JP2514458Y2 - コネクタのロック構造 - Google Patents

コネクタのロック構造

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JP2514458Y2
JP2514458Y2 JP1340491U JP1340491U JP2514458Y2 JP 2514458 Y2 JP2514458 Y2 JP 2514458Y2 JP 1340491 U JP1340491 U JP 1340491U JP 1340491 U JP1340491 U JP 1340491U JP 2514458 Y2 JP2514458 Y2 JP 2514458Y2
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隆吉 遠藤
重三 稲葉
公弘 阿部
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】自動車等に使用される電気コネク
タの雌雄コネクタハウジングのロック構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図9,図10は従来例の防水型コネクタ
であり、フード部a1 の内周面段部a2 の前面にパッキ
ンbをパッキンホルダcにて係止された雌コネクタハウ
ジングaと雄コネクタハウジングdから構成されてい
る。図11は雌コネクタハウジングaとパッキンホルダ
cのロック要部の分解斜視図である(実開昭62−10
9370号)。
【0003】雌コネクタハウジングaはフード部a1
内面の一部には係止突起a3 を内側に立設した凹部a4
が設けられるとともに、パッキンホルダcの上部にはス
リット部c3 に橋渡し部c4 を設けて、該橋渡し部c4
の両側よりハウジングの挿入方向へ延長して先端に係止
突起c1 を設けた一対の可撓係止片c2 ,c2 が連設さ
れている。雄コネクタハウジングdの側面には係合突起
1 を外側に突設した両持ち可撓片d2 が一体に形成さ
れている。
【0004】使用時において、雌コネクタハウジングa
のフード部a1 にパッキンbを介在して、パッキンホル
ダcを可撓係止片c2 の先端の係止突起c1 にて雌コネ
クタハウジングaの凹部a4 の底板a5 の端縁に係止さ
れる(図10参照)。 この状態で、雄コネクタハウジ
ングdを雌コネクタハウジングaのフード部a1 に押し
込みながら嵌入させる。しかし、図12に示すようにパ
ッキンホルダcが寸法誤差等の不整合によりずれている
と、雄コネクタハウジングdの嵌入過程において、雄コ
ネクタハウジングdの係合突起d1 は一旦スリット部c
3 の橋渡し部c4 と雌コネクタハウジングaの係止突起
3 との段差分だけ落ち込む、このとき正常な嵌入の場
合と同様なクリック音と感触を伝える。このため、作業
者はコネクタハウジングの嵌入作業が正常に終了したも
のと勘違いすることになりハウジング相互の不完全接続
を生じる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した点に
鑑み、コネクタハウジングを嵌合する場合パッキンホル
ダが雌コネクタハウジングとずれている場合でも、嵌入
される途中において正常に嵌入される場合のような偽の
クリック音や感触を伝えないようなコネクタのロック構
造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、雄コネクタハウジングを嵌入するフー
ド部内面に係止突起を設け、該フード部内に筒状のパッ
キンホルダを挿入して該パッキンホルダの一端と、フー
ド部内周面段部との間にパッキンを保持すると共に、該
パッキンホルダの上面のスリット部に設けた橋渡し部の
端部を前記係止突起に近接するように位置させてなる雌
コネクタハウジングと、前記係止突起との係止手段を有
する係合突起を立設する可撓片を設けた雄ハウジングと
からなる雌雄コネクタハウジングにおいて、前記パッキ
ンホルダの橋渡し部の端部に係合部を突設し、前記雌コ
ネクタハウジングの係止突起と該係合部とがパッキンホ
ルダの嵌入方向に対し互いに斜め方向に接合するように
形成すると共に、該係止突起の接合部分と、該係合部の
接合部分とを互いに接合する方向に向かってそれぞれ
さを減ずるように傾斜させた構造を採用した。
【0007】
【実施例】図1は本考案による防水コネクタの分解斜視
図であり、図2は雌コネクタハウジング1にパッキン2
