JP2515752B2 - 円形織機におけるヨコ糸密度変換装置 - Google Patents

円形織機におけるヨコ糸密度変換装置

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JP2515752B2 JP61204021A JP20402186A JP2515752B2 JP 2515752 B2 JP2515752 B2 JP 2515752B2 JP 61204021 A JP61204021 A JP 61204021A JP 20402186 A JP20402186 A JP 20402186A JP 2515752 B2 JP2515752 B2 JP 2515752B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は円形織機におけるヨコ糸の密度変換を容易に
かつ正確にできるようにした新規な位置に関するもので
ある。
<従来の技術> 円形織機は円筒状織物を織成してそのまま縫製して袋
状にするのに好適な織機で、構造について多くの提案が
なされている。通常、ヨコ糸密度の変換を可能とした円
形織機においては、本体駆動モータの駆動は主軸、減速
機、ヨコ糸密度変換ギヤ、そして、このヨコ糸密度変換
ギヤ部分に連結された製品引取ローラを回転させるため
の駆動力を伝達する引取駆動シャフト等を介して引取ロ
ーラへ伝達される。製品引取ローラも同じ本体駆動モー
タを駆動源とする構造である。そして、ヨコ糸密度は主
軸の回転速度とその回転による前記駆動伝達要素を介し
ての製品引取ローラの回転速度との比率により決定され
る構造である。
<発明が解決しようとする問題点> 上記のようにヨコ糸織込の密度の変換は、製品引取ロ
ーラの駆動伝達糸の途中に設けられたヨコ糸密度変換ギ
ヤにより行なうようにしたものであり、この変換ギヤを
設けたために機械構造が複雑で、切替操作が困難である
のとメンテナンス面においても手間を要する等の難点を
有していた。また、ヨコ糸が切断や消耗した場合、自動
的に織機が停止するように工夫されているが、これはシ
ャットル走行装置の回転が完全に止まるまでには慣性に
より約2回転程度の回転をする。そのために、その約2
回転の間の織り部分にはヨコ糸が無い条ができて織りム
ラとなっていた。そこで、そのヨコ糸の無い条の発生を
防ぐために、特開昭61−644号にみられるように、ヨコ
糸センサからの信号により製品引取ローラへの駆動伝達
を中断させてタテ糸の供給を停止するようにした構造の
ものが提案されているが、この場合はヨコ糸の密度が高
くなりすぎるという難点があった。
<問題点を解決するための手段> そこで上記問題点を解決するために、本発明におい
て、ヨコ糸密度が主軸(5)の回転速度と、主軸(5)
の回転による伝達要素を介しての製品引取ローラ(10)
の回転速度との比率により決定される円形織機におい
て、織成された製品(9)を引取る製品引取ローラ(1
0)の駆動源となる可変速モータ(11)を前記主軸
(5)を回転させる本体駆動モータ(15)とは別個に設
け、前記本体駆動モータ(15)と連動して回転する回転
検出器(12)を設け、この回転検出器(12)の出力電圧
により前記可変速モータ(11)を追従制御するように
し、製品引取ローラ(10)の駆動源の可変速モータ(1
1)に設けた作動増幅器(16)に大小異なる抵抗値の複
数のヨコ糸密度設定抵抗(13)を設けて、ヨコ糸消耗信
号を受信した場合に回路をヨコ糸密度設定抵抗が大にな
るよう切換えて主軸の回転速度の低下に追従して製品引
取ローラ(10)の回転速度を低下させるようにしてなる
ことを特徴とする円形織機のヨコ糸密度変換装置を開発
したのである。
<作用> 以上のような構造であるから、従来のようにヨコ糸密
度変換ギヤを設けることなく、本体駆動モータ(15)と
連動する回転検出器(12)の出力電圧を設定抵抗器等で
変化させることにより、可変速モータ(11)の回転数が
調製できる。
<実施例> 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本装置を装着した円形織機の概略側面図であ
り、第2図は本発明の一実施例を示す回路図である。
第1図に示すように、タテ糸(1)はタテ糸供給源
(図示せず)からガイドローラ(2)、タテ糸送出ロー
ラ(3)、ガイドローラ(2)そしてダンシングレバー
(4)を経て主軸(5)を中心に装着されたゲージリン
グ(6)に達する。そして、このゲージリング(6)と
ダンシングレバー(4)との間で上下動するワイヤヘル
ド(7)(7)によって、タテ糸(1)綜絖が開口し、
この綜絖内を主軸(5)が回転することによりシャット
ル(8)が通過してヨコ糸が織込まれ円筒状織物の製品
(9)となる。
主軸(5)には本体駆動モータ(15)から減速機(1
8)を介して動力が伝達され、主軸(5)に装着された
カムドラム(20)により前記ワイヤヘルド(7)(7)
を作動してタテ糸(1)綜絖の開閉が行なわれる。
ここで、本発明が特徴とする点は、ヨコ糸密度が主軸
(5)の回転速度と、主軸(5)の回転による伝達要素
を介しての製品引取ローラ(10)の回転速度との比率に
より決定される円形織機において、織成された製品
(9)を引取る製品引取ローラ(10)の駆動源となる可
変速モータ(11)を前記主軸(5)を回転させる本体駆
動モータ(15)とは別個に設け、前記本体駆動モータ
(15)と連動して回転する回転検出器(12)を設け、こ
の回転検出器(12)の出力電圧により可変速モータ(1
1)を追従制御することにあり、第1図でも明らかなよ
うにヨコ糸密度変換ギヤが省略されている。すなわち、
