JP2516888Y2 - 超低温流体向真空二重配管の接続装置 - Google Patents

超低温流体向真空二重配管の接続装置

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JP2516888Y2 JP2455891U JP2455891U JP2516888Y2 JP 2516888 Y2 JP2516888 Y2 JP 2516888Y2 JP 2455891 U JP2455891 U JP 2455891U JP 2455891 U JP2455891 U JP 2455891U JP 2516888 Y2 JP2516888 Y2 JP 2516888Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液体ヘリウム、液体窒素
等の超低温流体向真空二重配管の接続装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、超伝導システム等の分野において
液体ヘリウムの需要が増大しているが、液体ヘリウムは
沸点が−269℃の超低温流体である。而して、液体ヘ
リウムのように超低温の流体を、大容量のタンクから例
えば小容量のタンク等に移送する送給配管には、断熱効
果の大きい真空二重管が用いられているが、単管を流体
流路とする通常の迅速管継手を同配管の接続に用いる
と、接続過程で超低温流体に触れたとき、霜が付着して
接続ができず、結局、従来の管継手は用いることができ
ないので、従来では、フランジ継手を用いた接続装置を
採用するのが慣例になっている。特公平1−41879
号公報、特開昭56−63178号公報、実開昭60−
85690号公報に記載された接続装置も例外ではな
く、これらの公報にはフランジ継手を用いた接続装置が
示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、フラン
ジ継手を用いた装置は、接続状態では満足すべきシール
効果が得られるものの、接続と分離操作に長時間を要す
る上、前記霜付き現象を避けることができず、接続過程
で前記超低温流体が空気中の水分を凝結させ、フランジ
部分に付着した霜で、接続を不可能にしてしまうという
大きな問題に発展し、霜落しを余儀なくされているのが
実情であった。なお、この霜落しは熱風加熱による方法
も採ることができるが、超低温流体がフランジ継手に達
するまでの間に、当該流体を常温下でガス化させる方法
も採られている。その方法を採用した例は前記特公平1
−41879号公報にも示されているが、この例は、長
めの気化用パイプを真空二重管に延長接続し、その外周
を外気に接触可能な大径パイプで更に被覆する構造であ
る。しかし、フランジ継手を用いた構造に変りないた
め、この凍結防止手段を仮に採用したとしても、真空二
重管を迅速に接続、分離することはできない。
【0004】本考案は前記課題を解決しようとするもの
であり、その目的は、接続過程で漏出する超低温流体量
を極微量に抑えると共に、短時間で接続することのでき
る超低温流体向真空二重配管の接続装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る超低温流体向真空二重配管の接続装置
は、真空二重管の接続端部を相互に挿入嵌合し、ボール
ロックする形式の接続装置であって、一方の二重管の外
管の延長部を、他方の二重管の内管の延長部内に僅小間
隙を介在させて挿入嵌合する形式を採り、前記他方の二
重管の接続端部には、外管端部と前記延長部との間を塞
ぎ、前記一方の二重管の外管の外周面部に沿って進出す
る挿入部を設け、更に、前記一方の二重管の内管端部と
外管の延長部の間および前記他方の二重管の内管端部と
内管延長部基部との間には、両者の開口端を、所要の空
隙を介在させて個々に塞ぐ閉鎖部と、該閉鎖部内におい
て圧縮コイルスプリングの弾発作用によって進出力を付
勢され、前記双方の二重管の接続時に、相互に押し合っ
て、該スプリングの弾発作用に抗して後退するバルブを
