JP2516545Y2 - 昇降式吊戸棚の障害物検出装置 - Google Patents
昇降式吊戸棚の障害物検出装置Info
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- JP2516545Y2 JP2516545Y2 JP1990004983U JP498390U JP2516545Y2 JP 2516545 Y2 JP2516545 Y2 JP 2516545Y2 JP 1990004983 U JP1990004983 U JP 1990004983U JP 498390 U JP498390 U JP 498390U JP 2516545 Y2 JP2516545 Y2 JP 2516545Y2
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- Japan
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- hanging cabinet
- geared
- cabinet
- obstacle detection
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は駆動部により吊戸棚本体が昇降する昇降式吊
戸棚の障害物検出装置に関する。
戸棚の障害物検出装置に関する。
一般に、家庭の台所における壁面上部には、そのデッ
ドスペースを利用して吊戸棚を付設することが多い。し
かし、吊戸棚は天井付近の高位置にあるめ、踏台等を利
用しないと物の出し入れが困難であるなどの問題があ
り、吊戸棚を駆動部(動力)により昇降させる昇降式吊
戸棚も提案されている。
ドスペースを利用して吊戸棚を付設することが多い。し
かし、吊戸棚は天井付近の高位置にあるめ、踏台等を利
用しないと物の出し入れが困難であるなどの問題があ
り、吊戸棚を駆動部(動力)により昇降させる昇降式吊
戸棚も提案されている。
ところで、昇降式吊戸棚は自動で吊戸棚本体が昇降す
るため、下降時に吊戸棚本体の下方に食器や調理用具等
の障害物が存在した場合、吊戸棚本体の底板部と障害物
が衝突し、障害物である食器等の破損を招いたり、駆動
部に過大負荷がかかる問題を生ずる。したがって、障害
物を確実に検出し、直ちに吊戸棚本体の下降動作を停止
させる障害物検出装置(自動停止装置)が必要となる。
るため、下降時に吊戸棚本体の下方に食器や調理用具等
の障害物が存在した場合、吊戸棚本体の底板部と障害物
が衝突し、障害物である食器等の破損を招いたり、駆動
部に過大負荷がかかる問題を生ずる。したがって、障害
物を確実に検出し、直ちに吊戸棚本体の下降動作を停止
させる障害物検出装置(自動停止装置)が必要となる。
従来、この種の障害物検出装置としては、物体との接
触(圧力)を直接検出する圧電素子を利用したものも知
られるが、きわめて高価となるため、専ら検出スイッチ
を利用したものが提案されていた。例えば実開昭56-137
641号公報開示の障害物検知装置は、下端に止め輪を固
定した吊りロープによって、吊り棚を上方にのみ変位自
在に支持するとともに、吊り棚の底面に導体を装着して
構成し、通常は吊り棚の重量によって導体と吊り輪が接
触するも、障害物に吊り棚が当接した際には、吊りロー
プのみが下降し、止め輪が導体から離れることにより障
害物を検出する。
触(圧力)を直接検出する圧電素子を利用したものも知
られるが、きわめて高価となるため、専ら検出スイッチ
を利用したものが提案されていた。例えば実開昭56-137
641号公報開示の障害物検知装置は、下端に止め輪を固
定した吊りロープによって、吊り棚を上方にのみ変位自
在に支持するとともに、吊り棚の底面に導体を装着して
構成し、通常は吊り棚の重量によって導体と吊り輪が接
触するも、障害物に吊り棚が当接した際には、吊りロー
プのみが下降し、止め輪が導体から離れることにより障
害物を検出する。
しかし、上述した障害物検知装置をはじめ、従来の障
害物検出装置は吊戸棚本体の下端部に検出部を備えて構
成するため、次のような問題点があった。
害物検出装置は吊戸棚本体の下端部に検出部を備えて構
成するため、次のような問題点があった。
第一に、駆動部(制御部)と検出部の距離が長くなる
とともに、検出部は昇降する可動側に設けられるため、
配線の引回しや接続が煩雑となり、組立面やコスト面で
著しく不利となる。
とともに、検出部は昇降する可動側に設けられるため、
