが貼着されている。従って、建設現場に
おける防水処理としては、開口部に相当する部分に蓋の
上から防水パッチシートを貼着するだけでよくなり、こ
れにより前記目的が達成される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図にはバルコニー100が工業化住宅5
0に取り付けられた状態が示されている。
これらの図に示されるように、バルコニーは、住宅50
の掃き出し窓51の下方に位置するように鉄骨軸組み52に
固定されている。また、住宅50から張り出したバルコニ
ーの先端付近には支柱53が設けられており、この支柱53
の上にバルコニーが固定される。ここで、住宅50の鉄骨
軸組み52の所定位置には取付部材40Aが予め装備されて
おり、支柱53の上端面にも取付部材41Aが予め装備され
ている。そして、これらの取付部材40A,41Aに対応し
て、バルコニー床部10にも取付部材40B,41Bが予め装備
されている。
一方、第3図および第4図にはバルコニー100を取り
付ける際の全体の状態が示されている。
図において、バルコニー100は、長方形状の床部10
と、この床部10の外周に沿って、一方の長辺側が開口す
るようにコ字状に立設された手摺部11とから構成されて
いる。ここで図示されているバルコニーは、工場におい
て一体に製作されたものである。そして、これら床部10
および手摺部11内部には、C型鋼やL字鋼等により骨組
み20が形成されている。
また、バルコニー100の床部10の上面パネルには、建
物側の二隅に吊り下げおよび取付け兼用の長方形状の開
口部12が設けられており、支柱53側の二隅には支柱53の
真上に取付け用の円形の開口部12Aと、その近辺に吊り
下げ用の同じく円形の開口部12Bとが一個づつ設けられ
ている。これらの開口部12,12A,12Bでは、それぞれ当該
部分の床部10の骨組み20が一部露出されている。
このうち、開口部12内の骨組み20には取付部材40Bが
設けられ、鉄骨軸組み52の取付部材40Aとの接合は当該
開口部12を通して行える。また開口部12A内の骨組み20
には取付部材41Bが設けられ、支柱53の取付部材41Aとの
接合は当該開口部12Aを通して行える。一方、開口部12B
内の骨組み20にはアイボルト等の吊下部材30が設けら
れ、開口部12内の骨組み20にも吊下部材30が設けられて
おり、各吊下部材30にワイヤ61のフック62を引っ掛けて
クレーンのフック60で吊り下げることで床部10全体を持
ち上げられるようになっている。そして、これらの開口
部12,12A,12Bの形状にあった蓋板13が予め工場で製作さ
れており、各開口部12,12A,12Bは蓋板13によって封止可
能である。
ここで、床部10の上面パネルの表面には全面を覆う防
水シート16が予め工場で貼り着けられている。この防水
シート16は、第1図に1点鎖線で示すように、開口部1
2,12A,12Bに対応した切除部15が形成されている。切除
部15は開口部12,12A,12Bより大きめの輪郭形状の開口と
され、各開口部12,12A,12Bは防水シート16を貼った状態
でも外部に露出されている。
第5図には、支柱53側の開口部12Aにおける取付け状
態が示されている。図において、床部10には下面側から
支柱53が挿入され、その上端の取付部材41Aは床部10内
に設置された取付部材41Bに当接されており、各取付部
材41A,41Bに形成された貫通穴42A,42Bをボルト434によ
り締付け固定される。
第6図には、支柱53側の開口部12Aにおける防水処理
の状態が示されている。図において、開口部12Aには開
口形状に合わせて予め用意された蓋板13が嵌め込まれて
いる。そして、この蓋板13の上から予め用意された切除
部15を覆う大きさの防水パッチシート17が貼り着けら
れ、その周囲は切除部15の辺縁と所定幅で重ね合わせら
れ、適宜密封シールされる。
このように構成された本実施例においては、次のよう
な手順で、バルコニーの取付けおよび防水処理が行われ
る。
まず、工場において、床部10の上面パネルに開口部1
2,12A,12Bを設け、各々の内部の骨組み20に取付部材40
B,41Bおよび吊下部材30を設けておく。そして、床部10
上面には、開口部12,12A,12Bに対応した切除部15を形成
した防水シート16を貼着しておく。(第5図に示される
状態)。なお、この際、切除部15に対応した防水パッチ
シート17を形成しておく。
次に、建設現場において、建物50を組み上げた後、支
柱53を立て、バルコニー100を取り付ける。すなわち、
バルコニー100に装備されている吊下部材30に吊り下げ
