JP2514794Y2 - リリーフバルブ - Google Patents

リリーフバルブ

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JP2514794Y2
JP2514794Y2 JP1989076376U JP7637689U JP2514794Y2 JP 2514794 Y2 JP2514794 Y2 JP 2514794Y2 JP 1989076376 U JP1989076376 U JP 1989076376U JP 7637689 U JP7637689 U JP 7637689U JP 2514794 Y2 JP2514794 Y2 JP 2514794Y2
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和也 大内
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Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はリリーフバルブに関するものである。
(従来の技術) 一般に油圧回路内の圧力が弁の設定値に達した時にオ
イルの一部又は全量をタンク側へ逃がして、油圧回路内
の圧力を設定値以下に制限する手段としてリリーフバル
ブが知られている。
リリーフバルブの概要は、例えば第3図に示す如く流
入口101及び戻り口103を有するバルブ本体105内に可動
バルブ111が設けられ、この可動バルブ111の先端に設け
られたボール115は付勢ばね113によってバルブシート10
9に押し付けられている。付勢ばね113のばね圧は調整ね
じ117を操作することで調整可能となっており、ボール1
15に作用する回路内の圧力と釣合う設定値が得られるよ
うになっている。
(考案が解決しようとする課題) かかる油圧回路において、油圧回路内の圧力が設定圧
以内にある時、ボール115はバルブシート109に押し付け
られている。また圧力が設定圧に達するとボール115は
可動バルブ111と一緒に付勢ばね113に抗して後退し戻り
口103を開口する。これにより、オイルの一部又は全量
が戻り口103側へ逃げることで回路は設定圧以下に保た
れるもので、この直動形のリリーフバルブは構造が簡単
であることと、しかも、小型化が図れる面で優れてい
る。反面、回路内の油圧の変動に応じてボール115はバ
ルブシート109に対して当接したり、離れたりする運動
を繰返す。この時、設定圧に対して回路内の圧力がクラ
ッキャング圧力の付近にあり、しかも、負荷変動等の条
件が重なるとボール115が踊り、バルブシート109を叩い
て音を発生するいわゆるチャタリング現象が起きる。
このチャタリング現象は油圧の力がボールを押す付勢
ばねのばね圧と直接釣合う直動型のリリーフバルブに見
られる特有の現象であるところから、この現象を解消す
る手段として、例えば第4図に示す如くバランスピスト
ン形リリーフバルブがある。
このバランスピストン形リリーフバルブ119は流入口1
01と戻り口103の開閉を制御するメインバルブ121の外
に、パイロット通路123を介して連通するパイロットバ
ルブ125が並列に設けられると共に各バルブ123,125に圧
力調整用の付勢ばね127,129がそれぞれ配置される構造
となる。このために、リリーフバルブ119の本体は、メ
インバルブ121が設けられた第1ケース部131と、パイロ
ットバルブ125が設けられた第2ケース部133と、パイロ
ットバルブ125の付勢ばね129及びばね圧調整用のハンド
ル杆135が設けられた第3ケース部137の3つから成り、
加工や組付けが大変面倒となる。また、構造も大型化
し、コンパクト化が図りにくい面があった。
そこで、この考案は組付けが容易になると共に小型化
が図れるようにしたリリーフバルブを提供することを目
的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この考案にあっては、バ
ルブ本体に、流入口から流出口へ抜けるメイン通路と、
第1付勢ばねにより前記流入口のバルブシートに押付け
られ前記メイン通路を開閉するメインバルブと、メイン
バルブの後方に直列に配置され前記第1付勢ばねを押圧
するパイロットバルブと、前記メインバルブとパイロッ
トバルブとに貫通したポートを設けて前記流入口からメ
インバルブ、パイロットバルブを通り流出口に抜けるパ
イロット通路とを設け、前記パイロットバルブに、第2
付勢ばねによって前記ポートに押付けられ前記パイロッ
ト通路を開閉する弁体と、前記第2付勢ばねを押圧する
調整部材とを設けてある。
(作用) かかるリリーフバルブによれば、バルブ本体に対しメ
インバルブ、第1付勢ばねの順に組付け、さらに弁体、
第2付勢ばね、調整部材を有するパイロットバルブを直
列に組付けることで組付けが完了する。また、メインバ
ルブ及びパイロットバルブは直列配置となるのでバルブ
本体の外径が小さく抑えられ小型化が可能となる。
(実施例) 以下、第1図と第2図の図面を参照しながらこの考案
の一実施例を詳細に説明する。
図中1は流入口3から流出口5へ抜けるメイン通路7
を備えたバルブ本体を示しており、流入口3は図外の油
圧回路と、流出口5は図外の油圧回路内のタンクとそれ
ぞれ接続連通している。
