JP2516369B2 - ノック式筆記具 - Google Patents

ノック式筆記具

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JP2516369B2 JP62158448A JP15844887A JP2516369B2 JP 2516369 B2 JP2516369 B2 JP 2516369B2 JP 62158448 A JP62158448 A JP 62158448A JP 15844887 A JP15844887 A JP 15844887A JP 2516369 B2 JP2516369 B2 JP 2516369B2
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祥浩 小林
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はノック式筆記具に係わるものであるが、これ
をより具体的に説明すると、小なる押し部材の押圧量に
よって大なる筆記体の移動量が得られるノック式筆記具
の改良に関する。
「従来技術と本発明が解決しようとする問題点」 従来から、ノック式筆記具において、押し部材の小な
る押圧量で筆記体の大なるストロークを得ることを意図
したものは種々、考案され、それなりの実用化をみてい
るが、これらのものにおいては、カム部材のカム面同志
の係合作用を主要素とする構造のものが多くこの場合に
は、カム面同志の面的な接触作動を必要とすることから
両者の摩擦抵抗によってスムーズな作動が期待できない
きらいがあった。また、カム部材と押し部材の間に特定
の作動媒体を介在して、カム面とカム面の直接的な接触
関係の発生を回避して作動上の問題を解消したもの(特
願昭62-68510号(特開昭63-233895号公報参照))も存
在するが、このものの場合、特定の作動媒体を介在する
ことから、筆記具自体の直径が通常の製品と比較してや
や、太目になりまた、その全長が多少、長目になるなど
実用面から要求される筆記具のスマート化という観点か
らすると、やや問題のあるものであった。
「問題解決のための手段」 本発明は、これらの従来技術の状態の改良を意図する
ものであって、特許請求の範囲に記載するとおり、内筒
部材内に設けた固定のガイド用カム面に対して、このカ
ム面の傾斜方向と反対方向へ傾斜しかつ、筆記体と連動
するスライド可能なカム部材のカム面を交差状に位置さ
せるとともに両者の接点部に押し部材の押圧用カム部を
当接して位置するようにしたことをもって問題解決のた
めの手段としている。
「作用」 本発明によれば、押し部材の押圧用カム部は、ガイド
用カム面にそって、移動するとともに、このガイド用カ
ム面と反対方向へ傾斜するスライドカム部材のカム面を
も移動するので、押し部材の押圧用カム部の移動量に対
してスライドカム部材のカム面の軸心方向での移動量は
当然に大きくなり、このスライドカム部材と連動する筆
記体は押し部材の小なる押圧量で大なるストロークを得
ることが可能になる。
「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参考にして説明する。
軸筒1内に装着する内筒部材2には軸筒後端開口部1b
側の端部に押し部材の押圧用カム部のガイド用カム面2a
が形成してありまた、その内側壁に軸筒先端開口部1a側
に位置する回転カム部材の係止用カム面2bと、この係止
用カム面2bと連接して軸心方向へ延びる長溝2cが形成し
てある。
ここでは、筆記体出没機構のユニット化という利点に
配慮して、前記カム面2bと長溝2cを内筒部材2を介して
軸筒1内に形成したが、軸筒1自体の内側壁に直接、当
該カム面2bと長溝2cを形成してもよいことは勿論であ
る。また、筆記体出没機構自体についても、ここに挙げ
たものに限らないことは勿論であって、後記の押し部材
7が軸筒1に対し係脱するような構成を採用してもよ
い。
図中、3はスライドカム部材であって、前記内筒部材
3の長溝2c内に係合する突状部3bを有しまた、内筒部材
2のガイド用カム面2aと反対方向へ傾斜するカム面3aを
有している。また、4は回転カム部材であって、内筒部
材2の長溝2c内に係合して移動するスライドカム部材3
の突状部3bと係合する回転用カム面4aと、内筒部材2の
長溝2c内を移動するとともに、この長溝2cと連接するカ
ム面2bを係脱する突状部4bを設けてなり更に、その端部
には筆記体5がコイルスプリングSの弾発力によって軸
