JP2514531B2 - 光干渉角速度計 - Google Patents

光干渉角速度計

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はループ状光学路の軸心
まわりに印加される角速度を、その光学路を伝搬する右
回り光と左回り光との位相差を検出して測定する光干渉
角速度計、特に上記両光の位相差に矩形波状のバイアシ
ングを与えるものに関し、特に温度変動に対し、入出力
スケールファクタ又は周波数応答特性の安定性を改善し
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光干渉角速度計(以下FOGと称
す)を図3を参照して説明する。光源11からの光I
は、光カプラ12、偏光子13、光カプラ14を順次経
て、例えば複数回ループ状に巻いた光ファイバコイルで
構成された光学路15の両端から投入される。光学路1
5を伝搬する左回り及び右回りの両光は、光学路15の
片端と光カプラ14との間に配置した位相変調器16に
より位相変調される。位相変調を受けた両光は、光カプ
ラ14で結合されて干渉し、光カプラ12により受光器
17へ分岐されて光電変換される。図に示す光集積回路
18は、例えばニオブ酸鉛LiNbO3 の光学結晶にチ
タンTiなどを蒸着し熱拡散して作製されたもので、光
カプラ14、位相変調器16などを集積化してある。
【0003】光学路15にその周方向の角速度が印加さ
れてない状態においては、光学路15中における両光間
の位相差は、理想的にはゼロであるが、光学路15の円
周回りに角速度Ωが印加されると、この角速度Ωによっ
ていわゆるサニャック(sagnac)効果が生じ、両
光間に位相差ΔΦs が生じる。この位相差ΔΦs は、次
式で表される。
【0004】 ΔΦs =4πRLΩ/(Cλ) (1) ここで C:光速 λ:真空中における光の波長 R:光ファイバコイル15の半径 L:光ファイバコイル15の光ファイバ長 位相変調器16は光学路15における光の伝搬時間τの
幅を持った正及び負のπ/4(rad)の矩形波状位相
変調が位相変調器16を通過する両光に対して交互に与
えられる。尚伝搬時間τは、光学路15の屈折率をnと
するとτ=nL/Cで表される。その結果両光間の位相
差バイアシングΔΦb は図4に示すように、正及び負の
π/2(rad)の矩形波状位相差が現れる。図4に右
回り光と左回り光との位相差ΔΦに対する両光の干渉光
の強度I0 の特性を曲線19として示す。位相変調の
正、負の各半サイクルI1 ,II1 は、光学路15に入力
角速度が印加されてない状態、即ちサニャック位相差Δ
Φs がゼロの状態での位相差バイアシングを示し、その
時の干渉光の出力をそれぞれI1 ′,II1 ′に示す。位
相変調の正,負の各半サイクルI2 ,II2 は、光学路1
5に入力角速度が印加された状態、即ちサニャック位相
差ΔΦs が発生した状態での位相差バイアシングを示
し、その時の干渉光の出力をI2 ′,II2 ′に示す。こ
れらの干渉光は受光器17で光電変換された後、A/D
変換器21に入力される。
【0005】A/D変換器21は、クロック回路22か
らのクロック信号CK1 によって干渉光I1 ′,I
I1 ′,I2 ′,II2 ′,・・・の光電変換信号をデジ
タル量として変換する。A/D変換器21の出力は、ロ
ジック回路23によって位相変調の各サイクル毎にK・
(In ′−IIn ′)を計算する。その結果、入力角速度
がゼロの場合、K・(I1 ′−II1 ′)=0となり、入
力角速度が印加された場合、K・(I2 ′−II2 ′)≠
0となる。この関係式を以下に示す。
【0006】 K・In ′=(Po /2)・K・(1−sinΔΦ) (2) K・IIn ′=(Po /2)・K・(1+sinΔΦ) (3) ∴K・(In ′−IIn ′)=−Po ・K・sinΔΦ (4) ここでKは、受光器17、A/D変換器21及び第3ロ
ジック回路23の利得を示す。
【0007】ここで両光間の位相差ΔΦは、サニャック
位相差ΔΦs とみなす事ができるためK・(In ′−II
n ′)を計算することにより感度良く入力角速度を検知
する事ができる。ロジック回路23の出力は、そのまま
