JP2513861B2 - マイクロ波方式のクレ―ン衝突防止装置 - Google Patents
マイクロ波方式のクレ―ン衝突防止装置Info
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- JP2513861B2 JP2513861B2 JP1262726A JP26272689A JP2513861B2 JP 2513861 B2 JP2513861 B2 JP 2513861B2 JP 1262726 A JP1262726 A JP 1262726A JP 26272689 A JP26272689 A JP 26272689A JP 2513861 B2 JP2513861 B2 JP 2513861B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工場の天井を走行するクレーン同士の衝突
をマイクロ波を利用して防止するクレーン衝突防止装置
に関する。
をマイクロ波を利用して防止するクレーン衝突防止装置
に関する。
天井の同一軌道を走行する2台のクレーンが互いに異
常接近したことを検知して、クレーン同士の衝突を防止
するクレーン衝突防止装置として、電波直進性の高いマ
イクロ波を応用した送信器と受信器を塔載したものが賞
用されている。この装置は同一軌道の2台のクレーンが
異常接近して相互のマイクロ波放射領域である検知エリ
アが重複すると、相手クレーンの検知エリアのマイクロ
波を検知して、クレーン異常接近警報信号などを双方の
クレーンに発生せしめ、クレーンを自動停止等させる機
能を持つ。
常接近したことを検知して、クレーン同士の衝突を防止
するクレーン衝突防止装置として、電波直進性の高いマ
イクロ波を応用した送信器と受信器を塔載したものが賞
用されている。この装置は同一軌道の2台のクレーンが
異常接近して相互のマイクロ波放射領域である検知エリ
アが重複すると、相手クレーンの検知エリアのマイクロ
波を検知して、クレーン異常接近警報信号などを双方の
クレーンに発生せしめ、クレーンを自動停止等させる機
能を持つ。
上記クレーン衝突防止装置で、同一装置内での送受信
器間の相互干渉や建屋、クレーン周辺のワイヤ等からの
反射波を起因とする誤動作を防止したものが、本出願人
による特公昭59-40748号公報に開示されている。これを
第5図及び第6図を参照して説明すると、第5図は1つ
の軌道(1)で2台のクレーンA・Bが互いに接近した
状態を示し、2台のクレーンA・Bは同一商用電源を電
源とする送信器(2a)、(2b)と受信器(3a)、(3b)
を有する。1台のクレーンAの送信器(2a)は、第6図
の出力波形の動作タイムチャートに示すように、商用電
源周波イの正の半サイクル期間で継続してマイクロ波を
送信し、同一クレーンAの受信器(3a)は負の半サイク
ル期間で受信するよう設定さている。逆に、他の1台の
クレーンBにおいては、送信器(2b)が商用電源周波イ
の負の半サイクル期間で送信し、受信器(3b)が正の半
サイクル期間で受信するよう設定されている。
器間の相互干渉や建屋、クレーン周辺のワイヤ等からの
反射波を起因とする誤動作を防止したものが、本出願人
による特公昭59-40748号公報に開示されている。これを
第5図及び第6図を参照して説明すると、第5図は1つ
の軌道(1)で2台のクレーンA・Bが互いに接近した
状態を示し、2台のクレーンA・Bは同一商用電源を電
源とする送信器(2a)、(2b)と受信器(3a)、(3b)
を有する。1台のクレーンAの送信器(2a)は、第6図
の出力波形の動作タイムチャートに示すように、商用電
源周波イの正の半サイクル期間で継続してマイクロ波を
送信し、同一クレーンAの受信器(3a)は負の半サイク
ル期間で受信するよう設定さている。逆に、他の1台の
クレーンBにおいては、送信器(2b)が商用電源周波イ
の負の半サイクル期間で送信し、受信器(3b)が正の半
サイクル期間で受信するよう設定されている。
以上のように、1台のクレーンにおける送信器と受信
器の送受信タイミングを商用周波の半サイクル毎に切換
えて断続させると、送受信器間相互の干渉や、外部のロ