筒後端開口部1b方向へ付勢されて当接する。なお、この
回転カム部材4の構造は、ここでのものに限らず適宜に
定めてよく要すれば、スライドカム部材3の移動にとも
ない前記長溝2cと連接する前記係止用カム面2bを回転し
ながら係脱するものであればよい。
突状部3bを長溝2c内に係合して内筒部材2内に収容し
たスライドカム部材3のカム面3aは、内筒部材のガイド
用カム面2aに対し反対方向へ傾斜していることは先記の
とおりであるが、このスライドカム部材のカム面3aと、
内筒部材のガイド用カム面2aとはかならず、交差状にな
るような位置関係にあることが重要である。また、この
両カム面2a,3aの傾斜角はそれぞれ概ね、45度角に設定
しておくとよく、かくすることによって後に詳記すると
おり、押し部材7の押圧量に対してスライドカム部材3
の移動量は概ね、2倍になるとともにその作動にもスム
ーズ性が得られることになる。
6は交差する状態になる内筒部材のガイド用カム面2a
と、スライドカム部材のカム面3aとの接点部Pに当接す
る押圧用カム部であって、軸筒後端開口部1bから突出す
る押し部材7の押圧力を受けて、ガイド用カム面2aにそ
って移動するとともにスライドカム部材のカム面3aをも
移動してスライドカム部材3を内筒部材2内で軸筒先端
開口部1a方向へ移動させる。ここでは、押し部材7と押
圧用カム部6は別体にしてあるが、これは押し部材7を
押圧するさいに押圧用カム部6の回転力を直接、押し部
材7が受けないという利点があるからであって、両者6,
7が一体のものであってもよいことは勿論である。
第1図は本発明を実施した筆記具についての概略説明
図であるが、回転カム部材4を介してスライドカム部材
3と連動する筆記体5はコイルスプリングSの弾発力に
よって軸筒後端開口部1b方向へ付勢されて軸筒1内に設
けてあり、このコイルスプリングSの弾発力は回転カム
部材4から押し部材7にまで及ぶが、押し部材7に形成
した突部7aが軸筒後端開口部1bの鍔部1b′に当接してコ
イルスプリングSの弾発力による各部材の軸筒後端開口
部1bからの脱落を防止している。
次に、本発明の作動について第3図の展開図を基にし
て説明する。
押し部材7をコイルスプリングSの弾発力に抗して押
圧すると、これと連動する押圧用カム部6は軸筒1内に
固定した内筒部材2に設けたガイド用カム面2aとスライ
ドカム部材3に設けたカム面3aの交差点つまり、接点部
Pから両者のカム面2a,3aを同時に当接しながら矢印
方向へ移動するが、内筒部材のガイド用カム面2aは固定
してありかつ、スライドカム部材3に設けた突状部3bは
内筒部材の長溝2c内にあるので押圧用カム部6は必然的
にスライドカム部材3をその軸心方向で軸筒先端開口部
1a方向(矢印方向)へ押し上げることになる。このと
き、この両カム面2a,3aの傾斜角をそれぞれ概ね、45度
角に設定しておくと、よりスムーズな作動が得られると
ともに押圧用カム部6の移動量lに対してスライドカム
部材3の移動量Lが概ね、2倍になることは先記のとお
りである。
内筒部材のガイド用カム面2aの傾斜角を45度角より緩
勾配(鈍角)にするとともにスライドカム部材のカム面
3aの傾斜角を前記のガイド用カム面2aより急勾配(鋭
角)にすれば、押圧用カム部6の軸心方向での移動量に
対するスライドカム部材3の移動量が2倍以上になるこ
とは勿論である。
スライドカム部材3の軸心方向での移動にともない内
筒部材の長溝2c内に係合するスライド部材の突状部3bが
長溝2c内を軸筒先端開口部1a方向へ移動することは明ら
かであって、やがて、この突状部3bは内筒部材2内に収
容した回転カム部材4の回転用カム面4aと当接し、これ
を押圧することになる。
回転カム部材4はその突状部4bを前記長溝2c内に係合
しているので、スライドカム部材の突状部3bからの押圧
力を受けてもその突状部4bが長溝2cから離間するまで軸
心方向へのみ移動して回転移動することはないが、突出
部4bが長溝2cから離間すると回転カム部材4は回転方向
への移動規制を解除され、スライドカム部材の突状部3b
が当接する回転カム部材の回転用カム面4aが回転移動す
るとともに、その突状部4bも矢印方向へ回転して長溝
2cと連接する係止用カム面2bに係合することになる。
回転カム部材の突状部4bが係止用カム面2bに係合する
ことによって回転カム部材4の係止状態が実現するわけ
であるが、このとき、回転カム部材4を介してコイルス
プリングSの弾発力によってスライドカム部材3と連動
する筆記体5がスライドカム部材3の軸心方向での移動
