JP2516938B2 - 就寝機器 - Google Patents
就寝機器Info
- Publication number
- JP2516938B2 JP2516938B2 JP61248695A JP24869586A JP2516938B2 JP 2516938 B2 JP2516938 B2 JP 2516938B2 JP 61248695 A JP61248695 A JP 61248695A JP 24869586 A JP24869586 A JP 24869586A JP 2516938 B2 JP2516938 B2 JP 2516938B2
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- JP
- Japan
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- temperature
- skin
- clothing
- human body
- detecting
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- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は就寝時の人体の入床および起床を検知して電
気毛布や空調機へ制御信号を出力して、快適な就寝環境
を提供する就寝機器に関する。
気毛布や空調機へ制御信号を出力して、快適な就寝環境
を提供する就寝機器に関する。
従来の技術 従来のこの種の就寝機器は、第４図に示すように、ヒ
ータ３を有する寝具４に配設された圧力センサ５（たと
えば、実公昭56−1103号公報）を用いたり、あるいは第
５図に示すように、採暖具６の電極7A,7B間の電気容量
の変化を検知する電気容量センサ（たとえば、特開昭58
−188081号公報）を設けたものであった。この構成によ
り、人体が入床あるいは起床すると、その際の寝具に加
わる圧力や電極間の電気容量の変化から入床あるいは起
床を検知して電気毛布や電気カーペットの設定温度を変
更して寝床内の環境を変化させるという作用を有してい
た。
ータ３を有する寝具４に配設された圧力センサ５（たと
えば、実公昭56−1103号公報）を用いたり、あるいは第
５図に示すように、採暖具６の電極7A,7B間の電気容量
の変化を検知する電気容量センサ（たとえば、特開昭58
−188081号公報）を設けたものであった。この構成によ
り、人体が入床あるいは起床すると、その際の寝具に加
わる圧力や電極間の電気容量の変化から入床あるいは起
床を検知して電気毛布や電気カーペットの設定温度を変
更して寝床内の環境を変化させるという作用を有してい
た。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上述したような圧力を検知する方式で
は、入床時あるいは起床時以外に、睡眠途中で体動が生
じた場合等でも寝具に加わる圧力が変化するため、セン
サがこれを検知してしまい、睡眠途中であるにもかかわ
らず起床状態であるという信号を出力したり、あるい
は、寝具自体の重量や寝具上に誤って人や物が載ったこ
とにより入床状態であるという信号を出力するといった
誤動作が生じるという問題点があった。また、電極間の
電気容量の変化を検知するセンサにおいても上述と同様
の誤動作が生じるという問題があった。
は、入床時あるいは起床時以外に、睡眠途中で体動が生
じた場合等でも寝具に加わる圧力が変化するため、セン
サがこれを検知してしまい、睡眠途中であるにもかかわ
らず起床状態であるという信号を出力したり、あるい
は、寝具自体の重量や寝具上に誤って人や物が載ったこ
とにより入床状態であるという信号を出力するといった
誤動作が生じるという問題点があった。また、電極間の
電気容量の変化を検知するセンサにおいても上述と同様
の誤動作が生じるという問題があった。
そこで本発明はかかる従来の問題を解決し、入床時あ
るいは起床時の人体温を検知して入床および起床を確実
に判断し、快適な就寝環境を実現することを目的とす
る。
るいは起床時の人体温を検知して入床および起床を確実
に判断し、快適な就寝環境を実現することを目的とす
る。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の就寝機器は、皮膚
表面に装着し皮膚温度を検知する皮膚温センサ、鼓膜温
・外耳温・直腸温等の体内温を検知する体内温センサ、
衣服表面に装着し着衣温を検知する着衣温センサの内少
なくとも一つのセンサを有した人体温度検知手段と、前
記人体温度検知手段からの出力信号の微分値とあらかじ
め設定された基準値とを比較して入床および起床を判断
する入床起床判断手段とを設けたものである。
表面に装着し皮膚温度を検知する皮膚温センサ、鼓膜温
・外耳温・直腸温等の体内温を検知する体内温センサ、
衣服表面に装着し着衣温を検知する着衣温センサの内少
なくとも一つのセンサを有した人体温度検知手段と、前
記人体温度検知手段からの出力信号の微分値とあらかじ
め設定された基準値とを比較して入床および起床を判断
する入床起床判断手段とを設けたものである。
また、皮膚表面に装着し皮膚温度を検知する皮膚温セ
ンサ、鼓膜温・外耳温・直腸温等の体内温を検知する体
内温センサ、衣服表面に装着し着衣温を検知する着衣温
センサの内少なくとも一つのセンサを有した人体温度検
知手段と、前記人体温度検知手段からの出力信号が予め
定められた設定値に達すると通電を開始するものであ