第2図のフローチャートに示すように、本体駆動モータ
(15)と連動して回転する回転検出器(12)の出力電圧
がヨコ糸密度設定抵抗(13)等により調整されて可変速
モータ(11)を制御することにより製品引取ローラ(1
0)の回転速度を変更して、従来のヨコ糸密度変換ギヤ
の役目をするのである。
第2図に示した例のものは、ヨコ糸密度設定抵抗I
(13a)及びヨコ糸密度設定抵抗II(13b)の2個からな
るヨコ糸密度設定抵抗(13)を設けて、マグネットリレ
ー(14)等による回路の切換えにより任意に回転検出器
(12)の出力電圧を大幅に変換できるようにしたもので
ある。通常時はヨコ糸密度設定抵抗I(13a)の回路で
あるが、例えば、ヨコ糸センサからのヨコ糸消耗の信号
を受信した場合には、マグネットリレー(14)が作動
し、ヨコ糸密度設定抵抗II(13b)に切換えられること
により、差動増幅器(16)の入力電圧が変化し、可変速
モータ(11)が制御され、直ちに製品引取ローラ(10)
の回転速度を通常の製品引取速度の1/2にし、主軸
(5)の回転速度の低下に追従して製品引取ローラ(1
0)の回転速度も低下していくようにしている。なお、
図中の符号(17)は可変速モータ(11)の回転検出器で
ある。
このようにすると、ヨコ糸センサからの信号により織
機を停止させる場合に、慣性によりシャットル走行装置
が完全に停止するまでに2回転程度しても、4連シャッ
トルの装置の場合で、そのなかのいずれか1つのシャッ
トルのヨコ糸が消耗した場合、1条おきに2本のヨコ糸
が織込まれることになり、従来のように、ヨコ糸が無い
条ができるものとか、逆にヨコ糸が入り過ぎた条ができ
るものに比して、はるかに織りムラの目立たないものと
なる。したがって、従来は製品としては不向きであった
織りムラ部分を有するものが、本発明により十分に製品
価値があるものにできるようになったのである。
<発明の効果> 以上詳述したように本発明に係る円形織機におけるヨ
コ糸密度変換装置は、従来の円形織機に採用されていた
ヨコ糸密度変換ギヤを廃止することにより構造が簡単と
なり、電気信号にて容易にヨコ糸密度の微調整と共にヨ
コ糸密度設定抵抗の切換により大幅な密度変換ができる
特徴を有している。また、本装置は電気的制御であるの
で、従来の装置ではギヤを変換する際に発生していたシ
ョックと無縁になる。更に、前述したことではあるが、
本装置を利用して製品引取ローラの回転数が、ヨコ糸セ
ンサからの信号により織機が完全に停止するまでの間
は、通常時の1/2になるように可変速モータを制御する
機構にすると、従来は織りムラによりスクラップされて
いた部分を製品にすることができ、製品歩留りの向上に
大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のヨコ糸密度変換装置を装備した円形織
機の概略側面図であり、第2図は本発明の一実施例を示
す回路図である。 (1)タテ糸、(3)タテ糸送出ローラ (5)主軸、(10)製品引取ローラ (11)可変速モータ、(12)回転検出器 (13)ヨコ糸密度設定抵抗 (14)マグネットリレー、(15)本体駆動モータ (16)差動増幅器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨコ糸密度が主軸(5)の回転速度と、主
    軸(5)の回転による伝達要素を介しての製品引取ロー
    ラ(10)の回転速度との比率により決定される円形織機
    において、織成された製品(9)を引取る製品引取ロー
    ラ(10)の駆動源となる可変速モータ(11)を前記主軸
    (5)を回転させる本体駆動モータ(15)とは別個に設
    け、前記本体駆動モータ(15)と連動して回転する回転
    検出器(12)を設け、前記回転検出器(12)の出力電圧
    により前記可変速モータ(11)を追従制御するように
    し、製品引取ローラ(10)の駆動源の可変速モータ(1
    1)に設けた作動増幅器(16)に大小異なる抵抗値の複
    数のヨコ糸密度設定抵抗(13)を設けて、ヨコ糸消耗信
    号を受信した場合に回路をヨコ糸密度設定抵抗が大にな
    るよう切換えて主軸の回転速度の低下に追従して製品引
    取ローラ(10)の回転速度を低下させるようにしてなる
    ことを特徴とする円形織機におけるヨコ糸密度変換装
    置。
JP61204021A 1986-08-30 1986-08-30 円形織機におけるヨコ糸密度変換装置 Expired - Lifetime JP2515752B2 (ja)

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WO2022101726A1 (en) * 2020-11-11 2022-05-19 Lohia Corp Limited A circular loom and a method for producing regulated weft pattern fabric, and a woven fabric with regulated weft pattern

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60181349A (ja) * 1984-02-24 1985-09-17 津田駒工業株式会社 織機の巻取り制御装置
JPS6118054U (ja) * 1984-07-09 1986-02-01 池田物産株式会社 エアマツトのチユ−ブ接合構造

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