JP2514533B2 - 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。 - Google Patents

発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。

Info

Publication number
JP2514533B2
JP2514533B2 JP4158277A JP15827792A JP2514533B2 JP 2514533 B2 JP2514533 B2 JP 2514533B2 JP 4158277 A JP4158277 A JP 4158277A JP 15827792 A JP15827792 A JP 15827792A JP 2514533 B2 JP2514533 B2 JP 2514533B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
synthetic resin
coating
foamed synthetic
layer forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4158277A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0639498A (ja
Inventor
和久 太田
誠吾 市川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morikawa Sangyo KK
Original Assignee
Morikawa Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morikawa Sangyo KK filed Critical Morikawa Sangyo KK
Priority to JP4158277A priority Critical patent/JP2514533B2/ja
Publication of JPH0639498A publication Critical patent/JPH0639498A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514533B2 publication Critical patent/JP2514533B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は鋳物の鋳造に用いられ
る発泡合成樹脂製の模型の、塗型層形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来鋳物の鋳造に用いられる消失性模型
は、通常発泡スチロール等の発泡合成樹脂により形成さ
れる。そして、同模型の表面に、シリカその他の鉱物の
微粒子を糖密その他の粘結材に混合させた塗型液を塗
布、乾燥して塗型層を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の、発泡合成樹脂
製の模型の表面に塗型層を形成する場合、一般に図9に
示すようにして行われる。図9において、aは発泡合成
樹脂製の模型であり、bは同一材料製の湯道である。c
は模型aの接続部であり、dはこうして形成された模型
体である。又eは同湯道bを吊すハンガを示す。
【0004】そしてfは塗型槽gに収容された塗型液で
ある。次にこのように形成された模型体dは上記塗型液
f中に浸漬され、次に上方に引き揚げられ、余剰の塗型
液は塗型槽g中に落下させられ、同落下が終了したなら
ば図示しない乾燥室に運び、そこにおいて熱風を与えて
乾燥される。処がこの場合図10に示すような問題が起
こるのである。
【0005】図10においてhは乾燥された塗型層であ
り、同層hは乾燥の過程においてその下端部に重力によ
り下向きの突起iが形成され、同突起iと模型a間に空
間jが形成されるのである。そして、このように形成さ
れた模型aを用いて鋳造を行うと、この空間jにも溶湯
が浸入して鋳造が行われてしまい、同空間jに相当する
突起が鋳物製品上に形成されてしまうのである。
【0006】この発明はこのような問題を解決するため
になされたもので、その目的は発泡合成樹脂製の模型a
の、前記空間jのない塗型層形成方法及び装置を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、発泡合成樹脂製の模型
の表面に塗装する塗型液を収容する塗型槽と、該塗型槽
の上方に対応して設けられた、加熱空気を吹出す仮乾燥
装置と、該塗型槽の後段に設けられた、乾燥装置を有す
る乾燥室とから成ることを特徴とする発泡合成樹脂製の
模型の塗型層形成装置である。
【0009】
【作用】発泡合成樹脂製の模型を、塗型液を収容した塗
型槽に浸漬し、次にこれを上方に引き揚げ、この模型か
ら余剰の塗型液を自然に落下させ、これを上記塗型槽に
回収する。そして上記落下が落ちにくく間欠的となった
際に、上記塗型槽の上において上記模型に加熱空気を吹
きつけて仮乾燥させる。
【0010】そして上記模型の表面に付着している塗型
液の下方流下を抑制するのである。このため同表面の塗
型液は半乾燥状態となり、流動性が低下し、下方移動が
極端におそくなり、下端部における前記突起形成がごく
僅かですむ。次に、仮乾燥した上記模型を塗型槽の後段
に設けられた乾燥室に運び、乾燥装置により乾燥する。
【0011】この場合上記模型は、上記仮乾燥させられ
たことにより、塗型液の流動性は極端に低下させられる
結果、前記空間jの生じる程の流動性は失わせられてお
り、その状態で乾燥室で乾燥される結果、前記のような
大型の突起i及びそれに伴う空間jの生成は防止され
る。即ち空間jの生じないような僅かな突起が形成され
るだけですむのである。
【0012】
【実施例】図1において1は発泡合成樹脂製の模型を示
す。2は同一材質製の湯道部材、3は上記模型1に一体
に設けられた接続部であり、上記湯道部材2に接着させ
られている。4はこうして形成された模型体である。次
に5は塗型槽であり、その内部に塗型液6が収容されて
いる。この塗型液は前記のようにシリカその他の鉱物の
微粒子を糖密その他の粘結材に混合したものである。
【0013】そして上記模型1は図2に示すように塗型
液6中に浸漬され、ついで図3に示すように上方に引き
上げられる。そうすると上記塗型液6は前記模型体4の
表面に付着し、その余剰分7が前記塗型槽5内に落下
し、回収される。
【0014】次にその落下塗型液が図4に示すように間
欠的となり、その間隔が大きくなった場合に、仮乾燥装
置8により、上記塗型槽5の上方において、加熱した除
湿空気を吹きつけて仮乾燥し、これにより模型体4の外
面の前記塗型液6を半乾燥状態とし、その流動性を低下
させる、そうすると、塗型液は下方移動が極端におそく
なり、下端に大きな突起を形成する能力を失い、実際上
前記空間jを形成する程の大きな突起を形成しなくな
る。
【0015】仮に、図5に示すように、突起形成の途中
で、乾燥が行われた場合には、その突起は前記空間iを
生じる程には大きくならない。なお前記空間iを生じる
程に大きく形成されている場合には、落下してから乾燥
されるため上記状態と同様になり、空間iを生じる程に
は突出しないのである。
【0016】次に、上記の仮乾燥は実際には塗型液の落
下が間欠的になり、その間隔が大きくなる時間は模型体
によりほぼ一定しているため、その時間が経過すると図
示しないタイマが作動して、加熱した除湿空気を吹きか
けるようになっている。
【0017】次に上記模型体4は図7、及び図8に示す
ような乾燥室12に入れられ、乾燥される。同図7、8
において、10は空気の除湿、加熱装置、11は塗型塗
布工場、12は乾燥室であり、一例としてチェンコンベ
ヤ13が乾燥室12中を回動させられており、同チェン
コンベヤ13に、前記模型体4を吊したハンガ14が設
けられて、回動させられている。15は一例として除湿
した加熱空気を放出する乾燥装置であり、16は除湿装
置を有する熱風発生装置を示す。又図8において17は
チェンコンベヤの駆動装置である。
【0018】そして、前記のように仮乾燥された前記模
型体4は前記乾燥室12中を移動させられて乾燥され
る。
【0019】
【発明の効果】この発明は前記のように構成され、模型
体4を塗型槽5に浸漬して引き上げ、余剰の塗型液を塗
型槽5に落下させ、落下が間欠的となった際に、加熱空
気を吹きつけ、流動性を低下させて仮乾燥する結果、上
記模型体4上の塗型液の流動性が抑制され、模型体4の
下端部に、内部に空間を形成する程の突起を形成できな
くすることができ、上記空間jの形成を防止することが
できる。そして、その状態において、乾燥室12におい
て乾燥することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので、発泡合成樹脂
製の模型の塗型層形成方法の第一の工程を示す図であ
る。
【図2】同じく、第二の工程を示す図である。
【図3】同じく、第三の工程を示す図である。
【図4】同じく、第四の工程を示す図である。
【図5】同じく、第五の工程を示す図である。
【図6】同じく、第六の工程を示す図である。
【図7】この発明の実施例を示すもので、発泡合成樹脂
製の模型の塗型層形成装置の概略を示す図である。
【図8】図7の一部の拡大側面図である。
【図9】従来の同種方法の問題点を示す図である。
【図10】図9工程の次の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 発泡合成樹脂製の模型 2 湯道部材 3 接続部 4 模型体 5 塗型層 6 塗型液 7 余剰分 8 仮乾燥装置 12 乾燥室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡合成樹脂製の模型の表面に塗装する
    塗型液を収容する塗型槽と、該塗型槽の上方に対応して
    設けられた、加熱空気を吹出す仮乾燥装置と、該塗型槽
    の後段に設けられた、乾燥装置を有する乾燥室とから成
    ことを特徴とする発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成
    装置
JP4158277A 1992-06-17 1992-06-17 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。 Expired - Lifetime JP2514533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4158277A JP2514533B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4158277A JP2514533B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0639498A JPH0639498A (ja) 1994-02-15
JP2514533B2 true JP2514533B2 (ja) 1996-07-10

