JP2515689Y2 - 建築補修塗装用筆具 - Google Patents
建築補修塗装用筆具Info
- Publication number
- JP2515689Y2 JP2515689Y2 JP1992043175U JP4317592U JP2515689Y2 JP 2515689 Y2 JP2515689 Y2 JP 2515689Y2 JP 1992043175 U JP1992043175 U JP 1992043175U JP 4317592 U JP4317592 U JP 4317592U JP 2515689 Y2 JP2515689 Y2 JP 2515689Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paint
- brush
- writing tool
- main body
- cover
- Prior art date
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- Pens And Brushes (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築物の外装材などに打
ち付けた釘の釘頭や建築物のコ−キング部、塗膜剥離部
などの補修塗装を行う場合に用いる建築補修塗装用筆具
に関するものである。
ち付けた釘の釘頭や建築物のコ−キング部、塗膜剥離部
などの補修塗装を行う場合に用いる建築補修塗装用筆具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、窯業系外装材等の建築物への施工
は、胴縁の上に外装材を釘打ちやビス止めによって止め
付ける施工方法によっている。この場合、図2、図3に
示すように、釘11、12の釘頭13、14には釘頭1
3、14に塗ってある塗料が剥離し難いように網状の溝
15や多数の半円状凸部16を有する凹凸加工が施され
ているが、それでもハンマ−で打ち付けると釘頭13、
14の塗料が剥離することが往々生じていた。そのた
め、前記外装材の施工後に図4に示すようなハケ17や
筆を用いて釘頭13、14に塗料を薄塗りにより補修塗
装している。
は、胴縁の上に外装材を釘打ちやビス止めによって止め
付ける施工方法によっている。この場合、図2、図3に
示すように、釘11、12の釘頭13、14には釘頭1
3、14に塗ってある塗料が剥離し難いように網状の溝
15や多数の半円状凸部16を有する凹凸加工が施され
ているが、それでもハンマ−で打ち付けると釘頭13、
14の塗料が剥離することが往々生じていた。そのた
め、前記外装材の施工後に図4に示すようなハケ17や
筆を用いて釘頭13、14に塗料を薄塗りにより補修塗
装している。
【0003】しかしながら、ハケ17や筆は、上記の補
修塗装で塗料を薄塗りするため、釘頭13、14に強く
押し当てて塗ると、柔軟であるため塗料が垂れてしま
い、釘頭13、14だけでなく周りの外装材に塗料が付
着して外装材が外観上非常に見苦しくなるという問題を
生じていた。又、上記ハケ17や筆の替りに、硬質の棒
状のフエルトを用いることもあるが、その場合には、硬
質化のためにフエルトの繊維が緻密化しているので、塗
料の吸入量が少なく、多くの塗料を塗る場合には何度も
塗料をフエルトに付けなければならず、非常に手間が掛
り、又、フエルトが簡単には切断できないので、1本で
1色の塗料にしか使用できず、使い捨てとなって不経済
となるという問題を生じていた。
修塗装で塗料を薄塗りするため、釘頭13、14に強く
押し当てて塗ると、柔軟であるため塗料が垂れてしま
い、釘頭13、14だけでなく周りの外装材に塗料が付
着して外装材が外観上非常に見苦しくなるという問題を
生じていた。又、上記ハケ17や筆の替りに、硬質の棒
状のフエルトを用いることもあるが、その場合には、硬
質化のためにフエルトの繊維が緻密化しているので、塗
料の吸入量が少なく、多くの塗料を塗る場合には何度も
塗料をフエルトに付けなければならず、非常に手間が掛
り、又、フエルトが簡単には切断できないので、1本で
1色の塗料にしか使用できず、使い捨てとなって不経済
となるという問題を生じていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、塗料
の保液性が良好で塗布量の調節が容易にでき、しかも経
済的に使用できる建築補修塗装用筆具を提供し、もって
上記従来技術の問題を解決しようとするものである。
の保液性が良好で塗布量の調節が容易にでき、しかも経
済的に使用できる建築補修塗装用筆具を提供し、もって
上記従来技術の問題を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち,本考案は,多
数の繊維条を略縦方向に沿わせて形成した長繊維集束材
により柱状の筆具主体を構成すると共に, 該筆具主体の
両端部は開放させた状態で,該筆具主体の周面に紙製の
筒状のカバーを,その軸方向に移動可能に被嵌してなる
ことを特徴とする建築補修塗装用筆具である。
数の繊維条を略縦方向に沿わせて形成した長繊維集束材
により柱状の筆具主体を構成すると共に, 該筆具主体の
両端部は開放させた状態で,該筆具主体の周面に紙製の
筒状のカバーを,その軸方向に移動可能に被嵌してなる