量だけ軸筒先端開口部1a方向へ移動し、その筆記部5aを
軸筒先端開口部1aから露出せしめ筆記状態が実現するこ
とになる。
回転カム部材の突状部4bが、長溝2cから離間したと
き、押し部材7への押圧力を解除すれば、スライドカム
部材3と押圧用カム部6および、押し部材7は回転カム
部材の突状部4bが長溝2cから離間するのに要した或る一
定の余分なストローク分l′だけはかならず、軸筒後端
開口部1b方向へ戻ることになる。
筆記状態を解除するには再び、押し部材7を押圧して
やればよく、かくすることによって、回転カム部材の突
状部4bが長溝2cから離間するのに要した或る一定の余分
なストローク分l′だけ回転カム部材の突状部4bは係止
用カム面2bから離間することになり、回転用カム面4aの
回転移動がうながされるとともに突状部4bは係止用カム
面2bに連接する他の長溝2c内に係合し、回転カム部材
4、スライドカム部材3、押圧用カム部6および、押し
部材7はコイルスプリングSの弾発力によって確実に復
元することになる。
「発明の効果」 本発明は以上のとおり、内筒部材内に、当該内筒部材
に設けたガイド用カム面に対し反対方向へ傾斜するカム
面を交差状に位置せしめかつ、軸心方向で移動可能にし
てなるスライドカム部材を収容し、両者の接点部から押
し部材と連動する押圧用カム部をガイド用カム面にそっ
て移動させる構成からなるものであるから、ガイド用カ
ム面に対し反対方向へ傾斜するカム面を有するスライド
カム部材の移動は押し部材の移動量よりかならず、大き
なストロークを得ることになり、スライドカム部材と、
回転カム部材を介して連動する筆記体は簡単な構造でか
つ、スムーズな作動性を維持しながらスライドカム部材
と同等の移動量を得ることになる。
従って、実用上、従来から要望されながら得られなか
った押し部材の軸筒外からの突出量が小さくかつ、スリ
ムで作動性にも優れたノック式筆記具の実現が簡便に得
られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したノック式筆記具の全体を説示
した一部省略縦断面図、第2図は本発明の構成要素であ
るスライドカム部材、回転カム部材、押圧用カム部、押
し部材につき、これらの相互の位置関係を説示した斜視
図、第3図は本発明の主要構成要素の作動について説明
した展開図である。 1……軸筒、2……内筒部材、2a……ガイド用カム面、
2b……係止用カム面、2c……長溝、3……スライドカム
部材、3a……カム面、3b……突状部、4……回転カム部
材、4a……カム面、4b……突状部、5……筆記体、6…
…押圧用カム部、7……押し部材。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸筒後端開口部から突出する押し部材の押
    圧作用によって、筆記体の筆端部を軸筒先端開口部から
    出没させる筆記体出没機構を具備したノック式筆記具に
    おいて、軸筒1内に軸心方向へ延びる長溝2cを有すると
    ともに、軸筒後端開口部1b側の端部に押し部材の押圧用
    カム部のガイド用カム面2aを形成した内筒部材2を装着
    し、この内筒部材2内に前記ガイド用カム面2aと反対方
    向へ傾斜するカム面3aを有しかつ、前記長溝2c内に係合
    する突状部3bを設けてなるスライドカム部材3を当該カ
    ム面3aが前記ガイド用カム面2aに対して交差状に位置す
    るように収容し更に、この内筒部材2内に内筒部材2の
    ガイド用カム面2aとスライドカム部材のカム面3aとの接
    点部Pに当接して位置する押圧用カム部6を押し部材7
    と連動するように装着しかつ、スライドカム部材3に対
    し軸筒後端開口部1b方向へ付勢した筆記体5を連動可能
    に設けたことを特徴とするノック式筆記具。
  2. 【請求項2】相互に反対方向へ傾斜する内筒部材のガイ
    ド用カム面2aと、スライドカム部材のカム面3aの傾斜角
    をそれぞれ概ね、45度角に設定したことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のノック式筆記具。
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CN116198247A (zh) * 2023-01-13 2023-06-02 得力集团有限公司 一种揿动式书写工具

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