JP2516995Y2 - 車載用スピーカボックス - Google Patents

車載用スピーカボックス

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JP2516995Y2
JP2516995Y2 JP1987139083U JP13908387U JP2516995Y2 JP 2516995 Y2 JP2516995 Y2 JP 2516995Y2 JP 1987139083 U JP1987139083 U JP 1987139083U JP 13908387 U JP13908387 U JP 13908387U JP 2516995 Y2 JP2516995 Y2 JP 2516995Y2
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Japan
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speaker
bass
duct
mid
vehicle
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JP1987139083U
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JPS6444780U (ja
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喜一 今井
儀昭 小林
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Onkyo Corp
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
Onkyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、車載用スピーカに係るものであり、特に、
バスレフダクトを使用した車載用スピーカボックスに関
する。
(従来の技術) 近年、カーステレオの高級化に伴い、車載用スピーカ
もまた高級化を余儀なくされている。
すなわち、低・中・高音用スピーカの分化、スピーカ
の大径化、バスレフダクト等の付加装置の需要増大等で
ある。
第5図にこのようなバスレフダクト付きの車載用スピ
ーカボックスの一例を示す。
第5図において、フロントバフル1には、大径の低音
用スピーカ2と、これより小径の中高音用スピーカ3、
及びバスレフダクトのダクト開口部4が左側から順番に
並べられている。
しかしながら、例えばバスレフダクトについていえ
ば、低音用スピーカ2からダクト開口部4までの全長が
長ければ長い程中・高音域の減衰量が大きくなり、バス
レフ効果が上がるが、第5図に示すように大小のスピー
カ2,3と並列にダクト開口部4を配設しただけでは中・
高音域の減衰量が十分ではなく、中・高音域の位相反転
成分がダクト開口部4から放射されてしまい、中・高音
域の音響特性を悪化させてしまう。
これに対し、例えば、第6図に示すように、従来知ら
れたつづら折り状のバスレフダクト5を内部に構成すれ
ば、ダクト5の長さを長くできるため、ダクト開口部4
からは低音域のみが放射され、上記のような中・高音域
の音響特性の悪化といった不具合は解消するが、その反
面幅寸法が長くなってしまう。一方、スピーカボックス
を載置するリアパネルの寸法や強度には限界があるた
め、第6図に示すように幅寸法の長いスピーカボックス
を、車両のリアパネルに左右2個も載置することは不可
能である。ここで、仮に、第7図に示すように、幅の長
いスピーカボックス6を車両のリアパネル7に左右2個
載置したとしても、左右のスピーカボックス6が接近し
てしまい、ステレオ音場が形成されず、バスレフダクト
5が正常に作動しても意味がなくなってしまう。なお、
第7図中8は車両のリアシート、9はリアガラスであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記のような従来技術の問題点を解決する
ために提案されたものであり、その目的は、ダクトの長
さを長くとることで、ダクト開口部から低音域のみが放
射されるようにすると共に、車両のリアパネルに載置し
ても十分にステレオ音場を形成できる程度に幅寸法を短
くした車載用スピーカボックスを提供することである。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案による車載用スピーカボックスは、前面板に、
大径の低音用スピーカと、この低音用スピーカより小径
の中高音用スピーカとが水平方向に併設され、かつ、こ
れらのスピーカの近傍にバスレフ用のダクト開口部を配
設して成るスピーカボックスにおいて、低音用スピーカ
と中高音用スピーカとの径差に着目し、この径差を利用
して、中高音用スピーカの上方または下方で、かつ、低
音用スピーカの水平方向に、中高音用スピーカに対して
その少なくとも一部が垂直方向に重なり、かつ、低音用
スピーカに対してその少なくとも一部が水平方向に重な
るようにして、バスレフ用のダクト開口部に連通するバ
スレフダクトを配設するという特徴を有する。
そして、本考案の車載用スピーカボックスは、さらに
次のような特徴を有する。すなわち、バスレフダクト
を、上下方向につづら折り状に重なり合うように配置さ
れた複数のダクト板によって構成し、かつ、前面板と平
行な面での断面形状が水平方向に長尺となるように配置