ことを特徴とする建築補修塗装用筆具である。
【0006】
【作用】このようにした筆具にあっては,建築補修塗装
に際し,筒状のカバーを保持して所望の塗料中に筆具主
体の一端部を浸すと,筆具主体が繊維条を略縦方向に沿
わせた長繊維集束材であるため毛細管現象で十分に塗料
を吸入して保液性を維持した状態となる。そして,この
状態で釘頭等の被塗装部に筆具主体の前記一端部を適当
な押え力で摺擦して前記塗料を塗装する。この際,筒状
のカバーにより,筆具主体が補強されて,必要以上の撓
曲が防止され,塗装が行い易いと共に前記塗料が手に付
着することを防止する。また,筒状のカバーは,筆具主
体の両端部を除いた部分に被嵌してあると共に,筆具主
体の軸方向に移動可能に設けてある。それ故,塗装使用
後に筆具主体の端部が塗料により固着した場合などに
は,その端部を切除して筆具主体の端部を更に引き出し
て,再び使用することができる。それ故,使用便利で経
済的である。 また,筒状のカバーは,紙製であるため,
安価である。換言すれば,本考案の建築補修塗装用筆具
は,筆具主体の端部に塗料を付着させて,塗布するもの
であり,筒状のカバーには塗料は殆ど付着しない。それ
故,筒状のカバーを安価な紙製とすることができるので
ある。
に際し,筒状のカバーを保持して所望の塗料中に筆具主
体の一端部を浸すと,筆具主体が繊維条を略縦方向に沿
わせた長繊維集束材であるため毛細管現象で十分に塗料
を吸入して保液性を維持した状態となる。そして,この
状態で釘頭等の被塗装部に筆具主体の前記一端部を適当
な押え力で摺擦して前記塗料を塗装する。この際,筒状
のカバーにより,筆具主体が補強されて,必要以上の撓
曲が防止され,塗装が行い易いと共に前記塗料が手に付
着することを防止する。また,筒状のカバーは,筆具主
体の両端部を除いた部分に被嵌してあると共に,筆具主
体の軸方向に移動可能に設けてある。それ故,塗装使用
後に筆具主体の端部が塗料により固着した場合などに
は,その端部を切除して筆具主体の端部を更に引き出し
て,再び使用することができる。それ故,使用便利で経
済的である。 また,筒状のカバーは,紙製であるため,
安価である。換言すれば,本考案の建築補修塗装用筆具
は,筆具主体の端部に塗料を付着させて,塗布するもの
であり,筒状のカバーには塗料は殆ど付着しない。それ
故,筒状のカバーを安価な紙製とすることができるので
ある。
【0007】
【実施例】次に本考案の一実施例を図1に基いて説明す
ると,本例の筆具は繊維条を略縦方向に沿わせた長繊維
集束材1により柱状の筆具主体2を形成し,筆具主体2
の周面に筒状のカバー3をその軸方向に移動可能に被嵌
している。筆具主体の長繊維集束材1は直径5〜12m
mの円柱状のものが扱い易いが,角柱状のものでも差し
支えはない。また,長繊維集束材1の長さは50〜10
0mmが取り扱い易いが,それ以上でもそれ以下でもカ
バー3の存在により筆具に使用できる。又,長繊維集束
材1は保液性,耐溶剤性に優れた人造繊維又は合成繊維
の長繊維を用いるものであって,人造繊維としてはアセ
テート,ビスコース,ベンベルグ(商標)などの各繊
維,合成繊維としてはナイロン(商標),ポリエステ
ル,ビニロン(商標)等の各繊維が最適な材料として挙
げられる。又,カバー3は紙を用いる。
ると,本例の筆具は繊維条を略縦方向に沿わせた長繊維
集束材1により柱状の筆具主体2を形成し,筆具主体2
の周面に筒状のカバー3をその軸方向に移動可能に被嵌
している。筆具主体の長繊維集束材1は直径5〜12m
mの円柱状のものが扱い易いが,角柱状のものでも差し
支えはない。また,長繊維集束材1の長さは50〜10
0mmが取り扱い易いが,それ以上でもそれ以下でもカ
バー3の存在により筆具に使用できる。又,長繊維集束
材1は保液性,耐溶剤性に優れた人造繊維又は合成繊維
の長繊維を用いるものであって,人造繊維としてはアセ
テート,ビスコース,ベンベルグ(商標)などの各繊
維,合成繊維としてはナイロン(商標),ポリエステ
ル,ビニロン(商標)等の各繊維が最適な材料として挙
げられる。又,カバー3は紙を用いる。
【0008】このようにした本例の筆具にあっては、建
築補修塗装に際しカバ−3を保持して所望の塗料中に筆
具主体2の一端部を浸すと、筆具主体2が繊維条を略縦
方向に沿わせた長繊維集束材1であるため、毛細管現象
で十分に塗料を吸入して保液性を維持した状態となり、
この状態で釘頭等の被塗装部に筆具主体2の前記一端部
を適当な押え力で摺擦して前記塗料を塗装する。この
際、カバ−3により、筆具主体2が補強されて必要以上
の撓曲を防止され、塗装が行い易いと共に前記塗料が手
に付着することを防止する。又、塗装使用後に筆具主体
2の端部に塗料が固着した場合などには、カッタ−又は
鋏み等で筆具主体2の前記端部を切除してカバ−3から
適当量引き出し、筆具主体2を再使用に供する。
築補修塗装に際しカバ−3を保持して所望の塗料中に筆
具主体2の一端部を浸すと、筆具主体2が繊維条を略縦
方向に沿わせた長繊維集束材1であるため、毛細管現象
で十分に塗料を吸入して保液性を維持した状態となり、
この状態で釘頭等の被塗装部に筆具主体2の前記一端部
を適当な押え力で摺擦して前記塗料を塗装する。この
際、カバ−3により、筆具主体2が補強されて必要以上
の撓曲を防止され、塗装が行い易いと共に前記塗料が手
に付着することを防止する。又、塗装使用後に筆具主体
