JP2510460B2 - 回転速度測定のための方法および装置 - Google Patents

回転速度測定のための方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は位相リセットを有するファイバ
オプティックサニャック(Sagnac)干渉計による回転速
度測定のための方法に関し、 − 1つの光源に源を発し、かつビーム分割によって発
生される2つの偏光した光ビームは反対方向に照射され
てファイバコイルに入り、かつその後再結合され、 − このプロセスで生じる干渉パターンが検出され、か
つ干渉パターンの光強度に対応する電気信号が発生さ
れ、さらに − 2つの光ビームは複数個の可変成分から構成される
制御信号によって変調され、そのうちの第1の信号成分
はリセット信号であり、それはデジタル制御プロセスを
経て発生されかつその2つの光ビームの非逆数、増分移
相を補償し、かつそのうちの第2の信号成分は、第1の
乱数発生器によって制御され、各場合に時間T0 に対し
て0またはπの値をとり、T0 は静止状態のファイバコ
イルを介する2つの光ビームの各々の通過時間に対応す
る。
【0002】この発明の目的は、さらに、位相リセット
のファイバオプティックサニャック干渉計を有する回転
速度測定のための装置であって、この装置において − 1つの光源に源を発し、偏光子によって偏光され、
かつビームスプリッタによって発生される2つの光ビー
ムは反対方向に照射されてファイバコイルに入り、かつ
その後ビームスプリッタで再結合され、 − ビーム再結合から生じる干渉パターンは干渉パター
ンの光強度に対応する信号を供給する光電検出器によっ
て走査され、かつその出力値がデジタル評価回路で処理
される下流のアナログ・デジタルコンバータを有する第
1の増幅器に与えられ、この回路は一方で下流の第2の
増幅器を有するデジタル・アナログコンバータに、位相
変調器に与えられるリセット信号を得るために一次制御
ループを経て発生されるデジタル位相リセット信号と、
回転速度に比例する信号とを与え、かつ他方で第1の補
助制御ループを経て第2の増幅器の利得a1 のための第
1の駆動信号を与え、その態様は公称値関係a1 1
1が満たされるというようなものであり、ここにc1
電気光学結合ファクタを示す。
【0003】この発明の出発点はEP−A1−0,44
1,998(引用例[5]:発明の詳細な説明の終わり
の引用例リスト参照)で説明されるファイバオプティッ
クサニャック干渉計であり、これは慣性回転速度測定に
適し、かつ略してファイバオプティックジャイロとして
も知られ、電磁過結合およびそれに基づくデッドバンド
によって引き起こされるバイアスエラーは乱数発生器に
よって制御されかつ復調器基準信号の相関関係の自由を
保証する変調方法によって除去される。しかしながら、
回路工学の見地から、引用例[5]で説明された解決法
は変調信号および復調信号を発生するための、かつ倍率
制御ループのための制御信号を得るためのサブアセンブ
リの非常な複雑さを必然的に伴う。
【0004】この発明の目的はファイバオプティックジ
ャイロによる回転速度測定のための方法および配置また
は装置を提供することであり、それによって変調および
復調のための信号を、実質的により単純な態様で倍率を
安定させるための信号と共通に発生することが可能であ
る。さらに、その目的は集積回路(ASIC)として実
現可能でありかつ効果的なループ利得の生産による変動
のない配置の助けによってデジタル信号処理を全面的に
容易にすることである。
【0005】位相リセットを有するファイバオプティッ
クサニャック干渉計による回転速度測定のための、始め
に述べられかつ特許請求項1のプリアンブルで同様に規
定される方法から始めて、この発明による解決法は方法
の観点から、 − 第2の乱数発生器によって制御され、各場合に時間
0 に対して値π/2+dまたはπ/2−dをとる第3
の信号成分が制御信号に加えられることにあり、dは所
定の小さなテスト変数であり、さらに − 結合された制御信号はモジュロ−2πリセットを伴
う積分プロセスを受け、そこでリセット信号ならびに第
2および第3の信号成分の双方は結合積分プロセスの前
に供給されることにある。
【0006】このプロセスの応用において、独立特許請
求項6のプリアンブルで規定され、かつ位相リセットの
ファイバオプティックサニャック干渉計の助けによって
回転速度測定に適切なこの発明に従う装置はこの発明に
従う以下の明確な特徴を有し、それは − 第1の増幅器の利得a0 は調整可能であり、かつ − 第2の補助制御ループを経て、評価回路は第1の増
幅器の利得a0 に第2の駆動信号を与えることであり、
その値は「1」からの積「a0 0 」の偏差の測定値で
あり、c0 は光電検出器での平均光出力、その感度およ
び一次制御ループの総利得に依存する定数を示す。
【0007】この発明に従う方法およびそれを実行する
のに適切な装置の有利な展開および様々な実施例は従属
の特許請求項で規定される。
【0008】この発明に従う信号処理および信号評価の
有利な実施例は図面を参照して例によって以下に説明さ
れる。
【0009】サニャック干渉計によって供給される測定
された値の信号処理は、前記測定された値の評価ととも
に以下の部分で説明される。
【0010】
【1.サニャック干渉計】図1の上部部分で再現された
サニャック干渉計の構造は従来使用された配置のものと
完全に対応する。光源Emは波長λおよび周波数ω=2
