JPH06117567A - 比例電磁弁 - Google Patents

比例電磁弁

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JPH06117567A
JPH06117567A JP28525392A JP28525392A JPH06117567A JP H06117567 A JPH06117567 A JP H06117567A JP 28525392 A JP28525392 A JP 28525392A JP 28525392 A JP28525392 A JP 28525392A JP H06117567 A JPH06117567 A JP H06117567A
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JP
Japan
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pressure
valve body
valve
solenoid
valve element
Prior art date
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Pending
Application number
JP28525392A
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English (en)
Inventor
Motohiro Sumiyoshi
始洋 住吉
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Nidec Tosok Corp
Original Assignee
Tosok Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比例電磁弁における小型化及び省電力化を図
る。 【構成】 弁本体2に調圧室6を形成し、調圧室6に連
通する入力ポート9,出力ポート11及びドレン流路2
2を形成する。弁体23,可動ピン31及び可動鉄心3
4をその両側からスプリング33,35で挟圧して、双
方が一体となって移動できるようにする。弁体23に調
圧室6内を圧力平衡させる調圧孔28,29,30を形
成し、また可動ピン31の弁体当接部36を略半球状に
形成して、弁体23の両側の受圧面積を等しくする。弁
体23に作用する軸方向油圧力がつり合い、これにより
可動鉄心34に作用する油圧力は可動ピン31に作用す
る油圧力のみとなる。したがって、ソレノイド1の小さ
な吸引力で弁体23を移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の自動変速機の
油圧回路等に用いられる比例電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の比例電磁弁では、ソレノ
イドに入力電流が与えられると、それに比例した吸引力
が発生し、その吸引力により可動鉄心を移動させ、可動
鉄心に取り付けた弁体をバルブシート側へ付勢するよう
になっているものが一般に用いられている。なお、かか
る比例電磁弁では、弁体に入力ポートから流入した油圧
力が作用しており、この油圧力が弁体を開弁方向に付勢
するようになっている。そして、こうした比例電磁弁
は、弁体に作用する油圧力とソレノイドの吸引力とをバ
ランスさせることにより制御油圧(出力圧)を定めるよ
うになっている(「新版 油空圧便覧」(社)日本油空
圧学会編 334頁の図3、313参照)。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の比例電磁弁にあっては、大流量の油圧回路中
において圧力制御する場合には、その流量等に応じて弁
孔を大きくしており、これに伴い、弁体の受圧面積が大
きくなって弁体を開弁方向に付勢する油圧力が大きくな
るため、その油圧力にバランスし得る吸引力をソレノイ
ドで生じさせるべく、ソレノイドを大型化していた。こ
のため、かかる場合には、比例電磁弁を自動車等の狭隘
なスペースに配置するのが容易でなかった。
【0003】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、極力小型化された比例電磁弁の提
供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明においては、弁本体に調圧室を形成し、該調圧室
に固定オリフィスを介して連通する入力ポート及びこの
調圧室と外部とを連通する出力ポートとを形成するとと
もに、前記弁本体に前記調圧室とドレンタンクとを連通
するドレン流路を形成し、前記調圧室に弁体を摺動可能
に収容し、該弁体とソレノイドの可動鉄心を、前記調圧
室内に一端が突出する可動ピンを介して一体移動できる
ように連繋し、前記ソレノイドの吸引力に応じて移動す
る前記弁体で前記ドレン流路の流路面積を変化させて出
