JP2515296B2 - 芳香族酸無水物の製造法 - Google Patents
芳香族酸無水物の製造法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は芳香族カルボン酸と酸無水物とより芳香族酸
無水物を製造する方法に関するものである。
無水物を製造する方法に関するものである。
芳香族酸無水物、特に、無水ピロメリット酸(以下PM
DAという)や3,4,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物(以下BTDAという)等はポリイミド系の
耐熱性樹脂あるいはエポキシ樹脂の効果剤等に広く利用
されている重要な工業原料である。
DAという)や3,4,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸二無水物(以下BTDAという)等はポリイミド系の
耐熱性樹脂あるいはエポキシ樹脂の効果剤等に広く利用
されている重要な工業原料である。
PMDA及びBTDAはその用途により種々のグレードが有る
が、特に、近年はその純度のみならず、製品の着色度の
少ないものが要求されるようになり、純度の低いものあ
るいは着色度の高いものは著しくその商品価値を損なう
こととなる。
が、特に、近年はその純度のみならず、製品の着色度の
少ないものが要求されるようになり、純度の低いものあ
るいは着色度の高いものは著しくその商品価値を損なう
こととなる。
BTDAあるいはPMDAの製法としては従来対応するフリ
ー酸を高温で加熱する、又は無水酢酸のような酸無水
物と加熱するあるいは対応するアルキル置換化合物の
気相酸化と同時に無水化する方法が知られている。これ
等の製造法のうち及びの方法は200℃以上の高温を
必要とするため製品の着色が著しい。又の酸無水物を
用いる方法は比較的着色の少ない製品が得られるが、純
度99%以上の製品を得ることは反応温度を上げるあるい
は反応時間を延長する又は酸無水物の使用量を増やす等
の方法を採ってもいたずらに製品の着色を増すだけで通
常は困難である。
ー酸を高温で加熱する、又は無水酢酸のような酸無水
物と加熱するあるいは対応するアルキル置換化合物の
気相酸化と同時に無水化する方法が知られている。これ
等の製造法のうち及びの方法は200℃以上の高温を
必要とするため製品の着色が著しい。又の酸無水物を
用いる方法は比較的着色の少ない製品が得られるが、純
度99%以上の製品を得ることは反応温度を上げるあるい
は反応時間を延長する又は酸無水物の使用量を増やす等
の方法を採ってもいたずらに製品の着色を増すだけで通
常は困難である。
本発明は、上記の酸無水物を用いる方法において、高
純度で着色の少ない芳香族酸無水物を得ることを目的と
するものである。
純度で着色の少ない芳香族酸無水物を得ることを目的と
するものである。
本発明者等は、BTDAあるいはPMDAの製造法を鋭意検討
した結果、特定の金属イオンの存在下で反応させること
により、極めて短時間に温和な条件で、高純度で着色の
少ない製品が得られることを見出した。
した結果、特定の金属イオンの存在下で反応させること
により、極めて短時間に温和な条件で、高純度で着色の
少ない製品が得られることを見出した。
即ち、本発明は、Co、Ni、Mn、Fe、Li、Na、K、Mg、
Ba、Ca、Cu、Zn、Al、Vから選ばれた一種以上の金属イ
オンを反応系における金属イオン濃度5〜250PPMで存在
させ、ピロメリット酸及び3,4,3′,4′−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸から選ばれた芳香族カルボン酸を低
級脂肪族酸無水物と反応温度50〜130℃で反応させて対
応する芳香族酸無水物を得ることを特徴とする芳香族酸
無水物の製造法に関するものである。
Ba、Ca、Cu、Zn、Al、Vから選ばれた一種以上の金属イ
オンを反応系における金属イオン濃度5〜250PPMで存在
させ、ピロメリット酸及び3,4,3′,4′−ベンゾフェノ
ンテトラカルボン酸から選ばれた芳香族カルボン酸を低
級脂肪族酸無水物と反応温度50〜130℃で反応させて対
応する芳香族酸無水物を得ることを特徴とする芳香族酸
無水物の製造法に関するものである。
本発明の金属イオンは、硝酸塩、酢酸塩等の金属塩あ
るいは水酸化物、塩化物等として使用される。
るいは水酸化物、塩化物等として使用される。
上記した金属イオンのうちでは、Co、Ni、Mn、Mgが反
応速度等の点でより好ましい。又、これらの金属イオン
は反応系に2〜250PPM存在させることが好ましい。
応速度等の点でより好ましい。又、これらの金属イオン