FOGの出力として出力端子24へ出力し、またD/A
変換器25によってアナログ量に変換して出力端子26
へ出力することもできる。位相変調器16は位相変調駆
動回路27により駆動され、光源11は光源駆動回路2
8により駆動される。ロジック回路23、D/A変換器
25、位相変調駆動回路27にそれぞれその動作のため
にクロック回路22からクロックCK2 ,CK3 ,CK
4 が供給されている。
【0008】図5は、ロジック回路23からの出力によ
って図6Aに示す階段状ランプ波形を発生させ、その階
段状ランプ波形を位相変調器29にフィードバックする
事により光学路15に生じる位相差ΔΦs を打ち消す零
位法のクローズドループタイプFOGを示す。この場合
の入力角速度の計測は、一般に階段状ランプ波形の繰り
返し周波数を計数して行われる。
【0009】先ず積分回路31でロジック回路23から
のK・(In ′−IIn ′)の出力を積分する。積分回路
31からの出力はリセット回路32によって図6Aに示
す階段状ランプ波形の一段の高さΔΦf が決められ、さ
らにその階段状ランプ波形の最大位相ΦR が2π(ra
d)のところでリセットされる。リセット回路32にお
けるこの階段状ランプ波形のデジタル量は、次段のD/
A変換器33で図6Aに示すようなアナログ量に変換さ
れて位相変調器29へ入力される。階段状ランプ波形の
一段の幅は、光の伝搬時間τと同じであり、その結果図
6Aに示すようにτ時間ずれた右回り光34と左回り光
39とが光カプラ14で干渉するため、両光間のフィー
ドバック位相差は、図6Bに示すようにΔΦf と(ΔΦ
f −2π)の二つの状態が生じる。この系の場合、
(4)式における両光間の位相差ΔΦは、 ΔΦ=ΔΦs −ΔΦf 、ΔΦ=ΔΦs −ΔΦf +2π (5) で表される。
【0010】(5)式よりΔΦf =ΔΦs と成るように
階段状ランプ波形を制御してやれば、(4)式は常時零
となり零位法のクローズドループが達成できる。ここで
階段状ランプ波形の階段の数をN、周期をTとすると、
繰り返し周波数fは、次式で表される。 f=1/T=1/(Nτ)=C・ΔΦf /(2πnL) (6) 零位法が達成されている場合は、先にも述べたとおりΔ
Φf =ΔΦs が成り立ち、(1)式を(6)式に代入す
ると次式が得られる。
【0011】 f=2RΩ/(nλ) (7) 以上に示すように階段状ランプ波形の繰り返し周波数f
を計測すれば入力された角速度を検知する事ができる。
リセット回路32の出力はFOG出力として出力端子3
6へ出力される。積分回路31、リセット回路32、D
/A変換器33へそれぞれその動作のためにクロックC
5 ,CK6 ,CK7 がクロック回路22から供給され
る。
【0012】一方クローズドループの伝達関数G(S)
は、次式で表される。 G(S)=(2R/nλ)・(1/(1+STs )) (8) ここで Ts=To /(KT ) KT :一巡伝達関数の利得(KT ∝Po ) To :積分回路31の時定数 (8)式の一巡伝達関数の利得KT は、受光器17に到
達する光量Po と比例関係にある。即ち受光器17に到
達する光量の大小は、クローズドループの周波数応答と
1:1の関係にある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般にFOGの光学系
は、−20℃〜+70℃の温度変化で30%近く変動す
ることが考えられる。即ち受光器17に到達する光量P
o が同量変化する。したがって図3で示したオープンル
ープタイプのFOGの場合、(4)式に示すようにPo
が入出力のスケールファクタを構成しているためこのま
までは、FOGのスケールファクタがPoの変動量と同
量の30%変動することになる。また図5に示したクロ
ーズドループタイプのFOGの場合、Po の30%の変
化は(7)式に示すようにFOGの出力には、影響を与
えないが(8)式に示すように周波数特性に1:1で影
響してくる。
【0014】そこでこの発明の目的はオープンループタ
イプのFOGの入出力スケールファクタの温度安定性を
改善し、クローズドループタイプのFOGの周波数特性
の温度安定性を改善した光干渉角速度計を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、位相