ープ等からの反射波に起因する誤動作が防止できるが、
次なる問題があった。
器の送受信タイミングを商用周波の半サイクル毎に切換
えて断続させると、送受信器間相互の干渉や、外部のロ
ープ等からの反射波に起因する誤動作が防止できるが、
次なる問題があった。
すなわち、天井の複数の軌道のそれぞれにクレーンが
走行する場合で、1つの軌道を走行するクレーンに隣接
する軌道のクレーンが近付くと、この2台のクレーンが
互いに相手の送信信号を受信して警報を発し、自動停止
する等の誤動作を起すことがある。このような隣接する
軌道間のクレーン接近に伴う誤動作を防止するため、ク
レーンに対するマイクロ波送信方向や受信方向を様々に
規制したり、衝突防止の対象となる同一軌道上のクレー
ンの送受信アンテナの角度を別軌道のクレーンからのマ
イクロ波を受信しないように変えるなどの工夫を行って
いるが、十分な成果が得られないでいるのが現状であ
る。
走行する場合で、1つの軌道を走行するクレーンに隣接
する軌道のクレーンが近付くと、この2台のクレーンが
互いに相手の送信信号を受信して警報を発し、自動停止
する等の誤動作を起すことがある。このような隣接する
軌道間のクレーン接近に伴う誤動作を防止するため、ク
レーンに対するマイクロ波送信方向や受信方向を様々に
規制したり、衝突防止の対象となる同一軌道上のクレー
ンの送受信アンテナの角度を別軌道のクレーンからのマ
イクロ波を受信しないように変えるなどの工夫を行って
いるが、十分な成果が得られないでいるのが現状であ
る。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、隣接
する軌道を走行する2台のクレーンが接近して相互のマ
イクロ波によるクレーン検知エリアが重複しても互いに
反応しないよう調整できる信頼性の高いマイクロ波方式
のクレーン衝突防止装置を提供することを目的とする。
する軌道を走行する2台のクレーンが接近して相互のマ
イクロ波によるクレーン検知エリアが重複しても互いに
反応しないよう調整できる信頼性の高いマイクロ波方式
のクレーン衝突防止装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的に達成するため、天井の複数の軌
道を走行する複数のクレーンのそれぞれに設置され、そ
れぞれに同一商用電源周波数の1サイクルを6の整数倍
で時分割した複数の送受信チャンネルの異なる2チャン
ネルでマイクロ波を送信及び受信する送信器及び受信器
と、この送受信チャンネルを選択するチャンネル切換部
と、前記受信器の受信信号に基づいてクレーン異常接近
警報信号を出力する出力部とで構成したことを特徴とす
る。
道を走行する複数のクレーンのそれぞれに設置され、そ
れぞれに同一商用電源周波数の1サイクルを6の整数倍
で時分割した複数の送受信チャンネルの異なる2チャン
ネルでマイクロ波を送信及び受信する送信器及び受信器
と、この送受信チャンネルを選択するチャンネル切換部
と、前記受信器の受信信号に基づいてクレーン異常接近
警報信号を出力する出力部とで構成したことを特徴とす
る。
同一軌道の2台のクレーンの双方のクレーン衝突防止
装置の送信チャンネルと受信チャンネルを一致させてお
けば、この2台のクレーンが異常接近すると双方のクレ
ーン衝突防止装置の受信器が相手クレーンの同チャンネ
ルで発振するマイクロ波を検知して警報を発し、衝突を
防止する。また、隣接する軌道で互いに接近することの
あるクレーンにおけるクレーン衝突防止装置の送信チャ
ンネルと受信チャンネルを相違させておけば、隣接軌道
間で2台のクレーンが接近しても、この2台のクレーン
のクレーン衝突防止装置は双方共に反応しない。また、
送受信チャンネルの選択設定は、商用電源電圧のゼロク
ロス信号で同期をとることで正確、容易にできる。特
に、商用電源周波数の1サイクルを6の整数倍で時分割
しているから、商用電源が3相交流で、その異なる相の
交流を各クレーン衝突防止装置が使用する場合でも、チ
ャンネル分割は正確に行える。
装置の送信チャンネルと受信チャンネルを一致させてお
けば、この2台のクレーンが異常接近すると双方のクレ
ーン衝突防止装置の受信器が相手クレーンの同チャンネ