個別に設け、前記閉鎖部の内周部には前記バルブに当接
する弁座を設け、ボールロック直前時において、前記バ
ルブのうち一方のみが弁座から離反し、超低温流体が前
記僅小間隙内を前記挿入部側に向かって流出して各二重
管の接続端部間に残留する少量の空気を置換し、ボール
ロック時において、他方のバルブも弁座から離反する構
成によって課題を解決したものである。なお、前記一方
の二重管の外管の外周面部に、該外管外周面上を圧縮コ
イルスプリングの弾発作用によって進出力を付勢された
ボール支承リングと、該支承リングの外周に位置して前
記外管に固定され、前記支承リングに対向させて複数個
のテーパ孔を具え、同孔にロックボールを求遠心方向に
移動可能に設けたロックボール定着用リングと、該定着
用リングの外周に位置して、同リング上を圧縮コイルス
プリングの弾発作用によって進出力を付勢された前記ロ
ックボール拘束用摺動リングの3リングを設けると共
に、前記他方の二重管の挿入部外周面に前記ロックボー
ルの係合凹部を設けることが好ましい。また、前記他方
の二重管の挿入部に内外部を連通させる貫通孔を具える
ことが好ましい。
【0006】
【作用】超低温流体が流れている配管は、真空二重管で
あるので、外気が常温でも、配管の表面には霜が付着す
ることはなく、また、内管の開口端部はバルブで閉鎖さ
れているので、流体送給中に配管相互を切り離しても、
当該超低温流体が流出することはない。
【0007】切り離されている配管相互を接続する場合
には、一方の二重管の外管延長部を他方の二重管の内管
延長部の内部に挿入する。このとき、一方の二重管の外
管の外周面部に沿って他方の二重管の挿入部が進出して
いくようになり、内外管の双方の延長部間には筒形の僅
小な間隙が形成され、やがて、双方の二重管のうちの一
方のバルブが、他方のバルブを押して、一方の二重管側
の流体流路が開放される。従って、超低温流体は前記筒
形の僅小間隙内をロックボールの方向に向かって流れる
が、前記挿入部は常温下に晒されているので、同部に隣
接する内管延長部を通過する頃の超低温流体は温度上昇
によって漸次ガス化を開始し、気化した前記流体は、ロ
ックボールや同ボール定着用リング等を凍結させること
なく、前記挿入部に設けた貫通孔を経て、外部に流出す
る。
【0008】前記僅小間隙内で気化した後の流体は依然
として低温ではあるが、もはや超低温の域を脱してお
り、また、真空二重管内にあって外気温の影響を受ける
ことがないので、双方の二重管の内外管延長部は凍結す
ることがなく、従って、一方の二重管の外管延長部を、
他方の二重管の内管延長部内に更に挿入することが可能
になり、やがて、Oリングが一方の二重管の外管外周面
と他方の二重管の挿入部の内周面との間を密封し、同時
に、前記挿入部の係合凹部にロックボールが自動的に係
合して接続が完了する。この状態では、ロックボール拘
束用摺動リングが、ロックボールを求心方向に拘束する
ので、前記係合状態は、該摺動リングを圧縮コイルスプ
リングに抗して操作するまで持続され、他方において、
他のバルブも後退するので、双方の二重管の内管同志が
流体流路を開放する。
【0009】接続状態の二重管相互を分離する場合に
は、前記摺動リングを圧縮コイルスプリングの弾発作用
に抗して後退させると、ロックボールは超低温流体の温
度の影響を受けることがないので、前記挿入部の係合凹
部からスムーズに離脱し、また、双方の二重管の内外管
延長部はOリングによって共に外気から遮断されている
ので、当該二重管を相互に軸方向に引き離せば容易に分
離することができる。このとき、バルブによって流体流
路を閉塞する。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の好適な実施例
を説明する。図1と図2は、真空二重配管の接続装置を
受容配管10と挿入配管50に分離して個別に示した4
半部縦断側面図であり、以下の説明において、受容配管
10と挿入配管50の相互の接続側を、それぞれ、前