πc/λの光を発し、cは光の速度である。光波は結合
器Kを通過し、かつそれからビームスプリッタSの2つ
の部分ビームに細分される。2つの部分ビームはその上
に付加的な位相変調を加える位相変調器Pを通過する。
これは2つのビームの間に移相−φ(t)=−c1 ・u
φ(uの後のφは本来下つき文字で表わされるべきもの
である。以下この明細書において同じ)(t)を生じ
る。ここでuφは位相変調器Pの制御電圧であり、かつ
1 は電気光学結合ファクタである。結果として生じる
位相差に対する負の符号は任意に選択された。2つのビ
ームはここで反対方向に慣性空間に対して角速度Ω
(t)で回転し、かつ巻かれて半径RのコイルSPLに
なる全長L0 のファイバを通過する。さらなる移相φs
(t)=Ω(t)×S′は、ここでS′=4πRL0
(λc)であるが、サニャック効果のために2つのビー
ム間で有効になる。T0 をファイバコイルを介する光の
通過時間とする。2つのビームがコイルSPLを通過し
た後、移相Ω(t)×S′−φ(t−T 0 )がそれらの
間に存在する。2つのビームはここで再び位相変調器P
を通過するが、今回は機能が交換された状態であり、そ
の結果正の符号の位相φ(t)がさらなる成分として付
加的に加えられる。2つのビームはそれゆえに総移相Ω
(t)×S′+φ(t)−φ(t−T0 )を有するビー
ムスプリッタSにおいて干渉状態にされる。再結合の
後、光波は結合器Kに戻り、そこでエネルギの一部は光
電検出器Dに分割され、そこで干渉光ビームの移相に依
存する出力電圧ud e t =c0 cos(Ω(t)×S′
+φ(t)−φ(t−T0 ))が発生される。定数c0
は受信器、つまり光電検出器Dでの平均光出力、その感
度および後続の段階の増幅に依存する。ビームスプリッ
タSおよび位相変調器Pは図1の点線の縁によって成分
としてマークされる。前記成分は統合された光学系のP
YPチップとして実施され得る。
【0011】
【2.信号処理】図1の配置の構造の下部部分は、適切
な信号を位相変調器Pに送ることによって、サニャック
干渉計を回転速度Ω(t)を決定する目的のために検出
器信号u d e t の評価を許容する状態にするという目的
を有する。
【0012】光電検出器Detによって発生される信号
d e t は調整可能な利得a0 を伴って増幅器段階1に
供給される。結果として、その信号は規定されたレベル
0×ud e t にされ、かつその後アナログ・デジタル
コンバータ2によってデジタル化される。得られた信号
A D はデジタル評価回路3に供給され、それは以下に
さらに詳細に説明される。前記デジタル評価回路3は出
力信号yD A を発生し、それはデジタル・アナログコン
バータ4によってアナログ電圧に変換され、かつ調整可
能な利得a1 を乗算した後位相変調器Pに供給される。
乗算デジタル・アナログコンバータ4、5としてデジタ
ル・アナログコンバータ4を設け、その基準電圧入力9
で補助デジタル・アナログコンバータ8によって供給さ
れる電圧を利用して、利得に影響を及ぼすことは利得調
整の目的のために好都合である。デジタル評価回路3、
アナログ・デジタルコンバータ2および乗算デジタル・
アナログコンバータ4、5はクロック速度T0 で動作す
る。閉の信号経路はこの態様で形成され、その機能は以
下に詳細に説明される。
【0013】特定の選択可能な瞬間に、デジタル評価回
路3は回転速度に対する出力変数(variable)
yΩ(yの後のΩは本来下つき文字として表わされるべ
きものである。以下この明細書において同じ)、増幅器
段階1で基準入力10を経て調整可能な入力分岐の利得
0 に対する出力変数ya 0 、および出力分岐の乗算デ
ジタル・アナログコンバータ4、5の利得a1 に対する
出力変数ya 1 を供給する。すべての前記変数はプロセ
ッサ7へのさらなる処理に利用される平均された値であ
る。評価回路3の入力「クリア」は平均された出力値の
各読出しの後プロセッサ7またはタイマによって動作さ
れ、かつ同様に以下にさらに詳細に説明される内部平均
ユニットをリセットする役割を果たす。任意のさらなる
フィルタリングの後、プロセッサ7は以前に平均された
変数yΩ、ya 0 およびya 1 から、測定された変数、
つまり回転速度Ω(t)、および利得a0 およびa1
調整するために必要であり、かつ補助デジタル・アナロ
グコンバータ6または8を経て割当てられた増幅器段階
1または5に影響を及ぼすデジタル信号を計算する。
【0014】
【3.デジタル評価回路】デジタル評価回路3のユニッ
トおよびサブアセンブリは図2で示される。出力側デジ
タルデータワードyD A の光位相φに対する関係は利得
1 および電気光学結合ファクタc1 によって生じるの
で、a1 の適切な選択または調整によって、変数νk π
×2k の変調器での移相φがデータワードyD A の個々
のビットに対応することを達成することは可能である。
さらなる考察を単純にするために、前記値νk =π×2
k はデジタルデータワードのビットの桁値(place
value)に直接割当てられるであろう。yD A
適用するのと同様に、この規約は評価回路のすべてのデ
ジタルデータワード、つまり後で説明されるデータワー
ドsi 、i=1、・・・、8、s′3 、s′5
a 0 、ya 1 およびyΩに適用するように意図され
る。これは、この規約から逸脱して、ビットαk 、k=
1、・・・、mを有するデータワードsの数値が
【0015】
【数1】
【0016】に従って計算されることを意味する。ここ