Family

ID=15668092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4158277A Expired - Lifetime JP2514533B2 (ja) 1992-06-17 1992-06-17 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514533B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102151792B (zh) * 2011-05-05 2013-08-07 大连金河铸造有限公司 一种使用简易砂芯干燥装置的铸造工艺
CN105921702A (zh) * 2016-06-27 2016-09-07 吴江市液铸液压件铸造有限公司 一种模具上的镶块浸渍装置
KR102155467B1 (ko) * 2020-02-27 2020-09-11 이영철 마이크로파를 이용한 중자들이 입체적으로 조립된 실린더헤드코어의 도형제도포 및 마이크로파로 건조시키는 자동화장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5495920A (en) * 1978-01-11 1979-07-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd Method of coating casting core
JPH01306041A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Honda Motor Co Ltd 離型剤の塗布乾燥方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0639498A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ATE130286T1 (de) Verfahren zum belegen von keramikwabenkörpern mit feinteiligen feststoffen.
CA2130324A1 (en) Method and means for uniformly coating particulate material
JP2514533B2 (ja) 発泡合成樹脂製の模型の塗型層形成装置。
US2987413A (en) Process and apparatus for producing continuous coatings
KR830007186A (ko) 소모성 모형을 사용한 주조방법
US4848439A (en) Method of countergravity casting
US2633426A (en) Method of forming a powder coating on a surface
US3037885A (en) Method of insulating an electrical coil
US2908952A (en) Method of forming an investment mold
US3239897A (en) Precision casting mold and methods and materials for production and use
US4690201A (en) Lost foam mold pattern and associated method
US3305900A (en) Liquidless foundry molding process
US4440806A (en) Rainfall sander
DE69623113T2 (de) Vorrichtung zur herstellung einer schicht von farbstoff und ersatzteil dafür
US1730801A (en) Method of treating molds
JPS6246233B2 (ja)
JPH07149940A (ja) 多孔質部材及びその製造方法
JPS63203242A (ja) セラミックシェル製造方法
JPS61199543A (ja) 鋳造用鋳型の塗型方法
DE19540799C1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Beschichtung von Gießereiformen und/oder Gießereikernen mit einem Pulver
JPH02253906A (ja) スラッシュ成形装置
JPS59153544A (ja) 鋳型造型方法
JPS57180461A (en) Coating method of colored pulverulent body coating material
JPS6029675B2 (ja) 化粧石綿セメント板の製造方法
JP2948800B1 (ja) ピン金具固定方法