部、前方、前端部等と称し、ヘリウムタンクが接続され
る側を後部、後方、後端部等という。
【0011】接続時に挿入配管50を受け入れる受容配
管10は、内管12と外管16の二重管構造を採り、外
管16より短い内管12の前方部には、内管12よりや
や大径の延長部13を設け、内管12と延長部13の開
口端を、筒状の閉鎖部15にて接続し、両開口端を閉塞
する。また、外管16と延長部13双方の前端部には、
円筒形の挿入部20の後端面を突き合わせて固着し、同
前端部の間を封止し、内管12、延長部13および外管
16とで構成される空間17は、後記する真空断熱層を
形成し、かつ、前記内管12、延長部13および閉鎖部
15内には流体流路18を形成すると共に、延長部13
の内部は挿入配管50の挿入路19を兼ねるようにして
いる。
【0012】挿入部20の前部外周面には、後記ロック
ボール75を係止するための円周溝22を形成し、ま
た、円周溝22の後方位置に隣接して、挿入部20の内
外周面を連通させる貫通孔24を円周方向に等間隔に4
個穿設する。
【0013】挿入部20の中央部の内周面には、円周溝
26を設け、同溝26内にOリング28を嵌合する。O
リング28は過冷却されることがないので通常のゴム系
の材質のものを使用することができる。
【0014】閉鎖部15内には、縦断面形状が略Y字形
の中空バルブ30を摺動自在に嵌挿し、バルブスプリン
グ34で前方へ弾発して、バルブ30の主筒部32の外
周部33を閉鎖部15の内周面に配設した環状のバルブ
シート35に接離自在に着座させる。なお、36はバル
ブシート35を閉鎖部15の内周面に固定するためのシ
ートホルダー、37はバルブ30の内外周面を貫通させ
て形成した連通孔、38は弁頭部である。
【0015】一方、図2に示す挿入配管50も内管52
と外管54とからなる二重管構造であり、内管52より
短い外管54の前端部には、前記受容配管10の延長部
13と同じ長さで、同延長部13の内径より僅かに小さ
い外径を有する外管の延長部56が接続され、更に、内
管52と延長部56双方の前端部を、筒状の閉鎖部55
で接続し、双方の開口端を塞いでいる。このようにして
受容配管10と同じく、前端部が封止され、内管52、
外管54および延長部56とで構成される空間51を断
熱層とし、内管52と閉鎖部55内には流体流路53を
形成する。
【0016】また、閉鎖部55内には、前記受容配管1
0と同様に、縦断面形状が略U字形の中空バルブ60が
嵌挿され、同バルブ60は受容配管10側のバルブスプ
リング34よりばね定数の大きいバルブスプリング64
で前方へ弾発されている。63はバルブ60の主筒部6
2の外周部、65は閉鎖部55の内周面に配設した環状
のバルブシート、66はシートホルダー、67は連通
孔、68は弁頭部である。
【0017】70は、外管54の外周部に設けた施錠機
構であり、外管54の外周面に前方が開放された環状の
空間71を形成して、ボール定着用リング72を螺着
し、同リング72の前部同一円周上に穿孔した数個のテ
ーパー孔74にロックボール75を求遠心方向に転動可
能に遊嵌合し、また、ボール定着用リング72の前部外
周面には、同リング72との間に圧縮コイルスプリング
80を弾装して、ボール拘束用摺動リング77を摺動自
在に嵌合し、受容配管10と挿入配管50の接続時に
は、ロックボール75の遠心方向への移動を規制する。
78は前記摺動リング77の内周面に形成したボール押
え部、79はボール解放部、82は摺動リング77の脱
出防止用の止め輪である。
【0018】また、前記環状の空間71には、ボール支
承リング84が嵌入され、圧縮コイルスプリング85に
よって常時前方に付勢され、同リング84の外周面に形
成された段部86が、ボール定着用リング72の内周面
に形成された段部88に係止して、ボール支承リング8
4は脱落することがなく、受容配管10と挿入配管50
の分離時にはボール支承リング84の外周面でボール7
5の求心方向への移動を規制している。
【0019】次に、この実施例の作用を説明する。受容