は反応系に2〜250PPM存在させることが好ましい。
低級脂肪族酸無水物とは炭素数1〜5の脂肪酸よりな
る酸無水物が好ましく、例えば無水酢酸、無水プロピオ
ン酸等が挙げらる。又、混合酸無水物であってもよい。
る酸無水物が好ましく、例えば無水酢酸、無水プロピオ
ン酸等が挙げらる。又、混合酸無水物であってもよい。
本発明の反応は、ピロメリット酸(PMA)と無水酢酸
を例にとれば下式で表される。
を例にとれば下式で表される。
本発明の反応温度は、10℃から使用する無水化剤(低
級脂肪族酸無水物)の沸点程度までが好ましいが、経済
性を考慮すれば50〜130℃程度が更に好ましい。
級脂肪族酸無水物)の沸点程度までが好ましいが、経済
性を考慮すれば50〜130℃程度が更に好ましい。
又、無水化剤は、使用する芳香族カルボン酸に対して
当量以上、好ましくは反応溶媒を兼ねるため1.5倍当量
〜2.5倍当量使用される。
当量以上、好ましくは反応溶媒を兼ねるため1.5倍当量
〜2.5倍当量使用される。
本発明により、温和な条件で、短時間に、高純度で着
色の少ない芳香族酸無水物を得ることができる。
色の少ない芳香族酸無水物を得ることができる。
以下の実施例あるいは比較例においては着色度(APH
A)は試料5gをアセトン50mlに溶解して測定した値であ
る。
A)は試料5gをアセトン50mlに溶解して測定した値であ
る。
比較例1 純度98%のピロメリット酸(PMA)90gと無水酢酸(A
A)152gを(モル比AA/PMA=4.26)フラスコに入れ、撹
拌しながら、1時間かけて罐温を130℃まで昇温した。
引き続き罐温130℃で5時間保持した後罐温25℃まで1
時間かけて冷却した。
A)152gを(モル比AA/PMA=4.26)フラスコに入れ、撹
拌しながら、1時間かけて罐温を130℃まで昇温した。
引き続き罐温130℃で5時間保持した後罐温25℃まで1
時間かけて冷却した。
次に、反応液を濾過し、取り出した湿結晶を真空乾燥
して、白色のPMDA69.2gを得た。この純度は98.3%、単
離収率89.6%、APHAは35であった 比較例2〜3 AA仕込量、反応時間を変えた他は比較例1と同様に処
理した。結果を比較例1とあわせ表−1に示した。
して、白色のPMDA69.2gを得た。この純度は98.3%、単
離収率89.6%、APHAは35であった 比較例2〜3 AA仕込量、反応時間を変えた他は比較例1と同様に処
理した。結果を比較例1とあわせ表−1に示した。
表−1より明らかなように、金属イオンの不存在下で
は、AA仕込量を増しても、反応時間を長くしても、PMDA
の純度は向上せず、逆に着色度(APHA)は大きくなって
しまった。
は、AA仕込量を増しても、反応時間を長くしても、PMDA
の純度は向上せず、逆に着色度(APHA)は大きくなって
しまった。
実施例1 触媒として硝酸コバルト(Co(NO3)2・6H2O)を0.1
g添加した(Co/PMA=225PPM)以外は、比較例1と同様
に反応を行ったところ、白色のPMDAが69.3g得られた。
この純度は99.5であり単離収率89.6%.APHAは35であっ
た。
g添加した(Co/PMA=225PPM)以外は、比較例1と同様
に反応を行ったところ、白色のPMDAが69.3g得られた。
この純度は99.5であり単離収率89.6%.APHAは35であっ
た。
実施例2及び比較例4 純度98%のPMA90gと無水酢酸152gをフラスコに入れ、
撹拌しながら1時間かけて罐温を70℃まで昇温し、引き
続き罐温70℃で反応した。反応中に、反応液を時間毎に
サンプリングし、GC分析を行い、PMAのPMDAへの転化率
を算出した。又、触媒として硝酸コバルトを0.1g添加
し、罐温70℃で反応時間と転化率の関係を調べた。結果
を第1図に示す。尚、実施例2で得られたPMDAの純度は
99.3%、APHAは25であった。
撹拌しながら1時間かけて罐温を70℃まで昇温し、引き
続き罐温70℃で反応した。反応中に、反応液を時間毎に
サンプリングし、GC分析を行い、PMAのPMDAへの転化率
を算出した。又、触媒として硝酸コバルトを0.1g添加
し、罐温70℃で反応時間と転化率の関係を調べた。結果
を第1図に示す。尚、実施例2で得られたPMDAの純度は
99.3%、APHAは25であった。
第1図で明らかなように、触媒を使用した場合には反
応が低温でも短時間に進行するため着色のない極めて高
品質の製品が得られる。
応が低温でも短時間に進行するため着色のない極めて高
品質の製品が得られる。
実施例3及び比較例5 実施例2、比較例4の仕込条件で20℃での検討結果を
第2図に示す。
第2図に示す。
実施例4 実施例2の方法で酢酸コバルト〔Co(CH3CO2)2・4H