ルで発振するマイクロ波を検知して警報を発し、衝突を
防止する。また、隣接する軌道で互いに接近することの
あるクレーンにおけるクレーン衝突防止装置の送信チャ
ンネルと受信チャンネルを相違させておけば、隣接軌道
間で2台のクレーンが接近しても、この2台のクレーン
のクレーン衝突防止装置は双方共に反応しない。また、
送受信チャンネルの選択設定は、商用電源電圧のゼロク
ロス信号で同期をとることで正確、容易にできる。特
に、商用電源周波数の1サイクルを6の整数倍で時分割
しているから、商用電源が3相交流で、その異なる相の
交流を各クレーン衝突防止装置が使用する場合でも、チ
ャンネル分割は正確に行える。
以下、実施例について第1図乃至第4図を参照して説明
する。
する。
第1図は第1の軌道(4)を走行する2台の第1、第
2クレーンA・Bと、第1の軌道(4)に隣接する第2
の軌道(5)を走行する第3、第4クレーンC、Dを示
し、各クレーンA〜Dは同一機種の第1〜第4クレーン
衝突防止装置(以下単に装置と称す)M1〜M4を装備す
る。各装置M1〜M4はそれぞれに、マイクロ波を受信する
受信器(7)と、共通の商用電源(8)の周波を時分割
して、送受信のタイミングを決めるチャンネル切換部
(9)と、受信器(7)の受信信号に基づいてクレーン
異常接近警報信号等を出力する出力部(10)を有する。
チャンネル切換部(9)は商用電源周波の1サイクルを
6の整数倍で時分割した6の整数倍の送受信チャンネル
の選択された異なる2チャンネルで送受信のタイミング
信号を送信器(6)と受信器(7)に出力する。
2クレーンA・Bと、第1の軌道(4)に隣接する第2
の軌道(5)を走行する第3、第4クレーンC、Dを示
し、各クレーンA〜Dは同一機種の第1〜第4クレーン
衝突防止装置(以下単に装置と称す)M1〜M4を装備す
る。各装置M1〜M4はそれぞれに、マイクロ波を受信する
受信器(7)と、共通の商用電源(8)の周波を時分割
して、送受信のタイミングを決めるチャンネル切換部
(9)と、受信器(7)の受信信号に基づいてクレーン
異常接近警報信号等を出力する出力部(10)を有する。
チャンネル切換部(9)は商用電源周波の1サイクルを
6の整数倍で時分割した6の整数倍の送受信チャンネル
の選択された異なる2チャンネルで送受信のタイミング
信号を送信器(6)と受信器(7)に出力する。
詳しく具体的に説明する。第2図は4台の装置M1〜M4
の動作タイムチャートを示し、4台の装置M1〜M4は3相
交流の商用電源(8)のいずれか1相の交流で動作す
る。この1相の商用電源(8)の1サイクルをチャンネ
ル切換部(9)で30°位相ずつに6時分割して動作期間
を6チャンネルに分ける。このような6チャンネルの時
分割は3相交流のゼロクロス信号で同期をとることで容
易、正確に行える。そして、第1の軌道(4)の2台の
第1、第2クレーンA、Bの第1、第2装置M1、M2にお
いては、互いに衝突を防止するために送受信チャンネル
を異なる2チャンネルに設定し、例えば第2図の送信波
形(ロ)と受信波形(ハ)に示すように、第1装置M1の
送信チャンネルを“4"に、受信チャンネルを“1"に設定
すれば、第2図の送信波形(ニ)と受信波形(ホ)に示
すように第2装置M2の送信チャンネルを“1"に、受信チ
ャンネルを“4"に設定する。このようにすれば第3図に
示すように、第1、第2クレーンA・Bが異常接近する
と、第1装置M1の発振器(6)からチャンネル“4"のタ
イミングで発振されるマイクロ波を第2装置M2のチャン
ネル“4"のタイミングで受信状態に在る受信器が受信
し、他方、第2装置M2から第1装置M1にチャンネル“1"
のタイミングでマイクロ波が受信されて、第1、第2装
置M1、M2は共にクレーン異常接近を検知してクレーン自
動停止等させる。
の動作タイムチャートを示し、4台の装置M1〜M4は3相
交流の商用電源(8)のいずれか1相の交流で動作す
る。この1相の商用電源(8)の1サイクルをチャンネ
ル切換部(9)で30°位相ずつに6時分割して動作期間
を6チャンネルに分ける。このような6チャンネルの時
分割は3相交流のゼロクロス信号で同期をとることで容
易、正確に行える。そして、第1の軌道(4)の2台の