で、α1 はLSBであり、αm はデータワードのMSB
である。ビットα′k 、k=1′・・・m′を有するデ
ータワードyD A に対して
【0017】
【数2】
【0018】となる。φ=a1 1 D A は移相に当て
はまるので、a1 1 =1に対して位相φ=yD A であ
る。したがって、この場合
【0019】
【数3】
【0020】が成立する。示されるように、m′=0で
ある。アナログ・デジタルコンバータ2によって供給さ
れる入力信号xA D は内部信号s1 として第1の加算器
ADD1 の入力に伝えられる。この場合、1−2
d′ 2 、つまり+1または、−1での重み付けが、値0
または1をとり得る復調信号d′2 に依存してさらに実
行される。復調信号d′2 (i)はn時間遅延段階を有
する第1の遅延ブロックV1 によってnクロックパルス
分遅延し、かつ第1の乱数発生器Mによって供給される
変調信号d2 (i)であり、つまりd′2 (i)=d2
(i−n)である。変数nは所定の制限内で予め調整可
能であり、かつ示されるように、通過時間を外部信号経
路に適合させる役割を果たし、それは干渉計に加えて図
1のサブアセンブリ1、2、4および5をもまた含む。
【0021】述べられたように、信号d2 (i)および
d′2 (i)はそれぞれ2つの状態(i=0または1)
をとり得る。d′2 =0の場合、(信号の)変数s1
加算は第1の加算器ADD1 で行なわれ、かつd′2
1の場合減算が行なわれる。第1の加算器ADD1 の他
の入力は第1のレジスタ対RP1 に接続され、そこでや
はりテスト変数と呼ぶ2つの所定の値、+dおよび−d
が記憶される。
【0022】後に示されるように、前記テスト変数dは
そのループ利得を「測定する」、および制御可能な増幅
器段階1に影響を及ぼす補助制御ループ(基準経路、
4.2.3を見られたい)の助けによってループ利得を
所定の公称値に調整するという目的で一次制御ループ
(4.2.1を見られたい)に付加的な信号として供給
される。有用な信号の上に重畳されたテスト信号±dは
外部ジャイロ経路のオーバドライブを回避するのに十分
小さく選択され得る。示されるように、正しく調整され
た利得で、前記テスト信号の正確な補償があり、その結
果干渉計の測定の正確さは影響されないままである。
【0023】制御信号d′1 が与えられる選択入力sは
それぞれ所望される値を選択するために与えられる。第
1の加算器ADD1 の他の入力で有効な選択された値は
(2d′1 −1)×dである。これは第1の加算器AD
1 の出力で変数 s2 (i)=(2d′1 (i)−1)×d−(2d′2
(i)−1)×s1 (i)・・・(1) という結果になる。等式によって表わされる変数の番号
付け(1)・・・・(8)は図2の評価回路の機能の理
解を容易にするために、図2に同様に例示される。
【0024】d′2 に類似の態様で、信号d′1 は第2
の遅延ブロックV2 の助けによってn段階遅延によって
信号d1 から生じる。信号d1 は第1の乱数発生器Mか
ら独立した第2の乱数発生器Dによって発生される。A
DD1 によって発生される合計s2 は2つの第1および
第2の平均ユニットMW1 およびMW2 の入力、または
第5の加算器ADD5 を有するデジタルフィルタの入
力、または第6の加算器ADD6 の入力、そのすべては
以下にさらに説明されるが、ならびに第2の加算器AD
2 の第1の入力に供給される。第2の加算器ADD2
の合計出力s3 は第1のレジスタチェーンREG1 に伝
えられ、かつnクロックパルス分遅延された信号s′3
(i)=s3 (i−n)として第2の加算器ADD2
他の入力に再供給され、 s3 (i)=s3 (i−n)+s2 (i)・・・(2) である。加えて、信号s3 は第3の平均ユニットM
3 、または第7の加算器ADD7 を有する第3のデジ
タルフィルタ、以下にさらに説明されるように、および
第3の加算器ADD3 の第1の入力を供給する。上に説
明され、かつ第1の乱数発生器Mによって供給された信
号d2 にはADD3 の他の入力への有効桁(significan
ce)πが供給される。記憶された値π/2+dおよびπ
/2−dを有する第2のレジスタ対RP2 の選択可能な
出力は同一の入力のより低い有効桁(π/2、π/4、
・・・)の桁(place)に接続される。この選択は
上述の信号d1 で行なわれ、それは第2の乱数発生器D
によって発生される。結果として、信号 s4 (i)=s3 (i)+π/2+d2 π+(2d1
1)×d・・・(3) がADD3 の合計出力として生じる。図2に例示される
ように、有効桁2πおよびそれより高いビットのすべて
はここでポイント「tr」で第3の加算器ADD 3 の合
計信号s4 から分離される。前記プロセスはモジュロ−
2π動作に対応する。
【0025】残余ビットは第4の加算器ADD4 および
第2のレジスタREG2 からなる位相積分器PIの第1
の入力に供給される。ADD4 の合計出力s5 は同様に
2πより低い有効桁のビットのすべてだけを含む。それ
はREG2 によって1つのクロックパルス分遅延され、
かつ第4の加算器ADD4 の他の入力に再供給される。
加算中に生じるキャリィビットCは入力信号d3 として
第3の同様のn段階遅延ブロックV3 に伝えられる。こ
れはADD4 の出力で合計信号 s5 (i)=mod2π[s5 (i−1)+mod2π
[s4 (i)]]・・・(4) という結果になり、かつキャリィ信号として
