JP2514659B2 - 構築物の外断熱壁の構築法 - Google Patents
構築物の外断熱壁の構築法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は構築物の外断熱壁の構築法、更に詳細には建
築物の外壁に取り付けた断熱材上に形成されるセメント
モルタルの仕上げ下地層のクラック発生を抑制する構築
物の外断熱壁の構築法に関する。
築物の外壁に取り付けた断熱材上に形成されるセメント
モルタルの仕上げ下地層のクラック発生を抑制する構築
物の外断熱壁の構築法に関する。
従来、斯種構築物の外断熱壁の構築法として特開昭61
−45057号公報に記載のようにコンクリート躯体に付着
させた断熱材の継ぎ目部分にグラスメッシュ、平たい金
網等の網状物を埋設しながら樹脂モルタルを塗布して継
ぎ目補強層を形成し、この継ぎ目補強層と断熱材上に調
整層を形成したものがある。
−45057号公報に記載のようにコンクリート躯体に付着
させた断熱材の継ぎ目部分にグラスメッシュ、平たい金
網等の網状物を埋設しながら樹脂モルタルを塗布して継
ぎ目補強層を形成し、この継ぎ目補強層と断熱材上に調
整層を形成したものがある。
しかし上記のものはその断熱材の継ぎ目部分しか網状
物で補強されないので、表面層全体のクラックの発生防
止には不充分であると共にその継ぎ目部分の網状物に応
力が集中し、網状物に付随する表層のモルタルが破断す
るおそれがある。
物で補強されないので、表面層全体のクラックの発生防
止には不充分であると共にその継ぎ目部分の網状物に応
力が集中し、網状物に付随する表層のモルタルが破断す
るおそれがある。
本発明はかかる欠点を除去するもので、構築物のコン
クリート躯体1の外断熱壁において、コンクリート躯体
1の外表面に断熱材3をいも目地状に取り付け、この断
熱材3の一方向の継ぎ目4a,4b,4c……には10〜30cm幅の
第1の網状補強材5a,5b……を外装用樹脂混入モルタル
8で取り付けておき、断熱材3の幅より10〜30cm幅広の
第2の網状補強材6a,6b……を、重ね部の中心が断熱材
3の他の方向の継ぎ目7a,7b,7c……にくるよう埋設しな
がら樹脂混入モルタル8を外装材として塗布し塗材10を
塗装する構築物の外断熱壁の構築法である。
クリート躯体1の外断熱壁において、コンクリート躯体
1の外表面に断熱材3をいも目地状に取り付け、この断
熱材3の一方向の継ぎ目4a,4b,4c……には10〜30cm幅の
第1の網状補強材5a,5b……を外装用樹脂混入モルタル
8で取り付けておき、断熱材3の幅より10〜30cm幅広の
第2の網状補強材6a,6b……を、重ね部の中心が断熱材
3の他の方向の継ぎ目7a,7b,7c……にくるよう埋設しな
がら樹脂混入モルタル8を外装材として塗布し塗材10を
塗装する構築物の外断熱壁の構築法である。
また、網状補強材5a,5b……,6a,6b……として耐アル
カリ性を有するガラス繊維メッシュを用いてなるもので
る。
カリ性を有するガラス繊維メッシュを用いてなるもので
る。
樹脂混入モルタル8は第1及び第2の網状補強材5a,5
b……,6a,6b……と一体となって固化し、断熱材3の外
表面の外装材となるものであるが、その断熱材3の継ぎ
目4a,4b……,7a,7b……に相当する部分は第1及び第2
の網状補強材5a,5b……,6a,6b……或いは第2の網状補
強材6a,6b……のみの重なり部により2重の網状補強材
で補強される。
b……,6a,6b……と一体となって固化し、断熱材3の外
表面の外装材となるものであるが、その断熱材3の継ぎ
目4a,4b……,7a,7b……に相当する部分は第1及び第2
の網状補強材5a,5b……,6a,6b……或いは第2の網状補
強材6a,6b……のみの重なり部により2重の網状補強材
で補強される。
上記断熱材3は厚さ50mm、横900mm、縦600mmの板状の
プラスチック製発泡体(密度0.012〜0.1g/cm3)で、ア
イジャクリ面で上下に隣接し、接着用の樹脂モルタル9
でコンクリート躯体1の外表面に取り付けられる。
プラスチック製発泡体(密度0.012〜0.1g/cm3)で、ア
イジャクリ面で上下に隣接し、接着用の樹脂モルタル9
でコンクリート躯体1の外表面に取り付けられる。
上記網状補強材5a,5b……は10cm〜30cm幅、メッシュ
が2〜10mmのグラスファイバーメッシュで、断熱材3,3
……の上下間の継ぎ目4a,4b……に沿って横(水平)方
向に取り付け、また網状補強材6a,6b……もグラスファ
イバーメッシュで断熱材3,3……の左右間の継ぎ目7a,7b
……に沿って縦(垂直)方向に重なるように取り付ける
が、これらの縦横(水平,垂直)及び上下左右の関係は
反対にしてもよい。
が2〜10mmのグラスファイバーメッシュで、断熱材3,3
……の上下間の継ぎ目4a,4b……に沿って横(水平)方
向に取り付け、また網状補強材6a,6b……もグラスファ
イバーメッシュで断熱材3,3……の左右間の継ぎ目7a,7b
……に沿って縦(垂直)方向に重なるように取り付ける
が、これらの縦横(水平,垂直)及び上下左右の関係は
反対にしてもよい。
断熱材3の発泡体としては、フェノールフォーム、尿
素フォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォ
ーム、ポリプロピレンフォーム、硬質ウレタンフォーム
等が使用される。
素フォーム、ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォ
ーム、ポリプロピレンフォーム、硬質ウレタンフォーム
等が使用される。
樹脂モルタルとしては、セメントにSBRラテックス、
アクリル系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合
ラテックス、液状エポキシ樹脂等の接着剤を混合したも
のが使用される。
