JP2516756Y2 - エアブロン布設システム用光ファイバユニット - Google Patents

エアブロン布設システム用光ファイバユニット

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JP2516756Y2
JP2516756Y2 JP1990067028U JP6702890U JP2516756Y2 JP 2516756 Y2 JP2516756 Y2 JP 2516756Y2 JP 1990067028 U JP1990067028 U JP 1990067028U JP 6702890 U JP6702890 U JP 6702890U JP 2516756 Y2 JP2516756 Y2 JP 2516756Y2
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optical fiber
fiber unit
air blow
foaming agent
installation system
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JP1990067028U
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佳孝 村松
修 清水
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は光ファイバユニットの改良に係り、特に風力
により布設することが可能な、いわゆるエアブロン光フ
ァイバユニットに関する。
(従来の技術) エアブロン布設システム用光ファイバユニットは、風
力を用いて布設するために、その重量が軽量であること
が要求されている。従ってエアブロン光ファイバユニッ
トとしては、光ファイバの周囲にポリエチレン、ナイロ
ン等からなるスキン層を設け、さらにこの周囲にポリエ
チレン等の発泡層を設けて軽量化した構造の光ファイバ
ユニット(特開昭64-88411号参照)が使用されている。
従来よりこの発泡層としては、発泡剤としてADCA(ア
ゾジカルボン酸アミド)を0.5〜1.2wt.%含有した通信
ケーブル用の低密度ポリエチレン(LDPE)が用いられて
いた。発泡剤の範囲を上記のように設定している理由
は、0.5wt.%より少ないと目的とする発泡率が得られな
いためであり、1.2wt.%より多いと通信ケーブルとして
の外観が悪くなるからである。
(考案が解決しようとする課題) 上記したように従来のエアブロン光ファイバユニット
における発泡層としては、ADCA発泡剤を0.5〜1.2wt.%
含有した低密度ポリエチレンを用いていたが、風力によ
り光ファイバユニットを布設する場合、その布設距離を
延ばすためには軽量化と共に光ファイバユニットの外観
が適度に荒れているほうが好ましいことが判明した。と
ころが、従来の発泡層では軽量化は達成できたとしても
外観が滑らかなため布設距離を延ばすことができないと
いう欠点が生じた。
そこで本考案は、従来の光ファイバユニットに比較し
て飛躍的に布設距離を延ばすことができるエアブロン光
ファイバユニットを提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案のエアブロン布設シ
ステム用光ファイバユニットは、1本もしくは複数本の
光ファイバの周囲にスキン層を設け、さらにこのスキン
層の周囲に、シリコーングラフト化ポリオレフィンと水
分を含有する発泡剤と触媒との組合わせからなる発泡層
を設けたことを特徴とするものである。
ここで、本考案に用いられるポリオレフィンとしては
ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。また水
分を含有する発泡剤としては例えばOBSH(4,4′オキシ
ビスベンゼンスルホニルヒドラジッド)系発泡剤があ
り、このOBSH系発泡剤の含有量は0.5〜1.5wt.%程度が
好ましい。この範囲に限定した理由は、0.5wt.%より少
ないと従来に比べても布設距離を延ばすことができない
ためであり、1.5wt.%より多いと過発泡となり外観が荒
れ過ぎてしまい、光ファイバユニットの外径変動が大き
くなりかえって布設距離が短くなってしまう上に、外観
の荒れが光ファイバの特性の劣化をももたらしてしまう
からである。そして触媒としては例えばDBTDL(ジブチ
ルチンジラウレート)がある。
(作用) 本考案のエアブロン布設システム用光ファイバユニッ
トに用いられるシリコーングラフト化ポリオレフィン
は、微量の水分および触媒の存在下で架橋が進行する。
従って分解生成物の中に微量の水分を含有する発泡剤と
触媒とを組合わせると、この微量の水分および触媒の作
用によりシリコーングラフト化ポリオレフィンはわずか
に架橋が進行しゲル化する。一般にポリオレフィン等の
コンパウンド中にゲル状物質が存在すると外観が荒れて
くるので、発泡剤の含有量を適当に選べば外観が適度に
荒れ、布設距離を飛躍的に延ばすことができる。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面を用いて説明する。
図に示すように、紫外線硬化型樹脂を被覆して外径40
0μmとした光ファイバ1を7本撚り合わせ、その周囲
に厚さ200μmのナイロンからなるスキン層2を設け、
さらにその周囲にシリコーングラフト化ポリエチレンと
OBSHとDBTDLとを組合わせた発泡層3を設けて外径2.5mm
の光ファイバユニット4を形成した。この光ファイバユ
ニットについて、発泡剤の含有量、発泡層の表面粗さお
よび布設距離の関係を比較例と共に表に示す。
表に示すように、従来は200m程度しか布設できなかっ
たものが、本考案の光ファイバユニットでは1km程度の
布設が可能になる。
(考案の効果) 以上詳述したように、エアブロン布設システム用光フ
ァイバユニットにおける発泡層を本考案のごとくにする
ことによって、従来に比較して風力による布設距離を飛
躍的に延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による光ファイバユニットの一実施例を示す
横断面図である。 1……光ファイバ 2……スキン層 3……発泡層 4……光ファイバユニット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1本もしくは複数本の光ファイバの周囲に
    スキン層を設け、さらにこのスキン層の周囲に発泡層を
    設けたエアブロン布設システム用光ファイバユニットに
    おいて、前記発泡層は、シリコーングラフト化ポリオレ
    フィンと水分を含有する発泡剤と触媒との組合わせから
    なることを特徴とするエアブロン布設システム用光ファ
    イバユニット。
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JPH0427412U JPH0427412U (ja) 1992-03-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5326864A (en) * 1976-08-25 1978-03-13 Showa Electric Wire & Cable Co Process for manufacture of molded crosslinked foam products
GB8714640D0 (en) * 1987-06-23 1987-07-29 Bicc Plc Optical fibre cables

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