配管10は、超低温の液体へリウムが貯蔵された大型タ
ンク(図示せず)に接続され、一方、挿入配管50は、
この液体へリウムを受け入れる小型タンク(図示せず)
に接続されている。なお、受容配管10と挿入配管50
の内外管の間の空間17、51は高真空に脱気され、低
温断熱層が形成されているので、外気が常温でも、外管
の表面には霜が付着することはなく、また、流体流路1
8、53は中空バルブ30、60で閉鎖されているの
で、流体送給中に配管相互を切り離しても、液体ヘリウ
ムが流出することはない。
【0020】受容配管10と挿入配管50とを接続する
に際して、挿入配管50の外管延長部54を受容配管1
0の内管延長部13の内部(挿入路19)に挿入し、図
3に示すように、受容配管10の挿入部20を、挿入配
管50の環状空間71に進入させると、内管延長部13
の内周面と外管延長部56の外周面との間には、円筒形
の僅小間隙40が形成される。
【0021】このとき、中空バルブ30、60双方の弁
頭部38、68が当接し、受容配管10側のバルブ30
がバルブスプリング34の弾発力に抗して後退し、受容
配管10側の流体流路18が開放されるので、液体ヘリ
ウムは流体流路18から連通孔37を経て、挿入路19
内に流出するが、挿入配管50側のバルブ60は未だ閉
塞状態にあるので、図3の符号A部分を拡大した図4に
示すように、液体ヘリウムは前記僅小間隙40内をロッ
クボール75の方向に向かって流れ始める。前記挿入部
20は外気と接し、常温に保持されているので、同部2
0に隣接する内管延長部13を通過する頃の液体ヘリウ
ムは、温度上昇によって漸次ガス化し、超低温の域を脱
したヘリウムガスはロックボール75や同ボール定着用
リング72等を凍結させることなく、前記挿入部20に
設けた貫通孔24を経て、外部に流出する。こうして、
接続時に挿入路19内に残留する少量の空気がヘリウム
ガスで完全に置換される。
【0022】双方の延長部13、56は真空断熱層内に
あり、凍結することがないので、外管延長部56を挿入
路19内に更に挿入することが可能になり、挿入部20
の先端部29がボール支承リング84の前端面を押圧し
て、同リング84は圧縮コイルスプリング85の弾発力
に抗して後退する。次いで、ロックボール75がリング
84の外周面から離れ、挿入部20の外周面上を接触し
つつ移動して、最後にテーパー孔74と挿入部20の円
周溝22とが求遠心方向から対向してロックボール75
が円周溝22に係合すると、ロックボール75はボール
解放部79から離脱して、摺動リング77が圧縮コイル
スプリング80の弾発力により前方に付勢され、ボール
押え部78がロックボール75を求心方向に押圧ロック
して、図5に示すように、受容配管10と挿入配管50
との接続が完了する。
【0023】このとき、Oリング28が挿入配管50側
の外管54の外周面と受容配管10側の挿入部20の内
周面との間を密封するが、この状態において、挿入配管
50側のバルブ60が受容配管10側のバルブ30によ
って押されてバルブスプリング64の弾発力に抗して後
退するので、挿入配管50側の流体流路53は開放され
て、低温断熱された流体流路53内を液体ヘリウムが小
型タンクに向けて送給される。
【0024】液体ヘリウムの給送を終了して、接続状態
にある受容配管10と挿入配管50とを分離する場合に
は、前記摺動リング72を手動操作により、圧縮コイル
スプリング80の弾発力に抗して後退させ、ボール押え
部78によるロックボール75の拘束を解除する。この
場合、ロックボール75は超低温の液体ヘリウムの温度
の影響を全く受けることがないので、前記挿入部20の
円周溝22からスムーズに離脱し、両配管10、50を
相互に軸方向に引き離せば容易に分離することができ
る。このとき、双方の中空バルブ30、60は流体流路
18、53を閉塞する。
【0025】
【考案の効果】本考案に係る超低温流体向真空二重配管
の接続装置は、配管の接続と分離を迅速に行うことがで
き、しかも、接続過程で漏出する超低温流体量を極微量