る。
ンサ、鼓膜温・外耳温・直腸温等の体内温を検知する体
内温センサ、衣服表面に装着し着衣温を検知する着衣温
センサの内少なくとも一つのセンサを有した人体温度検
知手段と、前記人体温度検知手段からの出力信号が予め
定められた設定値に達すると通電を開始するものであ
る。
作用 上記構成において本発明の就寝機器は、入床時あるい
は起床時の皮膚温や体内温、着衣温等の人体温度を検知
して入床および起床を判断するという作用を有する。
は起床時の皮膚温や体内温、着衣温等の人体温度を検知
して入床および起床を判断するという作用を有する。
また、人体温度検知手段からの出力信号が予め定めら
れた設定値に達すると通電を開始する。
れた設定値に達すると通電を開始する。
実施例 以下、本発明の一実施例について第１図〜第３図を用
いて説明する。
いて説明する。
第１図において、１は人体温度を検知する人体温度検
知手段で、ここでは人体の皮膚表面に装着して皮膚表面
温度を検知する皮膚温センサ1aである。皮膚温センサ1a
の装着は、たとえば人体のどの部位でもよく、第２図に
示すように手首・頭部・腕・躯幹・足首等にベルトやテ
ープ等で装着する。２は皮膚温センサ1aからの信号を微
分する微分部2aとあらかじめ設定した基準信号を出力す
る基準信号発生部2bと微分部2aからの信号と基準信号発
生部2bからの信号とを比較して入床起床を判断する比較
部2cから構成される入床起床判断手段である。ここで、
皮膚温センサ1aからの信号は、有線あるいは無線で微分
部2bに出力される。この場合、人体温度検知手段１とし
て皮膚温センサ1aを用いたが、鼓膜温・外耳温・直腸温
等を検知する体内温センサ1b、あるいは、パジャマ等に
装着する着衣温センサ1cでもよい。
知手段で、ここでは人体の皮膚表面に装着して皮膚表面
温度を検知する皮膚温センサ1aである。皮膚温センサ1a
の装着は、たとえば人体のどの部位でもよく、第２図に
示すように手首・頭部・腕・躯幹・足首等にベルトやテ
ープ等で装着する。２は皮膚温センサ1aからの信号を微
分する微分部2aとあらかじめ設定した基準信号を出力す
る基準信号発生部2bと微分部2aからの信号と基準信号発
生部2bからの信号とを比較して入床起床を判断する比較
部2cから構成される入床起床判断手段である。ここで、
皮膚温センサ1aからの信号は、有線あるいは無線で微分
部2bに出力される。この場合、人体温度検知手段１とし
て皮膚温センサ1aを用いたが、鼓膜温・外耳温・直腸温
等を検知する体内温センサ1b、あるいは、パジャマ等に
装着する着衣温センサ1cでもよい。
上記構成において、動作を第３図を用いて説明する。
就寝前たとえば、パジャマ等に着替える際、皮膚温セン
サ1aを装着する。皮膚温（実線）は人体周囲温度に依存
し、第３図のように就寝前は室温（破線）の影響が強
く、入床すると寝床内温度（一点鎖線）により皮膚温は
上昇する。その後、睡眠時は寝具の保温性のため、皮膚
温はほぼ一定値を維持するが、起床時は入床時とは逆に
皮膚温が下降する。以上の現象を考慮し、本実施例で
は、微分部2aで演算された皮膚温の微分値ΔTOと、基準
信号発生部2bであらかじめ設定されたある正の定数値CO
とが比較部で2cで次のように比較・処理される。すなわ
ち、ΔTO＞COならば入床を示す信号、たとえばある正の
定数値C1を出力し、ΔTO＜−COならば起床を示す信号、
たとえばある負の定数値C2を出力し、−CO≦ΔTO≦COな
らば就寝中であることを示す信号、たとえばゼロを出力
するといった処理が行なわれる。
就寝前たとえば、パジャマ等に着替える際、皮膚温セン
サ1aを装着する。皮膚温（実線）は人体周囲温度に依存
し、第３図のように就寝前は室温（破線）の影響が強
く、入床すると寝床内温度（一点鎖線）により皮膚温は
上昇する。その後、睡眠時は寝具の保温性のため、皮膚
温はほぼ一定値を維持するが、起床時は入床時とは逆に
皮膚温が下降する。以上の現象を考慮し、本実施例で
は、微分部2aで演算された皮膚温の微分値ΔTOと、基準
信号発生部2bであらかじめ設定されたある正の定数値CO
とが比較部で2cで次のように比較・処理される。すなわ
ち、ΔTO＞COならば入床を示す信号、たとえばある正の
定数値C1を出力し、ΔTO＜−COならば起床を示す信号、
たとえばある負の定数値C2を出力し、−CO≦ΔTO≦COな
らば就寝中であることを示す信号、たとえばゼロを出力
するといった処理が行なわれる。
この出力に基づき、例えば電気毛布等の就寝採暖具を
使用する場合には、皮膚温センサ1aを装着した時点で電
気毛布の予熱を開始し、上記処理により入床したことが
判断されると、予熱から入眠しやすく快適に睡眠できる
温度に設定を変更し、その後起床したことが判断される
と自動的に電気毛布の通電を停止するといった制御が可
能で、快適な就寝環境を実現することができる。
使用する場合には、皮膚温センサ1aを装着した時点で電
気毛布の予熱を開始し、上記処理により入床したことが
判断されると、予熱から入眠しやすく快適に睡眠できる
温度に設定を変更し、その後起床したことが判断される
と自動的に電気毛布の通電を停止するといった制御が可
能で、快適な就寝環境を実現することができる。
発明の効果 以上のように本発明の就寝機器を利用すれば次の効果
が得られる。
が得られる。
人体温を検知し、この温度変化によって使用者の入床
および起床が判断されるので、従来の圧力センサ，電気
容量センサよりも誤動作が少なく、容易かつ確実に入床
起床を検知し、それに対応した快適な制御が可能であ