バルブ本体1内には、メインバルブ9とパイロットバ
ルブ11がそれぞれ設けられ、前記流入口3、メインバル
ブ9、パイロットバルブ11は流入口3を軸心とする軸線
W上に沿って直列に配置されている。
メインバルブ9は内側に第1付勢ばね13が設けられた
ばね室15が形成され、ばね室15は軸線W上に沿って貫通
されたポート17を介して前記流入口3と連通している。
第1付勢ばね13はコイルばねとなっていて一端は前記ば
ね室15内の内壁面と、他端はパイロットバルブ11の前壁
面とそれぞれ弾接し、第1付勢ばね13のばね圧により前
記流入口3に設けられたバルブシート3aにメインバルブ
9が押し付けられることで、流入口3から流出口5へ抜
ける前記メイン通路7が遮断されている。
パイロットバルブ11は内側のチャンバー19内に雌ねじ
21が、外側に雄ねじ23が設けられ、雄ねじ23はバルブ本
体1に形成された雌ねじ25に対して螺合し、外部に突出
した操作部27を回転させて挿入ストロークを調整するこ
とで前記第1付勢ばね13のばね圧調整が可能となってい
る。
チャンバー19には軸線Wに沿って貫通した第1ポート
29と軸線Wと直交する第2のポート31が設けられ、第1
のポート29は前記メインバルブ9のポート17を介して流
入口3と連通している。第2のポート31はバルブ本体1
に形成され流出口5と連通し合う連絡ポート33と連通
し、前記メインバルブ9のポート17及びパイロットバル
ブ11の第1,第2のポート29,31により流入口3からメイ
ンバルブ9、パイロットバルブ11を通り流出口5へ抜け
るパイロット通路35が形成されている。
またチャンバー19内には、第1のポート29の開閉を図
るボール状の弁体37と、弁体37を第1のポート29側へ押
し付ける第2付勢ばね39と、第2付勢ばね39を押圧する
調整部材41が軸線W上に沿って設けられ、調整部材41は
パイロットバルブ11の雌ねじ部21に螺合されている。調
整部材41の操作部41aは外部に突出していて、操作部41a
を回転して挿入ストローク7を調整することで第2付勢
ばね39のばね圧調整が可能となっている。
次に、動作について説明する。流入口3側に作用する
油圧が設定値以内であれば、メイン通路7及びパイロッ
ト通路35はメインバルブ9及び弁体37によって閉塞され
ている。
次に、流入口3側に作用する油圧が設定値を越えて上
昇すると弁体37が後退し流入口3の油圧油はパイロット
通路35を介してタンクへ流れる。この時、第1のポート
29において圧力降下が生じメインバルブ9の圧力バラン
スが破れメインバルブ9は第1付勢ばね13に抗して後退
しメイン通路7を開口する。これにより、メイン通路7
を介して油圧油をタンクへ逃がし流入口3に作用する圧
力が設定値以上にならないようにコントロールされる。
そして、流入口3の圧力が低下すると弁体37は第2のポ
ート29に第2付勢ばね39によって押付けられ、メインバ
ルブ9は第1付勢ばね13のばね圧によりバルブシート3a
に押し付けられる動作を繰返すことでメイン通路7及び
パイロット通路35が開閉して圧力を逃がし設定された圧
力が確保されるようになる。
一方、リリーフバルブの組付け時において、第2図に
示す如くバルブ本体1に対し、メインバルブ9、第1付
勢ばね13の順に挿入し、続いて弁体37、第2付勢ばね3
9、調整部材41が予め組付けられたパイロットバルブ11
を螺合することで作業が完了する。この組付け作業完了
時のバルブ本体1の外径Dは小さく抑えられ小型化が可
能となる。
[考案の効果] 以上、説明したようにこの考案のリリーフバルブによ
りば、バルブ本体内にメインバルブを始めとして第1付
勢ばね、パイロットバルブを直列に組付けることができ
るので、組付性が良くなる。また、バルブ本体の外径を
小さく抑えることが可能となりコンパクト化が図れる。
しかも、加工性を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のリリーフバルブの切断面図、第2図
は同上の分解図、第3図と第4図は従来例を示した第1
図と同様の切断面図である。 1……バルブ本体、3……流入口 3a……バルブシート、5……流出口 7……メイン通路、11……パイロットバルブ 13……第1付勢ばね、17,29……ポート 35……パイロット通路、37……弁体 39……第2付勢ばね、41……調整部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブ本体に、流入口から流出口へ抜ける
    メイン通路と、第1付勢ばねにより前記流入口のバルブ
    シートに押付けられ前記メイン通路を開閉するメインバ
    ルブと、メインバルブの後方に直列に配置され前記第1
    付勢ばねを押圧するパイロットバルブと、前記メインバ
    ルブとパイロットバルブとに貫通したポートを設けて前
    記流入口からメインバルブ、パイロットバルブを通り流
    出口に抜けるパイロット通路とを設け、前記パイロット
    バルブに、第2付勢ばねによって前記ポートに押付けら
    れ前記パイロット通路を開閉する弁体と、前記第2付勢
    ばねを押圧する調整部材とを設けたことを特徴とするリ
    リーフバルブ。
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