に抑えることが可能で、双方の配管に設けた延長部を必
要以上に長くしなくても超低温流体による空気の凝結を
抑えて、同流体を漏出直前にガス化できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】分離状態にある受容配管10を示す4半部縦断
側面図である。
【図2】分離状態にある挿入配管50を示す4半部縦断
側面図である。
【図3】受容配管10と挿入配管50が接続途上にある
ときの、超低温流体向真空二重配管の接続装置を示す4
半部縦断側面図である。
【図4】図3のA部分の拡大図である。
【図5】受容配管10と挿入配管50が完全接続状態に
あるときの、超低温流体向真空二重配管の接続装置を示
す4半部縦断側面図である。
【符号の説明】 10 受容配管(他方の二重管) 12、52 内管 13 内管延長部 15、55 閉鎖部 16、54 外管 20 挿入部 22 円周溝(係合凹部) 28 Oリング 30、60 バルブ 34、64、80、85 圧縮コイルスプリング 40 僅小間隙 50 挿入配管(一方の二重管) 56 外管延長部 72 ロックボール定着用リング 75 ロックボール 77 ロックボール拘束用摺動リング 84 ボール支承リング

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空二重管の接続端部を相互に挿入嵌合
    し、ボールロックする形式の接続装置であって、一方の
    二重管の外管の延長部を、他方の二重管の内管の延長部
    内に僅小間隙を介在させて挿入嵌合する形式を採り、前
    記他方の二重管の接続端部には、外管端部と前記延長部
    との間を塞ぎ、前記一方の二重管の外管の外周面部に沿
    って進出する挿入部を設け、更に、前記一方の二重管の
    内管端部と外管の延長部の間および前記他方の二重管の
    内管端部と内管延長部基部との間には、両者の開口端
    を、所要の空隙を介在させて個々に塞ぐ閉鎖部と、該閉
    鎖部内において圧縮コイルスプリングの弾発作用によっ
    て進出力を付勢され、前記双方の二重管の接続時に、相
    互に押し合って、該スプリングの弾発作用に抗して後退
    るバルブを個別に設け、前記閉鎖部の内周部には前
    バルブに当接する弁座を設け、ボールロック直前時にお
    いて、前記バルブのうち一方のみが弁座から離反し、
    低温流体が前記僅小間隙内を前記挿入部側に向かって流
    出して各二重管の接続端部間に残留する少量の空気を置
    換し、ボールロック時において、他方のバルブも弁座
    ら離反することを特徴とする超低温流体向真空二重配管
    の接続装置。
  2. 【請求項2】 前記一方の二重管の外管の外周面部に、
    該外管外周面上を圧縮コイルスプリングの弾発作用によ
    って進出力を付勢されたボール支承リングと、該支承リ
    ングの外周に位置して前記外管に固定され、前記支承リ
    ングに対向させて複数個のテーパ孔を具え、同孔にロッ
    クボールを求遠心方向に移動可能に設けたロックボール
    定着用リングと、該定着用リングの外周に位置して、同
    リング上を圧縮コイルスプリングの弾発作用によって進
    出力を付勢された前記ロックボール拘束用摺動リングの
    3リングを設けると共に、前記他方の二重管の挿入部外
    周面に前記ロックボールの係合凹部を設けてなる請求項
    1記載の超低温流体向真空二重配管の接続装置。
  3. 【請求項3】 前記他方の二重管の挿入部に内外部を連
    通させる貫通孔を具えてなる請求項1または2記載の超
    低温流体向真空二重配管の接続装置。
JP2455891U 1991-03-22 1991-03-22 超低温流体向真空二重配管の接続装置 Expired - Lifetime JP2516888Y2 (ja)

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