力圧を調整する比例電磁弁であって、前記弁体に前記調
圧室の内部を圧力平衡させる調圧孔を形成し、前記可動
ピンの前記弁体との当接部を略半球状に形成した。ま
た、可動鉄心と可動ピンを一体形成してもよい。
【0005】
【作用】前記構成において、調圧室内の圧力は弁体に形
成した調圧孔により常時平衡状態にある。また、可動ピ
ンと弁体の当接部が点接触状態となる。このため、弁体
の移動方向に直交する弁体受圧面積が等しくなり、弁体
に作用する開弁方向及び閉弁方向の油圧力がつり合う。
したがって、ソレノイドに電流を入力し、可動ピンに作
用する油圧力とバランスするだけの吸引力をソレノイド
に生じさせることにより、弁体を所定量移動させてドレ
ン流路の開口面積を変化させ、ドレンタンクへの還流油
量を変化させて出力圧を調整することが可能になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図1は本発明の一実施例を示す比例
電磁弁の断面図であり、この図に示すようにソレノイド
1は弁本体2の一端に固定されている。弁本体2は、そ
の内部に空間3を形成されており、その内部空間3には
弁体ケース4が嵌着されている。そして、弁体ケース4
の内部空間5と弁本体2の内部空間3の一部が調圧室6
を構成している。また、弁本体2には、調圧室6と入力
側管路7とを連通する流路8及び入力ポート9を形成す
るとともに、調圧室6と出力側管路(外部)10とを連
通する出力ポート11が形成されている。そして、流路
8の調圧室6側端部には固定オリフィス12がかしめ固
定されている。
【0007】前記弁体ケース4は、図2及び図3に示す
ように、端部にフランジ13を備えた有底筒状体であっ
て、その外周と弁本体2の内壁14との間に環状空間1
5が形成されるようになっており、先端が弁本体2のシ
ート16に当接されている。また、弁体ケース4の筒状
部分17には、その内周側に環状溝18が形成されると
ともに、この環状溝18と環状空間15とを連通する孔
19が複数形成されている。さらに弁体ケース4のフラ
ンジ13には、前記環状空間15と背部空間20とを連
通する切欠き溝21が形成されている。なお、前記環状
空間15は、弁本体2のドレン流路22を介してドレン
タンク(図示せず)に連通されるようになっている。
【0008】また、弁体ケース4の内周側の調圧室6に
は、スプール状の弁体23がスライドできるように収容
されている。この弁体23は、図4,図5に示したよう
に、小径部24の両側に同径の大径部25,26が形成
されており、小径部24と弁体ケース4との間に環状空
間27を形成している。そして、この弁体23には、弁
体23により隔てられた両側の調圧室6,6及び環状空
間27を連通する調圧孔28,29,30が形成されて
おり、これにより調圧室6の内圧は、圧力平衡するよう
になっている。なお、弁体23においては、大径部2
5,26が同径であることから両側面の受圧面積が等し
くなっている。
【0009】一方、前記弁体ケース4の略中央部には軸
穴32が貫通されている。該軸穴32には棒状の可動ピ
ン31が摺動可能に内嵌してあり、その一端が調圧室6
内に突出している。そして、可動ピン31は、スプリン
グ33に付勢された可動鉄心34と、前記調圧室6に縮
設されたスプリング35に付勢された弁体23とによっ
て挾圧されている。このため、ソレノイド1に電流が入
力されて可動鉄心34に吸引力が作用すると、可動鉄心
34,可動ピン31及び弁体23が一体となって移動す
る。
【0010】また、前記可動ピン31の一端(弁体当接
部36)及び他端は略半球状に形成されおり、それらが
弁体23又は可動鉄心34の端部に点接触するようにな
っている。そして、ソレノイド1に電流が入力されない
場合(図1の状態)、前記弁体23は前記スプリング3
3のばね力によって前記シート16に押圧されており、
かかるばね力をスプリング33の端部を支持する調整ね
じ37によって微調整されている。
【0011】以上の構成からなる本実施例においては、
ソレノイド1に電流が入力されない場合、圧力油は、入
力ポート9,流路8及び固定オリフィス12を通過して
調圧室6に流入し、さらに調圧室6から出力ポート11
を介して外部へ流出する。このとき、調圧室6内の圧力
が弁体23の調圧孔28,29,30によって平衡状態
に維持され、しかも弁体23の両側面の受圧面積が等し
いため、弁体23に作用する軸方向油圧力がつり合う。
即ち、弁体23には、みかけ上油圧力が作用しないこと
になる。しかし、可動ピン31は、一端が調圧室6に突
出しているため、油圧力により図1中左方向へ押圧され
る。したがって、可動鉄心34には、可動ピン31に作
用する軸方向油圧力(P×S)、弁体23を図1中左方
向へ押圧するスプリング35のばね力(F1)、及び可
動鉄心34を図1中右方向へ押圧するスプリング33の
ばね力(F2)が作用する。なお、環状溝18が弁体2
3の大径部26の外周で塞がれているため、油は調圧室
6からドレン流路22へ流出することがない。