2O〕100mg、硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)110mg、硝酸カ
ルシウム〔Ca(NO3)2・4H2O〕100mg、硝酸カリウム47
mg、硝酸ニッケル〔Ni(NO3)2・6H2O〕110mg、酢酸マ
ンガン〔Mn(CH3CO2)2・4H2O〕100mg、硝酸ナトリウ
ム100mg、硝酸アルミニウム〔Al(NO3)3・9H2O〕350m
gをそれぞれ触媒として添加した場合の反応時間と転化
率の関係を第3図に示す。酢酸コバルト及び硝酸ニッケ
ルの場合は昇温終了時に反応が終了していた。
2O〕100mg、硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)110mg、硝酸カ
ルシウム〔Ca(NO3)2・4H2O〕100mg、硝酸カリウム47
mg、硝酸ニッケル〔Ni(NO3)2・6H2O〕110mg、酢酸マ
ンガン〔Mn(CH3CO2)2・4H2O〕100mg、硝酸ナトリウ
ム100mg、硝酸アルミニウム〔Al(NO3)3・9H2O〕350m
gをそれぞれ触媒として添加した場合の反応時間と転化
率の関係を第3図に示す。酢酸コバルト及び硝酸ニッケ
ルの場合は昇温終了時に反応が終了していた。
実施例5 純度99.5%の3,4,3′,4′−ベゾフェノンテトラカル
ボン酸(BTCA)150gと無水酢酸184gをフラスコに入れ、
硝酸コバルト100mg、水酸化マグネシウム36mg、酢酸亜
鉛128mg、塩化第一銅23mgを触媒として各々添加し1時
間で70℃まで昇温し、その後70℃で反応の変化率をガス
クロマトグラフィーで追跡した結果を第4図に示す。
ボン酸(BTCA)150gと無水酢酸184gをフラスコに入れ、
硝酸コバルト100mg、水酸化マグネシウム36mg、酢酸亜
鉛128mg、塩化第一銅23mgを触媒として各々添加し1時
間で70℃まで昇温し、その後70℃で反応の変化率をガス
クロマトグラフィーで追跡した結果を第4図に示す。
触媒無添加の場合は反応終了まで9〜10時間を要する
が、コバルト及びマグネシウムの場合は昇温終了時に反
応が終了しており、銅及び亜鉛の場合は4時間で反応が
終了した。
が、コバルト及びマグネシウムの場合は昇温終了時に反
応が終了しており、銅及び亜鉛の場合は4時間で反応が
終了した。
実施例6及び比較例7 純度99.5%のBTCA150gと無水酢酸184gをフラスコに入
れ、硝酸コバルト触媒を添加した場合としない場合につ
いて反応温度105℃で4時間加熱した後、25℃まで冷却
し、反応液を濾過し、取り出した湿結晶を真空乾燥し、
BTDAを得た。その結果を表−2に示した。
れ、硝酸コバルト触媒を添加した場合としない場合につ
いて反応温度105℃で4時間加熱した後、25℃まで冷却
し、反応液を濾過し、取り出した湿結晶を真空乾燥し、
BTDAを得た。その結果を表−2に示した。
比較例8 実施例2において、触媒を酢酸クロム0.11gに替えた
他は同様にして反応を行ったが、反応が終了するまでに
7〜8時間を要し、触媒効果は認められなかった。
他は同様にして反応を行ったが、反応が終了するまでに
7〜8時間を要し、触媒効果は認められなかった。
比較例9 実施例2において、触媒を塩化第一スズ37mgに替えた
他は同様にして反応を行った。反応が終了するまでに6
〜7時間を要し、触媒効果は認められなかった。
他は同様にして反応を行った。反応が終了するまでに6
〜7時間を要し、触媒効果は認められなかった。
実施例7 BTCA100g、無水プロピオン酸157g及び硝酸コバルト15
4mgをフラスコに入れ100℃まで1時間で昇温しその後10
0〜105℃で罐温を維持した。反応の変化率を追跡した結
果を第5図に示す。
4mgをフラスコに入れ100℃まで1時間で昇温しその後10
0〜105℃で罐温を維持した。反応の変化率を追跡した結
果を第5図に示す。
実施例8 実施例2において、硝酸コバルトの添加量を15mgに減
少させた(反応系中のCo濃度12PPM)他は、同様な反応
を行った。反応は2時間で終了し、十分に触媒効果を示
した。
少させた(反応系中のCo濃度12PPM)他は、同様な反応
を行った。反応は2時間で終了し、十分に触媒効果を示
した。
実施例9 実施例1において触媒を硝酸コバルト0.1gと酢酸マン
ガン0.1gの混合物に変えた他は、同様にして反応を行っ
た。得られたPMDAの純度は99.8%と極めて高純度であっ
た。
ガン0.1gの混合物に変えた他は、同様にして反応を行っ
た。得られたPMDAの純度は99.8%と極めて高純度であっ
た。
実施例10及び比較例10 純度98%のPMA90gと無水酢酸152gをフラスコに入れ、