とパッキンホルダ3を嵌入させた縦断面図と雄コネクタ
ハウジング4の縦断面図である。何れも、端子及び電線
は省略してある。図3は雌コネクタハウジング1とパッ
キンホルダ3のロック要部の分解斜視図であり、図4は
雌コネクタハウジング1にパッキンホルダ3が嵌入した
状態のロック要部の斜視図である。
【0008】図1において、雌コネクタハウジング1は
フード部1aの内周面に係止突起1cを内側に立設した
凹部1dが設けられている。パッキンホルダ3の上部に
はスリット部3dに橋渡し部3cを設けて、該橋渡し部
3cの両側よりハウジングの挿入方向へ延長して先端に
係止突起3aを設けた一対の可撓係止片3b、3bが連
設されている。可撓係止片3b、3b相互間には、橋渡
し部3cの端部3c のほぼ中央に係合部3fが突設さ
れている(図3参照)。雄コネクタハウジング4の上面
には係合突起4aを外側に突設した両持ち可撓片4bが
形成されている。
【0009】シール部材からなるパッキン2はパッキン
ホルダ3の前端3eと雌コネクタハウジング1のフード
音1aの内周面に設けた段部1eとの間に係止される。
パッキンホルダ3は、雌コネクタハウジング1のフード
音1aに嵌入し、可撓係止片3bの係止突起3aと雌コ
ネクタハウジング1の底板1bの端縁1fとを係合する
ことにより雌コネクタハウジング1に対して係止され
る。このとき、雌コネクタハウジング1の凹部1dの底
板1bに立設された係止突起1cと、パッキンホルダ3
の橋渡し部3cの係合部3fとはパッキンホルダの嵌入
方向に対し互いに斜方向に近接するようにしてある。
コネクタハウジング1の係止突起1cは、後方(電線接
続側)にある直方体状の基部lcの片側に、先端をお
とした立方錐状のテーパー部1cが先端をホルダ側前
方に向けて一体に形成されている(図3参照)。
【0010】図4は雄コネクタハウジング1とパッキン
ホルダ3が嵌合した時のロック要部の斜視図である。図
5及び図6は、図4におけるロック要部のA−A線方向
の縦断面図であり、図7及び図8は、図4におけるロッ
ク要部のB−B線方向の縦断面図である。テーパー部1
2 の稜面は図5,図7に示すようにパッキンホルダ3
の橋渡し部3cの前方端中央係合部3fと交叉する方向
に向かって高さを減少するように形成されている。パッ
キンホルダ3の橋渡し部3cの前方端中央係合部3f
は、図3に示すように前方端縁が平面的に雌コネクタハ
ウジング1の底板1bに立設された係止突起1cの後方
端縁とジグソウパズル状に噛み合っているとともに、該
係合部3fの平面的湾曲部先端3gは前方に向かって高
さを減じるテーパー状に形成されている(図7参照)。
係合部3fの高さは直方体状の基部1c1 の高さと略等
しく設定されている。
【0011】雄ハウジング4の上面には、係合突起4a
を上面に立設した可撓片4bが保持部4cで雄ハウジン
グ4と一体に形成されている。使用時において、先ずパ
ッキン2を雌コネクタハウジング1のフード部1aの奥
の段部1eに当接させる。次いでパッキンホルダ3を雌
コネクタハウジング1のフード部1aに嵌入し、その先
端縁でパッキン2を圧縮して、パッキンホルダ3の可撓
係止片3bの先端の係止突起3aにて雌コネクタハウジ
ング1の凹部1dの底板1bの端縁1fに係止し図2の
状態に組み立てを終わる。
【0012】次いで、雄ハウジング4の上面にある可撓
片4bを、その上に立設された係合突起4a上面がパッ
キンホルダ3の橋渡し部3cの下面を乗り越えさせなが
ら雄ハウジング4をパッキンホルダ3内に嵌入する。次
のステップとして、係合突起4aの雌ハウジング1の突
起1cをかわした為の落ち込みのクリック音と感触を得
る迄嵌入するのであるが、この時パッキンホルダ3がず
れていると従来例では既述のように偽のクリック音と感
触を嵌入途中で発生する不具合があった(図12参
照)。 本実施例では、図6及び図8に示すように雌ハ
ウジング1とパッキンホルダ3がずれていても、雌ハウ
ジング1の係止突起1cとパッキンホルダ3の橋渡し部
3cの係合部3fの段差部はその形状からして緩やかな
傾斜となっているので、多少の落ち込みはあるが偽のク
リック音と感触は発生しない。従って、作業者はこの時
点で間違って作業を中止してハウジング相互の不完全接
続による不良品を組み立ててしまう事は無い。更に、雄
コネクタハウジング4の嵌入を続けると雄コネクタハウ
ジング4の係合突起4aは雌コネクタハウジング1の係
止突起1cを乗り越えた時点で可撓片4bの可撓性によ
り正規に落ち込み正規のクリック音と感触を発生し作業