【0026】
【数4】
【0027】という結果になる。同時に、レジスタRE
2 の出力はデジタル・アナログコンバータ4への出力
信号yD A として外部に供給される。
【0028】上述のように、信号s2 およびs3 は3つ
のデジタルフィルタまたは平均ユニットMW1 、MW2
およびMW3 の入力に接続される。これらは外側からリ
セットされ得るアキュムレータであり、かつ各場合にそ
の出力が割り当てられたレジスタを経て加算器入力にフ
ィードバックされる加算器から構成され、その結果平均
されるべき信号はmクロックサイクルの所定の期間にわ
たって総和される。
【0029】平均された回転速度値yΩ、たとえば
【0030】
【数5】
【0031】は第5のレジスタREG5 を経てADD7
の助けによってs3 の累積によってこの態様で生じる。
利得a0 に対する動作変数ya 0 は、第3のレジスタR
EG3を経てADD5 の助けによって実行されるs2
累積によって第1の平均ユニットMW1 で生じ、d′1
に依存してs2 の+1または−1での付加的な重み付け
が行なわれる。
【0032】
【数6】
【0033】利得a1 に対する調整変数ya 1 はd′3
に依存してADD6 および第4のレジスタREG4 の助
けによって第2の平均ユニットMW2 においてS2 の重
み付けされた累積によって対応して生じる。符号重み付
けd′3 は第3の遅延ブロックV3 によってnクロック
パルス分遅延される信号d3 に対応し、かつ位相積分器
PIの第4の加算器ADD4 の有効桁2πのキャリィビ
ットCから形成される。
【0034】
【数7】
【0035】
【4.動作モード】
【0036】
【4.1 干渉計】サニャック干渉計[1]の説明で述
べられたように、検出器Dは電圧 ud e t =c0 cos(Ω×S′+φ(t)−φ(t−
0 ))・・・(9) を供給する。電気光学結合ファクタc1 ならびに調整可
能な利得a0 およびa1をさらに考慮に入れて、評価回
路3の入力でのデジタル信号に対して xA D =a0 0 cos[Ω×S′+a1 1 (yD A
(i)−yD A (i−1))]・・・(10) が成立する。
【0037】
【4.2 評価回路の制御ループ】
【0038】
【4.2.1 一次制御ループ】まず利得a0 およびa
1 がa0 0 =1およびa1 1 =1が成立するように
調整されると仮定する。さらに、さらなるn−1デッド
タイムがトランスジューサ2、4の特性のために考慮に
入れられなければならない。そして xA D (i+n)=cos(Ω×S′+yA D (i+
1)−yD A (i))・・・(11) が成立する。図2の回路を一目見ればわかるように、y
D A (i)=s′5 (i)およびyD A (i+1)=s
5 (i)である。さらに、 s4 (i)=s5 (i)−s′5 (i)+k×2π・・
・(12) が成り立つ。k×2π重の偏差は「tr」で行なわれる
モジュロ−2π動作のために生じる。項k×2πはその
周期性のために余弦関数の引数(argument)か
ら省略され得る。結果として、 xA D (i+n)=cos(Ω×S′+s4 (i))・
・・(13) が成立する。第1のステップはd=0がテスト変数に対
する2つのレジスタ対RP1 およびRP2 において成立
すると仮定することである。そして s4 (i)=s3 (i)+π/2+d2 π・・・(1
4) が成立し、cos(x+π/2)=−sin(x)およ
びsin(x)=−sin(x+π)およびs1 =x
A D であるために、 s1 (i+n)=sin(Ω×S′+s3 (i))×
(2d2 (i)−1)・・・(15) となる。他方、 s2 (i+n)=−s1 (i+n)×(2d′2 (i+
n)−1)=s1 (i+n)×(2d2 (i)−1)・
・・(16) が成立する。これより s2 (i+n)=−sin(Ω×S′+s3 (i))・
・・(17) となる。電子評価システムはシステム偏差Ω×S′+s
3 (i)をできるだけ小さくするように試みる閉の制御
ループである。等式(17)の正弦関数の引数(arg
ument)に発生する前記変数(variable)
が小さい場合、正弦は近似としてその引数によって置換
されることが可能であり、かつ s2 (i+n)=−Ω×S′−s3 (i)・・・(1
8) が成立するかまたは、zによって変換されたとき、 S2 (z)=−z- n (Ω×S′+S3 (z))・・・
(19) である。ADD2 およびREG1 から結合された伝達関
【0039】
【数8】
【0040】を有する後続の段階は制御ループを閉じ
る。最後の2つの等式(19)および(20)から変数
2 (z)を消去することは関係 S3 (z)=−z- n Ω×S′・・・(21) を与える。信号s3 はこのように回転速度Ωに正比例す
る。ADD7 およびREG5 からなる第3の平均ユニッ
トMW3 はこれから信号yΩを発生する。
【0041】
【4.2.2 利得a1 のための補助制御ループ】前の
説明は条件a1 1 =1が満たされることを仮定する。
特定の(第1の)補助制御ループはこの要求が満たされ
る限りa1 を再調整することが可能である。この場合、
「tr」でデジタル的に実行されるモジュロ−2π動作
が干渉計の位相がモジュロ動作に対応するまさにその値
2πによってジャンプしない場合に付加的なエラー信号
を発生するという事実を主に考慮に入れなければならな
い。等式(10)に従って、検出器Detで有効な位相