配線の引回しや接続が煩雑となり、組立面やコスト面で
著しく不利となる。
第二に、検出部は吊戸棚本体の下端部に位置する底面
等に配した導体の接触・非接触により検出するため、導
体に異物が付着しやすい等、外的な保護が不十分とな
り、接触不良等による動作不良や故障が発生しやすい。
等に配した導体の接触・非接触により検出するため、導
体に異物が付着しやすい等、外的な保護が不十分とな
り、接触不良等による動作不良や故障が発生しやすい。
本考案はこのような従来の技術に存在する課題を解決
した昇降式吊戸棚の障害物検出装置の提供を目的とする
ものである。
した昇降式吊戸棚の障害物検出装置の提供を目的とする
ものである。
このように、本考案は、駆動部2により前進・後退移
動し、かつアウタチューブ32aによってガイドされるギ
アードワイヤ3,4により吊戸棚本体5が昇降する昇降式
吊戸棚の障害物検出装置1を構成するに際して、アウタ
チューブ32aの中途に、当該アウタチューブ32aの端部を
両端に接続したユニットケース12を付設するとともに、
当該ユニットケース12の内部にギアードワイヤ3を挿通
し、かつユニットケース12に、ギアードワイヤ3の座屈
変位を許容する開放部Eを設けるとともに、開放部Eに
ギアードワイヤ3の座屈によりON(又はOFF)する検出
スイッチ8を設けたことを特徴とする。この場合、開放
部Eに臨むユニットケース12には、ギアードワイヤ3を
開放方向へ若干偏曲させる偏曲部9を設けることが望ま
しい。
動し、かつアウタチューブ32aによってガイドされるギ
アードワイヤ3,4により吊戸棚本体5が昇降する昇降式
吊戸棚の障害物検出装置1を構成するに際して、アウタ
チューブ32aの中途に、当該アウタチューブ32aの端部を
両端に接続したユニットケース12を付設するとともに、
当該ユニットケース12の内部にギアードワイヤ3を挿通
し、かつユニットケース12に、ギアードワイヤ3の座屈
変位を許容する開放部Eを設けるとともに、開放部Eに
ギアードワイヤ3の座屈によりON(又はOFF)する検出
スイッチ8を設けたことを特徴とする。この場合、開放
部Eに臨むユニットケース12には、ギアードワイヤ3を
開放方向へ若干偏曲させる偏曲部9を設けることが望ま
しい。
本考案に係る障害物検出装置1によれば、駆動部2の
作動によってギアードワイヤ3、4が前進移動し、吊戸
棚本体5が下降する。
作動によってギアードワイヤ3、4が前進移動し、吊戸
棚本体5が下降する。
この場合、通常動作時にはギアードワイヤ3がユニッ
トケース12の内部における開放部E以外を通ってガイド
されるため、検出スイッチ8はOFF(又はON)する。即
ち、非検出状態となる。
トケース12の内部における開放部E以外を通ってガイド
されるため、検出スイッチ8はOFF(又はON)する。即
ち、非検出状態となる。
一方、吊戸棚本体5の下降時において、吊戸棚本体5
の下方に障害物が存在した場合、吊戸棚本体5は障害物
に当たって停止する。しかし、ギアードワイヤ3、4は
駆動部2により前進方向に移送されるため、その押力に
よってギアードワイヤ3は開放部Eにおいて座屈を生
じ、開放部E内に突出する。この結果、突出したギアー
ドワイヤ3は検出スイッチ8のスイッチノブ8aを押し、
同スイッチ8はON(又はOFF)する。即ち、検出状態と
なる。
の下方に障害物が存在した場合、吊戸棚本体5は障害物
に当たって停止する。しかし、ギアードワイヤ3、4は
駆動部2により前進方向に移送されるため、その押力に
よってギアードワイヤ3は開放部Eにおいて座屈を生
じ、開放部E内に突出する。この結果、突出したギアー
ドワイヤ3は検出スイッチ8のスイッチノブ8aを押し、
同スイッチ8はON(又はOFF)する。即ち、検出状態と
なる。
なお、この際、偏曲部9によりギアードワイヤ3を開
放方向に若干偏曲させておけば確実に座屈を生ずる。
放方向に若干偏曲させておけば確実に座屈を生ずる。
以下には、本考案に係る好適な実施例を挙げ、図面に
基づき詳細に説明する。
基づき詳細に説明する。
まず、本考案を明確にするため、昇降式吊戸棚の全体
構成について説明する。
構成について説明する。
第4図及び第5図に示す昇降式吊戸棚Mにおいて、21
は底面部21dを開放した直方体状の外ケースである。外
ケース21の内部には前半部の空間に配した前戸棚(吊戸
棚本体)5と、後半部の空間に配した後戸棚5rを備え、
各戸棚5、5rは外ケース21の内部に配設した前後一対の
昇降機構22、22rによって昇降せしめられる。