る。
および起床が判断されるので、従来の圧力センサ，電気
容量センサよりも誤動作が少なく、容易かつ確実に入床
起床を検知し、それに対応した快適な制御が可能であ
る。
第１図は本発明の就寝機器のブロック図、第２図はセン
サの装着方法の一実施例を表す説明図、第３図は就寝時
の動作と皮膚温の関係を示す特性図、第４図は従来の就
寝機器の一部切欠平面図、第５図は従来の採暖具の斜視
図である。 １……人体温検知手段、1a……皮膚温センサ、２……入
床起床判断手段、2a……微分部2a、2b……基準信号発生
部2b、2c……比較部2c、７……圧力センサ、9a,9b……
電気容量センサ。
サの装着方法の一実施例を表す説明図、第３図は就寝時
の動作と皮膚温の関係を示す特性図、第４図は従来の就
寝機器の一部切欠平面図、第５図は従来の採暖具の斜視
図である。 １……人体温検知手段、1a……皮膚温センサ、２……入
床起床判断手段、2a……微分部2a、2b……基準信号発生
部2b、2c……比較部2c、７……圧力センサ、9a,9b……
電気容量センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−107686（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−101895（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−198686（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】皮膚表面に装着し皮膚温度を検知する皮膚
温センサ、鼓膜温・外耳温・直腸温等の体内温を検知す
る体内温センサ、衣服表面に装着し着衣温を検知する着
衣温センサの内少なくとも一つのセンサを有した人体温
度検知手段と、前記人体温度検知手段からの出力信号の
微分値とあらかじめ設定された基準値とを比較して入床
および起床を判断する入床起床判断手段とを有した就寝
機器。 - 【請求項２】皮膚表面に装着し皮膚温度を検知する皮膚
温センサ、鼓膜温・外耳温・直腸温等の体内温を検知す
る体内温センサ、衣服表面に装着し着衣温を検知する着
衣温センサの内少なくとも一つのセンサを有した人体温
度検知手段と、前記人体温度検知手段からの出力信号が
予め定められた設定値に達すると通電を開始する就寝機
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61248695A JP2516938B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 就寝機器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61248695A JP2516938B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 就寝機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63102192A JPS63102192A (ja) | 1988-05-07 |
| JP2516938B2 true JP2516938B2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=17181958
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61248695A Expired - Lifetime JP2516938B2 (ja) | 1986-10-20 | 1986-10-20 | 就寝機器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2516938B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0432518U (ja) * | 1990-07-12 | 1992-03-17 | ||
| JP4961522B2 (ja) * | 2008-09-21 | 2012-06-27 | 善雄 鈴木 | エコスリープ寝具 |
| WO2011030923A1 (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-17 | Suzuki Yoshio | エコスリープ寝具 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59198686A (ja) * | 1983-04-26 | 1984-11-10 | 松下電器産業株式会社 | 採暖装置 |
| JPS60101895A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-05 | 松下電器産業株式会社 | 就寝用採暖具 |
| JPS61107686A (ja) * | 1984-10-30 | 1986-05-26 | 松下電器産業株式会社 | 電気毛布 |
-
1986
- 1986-10-20 JP JP61248695A patent/JP2516938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63102192A (ja) | 1988-05-07 |
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