は φd (i+1)=Ω×S′+a1 1 (s5 (i)−s
5 (i−1))・・・(22) である。もし積a1 1 が理想値「1」からずれれば、 φe (i+1)=(a1 1 −1)(s5 (i)−s5
(i−1))・・・(23) の位相エラーが「理想」検出器位相に加えられる。前記
位相エラーは変調後の付加的な回転速度信号として現わ
れる。前記エラー信号はこのようにs5 (i)−s
5 (i−1)によって変調される倍率偏差である。等式
(5)に従って、 s5 (i)−s5 (i−1)=mod2π[s
4 (i)]−2πd3 (i)・・・(24) が成立する。この等式の右手側は符号ビットd3 を有す
る2の補数として解釈され得る。このように、d3 は倍
数偏差(a1 1 −1)を変調する信号[s5 (i)−
5 (i−1)]の符号である。この態様で変調される
エラーは第1の加算器ADD1 の出力で信号s2 を伴っ
てnクロックバルスの後現われ、かつa1に対する駆動
変数を引き出すためにnクロックパルス分同様に遅延さ
れる符号d′3 (i)で復調される。これはADD6
よびREG4 から構成された第2の平均ユニットMW2
の助けによって形成される。付加的な復調は加算器AD
6の±−制御入力を経て行なわれる。第2の平均ユニ
ットMW2 の出力での平均された信号ya 1 はそれゆえ
に公称値からの利得a1 の偏差の測定値であり、かつフ
ァクタを公称値a1 1 =1に調整する目的のために使
用される。
【0042】
【4.2.3 利得a0 のための補助制御ループ】一次
制御ループの安定化のためにループ利得はa0 0 =1
によって決定されたような正しい値を有することが必要
であることはこの発明の概念の一部として理解された。
前記条件が常に満たされるために、さらなる(第2の)
補助制御ループがa0 を調整するために設けられる。等
式(18)に従って、Ω=0の場合、nクロックパルス
分遅延される信号−s3 は信号s2 に対して生じる。等
式(18)はΩ=0およびa0 0 ≠1に対して s2 (i+n)=−a0 0 3 (i)・・・(25) となる。
【0043】ファクタa0 の理想値からの偏差の測定値
が自動的にここで求められるために、上述の小さなテス
ト変数+dおよび−dがここでさらに値π/2に加えて
第2のレジスタ対RP2 に送られる。結果として、その
符号が第2の乱数発生器Dによって制御される付加的な
テスト信号(2d1 (i)−1)×dはここで第3の加
算器ADD3 に送られ、s3 に加えられる。
【0044】もし興味がまずテスト信号dの効果だけに
置かれれば、等式(25)は s2 (i+n)=−a0 0 ×(2d1 (i)−1)×
d・・・(26) となる。もしここで同一のテスト変数+dおよび−dが
第1のレジスタ対RP1で記憶されれば、テスト信号
(2d1 (i+n)−1)×dはs2 (i+n)に加え
られ、かつ s2 (i+n)=(1−a0 0 )(2d1 (i)−
1)×d・・・(27) が成り立つ。(1−a0 0 )で重み付けされたテスト
信号dの成分はこのように第1の加算器ADD1 の出力
で利用可能である。前記成分はその入力信号s2がテス
ト信号dの符号でさらに付加的に重み付けされる第1の
平均ユニットMW 1 の助けによってフィルタで取除かれ
る。結果として、平均された信号ya 0 は1からの積a
0 0 の偏差の測定値であり、かつ制御変数a0 を増幅
器段階5のその公称値に調整するために使用可能であ
る。
【0045】
【5.統計学的な独立】入力xA D への出力信号yD A
の過結合に帰することが可能な回転速度測定配置のデッ
ドバンドを回避するために、信号yD A が変調器基準
d′2 と相関関係がないことが図2に従う評価回路にお
いて確実にされる。2つの信号に対する唯一の共通情報
源は変調信号d2 を発生する第1の乱数発生器Mであ
る。まずyD A の最上位ビットMSBのみがd2 に依存
することが示され得る。第1の乱数発生器Mのパラメー
タの適切な選択を考えれば、しかしながら、それが前記
依存に関わらず相関関係がyD A のMSBとd2 との間
に存在しないことが達成されることは可能である。結果
として、yD A および復調器基準d′2 もまたは図3を
参照して以下に示されるように、相関関係がない。回転
速度測定配置のデッドバンドはyD A に存在し、かつ第
1の乱数発生器Mに源を発する信号成分が復調器基準
d′2 と同時に相関関係があるとき信号yD A の入力x
A D への過結合によって引き起こされる。前記相関関係
を決定するために、第1の乱数発生器Mから出力信号y
D A までの信号経路を分析することがまず必要である。
前記経路で発生するモジュロ−2π動作のために、加算
器ADD3 およびADD4 はν0 =πの桁値までだけ拡
張される。全加算器レベルでの分析は加算器ADD3
ADD4 および第2のレジスタREG2 に対して図3で
例示された構造を示す。
【0046】第1の乱数発生器Mによって供給された信
号d2 はデジタル・アナログコンバータ4の最上位ビッ
トMSB、yD A , 0 に対してのみ作用することがわか
る。全加算器の合計出力は、論理機能として考えられ、
2つの入力サマンド(summand)のEXOR動作
を供給し、かつ可能性のある入力キャリィを供給する。
EXOR動作の可換性を考慮して、図3のブロック図か
らyD A , 0 (i)が、yD A , 0 (i−1)、d
2 (i)、ならびにリセット信号s3 (i)および送り