アクリル系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合
ラテックス、液状エポキシ樹脂等の接着剤を混合したも
のが使用される。
塗材10は樹脂混入モルタル8の乾燥後塗布するもので
ある。この塗材10としてはエポキシ系のマスチック塗
料、アクリル塗料等が使用される。
ある。この塗材10としてはエポキシ系のマスチック塗
料、アクリル塗料等が使用される。
以上のように本発明によれば、熱応力、地震により発
生する応力等が集中する断熱材の継ぎ目部分を第1の網
状補強材及び第2の網状補強材を2重に重ねているの
で、この応力が補強材により分散、しかも第2の網状補
強材により全面に分散され、その応力は極めて小さいも
のとなるのでクラックの発生を外装材の全面に亘って均
等かつ確実に防止することができるものである。
生する応力等が集中する断熱材の継ぎ目部分を第1の網
状補強材及び第2の網状補強材を2重に重ねているの
で、この応力が補強材により分散、しかも第2の網状補
強材により全面に分散され、その応力は極めて小さいも
のとなるのでクラックの発生を外装材の全面に亘って均
等かつ確実に防止することができるものである。
第1図は本発明の一実施例の断熱材の裏面に網状補強材
を敷設した状態の正面図、第2図は第1図A−A線断面
図、第3図は第1図B−B線断面図である。 1はコンクリート躯体、3は断熱材、4a,4b,4c……は継
ぎ目、5a,5b……は第1の網状補強材、8は外装用樹脂
混入モルタル、6a,6b……は第2の網状補強材、7a,7b,7
c……は他の方向の継ぎ目、10……塗材。
を敷設した状態の正面図、第2図は第1図A−A線断面
図、第3図は第1図B−B線断面図である。 1はコンクリート躯体、3は断熱材、4a,4b,4c……は継
ぎ目、5a,5b……は第1の網状補強材、8は外装用樹脂
混入モルタル、6a,6b……は第2の網状補強材、7a,7b,7
c……は他の方向の継ぎ目、10……塗材。
Claims (2)
- 【請求項1】構築物のコンクリート躯体の外断熱壁にお
いて、コンクリート躯体の外表面に断熱材をいも目地状
に取り付け、この断熱材の一方向の継ぎ目には10〜30cm
幅の第1の網状補強材を外装用樹脂混入モルタルで取り
付けておき、断熱材の幅より10〜30cm幅広の第2の網状
補強材を、重ね部の中心が断熱材の他の方向の継ぎ目に
くるよう埋設しながら樹脂混入モルタルを外装材として
塗布し塗材を塗装する構築物の外断熱壁の構築法。 - 【請求項2】網状補強材として耐アルカリ性を有するガ
ラス繊維メッシュを用いてなる特許請求の範囲第1項記
載の構築物の外断熱壁の構築法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13747787A JP2514659B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 構築物の外断熱壁の構築法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13747787A JP2514659B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 構築物の外断熱壁の構築法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63304869A JPS63304869A (ja) | 1988-12-13 |
JP2514659B2 true JP2514659B2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=15199537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13747787A Expired - Fee Related JP2514659B2 (ja) | 1987-05-31 | 1987-05-31 | 構築物の外断熱壁の構築法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2514659B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003013513A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Fudo Constr Co Ltd | 外断熱部材の製造方法及び外断熱pcコンクリート板の製造方法 |
JP4630866B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2011-02-09 | 富士工業株式会社 | 外断熱壁構築用構造体およびこれを用いた外断熱壁施工方法 |
JP2007146400A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Asahi Kasei Construction Materials Co Ltd | 建築物の外断熱壁構造 |
JP2007205057A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Takemoru Kogyo Kk | モルタル壁仕上工法 |
JP2009228371A (ja) * | 2008-03-25 | 2009-10-08 | Sekisui Plastics Co Ltd | 外断熱構造とその施工方法 |
-
1987
- 1987-05-31 JP JP13747787A patent/JP2514659B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63304869A (ja) | 1988-12-13 |
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