は底面部21dを開放した直方体状の外ケースである。外
ケース21の内部には前半部の空間に配した前戸棚(吊戸
棚本体)5と、後半部の空間に配した後戸棚5rを備え、
各戸棚5、5rは外ケース21の内部に配設した前後一対の
昇降機構22、22rによって昇降せしめられる。
なお、前戸棚5と後戸棚5rに対する各昇降機構22と22
rは同一構成されるため、以下では前戸棚5側の昇降機
構22に関してのみ説明する。
rは同一構成されるため、以下では前戸棚5側の昇降機
構22に関してのみ説明する。
昇降機構22は、まず、外ケース21の左側板部21a、右
側板部21bの各内面にそれぞれ取付けた鉛直方向のガイ
ドレール23a、23bを備える。ガイドレール23a、23bには
逆L形のブラケット24a、24bを固定したスライダ25a、2
5bをスライド自在に装填し、各ブラケット24a、24bによ
って前戸棚5の上板部を固定支持する。
側板部21bの各内面にそれぞれ取付けた鉛直方向のガイ
ドレール23a、23bを備える。ガイドレール23a、23bには
逆L形のブラケット24a、24bを固定したスライダ25a、2
5bをスライド自在に装填し、各ブラケット24a、24bによ
って前戸棚5の上板部を固定支持する。
一方、外ケース21の上板部21cの内面であって、前戸
棚5の上方には駆動部2を取付ける。駆動部2は第6図
に示すように、駆動モータ26と伝達ギア機構27を備え
る。さらに、伝達ギア機構27は駆動モータ26の出力軸に
設けたウォームギア28、このウォームギア28に噛合する
ウォームホイール29及びこのウォームホイール29によっ
て回転せしめられるピニオン30を備える。また、ピニオ
ン30の180°対向する位置には一対のギアードワイヤ
3、4を噛合し、各ギアードワイヤ3、4の前端はスラ
イダ25a、25bにそれぞれ結合する。各ギアードワイヤ
3、4はガイド部7によってガイドされる。ガイド部7
は伝達ギア機構27を収容したギアケース31とガイドレー
ル23a、23bの上端間をアウタチューブ32a、32bにより、
また、ガイドレー23a、23bの上端とスライダ25a、25b間
をガイドレール23a、23a自体に形成したガイドチャンネ
ルにより構成する。
棚5の上方には駆動部2を取付ける。駆動部2は第6図
に示すように、駆動モータ26と伝達ギア機構27を備え
る。さらに、伝達ギア機構27は駆動モータ26の出力軸に
設けたウォームギア28、このウォームギア28に噛合する
ウォームホイール29及びこのウォームホイール29によっ
て回転せしめられるピニオン30を備える。また、ピニオ
ン30の180°対向する位置には一対のギアードワイヤ
3、4を噛合し、各ギアードワイヤ3、4の前端はスラ
イダ25a、25bにそれぞれ結合する。各ギアードワイヤ
3、4はガイド部7によってガイドされる。ガイド部7
は伝達ギア機構27を収容したギアケース31とガイドレー
ル23a、23bの上端間をアウタチューブ32a、32bにより、
また、ガイドレー23a、23bの上端とスライダ25a、25b間
をガイドレール23a、23a自体に形成したガイドチャンネ
ルにより構成する。
よって、昇降機構22は次のように機能する。まず、駆
動モータ26を正逆方向に作動させることにより、ウォー
ムギア28、ウォームホイール29、ピニオン30を介して回
転伝達され、ギアードワイヤ3、4が前進・後退移動す
る。この結果、スライダ25a、25b、さらに前戸棚5がガ
イドレール23a、23bに沿って昇降する。
動モータ26を正逆方向に作動させることにより、ウォー
ムギア28、ウォームホイール29、ピニオン30を介して回
転伝達され、ギアードワイヤ3、4が前進・後退移動す
る。この結果、スライダ25a、25b、さらに前戸棚5がガ
イドレール23a、23bに沿って昇降する。
なお、後戸棚5r側の昇降機構22rも同様に構成される
ため、所定の操作スイッチを操作することにより、前戸
棚5と後戸棚5rを選択的に昇降させることができる。第
7図は下限位置(使用位置)P1まで下降し、外ケース21
から突出した前戸棚5と、上限位置(格納位置)P2まで
上昇し、外ケース21に収容した後戸棚5rを示している。
ため、所定の操作スイッチを操作することにより、前戸
棚5と後戸棚5rを選択的に昇降させることができる。第
7図は下限位置(使用位置)P1まで下降し、外ケース21
から突出した前戸棚5と、上限位置(格納位置)P2まで