変調手段により、第I期間にA=2nπ±π/4(ra
d)の位相変調を与え、それに続く第II期間に−A(r
ad)の位相変調を与える交番位相変調の第1矩形波状
位相変調に対し、第III 期間にB≠A(rad)の位相
変調を与え、それに続く第IV期間が−B(rad)の位
相変調を与える交番位相変調の第2矩形波状位相変調を
交互に、または、間欠的に挿入した位相差バイアシング
が与えられ、前記第1矩形波状位相変調時の受光器の出
力と、前記第2矩形波状位相変調時の受光器の出力とか
ら出力の変動を検出し、その変動を補正するようにされ
る。
【0016】このため補正手段としては請求項2の発明
によれば第I期間における受光器からの出力と第III 期
間における受光器からの出力との差ΔV1 、または第II
期間における受光器からの出力と第IV期間における受光
器からの出力との差ΔV2 またはΔV1 とΔV2 の平均
値が一定となるように受光器に到達する光量または受光
器またはそれ以降の電気回路の利得を自動調整する制御
手段が用いられる。
【0017】あるいは前記補正手段は請求項3の発明に
よれば、前記ΔV1 または前記ΔV 2 、あるいは前記Δ
1 とΔV2 の平均値を光干渉角速度計の伝達関数利得
情報とし、これと基準信号との比率を求め、その比率を
光干渉角速度計の入出力スケールファクタに乗算する手
段が用いられる。
【0018】
【実施例】図1にこの発明による光干渉角速度計の実施
例を示し、図3、図5と対応する部分に同一符号を付け
てある。図3の場合と同様に位相変調器16で第1矩形
波変調信号により右回り(CW)光、左回り(CCW)
光に対し、第I期間でA=π/4(rad)の位相変調
が、それに続く第II期間で−A(rad)の位相変調が
交互に行われる。この発明では更に、第2矩形波状変調
信号により位相変調器16で両光に対し、第III 期間で
B≠A(rad)の位相変調が与えられ、それに続く第
IV期間で−B(rad)の位相変調が与えられる。この
第2矩形波状変調信号による位相変調は、第1矩形波状
変調信号による位相変調と交互に、または間欠的に挿入
される。この切り換えはクロックCK8 により行われ
る。
【0019】図2においてIn ,IIn (n=1,2,・
・・)の各半サイクルは、第1矩形波状位相変調を示
し、その時の両光間の位相差バイアシングは、正及び負
のπ/2(rad)の矩形波状位相差として現れる。II
Im,IVm (m=1,2,・・・)の各サイクルは、第2
矩形波状位相変調を示し、その時の両光間の位相差バイ
アスΔΦb2は、正及び負の(π/2+Φa )(rad)
の矩形波状位相差として現れる。これらの各半サイクル
In ,IIn ,IIIm,IVm における干渉光の各出力をそれ
ぞれIn ′,IIn ′,IIIm′,IVm ′で示す。これらの
干渉光は、受光器17で光電変換された後、A/D変換
器21に入力される。
【0020】A/D変換器21は、クロック回路22か
らのクロック信号(CK1 )によって干渉光I1 ′,II
1 ′,III1′,IV1 ′,I2 ′,II2 ′・・・・の光電
変換信号をデジタル量として変換する。A/D変換器2
1の出力は、ロジック回路23によって位相変調の各サ
イクル毎にK・(In ′−IIn ′)とK・(IIIm′−IV
m ′)との何れかを計算する。これらの計算結果は
(4)式で示したようにFOGの出力として利用され
る。一方ロジック回路37は、クロック回路22からの
クロック信号CK9 によって隣りあった第1矩形波状位
相変調時と第2矩形波状位相変調時との各A/D変換器
21の出力データから次のいずれかの計算を行う。
【0021】 K・{(I1 ′+II1 ′)−(III1′+IV1 ′)} =Po ・K。・sinΦa (9) K・(I1 ′−III1′)又はK・(II1 ′+IV1 ′) =(Po /2)・K・sinΦa (10) (9)式または、(10)式のデジタル量はD/A変換
器38によってアナログ量Vs に変換され、差動増幅器
39に入力され、そこで基準信号発生器40からの基準
電圧VR と比較される。