2の端部に塗料が固着した場合などには、カッタ−又は
鋏み等で筆具主体2の前記端部を切除してカバ−3から
適当量引き出し、筆具主体2を再使用に供する。
【0009】
【考案の効果】以上説明したように本考案の筆具におい
ては,筆具主体の長繊維集束材が略縦方向に繊維条を通
しているので保液性が良好で塗料を薄く塗ることがで
き,又,毛細管現象により十分に塗料を吸入さすことが
できる。そのため,被塗装部に対する押え加減で必要な
塗布量を調節することができ,又,箇状のカバーによ
り,長繊維集束材が強度的に補強されているので塗料を
塗り易く,塗料が手に付着することを防止できる。更
に,長繊維集束材の端部に塗料が固着した場合等には,
該端部を切除し,次いで長繊維集束材の筆具主体を筒状
のカバーより必要長さだけ引き出すことにより,筆具主
体を何度も使用でき,建築補修塗装用として好適であ
る。また,筒状のカバーは紙製であるため,安価であ
る。 上記のごとく,本考案によれば,塗料の保液性が良
好で塗布量の調節が容易にでき,しかも経済的に使用で
きる建築補修塗装用筆具を提供することができる。
ては,筆具主体の長繊維集束材が略縦方向に繊維条を通
しているので保液性が良好で塗料を薄く塗ることがで
き,又,毛細管現象により十分に塗料を吸入さすことが
できる。そのため,被塗装部に対する押え加減で必要な
塗布量を調節することができ,又,箇状のカバーによ
り,長繊維集束材が強度的に補強されているので塗料を
塗り易く,塗料が手に付着することを防止できる。更
に,長繊維集束材の端部に塗料が固着した場合等には,
該端部を切除し,次いで長繊維集束材の筆具主体を筒状
のカバーより必要長さだけ引き出すことにより,筆具主
体を何度も使用でき,建築補修塗装用として好適であ
る。また,筒状のカバーは紙製であるため,安価であ
る。 上記のごとく,本考案によれば,塗料の保液性が良
好で塗布量の調節が容易にでき,しかも経済的に使用で
きる建築補修塗装用筆具を提供することができる。
【図1】本考案の一実施例の斜面図である。
【図2】塗装した釘の斜面図である。
【図3】他の塗装した釘の斜面図である。
【図4】従来例の斜面図である。
1 長繊維集束材 2 筆具主体 3 カバ−
Claims (1)
- 【請求項1】 多数の繊維条を略縦方向に沿わせて形成
した長繊維集束材により柱状の筆具主体を構成すると共
に, 該筆具主体の両端部は開放させた状態で,該筆具主体の
周面に紙製の箇状のカバーを,その軸方向に移動可能に
被嵌してなる ことを特徴とする建築補修塗装用筆具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043175U JP2515689Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 建築補修塗装用筆具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992043175U JP2515689Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 建築補修塗装用筆具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0595677U JPH0595677U (ja) | 1993-12-27 |
JP2515689Y2 true JP2515689Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=12656550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992043175U Expired - Lifetime JP2515689Y2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 建築補修塗装用筆具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515689Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6152365A (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-15 | Hitachi Ltd | 薄膜形成方法 |
JPH01258766A (ja) * | 1988-04-08 | 1989-10-16 | Teiboo Kk | 液体塗布用筆先およびその製造方法並びに液体塗布具 |
JPH0235963A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-06 | Masaru Tsujimoto | 塗液吸蔵式塗布具 |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP1992043175U patent/JP2515689Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0595677U (ja) | 1993-12-27 |
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