上昇し、外ケース21に収容した後戸棚5rを示している。
次に、本考案の要部を構成する障害物検出装置1につ
いて第1図〜第3図を参照して詳細に説明する。
いて第1図〜第3図を参照して詳細に説明する。
まず、前戸棚5の上方に位置するギアードワイヤ3の
中途には検出ユニット11を付設する。検出ユニット11は
上板部21c側に取付可能なユニットケース12を備え、こ
のユニットケース12の内部にアウタチューブ32aから露
出したギアードワイヤ3を挿通させる。このため、ユニ
ットケース12に臨むアウタチューブ32aの各端部は同ケ
ース12の両端にそれぞれ固定している。一方、ユニット
ケース12の内部にはギアードワイヤ3をガイドするガイ
ド通路13と、このガイド通路13に対してギアードワイヤ
3が座屈した際に、その座屈変位を許容する一方向への
開放部Eを形成する。また、開放部Eにはマイクロスイ
ッチ等を利用した検出スイッチ8を配設する。検出スイ
ッチ8はスイッチノブ8aをギアードワイヤ3の近傍に配
し、これによりギアードワイヤ3が座屈した際にスイッ
チノブ8aが押され、検出スイッチ8がONする位置を選定
する。
中途には検出ユニット11を付設する。検出ユニット11は
上板部21c側に取付可能なユニットケース12を備え、こ
のユニットケース12の内部にアウタチューブ32aから露
出したギアードワイヤ3を挿通させる。このため、ユニ
ットケース12に臨むアウタチューブ32aの各端部は同ケ
ース12の両端にそれぞれ固定している。一方、ユニット
ケース12の内部にはギアードワイヤ3をガイドするガイ
ド通路13と、このガイド通路13に対してギアードワイヤ
3が座屈した際に、その座屈変位を許容する一方向への
開放部Eを形成する。また、開放部Eにはマイクロスイ
ッチ等を利用した検出スイッチ8を配設する。検出スイ
ッチ8はスイッチノブ8aをギアードワイヤ3の近傍に配
し、これによりギアードワイヤ3が座屈した際にスイッ
チノブ8aが押され、検出スイッチ8がONする位置を選定
する。
このような検出ユニット11は後戸棚5r側にも同様に付
設する。また、実施例は一方のギアードワイヤ3にのみ
検出ユニット11を付設した場合を示したが、一対のギア
ードワイヤ3、4の双方に付設してもよい。
設する。また、実施例は一方のギアードワイヤ3にのみ
検出ユニット11を付設した場合を示したが、一対のギア
ードワイヤ3、4の双方に付設してもよい。
なお、第3図に示すようにユニットケース12の内部に
おいて、ガイド通路13に臨むガイド壁9wは開放部Eの開
放方向に対して若干山形に形成し、ギアードワイヤ3を
開放方向へ若干偏曲させる偏曲部9を設けることが望ま
しい。これによりギアードワイヤ3を確実に座屈させる
ことができる。また、偏曲部9としては、その他、第3
図中、仮想線で示すアウタチューブ32sのように、ガイ
ド壁9wに対する導入角度を変え、これによりギアードワ
イヤ3を偏曲させるようにしてもよい。
おいて、ガイド通路13に臨むガイド壁9wは開放部Eの開
放方向に対して若干山形に形成し、ギアードワイヤ3を
開放方向へ若干偏曲させる偏曲部9を設けることが望ま
しい。これによりギアードワイヤ3を確実に座屈させる
ことができる。また、偏曲部9としては、その他、第3
図中、仮想線で示すアウタチューブ32sのように、ガイ
ド壁9wに対する導入角度を変え、これによりギアードワ
イヤ3を偏曲させるようにしてもよい。
次に、障害物検出装置1の機能について説明する。
前述したように、ギアードワイヤ3、4を前進移動さ
せれば、外ケース21に収容された前戸棚5は下降する。
せれば、外ケース21に収容された前戸棚5は下降する。
この際、第6図に示すように、前戸棚5の下方に障害
物Sが存在すれば、前戸棚5の底板部5dが障害物Sに当
たり、前戸棚5の下降が阻止される。しかし、駆動モー
タ26は作動を継続しているため、ギアードワイヤ3はそ
の先端が停止しているにも拘わらず、前進方向に押力が
作用し、開放部Eにおけるギアードワイヤ3に座屈を生
じる。この結果、ギアードワイヤ3は第1図に仮想線3s
で示すように開放部E内に突出し、スイッチノブ8aを押
して検出スイッチ8をONせしめる。このON情報は不図示
の制御部に付与され、制御部は駆動モータ26を停止させ
る制御を行う。即ち、自動停止装置を機能させる。
物Sが存在すれば、前戸棚5の底板部5dが障害物Sに当
たり、前戸棚5の下降が阻止される。しかし、駆動モー
タ26は作動を継続しているため、ギアードワイヤ3はそ