者は正しくコネクタが接続されたことを確認し作業は完
了する。
【0013】なお、雌ハウジング1とパッキンホルダ3
がずれずに係止されている場合は、図5に示すように
止突己1cと係合部3fとが互いに接合する部分の谷間
の落ち込みは殆ど無く、嵌入途中において偽のクリック
音と感触の発生は無い。
【0014】
【考案の効果】本考案は上記したように、コネクタハウ
ジング同士を嵌合する場合パッキンホルダが雌コネクタ
ハウジングとずれている場合でも、嵌入する途中におい
て正常に嵌入される場合のような偽のクリック音や感触
を伝えず、不完全ロック状態を防止し、スムーズに完全
ロック状態とすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコネクタハウジングの分解斜視図
である。
【図2】本考案によるコネクタハウジングの縦断面図で
ある。
【図3】本考案による雌コネクタハウジングとパッキン
ホルダのロック要部の分解斜視図である。
【図4】本考案による雌コネクタハウジングとパッキン
ホルダのロック要部が組み立てられた状態の斜視図であ
る。
【図5】図4におけるA−A線断面図であり、ロック部
の正常な状態を示す。
【図6】本考案による同じくロック部のずれた状態の縦
断面図である。
【図7】図4におけるB−B線断面図であり、ロック部
の正常な状態を示す。
【図8】図4におけるB−B線断面図であり、ロック部
のずれた状態の縦断面図である。
【図9】従来例のコネクタハウジングの分解斜視図であ
る。
【図10】従来例のコネクタハウジングの縦断面図であ
る。
【図11】従来例の雌コネクタハウジングとパッキンホ
ルダロック要部の分解斜視図である。
【図12】従来例のロック部のずれた状態の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 雌ハウジング 1b 底板 1c 係止突起 1d 凹部 2 パッキン 3 パッキンホルダ 3c 橋渡し部 3d スリット部 3f 係合部 4 雄ハウジング 4a 係合突起 4b 可撓片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄コネクタハウジングを嵌入するフード
    部内面に係止突起を設け、該フード部内に筒状のパッキ
    ンホルダを挿入して該パッキンホルダの一端とフード部
    内周面段部との間にパッキンを保持すると共に、該パッ
    キンホルダの上面のスリット部に設けた橋渡し部の端部
    を前記係止突起に近接するように位置せてなる雌コネク
    タハウジングと、前記係止突起との係止手段を有する係
    合突起を立設する可撓片を設けた雄ハウジングとからな
    る雌雄コネクタハウジングにおいて、 前記パッキンホルダの橋渡し部の端部に係合部を突設
    し、前記雌コネクタハウジングの係止突起と該係合部と
    がパッキンホルダの嵌入方向に対し互いに斜め方向に接
    合するように形成すると共に、該係止突起の接合部分
    と、該係合部の接合部分とを互いに接合する方向に向か
    ってそれぞれ 高さを減ずるように傾斜させてなることを
    特徴とするコネクタのロック構造。
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JPH04111165U JPH04111165U (ja) 1992-09-28
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002027375A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 The Furukawa Electric Co.,Ltd. Connecteur optique

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002027375A1 (fr) * 2000-09-27 2002-04-04 The Furukawa Electric Co.,Ltd. Connecteur optique
US6527459B2 (en) 2000-09-27 2003-03-04 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical connector

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