込まれるテスト信号π/2±dに排他的に依存する残余
v(i)からのEXOR動作のチェーンとして瞬時に生
じることが推測され得る。もし信号d2 およびy
D A , 0 の論理レベルが値±を有するアナログ信号レベ
ルとして解釈されれば、かつもし新しい変数t(i)=
1−2×d2 (i)およびr(i)=1−2×y
D A , 0 (i)がこの目的のために規定されれば、EX
OR動作は乗算になり、かつ r(i)=r(i−1)×t(i)×v(i) が成立し、残余信号v(i)は可能性のある値±1を有
するアナログ表示ですでに与えられたように仮定され
る。
【0047】乱数発生器Mによって供給される値t
(i)∈{−1,1}は均一に分配されかつ相関関係が
ないと考えられる。
【0048】
【数9】
【0049】
【数10】
【0050】t(i)はr(i−j)、j>0から統計
学的に独立しており、かつt(i)は平均がないと仮定
されるので、シーケンスr(i−j)×t(i)もまた
平均がない。後者はひいては残余信号v(i)から独立
しているので、
【0051】
【数11】
【0052】もまた成立する。したがって、j=1の状
態で、
【0053】
【数12】
【0054】が成立する。t(i)もまたr(i−1)
×r(i−j)、j>0から独立しているので、上と同
一の理由付けで、かつr(i)r(i−j)=r(i−
1)r(i−j)v(i)t(i)のために、
【0055】
【数13】
【0056】が成立する。シーケンスr(i)もまた平
均がなく、かつ統計学的に相互に独立した成分からなる
ことがこのように証明された。
【0057】出力信号yD A (i)で発生する信号成分
r(i)と類似の表現でt(i−n)である復調器基準
d′2 (i)との間の相関関係がここで所望される。
【0058】
【数14】
【0059】が成立する。各所与のiに対してシーケン
スr(i)、r(i−1)、r(i+j)およびv
(i)は相互に独立しており、かつr(i)は平均がな
いので、j≠0,−1に対してCr t (j)=0に直ち
になる。j=−1に対して
【0060】
【数15】
【0061】が成立する、なぜならr(i)は平均がな
くかつv(i)から独立しているからである。同一の理
由付けによって、j=0に対して
【0062】
【数16】
【0063】が成立する。復調器基準t(i)=1−2
×d2 (i)がこのようにデジタル・アナログコンバー
タMSBr(i)=1−2×yD A , 0 (i)から統計
学的に独立しており、かつyD A からも同様である、な
ぜならデジタル・アナログコンバータの残余ビットは図
3のブロック図によって示されるように、任意の場合に
t(i)から独立しているからである。
【0064】多軸システムにおいて、干渉計、増幅器
1、5、コンバータ2、4および評価回路3は一度より
多く存在する。コンパクトな構造に伴って、アナログ入
力増幅器でのクロストークの問題が頻繁にあり、その結
果1つの軸に対する評価回路3は他の軸の回転速度に反
応し得る。この問題は統計学的に相互に独立した復調器
基準を使用することによってこの発明によって取除かれ
た。実務でテストされてた3軸システムにおいて、脱結
合はすべての3つの検出器信号がともに加算されてすべ
ての3つのチャネルに対して単一の共通信号を形成する
ときでさえ依然として効果的であることを示すことは可
能であった。結果として、検出器D、入力増幅器1およ
びアナログ・デジタルコンバータ2からなる単一アナロ
グ入力経路を有する多軸システムを築く可能性が生じ
る。
【0065】EP−A1−0,441,998で説明さ
れた回転速度測定配置との対照によって、この発明は多
数の利点を生じさせ、それは以下のように簡単に要約さ
れて示される。
【0066】− 記憶装置および減算器を有する付加的
なユニットは倍率エラーを復調するための基準信号を発
生するために何ら必要とされない。必要な情報は図2に
従うこの発明による回路配置の位相積分器PIのキャリ
ィビットから直接引き出される。
【0067】− 「統計学的な独立」と題されたセクシ
ョンで示されるように、加算器ADD3 および位相積分
器PIは復調器信号および変調器信号の脱相関関係(d
ecorrelation)のための二重機能で利用さ
れる、つまり先行技術のような特別なゲートおよびメモ
リは必要とされない。
【0068】− 有効な増幅器の製造による偏差および
検出器Detおよび下流の増幅器段階1からなる受信器
経路での動作中の増幅変動は一次制御ループのループ利
得の付加的な安定によって補償される。この発明に従っ
て、第2の遅延チェーンV2ならびにチェンジオーバレ
ジスタRP1 およびRP2 からなるデジタル評価回路3
に含まれる付加的なサブアセンブリがこの目的のために
利用される。前記サブアセンブリは公称利得「1」を伴
う内部基準経路のように作用し、かつ説明された態様で
外部ジャイロ経路の利得を安定させるように機能する。
【0069】− 原則的に任意である、「デッドタイ
ム」の数nを考慮して、制御ループの周波数独立の読出
特性を保証する一次制御ループの具体的な寸法決めが特
定される。第2の加算器ADD2 およびレジスタチェー
ンREG1 からなり、かつ伝達関数1/(1−z- 1
を有するデジタルフィルタがこの目的のために設けられ
る。
【0070】
【引用例リスト】
引用例[1] US−A−4 705 399 引用例[2] DE−A1−31 44 162 引用例[3] レフェブル・エイチ・シィ(Lefevre H.