の先端が停止しているにも拘わらず、前進方向に押力が
作用し、開放部Eにおけるギアードワイヤ3に座屈を生
じる。この結果、ギアードワイヤ3は第1図に仮想線3s
で示すように開放部E内に突出し、スイッチノブ8aを押
して検出スイッチ8をONせしめる。このON情報は不図示
の制御部に付与され、制御部は駆動モータ26を停止させ
る制御を行う。即ち、自動停止装置を機能させる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考案はこ
のような実施例に限定されるものではない。例えば検出
スイッチは他の任意形式の検出スイッチを利用できる
し、検出スイッチはスイッチノブを押すことによりOFF
する形式でもよい。また、検出スイッチは制御部を介さ
ずに直接駆動モータの通電を停止するスイッチとして用
いてもよい。さらにまた、昇降式吊戸棚は例示の構成を
はじめ、単なる棚等、一般には各種収納体を含む概念で
ある。その他、細部の構成、形状、配置、数量等におい
て本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
のような実施例に限定されるものではない。例えば検出
スイッチは他の任意形式の検出スイッチを利用できる
し、検出スイッチはスイッチノブを押すことによりOFF
する形式でもよい。また、検出スイッチは制御部を介さ
ずに直接駆動モータの通電を停止するスイッチとして用
いてもよい。さらにまた、昇降式吊戸棚は例示の構成を
はじめ、単なる棚等、一般には各種収納体を含む概念で
ある。その他、細部の構成、形状、配置、数量等におい
て本考案の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
このように、本考案に係る昇降式吊戸棚の障害物検出
装置は、アウタチューブの中途に、当該アウタチューブ
の端部を両端に接続したユニットケースを付設するとと
もに、当該ユニットケースの内部にギアードワイヤを挿
通し、かつユニットケースに、ギアードワイヤの座屈変
位を許容する開放部を設けるとともに、開放部にギアー
ドワイヤの座屈によりON(又はOFF)する検出スイッチ
を設けたため、次のような顕著な効果を奏する。
装置は、アウタチューブの中途に、当該アウタチューブ
の端部を両端に接続したユニットケースを付設するとと
もに、当該ユニットケースの内部にギアードワイヤを挿
通し、かつユニットケースに、ギアードワイヤの座屈変
位を許容する開放部を設けるとともに、開放部にギアー
ドワイヤの座屈によりON(又はOFF)する検出スイッチ
を設けたため、次のような顕著な効果を奏する。
検出装置は吊戸棚本体を昇降させる固定側(駆動部
側)に設置するため、駆動部(制御部)と検出部の距離
を大幅に短縮できる。したがって、配線の引回しや接続
を簡易化でき、組立性、低コスト性に富む。
側)に設置するため、駆動部(制御部)と検出部の距離
を大幅に短縮できる。したがって、配線の引回しや接続
を簡易化でき、組立性、低コスト性に富む。
検出装置は吊戸棚本体の上方に位置する外ケースの
内部に、ユニット化して配設できるため、検出装置に対
する十分な外的な保護が図れ、異物の浸入等を防止でき
る。したがって、動作不良や故障を防止でき、信頼性向
上、耐久性向上に寄与できる。
内部に、ユニット化して配設できるため、検出装置に対
する十分な外的な保護が図れ、異物の浸入等を防止でき
る。したがって、動作不良や故障を防止でき、信頼性向
上、耐久性向上に寄与できる。
第1図:本考案に係る障害物検出装置の構成図(第2図
中A−A線矢視)、 第2図:第1図中B−B線における検出ユニットの断面
図、 第3図:同障害物検出装置における偏曲部を明示する模
式図、 第4図:同障害物検出装置を備えた昇降式吊戸棚の平面
方向からみた内部構成図、 第5図:同昇降式吊戸棚の側面方向からみた内部構成
図、 第6図:同昇降式吊戸棚の正面方向からみた原理構成
図、 第7図:同昇降式吊戸棚の外観斜視図。 尚図面中、 1:障害物検出装置、2:駆動部 3,4:ギアードワイヤ、5:吊戸棚本体 5:前戸棚 8:検出スイッチ、9:偏曲部 12:ユニットケース、32a:アウタチューブ E:開放部、M:昇降式吊戸棚
中A−A線矢視)、 第2図:第1図中B−B線における検出ユニットの断面
図、 第3図:同障害物検出装置における偏曲部を明示する模
式図、 第4図:同障害物検出装置を備えた昇降式吊戸棚の平面
方向からみた内部構成図、 第5図:同昇降式吊戸棚の側面方向からみた内部構成