【0022】 Ve =VR −Vs =VR −Po ・Ko ・sinΦa (11) ここで Ko =K・KDADA:D/A変換器38の利得 この差動増幅器39の出力Ve は、電気フィルタ41に
印加される。電気フィルタ41は、例えば積分器のよう
なもので、その出力は、光源11の光量を制御する光源
駆動回路28に印加され、光源11の光量Iが制御され
る。ここで初期段階においてVR =Po ・Ko ・sin
Φa (ここで位相Φa は、前述した通り既知でありまた
一定値である)に設定されていたとすると、光量Po 、
電気回路利得Ko および位相Φa が一定で有れば、Ve
は零となる。ここで周囲温度が変わって例えばFOG光
学系の損失が増加し受光器17に到達する光量I0 が減
少したとする。その結果、Ve は、(11)式より正の
電圧が生じる。この正の電圧は、次の電気フィルタ41
に印加され、正の積分電圧を発生するとする。光源駆動
回路28は、この正の積分電圧によって光源11の光量
が増加するように調整されているとすると、電気フィル
タ41の入力、即ち差動増幅器38の出力Ve が常に零
となるように制御される。
【0023】その結果、周囲温度等の変化によりFOG
光学系の損失が変動しても図3で示したオープンループ
タイプのFOGでは、(4)式における振幅即ち入出力
のスケールファクタを、常時安定に保つことが出来、ま
た図5で示したクローズドループタイプのFOGでは、
(8)式におけるクローズドループの周波数特性を安定
に保つことが出来る。図1において破線で示した積分回
路31、リセット回路32、D/A変換器33は、図5
に示したクローズドループタイプFOGの同一番号のも
のと同じ機能である。又電気フィルタ41の出力を光源
駆動回路にフィードバックする代わりに、図1に破線で
示すように受光器17の出力側に挿入された自動利得制
御回路42にフィードバックし、自動利得制御回路42
の利得、即ち(4)式および(8)式における回路利得
Kを制御してもよい。
【0024】Φa としては、光干渉角速度計の測定精度
により決める。つまり測定分解能の2倍程度以上のなる
べく小さい値がよい。小さ過ぎると正しく変動を検出で
きず、大き過ぎても、第1矩形波状位相変調と第2矩形
波状位相変調との境で急に出力が変化するがこれに回路
が追従しないと正しく変動を検出できないからである。
【0025】又基準信号発生器40及び電気フィルタ4
1の演算機能をロジック回路37で持たせることも容易
に可能である。その場合、回路37に含めた電気フィル
タ41の出力Vc がD/A変換され、アナログ量として
光源駆動回路28にフィードバックされる。又ロジック
回路37のデジタル出力D3 または、D/A変換された
出力Vs の基準量からの変動率を求め、その変動率に応
じて(4)式で示したFOG出力を例えばコンピュータ
やDSP(デジタル信号プロセッサ)を使って数値補正
しても良い。つまり、ΔV1 またはΔV2 、あるいはΔ
1 とΔV2 の平均値を光干渉角速度計の伝達関数利得
情報とし、この情報と基準信号との比率を求め、その比
率を光干渉角速度計の入出力スケールファクタに乗算し
てもよい。光カプラ14、位相変調器16,29はそれ
ぞれ光ファイバを用いて構成したものを用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、光
学路における光の伝搬時間をτとしたとき、光学路の左
回り、右回りの両光に対し、1周期が2τである第1矩
形波状位相変調で、最初の半サイクル(τ時間)の第I
期間にA=π/4(rad)の位相変調を与え、それに
続く第II期間に−A(rad)の位相変調を与え、1周
期が2τである第2矩形波状位相変調で最初の半サイク
ル(τ時間)の第III 期間にB≠A(rad)の位相変
調を与え、それに続く第IV期間に−B(rad)の位相
変調を与え、第1矩形波状位相変調と交互にまたは、間
欠的に挿入して位相差バイアシングを与え、第1矩形波
状位相変調の第I期間における受光器からの出力と第2
矩形波状位相変調の第III 期間における受光器からの出
力との電圧の差ΔV1 または第1矩形波状位相変調の第
II期間における受光器からの出力と第2矩形波状位相変
調の第IV期間における受光器からの出力との電圧の差Δ
2またはΔV1 とΔV2 との平均値が一定となるよう