撹拌しながら1時間かけて罐温を70℃まで昇温し、引き
続き罐温70℃で反応した。反応中に、反応液を時間毎に
サンプリングし、GC分析を行い、PMAのPMDAへの転化率
を算出した。又、触媒として水酸化バリウムを70mg添加
し、罐温70℃で反応時間と転化率の関係を調べた。結果
を第6図に示す。
撹拌しながら1時間かけて罐温を70℃まで昇温し、引き
続き罐温70℃で反応した。反応中に、反応液を時間毎に
サンプリングし、GC分析を行い、PMAのPMDAへの転化率
を算出した。又、触媒として水酸化バリウムを70mg添加
し、罐温70℃で反応時間と転化率の関係を調べた。結果
を第6図に示す。
第6図で明らかなように、触媒を使用した場合には反
応が低温でも短時間に進行するため着色のない極めて高
品質の製品が得られる。
応が低温でも短時間に進行するため着色のない極めて高
品質の製品が得られる。
実施例11 純度99.5%の3,4,3′,4′−ベンゾフェノンテトラカ
ルボン酸(BTCA)150gと無水酢酸184gをフラスコに入
れ、水酸化バリウム84mgを添加し、1時間で70℃まで昇
温し、その後70℃で反応の変化率をガスクロマトグラフ
ィーで追跡した。その結果、反応は3.5時間で終了し
た。
ルボン酸(BTCA)150gと無水酢酸184gをフラスコに入
れ、水酸化バリウム84mgを添加し、1時間で70℃まで昇
温し、その後70℃で反応の変化率をガスクロマトグラフ
ィーで追跡した。その結果、反応は3.5時間で終了し
た。
触媒無添加の場合は反応終了まで9〜10時間を要し、
水酸化バリウム添加の効果は明らかであった。
水酸化バリウム添加の効果は明らかであった。
実施例12 純度99.5%のBTCA150gと無水酢酸180gをフラスコに入
れ、水酸化カルシウム46mgを触媒として添加し1時間で
70℃まで昇温し、その後70℃で反応の変化率をガスクロ
マトグラフィーで追跡した。反応は昇温後30分で終了
し、明らかに硝酸カルシウムを使用した場合よりも更に
反応が速く触媒の効果が高かった。
れ、水酸化カルシウム46mgを触媒として添加し1時間で
70℃まで昇温し、その後70℃で反応の変化率をガスクロ
マトグラフィーで追跡した。反応は昇温後30分で終了
し、明らかに硝酸カルシウムを使用した場合よりも更に
反応が速く触媒の効果が高かった。
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図は、
それぞれ実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実
施例7、実施例10の結果を示すグラフである。
それぞれ実施例2、実施例3、実施例4、実施例5、実
施例7、実施例10の結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−13336(JP,A) 特開 昭52−71455(JP,A) 特開 昭58−167577(JP,A) 米国特許4477382(US,A) 「化学大辞典(第3巻)(昭35−9− 30)共立出版P.996〜997「酸無水物」 の項
Claims (3)
- 【請求項1】Co、Ni、Mn、Fe、Li、Na、K、Mg、Ba、C
a、Cu、Zn、Al、Vから選ばれた一種以上の金属イオン
を反応系における金属イオン濃度5〜250PPMで存在さ
せ、ピロメリット酸及び3,4,3′,4′−ベンゾフェノン
テトラカルボン酸から選ばれた芳香族カルボン酸を低級
脂肪族酸無水物と反応温度50〜130℃で反応させて対応
する芳香族酸無水物を得ることを特徴とする芳香族酸無
水物の製造法。 - 【請求項2】金属イオンが、Co、Ni、Mn、Mgである特許
請求の範囲第1項記載の芳香族酸無水物の製造法。 - 【請求項3】低級脂肪族酸無水物が無水酢酸あるいは無
水プロピオン酸である特許請求の範囲第1項又は第2項
記載の芳香族酸無水物の製造法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3644222A DE3644222C2 (de) | 1985-12-25 | 1986-12-23 | Verfahren zur Herstellung von Carbonsäureanhydriden |
AT0342186A AT395975B (de) | 1985-12-25 | 1986-12-23 | Verfahren zur herstellung eines organischen carbonsaeureanhydrids |
