JP2516346B2 - パタ−ン部とヘアライン模様部とを有する転写物の製造方法 - Google Patents

パタ−ン部とヘアライン模様部とを有する転写物の製造方法

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JP2516346B2 JP61309370A JP30937086A JP2516346B2 JP 2516346 B2 JP2516346 B2 JP 2516346B2 JP 61309370 A JP61309370 A JP 61309370A JP 30937086 A JP30937086 A JP 30937086A JP 2516346 B2 JP2516346 B2 JP 2516346B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、自由なデザインでパターン部とヘアライ
ン模様部とを有する転写物を製造する方法に関する。
<従来の技術> 従来、ヘアライン加工を部分的に行ったようなデザイ
ンを有する転写物の製造方法としては、所望の形状のヘ
アライン転写材を基材上に転写する方法や、全面にヘア
ライン加工が施された基体シート上の艶表面を形成しよ
うとする部分に樹脂層を設けてその部分の基体シートの
凹凸を埋めて平滑表面とし、その上に図柄層・接着材層
などを積層して転写材を作成し、この転写材を基材上に
転写する方法などがあった。
<発明が解決しようとする問題点> しかし、このような方法には次のような欠点があっ
た。つまり、前者の方法においては、ヘアライン転写材
を所望の形状に切断するものであるので、限られたパタ
ーンを有するものしか得られないものであり、またヘア
ライン転写材の形状によっては見当合せも困難なもので
あった。
また、後者の方法においては、基体シートの凹凸深度
よりも厚く樹脂層を形成しなければならないが、樹脂は
流動性を有するため、樹脂層表面に基体シートの凹凸が
現れてしまうものであった。また、何層も重ねて樹脂層
を厚く形成する場合には、その見当を正確に合わせるの
は極めて困難であった。
この発明は、このような問題点を解決し、自由なデザ
インでパターン部とヘアライン模様部とを有する転写物
を製造することを目的とするものである。
<問題点を解決するための手段> 以上のような目的を達成するために、ヘアライン転写
材とパターン転写材とを組み合わせることにより、パタ
ーン部とヘアライン模様部とを有することが可能となる
ようにした。すなわちこの発明は、基材にヘアライン模
様を有するヘアライン転写材を転写し、さらにその上に
パターン転写材を転写することによってパターンのない
部分にヘアライン模様を現出することが可能なようにし
たパターン部とヘアライン模様部とを有する転写物の製
造方法である。
<作用> 基材にヘアライン転写材が転写され、次にその上にパ
ターン転写材が重ねて転写される。ヘアライン転写材の
ヘアラインを表現する凹凸は、パターン転写材の接着剤
層により埋められるので、転写されたパターン転写材の
表面は平滑さが失われない。
<実施例> 図面を参照しながらこの発明をさらに詳しく説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図である。第
2図はヘアライン転写材の断面図、第3図はパターン転
写材の断面図である。1は基材、2はヘアライン層、3
はパターン層である。
基材1としては、塩化ビニルやアクリル・アクリロニ
トリルブタジエンスチレン共重合体・ポリカーボネート
・アクリロニトリルスチレン共重合体・スチレンなどの
樹脂成型物、あるいは紙・木・皮・その他を用いること
ができる。
この基材1上にヘアライン転写材を転写し、ヘアライ
ン層2を形成する。
ヘアライン転写材としては、剥離性を有する基体シー
ド20上に金属薄膜層22・接着剤層24が順次積層された次
のようなものを用いる。
基体シート20としては、ヘアライン模様の型となる微
細な溝が形成され、剥離性を有するものを用いる。この
発明でいうヘアライン模様とは、平行な直線状のものに
限らず、同心円状のもの(スピン模様)など、他の模様
であってもよい。基体シート20に剥離性を与えるため
に、離型層や剥離層21を形成してもよい。ここで問題と
なるのは、きれいなヘアライン模様を得るためには金属
薄膜層22上に積層される剥離層21が優れた透明性を有さ
なければならないことである。この場合、ヘアライン転
写材の剥離層21はこの上に転写されるパターン転写材の
接着材層33と転写密着性が良くなければならい。
金属薄膜層22としては、アルミニウムやクロム・ニッ
ケルなどの金属を、真空蒸着法やスパッタリング法・イ
オンプレーティング法などで形成されたものを用いる。
接着剤層24としては、基材1に適した感熱あるいは感
熱性の樹脂を適宜使用する。たとえば基材1がポリスチ
レンの場合はアクリル系や塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体系のものを、ポリプロピレンの場合は塩素化ポリプロ
ピレン系やエチレン酢酸ビニル系のものなどを用いる。
また、剥離層21と金属薄膜層22との、あるいは金属薄
膜層22と接着剤層24との密着性を向上させるために、両
者の間にアンカー層23が設けられていてもよい。
また、このヘアライン模様が着色されたものであるよ
うに表現するには、さらに透明着色層を積層するか、剥
離層21またはアンカー層23を透明着色するとよい。
次に、基材1上のヘアライン層2上に、パターン転写
材を転写してパターン層3を形成する。
パターン転写材としては、剥離性を有する基体シート
30上に図柄層32・接着剤層33が印刷法などで順次積層さ
れた次のようなものを用いる。
基体シート30としては、ポリエステルやポリエチレン
・ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムや紙など
通常の転写材の基体シートとして用いられるものを使用
する。また、この基体シート30に剥離性を与えるために
剥離層31を設けてもよい。
図柄層32としては、通常の転写材に用いるインキで構
成すればよい。図柄は、ヘアライン模様を必要とする部
分以外に設けられ、ヘアライン模様を完全に隠蔽するも
のである。
次に図柄層32上に接着剤層33が設けられる。接着剤層
33としては、アクリル系やビニル系・ポリオレファン系
・ポリエステル系などの樹脂を用いることができる。
ここでパターン転写材を構成する上において、剥離層
21および接着剤層23は全面ベタ印刷を行うことが多く、
この場合、先に転写されたヘアライン層2の意匠を損な
うことのないよう、剥離層21および接着剤層23は透明性
に優れたものでなければならない。
なお、一部分に図柄のない転写材の他の構成として
は、選択的に基材に接着するもの、剥離するものなどが
ある。
<発明の効果> この発明は、ヘアライン転写材とパターン転写材とを
順に基材に転写するものであるので、自由なデザインで
パターン部とヘアライン模様部を形成することができ、
パターン部は平滑な美しい形状を呈するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図である。第2
図はヘアライン転写材の断面図、第3図はパターン転写
材の断面図である。 1……透明基材、2……ヘアライン層、3……パターン
層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材にヘアライン模様を有するヘアライン
    転写材を転写し、さらにその上にパターン転写材を転写
    することによってパターンのない部分にヘアライン模様
    を現出することが可能なようにしたことを特徴とするパ
    ターン部とヘアライン模様部とを有する転写物の製造方
    法。
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