C.)他:「集積されたオプティクス:ファイバオプティ
ックジャイロスコープのための実務的な解決法(Integr
ated Optics:A Practical Solution for the Fiber-Opt
ic Gyroscope)」,SPIE 第719巻,ファイバ・
オプティック・ジャイロズ(Fiber Optic Gyros ),1
986年 引用例[4] EP−A−0 436 052 引用例[5] EP−A−0 441 998 引用例[6] 欧州特許出願 第90 102 73
9.1号
【図面の簡単な説明】
【図1】ファイバオプティックジャイロによる回転速度
測定のためのこの発明に従う方法を使用する信号処理の
ための配置の構造のブロック図である。
【図2】図1の基準記号3でマークされたデジタル評価
回路の構造の図である。
【図3】復調器基準の統計上の独立を説明するために図
2の回路の一部の構造的な分析を示す図である。
【符号の説明】
1 増幅器段階 2 アナログ・デジタルコンバータ 3 デジタル評価回路 4 デジタル・アナログコンバータ 7 プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−283616(JP,A) 特開 平4−212014(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相リセットを有するファイバオプティ
    ックサニャック干渉計による回転速度測定のための方法
    であって、 1つの光源(Em)から源を発し、かつビーム分割によ
    って発生される2つの偏光した光ビームが反対方向に照
    射されてファイバコイル(SPL)に入り、かつその後
    再結合され、 このプロセスで生じる干渉パターンが検出され、かつ干
    渉パターンの光強度に対応する電気信号(udet)が
    発生され、さらに 2つの光ビームは複数個の可変成分から構成される制御
    信号(uφ)によって変調され、そのうちの第1の信号
    成分はデジタル制御プロセスを経て発生されかつ2つの
    光ビームの非逆数増分移相を補償するリセット信号であ
    り、かつそのうちの第2の信号成分は第1の乱数発生器
    (M)によって制御され、かつ各場合に時間Tで0ま
    たはπの値をとり、Tは2つの光ビームの各々が静止
    状態でファイバコイル(SPL)を通過する通過時間に
    対応し、 第2の乱数発生器(D)によって制御されかつ各場合に
    時間Tで値π/2+dまたはπ/2−dをとる第3の
    信号成分が制御信号(uφ)に加えられ、dは所定の小
    さなテスト変数であり、さらに 組合された制御信号はモジュロ−2πリセットを伴う積
    分プロセスを受け、そこでリセット信号ならびに第2お
    よび第3の信号成分の双方は結合積分プロセスの前に供
    給される、方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の乱数発生器(D)から出力さ
    れる信号(d)を外部の干渉計信号経路を介する信号
    通過時間に対応する期間だけ遅延させることによって得
    られた信号(d′)によってその符号が制御されて+
    dまたは−dの符号の一致した補償変数となるテスト変
    数(±d)が、デジタル化されかつ復調された干渉パタ
    ーン信号(xAD)に加えられる、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 補償された付加信号(s)に存在しか
    つファクタ「(1−a)」で重み付けられた、そ
    の符号が信号d′によって制御されるテスト変数±d
    の成分は、前記テスト変数±dの符号での同時重み付け
    に関連する平均化の後使用され、変調制御信号(uφ)
    の瞬間的公称値調整のための制御変数としてこの重み付
    けされたフィルタリングされた信号を用い、aは制御
    信号(uφ)のための利得を示し、かつcは干渉パタ
    ーン検出器(D)での平均光出力、その感度および干渉
    パターン信号(udet)の利得に依存する定数を示
    す、請求項2の記載の方法。
  4. 【請求項4】 干渉パターン信号xADにテスト変数±
    dを加えることによって得られ、加算器(ADD)の
    加減制御入力により、外部の干渉計信号経路を介する信
    号通過時間分遅延した第1の乱数発生器(M)の信号で
    重み付けられた付加信号(s)は、デジタルフィルタ
    リング(ADD、REG)および平均化(MW
    の後、回転速度に比例する信号(yΩ)として出力され
    る、請求項2の記載の方法。
  5. 【請求項5】 干渉パターン信号xADにテスト変数±
    dを加えることによって得られ、第1の乱数発生器
    (M)の遅延された信号で重み付けられた付加信号(s
    )は、共通積分プロセスからのモジュロ−2πリセッ
    トから得られた有効桁2πのキャリィビットでの同時の
    符号重み付けに関連するデジタル平均化(MW)を受
    け、かつ前記平均の結果は検出された干渉パターン信号
    の利得(a)のための調整変数(ya1)として使用
    される、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 位相リセットファイバオプティックサニ