US06/946,462 US4830789A (en) | 1985-12-25 | 1986-12-24 | Process for producing carboxylic acid anhydrides |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60-296114 | 1985-12-25 | ||
JP29611485 | 1985-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62234086A JPS62234086A (ja) | 1987-10-14 |
JP2515296B2 true JP2515296B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=17829315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61089242A Expired - Lifetime JP2515296B2 (ja) | 1985-12-25 | 1986-04-18 | 芳香族酸無水物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515296B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1746081A1 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Mitsubishi Gas Chemical Company Inc. | Production method of highly pure pyromellitic dianhydride |
JP2007051131A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-03-01 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 高純度ピロメリット酸二無水物の製造法 |
JP2008174485A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 晶析方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4477382A (en) | 1982-12-21 | 1984-10-16 | Ashland Oil, Inc. | Preparation of carboxylic acid anhydrides |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61089242A patent/JP2515296B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4477382A (en) | 1982-12-21 | 1984-10-16 | Ashland Oil, Inc. | Preparation of carboxylic acid anhydrides |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
「化学大辞典(第3巻)(昭35−9−30)共立出版P.996〜997「酸無水物」の項 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1746081A1 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Mitsubishi Gas Chemical Company Inc. | Production method of highly pure pyromellitic dianhydride |
JP2007051131A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-03-01 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 高純度ピロメリット酸二無水物の製造法 |
JP2008174485A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 晶析方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62234086A (ja) | 1987-10-14 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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