用のワイヤ61の先端のフック62を掛け、このワイヤ61を
クレーンのフック60に掛けて吊り上げる(第3図の状
態)。そして、バルコニー100を移動させ、床部10の取
付部材40Bを鉄骨軸組み52の取付部材40Aに当接させると
ともに、床部10の取付部材41Bを支柱53上端の取付部材4
1Aに載置する。(第4図の状態)。この状態で、床部10
上面側から開口部12,12Aを通して各取付部材40A,40B,41
A,41Bを接合して建物50にバルコニー100を固定する。
バルコニー100の固定が完了したら、クレーンのワイ
ヤ61を除去し、開口部12,12A,12Bに、各々に対応した形
状の蓋板13を被せて密閉する。最後に、防水シート16の
切除部15に対応する防水パッチシート17を貼り着け、周
囲をシールして密封する。
なお、ここでは支柱53側の開口部12Aに関してのみ説
明したが、隣接する開口部12Bおよび建物50側の開口部1
2に対しても全く同様に処理することができる。
このような本実施例によれば、次に示すような効果が
ある。
すなわち、床部10の上面パネルに設けられた開口部1
2,12A,12Bを除いた部分には、工場において予め床部10
全面を覆う大きさの防水シート16を貼着しておくため、
建設現場における防水処理は、開口部12,12A,12Bに蓋13
を固着した後に防水パッチシート17を重ねて密封シール
するだけでよいため、現場における作業が低減される。
特に、パッチシート17の貼り着けは切除部15よりやや
広い程度でよく、また切除部15は開口部12,12A,12Bに応
じた形状寸法でよいため、現場での貼着ないし密封シー
ルの作業を最小限に抑えることができる。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、以下のような変形をも含むものである。
すなわち、前記実施例では、予め工場において床部10
および手摺部11を一体に形成したユニット型のバルコニ
ーに関して述べたが、床部10および手摺部11を別体に製
作し、建設現場で組み立てる形式のものでも良い。つま
り、別個に製作された床部10および手摺部11を建設現場
に輸送し、床部10を住宅の鉄骨軸組み52等に取り付けた
後に、この床部10に手摺部11を取り付けるようにしても
よい。ただし、このように床部10と手摺部11を別個に取
り付ける場合においては、床部10と手摺部11との接続完
了後に、この接続部分にも適宜防水処理を行うことが望
ましい。
さらに、開口部12,12A,12Bとして長方形および円形の
ものを用いたが、その形状は全く任意であり、作業性の
よい形状を選択して使用すればよい。
また、防水シート16には各開口部12,12A,12Bに対応し
て切除部15を設け、各々にパッチシート17を貼着した
が、開口部が一か所に複数個かたまって設けられている
場合には、これらの開口部をまとめて切除部を形成して
一つのパッチシートを貼着するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明のバルコニーの防水処
理方法によれば、工場での施工部分を増加させて建設現
場での作業を低減させることができ、これにより、工業
化住宅の主目的である工期の短縮およびコストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のバルコニーを工業化住宅に
取り付けた状態を示す平面図、第2図は同じく側面図、
第3図はバルコニーを取付け位置に支持する時の状態を
示す全体図、第4図はバルコニーを固定する時の状態を
示す全体図、第5図は支柱側の取付け状態を示す詳細断
面図、第6図は支柱側の開口部の防水処理を示す詳細断
面図である。 10……床部、12,12A,12B……開口部、13……蓋、15……
切除部、16……防水シート、17……防水パッチシート、
50……工業化住宅、100……バルコニー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め工場でバルコニー床部の上面パネルの
    所定箇所に取付作業用の開口部を設けるとともに、前記
    床部の上面側を覆いかつ各開口部に対応した切除部を有
    する防水シートを前記パネルに貼着しておき、 前記バルコニーを工業化住宅の所定箇所に固定した後、
    前記開口部に蓋を固着し、その後前記防水シートの切除
    部に当該切除部を覆う防水シートを貼着することを特徴
    とするバルコニーの防水処理方法。
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