するという特徴を有する。
(作用) 以上のような構成を有する本考案の車載用スピーカボ
ックスにおいては、次のような作用が得られる。
すなわち、まず、バスレフダクトを、中高音用スピー
カの上方または下方に、中高音用スピーカに対してその
少なくとも一部が垂直方向に重なるように配設している
ため、中高音用スピーカの水平方向に配設した場合に比
べて、スピーカボックスの幅寸法を格段に短縮すること
ができる。特に、バスレフダクトを、中高音用スピーカ
に対して垂直方向に完全に重なるように配設した場合に
は、スピーカボックスの幅寸法を、低音用スピーカと中
高音用スピーカの幅寸法の和に応じて決められる最小限
の長さに短縮することができる。
また、バスレフダクトを、低音用スピーカの水平方向
に、低音用スピーカに対してその少なくとも一部が水平
方向に重なるように配設しているため、スピーカボック
スの高さ寸法の増大を抑制することができる。
そしてまた、バスレフダクトを、前面板と平行な面で
の断面形状が水平方向に長尺となるように配置すること
により、スピーカボックスの高さ寸法の増大をさらに抑
制することができる。特に、デザイン性向上の観点か
ら、一般に、車両のリアガラスは、左右端部分で低くな
っているため、車載用スピーカボックスにおいては、中
高音用スピーカまたは高音用スピーカ部分の高さ寸法を
極力小さくすることが要求される場合が多い。これに対
して、本考案のように、複数のダクト板を、前面板と平
行な面での断面形状が水平方向に長尺となるように配置
することにより、中高音用スピーカまたは高音用スピー
カ部分の高さ寸法の増大を抑制することができる。しか
も、この作用は、バスレフダクトの低音用スピーカに対
する配置による前述の作用との相乗効果でより高められ
る。
一方、つづら折り状のバスレフダクトを使用すること
によって、ダクト長さを十分に長くすることができるた
め、ダクト開口部からは低音域のみが放射され、優れた
音響特性が得られる。その上、本考案の車載用スピーカ
ボックスにおいては、前述のように、その幅寸法が十分
に短縮されるため、このボックスを車両のリアパネル上
に左右2個載置した際には、両者の間に十分な距離を持
たせられ、優れたステレオ音場を形成できる。
(実施例) 以上説明したような本考案によるスピーカボックスの
一実施例を、図面を使用して具体的に説明する。
なお、第5図乃至第7図に示した従来技術と同一部分
については同一符号を付し、説明を省略する。
*実施例の構成* 第1図に示すように、フロントバフル(前面板)1に
は、低音用スピーカ2、中高音用スピーカ3、高音用ス
ピーカ10が並列に並べられている。ここで、中高音用ス
ピーカ3と高音用スピーカ10は、その上縁が、低音用ス
ピーカ2の上縁と直線をなすようにフロントバフル1の
上側に寄せられて配置されており、この結果、低音用ス
ピーカ2との径差により中高音用スピーカ3と高音用ス
ピーカ10の下側に生じたスペースに、バスレフダクト5
が設けられている。より詳細には、このバスレフダクト
5は、中高音用スピーカ3の下方で、かつ、低音用スピ
ーカ2の水平方向に、中高音用スピーカ3と高音用スピ
ーカ10に対してそのほぼ全部が垂直方向に重なり、か
つ、低音用スピーカ2に対してその少なくとも一部が水
平方向に重なるように設けられている。また、このバス
レフダクト5の下端には、幅方向に長尺な2個のダクト
開口部4が並べて設けられている。
そして、第2図に示すように、バスレフダクト5は、
フロントバフル1の裏面に、リアボックス11の上面板11
aとほぼ平行となるように設けられた複数のダクトパネ
ル(ダクト板)5aと、リアボックス11の背面板11bの前
面に、リアボックス11の上面板11aとほぼ平行となるよ
うに設けられた複数のダクトパネル(ダクト板)5bと
を、互い違いに重ねる形で構成されている。また、この
バスレフダクト5は、第1図中に破線で示されるよう
に、フロントバフル1と平行な面での断面形状が水平方
向に長尺となるように配置されている。
一方、第1図に示すように、低音用スピーカ2の下部
にも、デザイン性向上の観点から、ダクト開口部4と同
形の2個の開口部12が設けられているが、この開口部12
は、第3図に示すように、裏面にてボックス内部と仕切
られている。
*実施例の作用* 以上のような構成を有する本実施例の作用は次の通り
である。
まず、低音用スピーカ2によってボックス内に放射さ
れた音は、バスレフダクト5によって位相反転し、ダク
ト開口部4より低音域のみ放射される。すなわち、本実
施例のバスレフダクト5は、つづら折り状となっている
ため、中高音域成分は、ダクト5内で回折するうちに十
分に減衰し、低音域のみがダクト開口部4より放射され
るのである。
また、本実施例のバスレフダクト5は、中高音用スピ
ーカの上方または下方に、中高音用スピーカ3と高音用
スピーカ10に対してそのほぼ全部が垂直方向に重なるよ
うに配設されているため、バスレフダクト5をスピーカ
と並列に設けていた従来技術に比べ、バスレフダクト5
の分だけ幅寸法の短縮化が果されており、車載用スピー
カボックスの幅寸法は、低音用スピーカ2と中高音用ス
ピーカ3、及び高音用スピーカ10の幅寸法の和に応じて
決められる最小限の長さに短縮されている。したがっ
て、本実施例の車載用スピーカボックスの車両のリアパ
ネル上に左右2個載置した際には、両者の間に十分な距
離を持たせることができ、優れたステレオ音場を形成で
きる。
さらに、本実施例のバスレフダクト5は、低音用スピ