【0012】一方、ソレノイド1に電流が入力された場
合、可動鉄心34にはソレノイド1の吸引力が作用し、
これに伴い、可動鉄心34,可動ピン31及び弁体23
は一体となって図1中左方向へ移動する。その結果、図
6に示すように、環状溝18と環状空間27が連通し、
調圧室6の油が調圧孔28,29を通過してドレン流路
22側へ流出する。したがって、ソレノイド1の入力電
流を変化させることにより、弁体23の移動量を調節
し、それにより環状溝18の調圧室6側開口面積を変化
させ、ドレンタンク(図示せず)へ還流する油量を調整
して、調圧室6の圧力、即ち出力圧を調整することがで
きる。
【0013】なお、可動鉄心34に作用する力は以下の
ように表すことができる。 即ち、(F2)=(F)+(F1)+(P×S) 但し、(F)はソレノイド1の吸引力、Pは調圧室6内
の圧力(制御圧)、Sは可動ピン31の受圧面積であ
る。
【0014】以上述べたように、可動鉄心34に作用す
る油圧力は、弁体23の受圧面積に影響されず、可動ピ
ン31の受圧面積(断面積)Sだけに左右されるため、
弁体23の受圧面積に影響される従来例に比べて小さ
い。よって、スプリング33のばね力(F2)を小さく
することができ、ソレノイド1の小型化,省電力を図る
ことができる。
【0015】加えて、本実施例においては、可動ピン3
1が可動鉄心34及び弁体23と別体であるため、可動
鉄心34の軸心と弁体23の軸心のずれを可動ピン31
で吸収することができる。従って、本実施例によれば、
比例電磁弁の製造が容易になると共に、可動鉄心34及
び弁体23に製造誤差による無理な力が作用することが
なく、可動鉄心34及び弁体23が円滑に作動する。な
お、前記可動ピン31は可動鉄心34の一端に一体形成
されていてもよく、その場合には本実施例よりも部品点
数を削減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、弁体に調圧室内を圧力平衡させる調圧孔を形成し、
可動ピンの弁体当接部を略半球状に形成することによ
り、弁体に作用する油圧力をみかけ上零にすることがで
きるため、可動鉄心に作用する油圧力が可動ピンに作用
する軸方向油圧力のみとなる。従って、本発明は、ソレ
ノイドの小さな吸引力で弁体を移動させ、その弁体でド
レン流路の流路面積を変化させてドレンタンク側へ還流
する油量を調節し、調圧室の圧力(出力圧)を調整でき
るため、ソレノイドの小型化、つまり比例電磁弁の小型
化及び,省電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す比例電磁弁の断面図で
ある。
【図2】弁体ケースの断面図である。
【図3】図2のA方向矢視図である。
【図4】弁体の断面図である。
【図5】図4のB方向矢視図である。
【図6】本発明の比例電磁弁の作動状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ソレノイド 2 弁本体 6 調圧室 9 入力ポート 11 出力ポート 12 固定オリフィス 22 ドレン流路 23 弁体 28,29,30 調圧孔 31 可動ピン 34 可動鉄心 36 弁体当接部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体に調圧室を形成し、該調圧室に固
    定オリフィスを介して連通する入力ポート及びこの調圧
    室と外部とを連通する出力ポートとを形成するととも
    に、前記弁本体に前記調圧室とドレンタンクとを連通す
    るドレン流路を形成し、前記調圧室に弁体を摺動可能に
    収容し、該弁体とソレノイドの可動鉄心を、前記調圧室
    内に一端が突出する可動ピンを介して一体移動できるよ
    うに連繋し、前記ソレノイドの吸引力に応じて移動する
    前記弁体で前記ドレン流路の流路面積を変化させて出力
    圧を調整する比例電磁弁であって、前記弁体に前記調圧
    室の内部を圧力平衡させる調圧孔を形成し、前記可動ピ
    ンの前記弁体との当接部を略半球状に形成したことを特
    徴とする比例電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記可動鉄心と前記可動ピンを一体形成
    したことを特徴とする請求項1記載の比例電磁弁。
JP28525392A 1992-09-30 1992-09-30 比例電磁弁 Pending JPH06117567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106337963A (zh) * 2015-07-08 2017-01-18 纳博特斯克有限公司 电磁比例阀
CN111442007A (zh) * 2020-04-07 2020-07-24 上海诺玛液压系统有限公司 一种大流量直动式比例减压阀

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