に受光器に到達する光量または受光器またはそれ以降の
電気回路の利得を自動調整する制御回路を設けたのでオ
ープンループタイプのFOGの入出力スケールファクタ
の温度安定性が改善され、又クローズドループタイプの
FOGの周波数特性の温度安定性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例における位相差バイアシングとそ
の干渉光強度との関係を示す図。
【図3】従来のオープンループ光干渉角速度計を示すブ
ロック図。
【図4】図3の光干渉角速度計における位相差バイアシ
ングと干渉光強度を示す図。
【図5】従来のクローズドループ光干渉角速度計を示す
ブロック図。
【図6】図5の光干渉角速度計におけるフィードバック
位相変調信号と両光間のフィードバック位相差を示す
図。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一周する光学路と、その光学
    路に対して右回り光及び左回り光を通す分岐手段と、そ
    の光学路を伝搬してきた右回り光及び左回り光を干渉さ
    せる干渉手段と、前記分岐手段と前記光学路の一端との
    間にこれらと縦続的に配置されて右回り光及び左回り光
    に位相変化を与える位相変調手段と、前記干渉光の光強
    度を電気信号として検出する受光器とを有する光干渉角
    速度計において、 前記光学路における光の伝搬時間をτとした時、1周期
    が2τであり、最初の半サイクル(τ時間)の第I期間
    にA(rad)の位相変調を与え、それに続く第II期間
    に−A(rad)の位相変調を与える交番位相変調であ
    る第1矩形波状位相変調に対し、 1周期が2τであり、最初の半サイクル(τ時間)の第
    III 期間にB(rad)の位相変調を与え、それに続く
    第IV期間に−B(rad)の位相変調を与える交番位相
    変調である第2矩形波状位相変調を交互にまたは、間欠
    的に挿入した位相差バイアシング手段と、 前記第1矩形波状位相変調時の前記受光器出力と前記第
    2矩形波状位相変調時の前記受光器出力とを用いて出力
    変動を検出してその変動を補正する補正手段と、 を設けたことを特徴とした光干渉角速度計。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は前記第1矩形波状位相変
    調の第I期間における前記受光器からの出力と、前記第
    2矩形波状位相変調の第III 期間における前記受光器か
    らの出力との差ΔV1 または前記第1矩形波状位相変調
    の第II期間における前記受光器からの出力と、前記第2
    矩形波状位相変調の第IV期間における前記受光器からの
    出力の差ΔV2 または前記ΔV1 とΔV2 との平均値が
    一定となるように前記受光器に到達する光量または前記
    受光器またはそれ以降の電気回路の利得を自動調整する
    制御手段であることを特徴とする請求項1記載の光干渉
    角速度計。
  3. 【請求項3】 前記補正手段は前記第1矩形波状位相変
    調の第I期間における前記受光器からの出力と、前記第
    2矩形波状位相変調の第III 期間における前記受光器か
    らの出力との差ΔV1 または前記第1矩形波状位相変調
    の第II期間における前記受光器からの出力と前記第2矩
    形波状位相変調の第IV期間における前記受光器からの出
    力との差ΔV2 または前記ΔV1 とΔV2 の平均値を光
    干渉角速度計の伝達関数利得情報として出力し、その伝
    達関数利得情報と基準信号との比率を求め、その比率を
    光干渉角速度計の入出力スケールファクタに乗算する手
    段であることを特徴とする請求項1記載の光干渉角速度
    計。
  4. 【請求項4】 前記A(rad)が2nπ±(約π/
    4)(n=0,±1,±2,±3・・・・)で、前記B
    (rad)が前記A(rad)と異なることを特徴とす
    る請求項1乃至3の何れかに記載の光干渉角速度計。
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