図、 第6図:同昇降式吊戸棚の正面方向からみた原理構成
図、 第7図:同昇降式吊戸棚の外観斜視図。 尚図面中、 1:障害物検出装置、2:駆動部 3,4:ギアードワイヤ、5:吊戸棚本体 5:前戸棚 8:検出スイッチ、9:偏曲部 12:ユニットケース、32a:アウタチューブ E:開放部、M:昇降式吊戸棚
Claims (2)
- 【請求項1】駆動部(2)により前進・後退移動し、か
つアウタチューブ(32a)によってガイドされるギアー
ドワイヤ(3),(4)により吊戸棚本体(5)が昇降
する昇降式吊戸棚の障害物検出装置(1)において、前
記アウタチューブ(32a)の中途に、当該アウタチュー
ブ(32a)の端部を両端に接続したユニットケース(1
2)を付設するとともに、当該ユニットケース(12)の
内部にギアードワイヤ(3)を挿通し、かつ前記ユニッ
トケース(12)に、ギアードワイヤ(3)の座屈変位を
許容する開放部(E)を設けるとともに、開放部(E)
にギアードワイヤ(3)の座屈によりON(又はOFF)す
る検出スイッチ(8)を設けたことを特徴とする昇降式
吊戸棚の障害物検出装置。 - 【請求項2】開放部(E)に臨むユニットケース(12)
には、ギアードワイヤ(3)を開放方向へ若干偏曲させ
る偏曲部(9)を設けたことを特徴とする請求項1記載
の昇降式吊戸棚の障害物検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004983U JP2516545Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 昇降式吊戸棚の障害物検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990004983U JP2516545Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 昇降式吊戸棚の障害物検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0396734U JPH0396734U (ja) | 1991-10-03 |
JP2516545Y2 true JP2516545Y2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=31508707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990004983U Expired - Lifetime JP2516545Y2 (ja) | 1990-01-23 | 1990-01-23 | 昇降式吊戸棚の障害物検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2516545Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210009567A (ko) * | 2019-07-17 | 2021-01-27 | 안은영 | 상하 승강 가능한 싱크대용 수납대 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4994130B2 (ja) * | 2007-07-09 | 2012-08-08 | 福伸電機株式会社 | キッチン用昇降式吊戸棚 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6235414Y2 (ja) * | 1980-05-08 | 1987-09-09 |
-
1990
- 1990-01-23 JP JP1990004983U patent/JP2516545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210009567A (ko) * | 2019-07-17 | 2021-01-27 | 안은영 | 상하 승강 가능한 싱크대용 수납대 |
KR102390506B1 (ko) | 2019-07-17 | 2022-04-25 | 안은영 | 상하 승강 가능한 싱크대용 수납대 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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