ーカ2の水平方向に、この低音用スピーカ2に対して重
なるように配設されると共に、フロントバフル1と平行
な面での断面形状が水平方向に長尺になるように配置さ
れているため、車載用スピーカボックスの高さ寸法の増
大が抑制されている。したがって、リアガラスが左右端
部分で低くなっている車両への搭載に好都合である。
*他の実施例* なお、本考案は、前記実施例に限定されるものではな
く、例えば、第4図に示すように、バスレフダクト5
(ダクト開口部4)を、中高音用スピーカ3の上部に設
ける構成も可能である。また、前記実施例では、専用の
高音用スピーカ10を有するスピーカボックスを例示した
が、本考案は、高音用スピーカ10を使用せず、低音用ス
ピーカ2と中高音用スピーカ3のみを使用したスピーカ
ボックスにも同様に適用できる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案においては、低音用スピ
ーカと中高音用スピーカとの径差を利用して、中高音用
スピーカの上方または下方で、かつ、低音用スピーカの
水平方向に、バスレフダクトを配設し、このバスレフダ
クトをつづら折り状に構成すると共に、前面板と平行な
面での断面形状が水平方向に長尺となるように配置する
という簡単な構成の改良により、ダクトの長さを十分に
とることができると共に、ダクトを並列に並べていた従
来技術に比べて幅寸法を短縮することができ、さらに、
高い寸法の増大を抑制することができる。したがって、
音響特性に優れ、かつ、車両のリアパネル上の限られた
スペースに配置しても十分にステレオ音場を形成できる
ような車載用スピーカボックスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案によるスピーカボックスの一
実施例を示す図であり、第1図は正面図、第2図は第1
図のA矢視図、第3図は第1図のB矢視図、第4図は本
考案の他の実施例を示す正面図である。 第5図は従来のスピーカボックスの基本的な構成を示す
正面図、第6図はつづら折り状のバスレフダクトを使用
した従来のスピーカボックスを示す断面図、第7図は第
6図のスピーカボックスを車両のリアパネルに載置した
状態を示す斜視図である。 1……フロントバフル、2……低音用スピーカ、3……
中高音用スピーカ、4……ダクト開口部、5……バスレ
フダクト、5a,5b……ダクトパネル、6……スピーカボ
ックス、7……リアパネル、8……リアシート、9……
リアガラス、10……高音用スピーカ、11……リアボック
ス、11a……上面板、11b……背面板、12……開口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−23788(JP,U) 実開 昭60−17086(JP,U) 実公 昭56−52704(JP,Y2) 実公 昭57−49491(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面板に、大径の低音用スピーカと、この
    低音用スピーカより小径の中高音用スピーカとが水平方
    向に併設され、かつ、これらのスピーカの近傍にバスレ
    フ用のダクト開口部を配設して成る車載用スピーカボッ
    クスにおいて、 前記中高音用スピーカの上方または下方で、かつ、前記
    低音用スピーカの水平方向に、前記中高音用スピーカに
    対してその少なくとも一部が垂直方向に重なり、かつ、
    前記低音用スピーカに対してその少なくとも一部が水平
    方向に重なるようにして、前記バスレフ用のダクト開口
    部に連通するバスレフダクトが配設され、 前記バスレフダクトは、上下方向につづら折り状に重な
    り合うように配置された複数のダクト板によって構成さ
    れ、かつ、前記前面板と平行な面での断面形状が水平方
    向に長尺となるように配置される、 ことを特徴とする車載用スピーカボックス。
  2. 【請求項2】車載用スピーカボックスが、低音用スピー
    カと中高音用スピーカに加えて高音用スピーカを有する
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の車載用スピーカボ
    ックス。
JP1987139083U 1987-09-11 1987-09-11 車載用スピーカボックス Expired - Lifetime JP2516995Y2 (ja)

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JPS6444780U JPS6444780U (ja) 1989-03-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652704U (ja) * 1979-09-26 1981-05-09
JPS5749491U (ja) * 1980-09-04 1982-03-19
JPS6017086U (ja) * 1983-07-13 1985-02-05 金成 修史 車両搭載用スピーカー
JPS6123788U (ja) * 1984-07-19 1986-02-12 クラリオン株式会社 車載用スピ−カ

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JPS6444780U (ja) 1989-03-17

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