    ャック干渉計を有する回転速度測定のための装置であっ
    て、 1つの光源(Em)に源を発し、偏光子(P)によって
    偏光され、かつビームスプリッタ(S)によって発生さ
    れる2つの光ビームは反対方向に照射されてファイバコ
    イル(SPL)に入り、かつその後ビームスプリッタ
    (S)で再結合され、 ビーム再結合から生じる干渉パターンは干渉パターンの
    光強度に対応する信号(udet)を供給する光電検出
    器(Det)によって走査され、かつその出力値がデジ
    タル評価回路で処理される下流のアナログ・デジタルコ
    ンバータ(2)を有する第1の増幅器(1)に与えら
    れ、評価回路は、一方で下流の第2の増幅器(5)を有
    するデジタル・アナログコンバータ(4)に位相変調器
    (P)に与えられるリセット信号(uφ)を得るため
    に、一時制御ループ(ADD、M、V、ADD
    REG、ADD、PI、MW)を経て発生される
    デジタル位相リセット信号(yDA)および回転速度に
    比例する信号(yΩ)を与え、かつ他方で第1の補助制
    御ループ(ADD、ADD、REG、ADD
    PI、V、MW)を経て、第2の増幅器(5)の利
    得aのための第1の駆動信号(ya1)を与え、その
    態様は公称値関係a=1が満たされるようなもの
    であり、cは電気光学結合ファクタを示し、 第1の増幅器(1)の利得aは制御可能であり、さら
    に 第2の補助制御ループ(ADD、D、V、RP
    RP、MW)を経て、評価回路(3)は第1の増幅
    器(1)の利得aのための第2の駆動信号(ya0
    を与え、その値は「1」からの積「a」の偏差の
    測定値であり、cは光電検出器(Det)での平均光
    出力、その感度および一次制御ループの総利得に依存す
    る定数を示す、装置。
  7. 【請求項7】 一次制御ループは以下のサブアセンブ
    リ、つまり 第1の加算器(ADD)を含み、前記第1の加算器の
    一方入力にアナログ・デジタルコンバータ(2)の出力
    信号(xAD)が印加され、かつ前記第1の加算器の他
    方入力には、信号通過時間を補償する第2の遅延ブロッ
    ク(V)を介して第2の乱数発生器(D)から出力さ
    れた信号dを遅延することによって得られる信号d′
    に応答して第1のチェンジオーバレジスタ(RP
    から供給される符号の一致した補償変数±dが印加さ
    れ、前記一方の入力における入力信号(xAD)は、第
    1の乱数発生器(M)によって得られかつ第1の遅延ブ
    ロック(V)を介して信号通過時間を補償する目的で
    与えられる符号信号(d′)によって同時に重み付け
    され、 前記サブアセンブリはさらに、 デジタルフィルタ(ADD,REG)を含み、前記
    デジタルフィルタには前記第1の加算器(ADD)の
    出力信号が印加されかつ前記デジタルフィルタの出力信
    号(s)は回転速度信号に対応し、第3の平均化ユニ
    ット(ADD,REG)を介して出力され、 前記サブアセンブリはさらに、 加算/積分段階(ADD,PI)を含み、前記加算/
    積分段階の入力側には前記回転速度信号(s)が復調
    器からの第1の信号成分として供給され、0またはπで
    重み付けされた信号(d)が第1の乱数発生器(M)
    から第2の信号成分として与えられ、さらに第2のチェ
    ンジオーバレジスタ(RP)を介して、π/2だけ補
    足されたテスト変数±dが第2の乱数発生器(D)に応
    答する第3の信号成分として供給され、モジュロ−2π
    リセットが積分段階で行われる、請求項6に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 第1の加算器(ADD)に加えて、第
    2の平均ユニット(MW)が第1の補助制御ループに
    属し、前記第2の平均ユニットの加算段階(ADD
    において、第1の加算器(ADD)の出力信号の符号
    重み付けは、第3の遅延段階(V)を介する積分段階
    (PI)におけるモジュロ−2πリセットからの遅延さ
    れたキャリィ信号(d′)により行われる、請求項7
    に記載の装置。
  9. 【請求項9】 第1の加算器(ADD)に加えて、第
    1の平均ユニット(MW)が第2の補助制御ループに
    属し、前記第1の平均ユニットの加算段階(ADD
    において、第1の加算器(ADD)の出力信号の重み
    付けは、信号通過時間を補償する目的のために遅延され
    た第2の乱数発生器(D)の信号により行われる、請求
    項7または8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 個々の干渉計配置が各測定軸に割当て
    られる多軸回転速度測定システムの場合に、すべての干
    渉計からの信号は、すべてのチャネルに対する単一の共
    通信号を形成するために結合され、光電検出器(De
    t)、入力増幅器(1)および共通のアナログ・デジタ
    ルコンバータ(2)のみを含む単一のアナログチャネル
    に接続される、請求項6ないし9のいずれかに記載の装
    置。
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