第1、第2クレーンA、Bの第1、第2装置M1、M2にお
いては、互いに衝突を防止するために送受信チャンネル
を異なる2チャンネルに設定し、例えば第2図の送信波
形(ロ)と受信波形(ハ)に示すように、第1装置M1の
送信チャンネルを“4"に、受信チャンネルを“1"に設定
すれば、第2図の送信波形(ニ)と受信波形(ホ)に示
すように第2装置M2の送信チャンネルを“1"に、受信チ
ャンネルを“4"に設定する。このようにすれば第3図に
示すように、第1、第2クレーンA・Bが異常接近する
と、第1装置M1の発振器(6)からチャンネル“4"のタ
イミングで発振されるマイクロ波を第2装置M2のチャン
ネル“4"のタイミングで受信状態に在る受信器が受信
し、他方、第2装置M2から第1装置M1にチャンネル“1"
のタイミングでマイクロ波が受信されて、第1、第2装
置M1、M2は共にクレーン異常接近を検知してクレーン自
動停止等させる。
次に、第2の軌道(5)の2台の第3、第4クレーン
C、Dの第3、第4装置M3、M4での送受信チャンネルを
説明する。第3、第4装置M3、M4の送受信チャンネルが
上述の第1、第2装置M1、M2と同じ“1"又は“4"である
と、第1、第2装置M1、M2からのマイクロ波を第3、第
4装置M3、M4が受信して誤動作することがあるので、こ
れを避けるため、及び第3、第4クレーンC、Dの衝突
を防止するため、例えば第2図の送信波形(ヘ)と
(チ)及び受信波形(ト)と(リ)に示すように、第3
装置M3の送信チャンネルを“5"に、受信チャンネルを
“2"に設定し、第4装置M4の送信チャンネルを“2"に、
受信チャンネルを“5"に設定する。以上のチャンネル設
定を行うと、第3図に示すように、第3、第4クレーン
C、Dが異常接近すると双方の第3、第4装置M3、M4が
チャンネル“2"と“5"のタイミングで相手のマイクロ波
を検知して、衝突防止等が実行され、また、第1の軌道
(4)の第1、第2クレーンA、Bのいずれかに、第2
の軌道(5)の第3、第4クレーンC、Dのいずれかが
接近しても双方の受信チャンネルが異なっているので、
隣接する異軌道間でのクレーン接近で各装置M1〜M4は反
応せず、誤動作が防止される。
C、Dの第3、第4装置M3、M4での送受信チャンネルを
説明する。第3、第4装置M3、M4の送受信チャンネルが
上述の第1、第2装置M1、M2と同じ“1"又は“4"である
と、第1、第2装置M1、M2からのマイクロ波を第3、第
4装置M3、M4が受信して誤動作することがあるので、こ
れを避けるため、及び第3、第4クレーンC、Dの衝突
を防止するため、例えば第2図の送信波形(ヘ)と
(チ)及び受信波形(ト)と(リ)に示すように、第3
装置M3の送信チャンネルを“5"に、受信チャンネルを
“2"に設定し、第4装置M4の送信チャンネルを“2"に、
受信チャンネルを“5"に設定する。以上のチャンネル設
定を行うと、第3図に示すように、第3、第4クレーン
C、Dが異常接近すると双方の第3、第4装置M3、M4が
チャンネル“2"と“5"のタイミングで相手のマイクロ波
を検知して、衝突防止等が実行され、また、第1の軌道
(4)の第1、第2クレーンA、Bのいずれかに、第2
の軌道(5)の第3、第4クレーンC、Dのいずれかが
接近しても双方の受信チャンネルが異なっているので、
隣接する異軌道間でのクレーン接近で各装置M1〜M4は反
応せず、誤動作が防止される。
上記各装置M1〜M4の1つの具体的回路例を第4図に基
づき説明する。第4図は第2クレーンBの第2装置M2を
示す。(9)はチャンネル切換部(9)で、送受信チャ
ンネルを手動で選択する位相切換スイッチ(20)と、選
択された送受信チャンネルのタイミングでパルスを発生
する切換信号発生回路(21)からなる。この切換信号発
生回路(21)は専用のICが用いられ、商用電源(8)の
いずれか一相のゼロクロスのタイミングを検出して、一
サイクルを6分割した6チャンネルのタイミングを生成
している。この第2装置M2の場合チャンネル“1"で送信
制御信号Tを、チャンネル“4"で受信制御信号Rを発生
する。送信器(6)は、パルス電圧発生発振回路(22)
と、そのパルス電圧をチャンネル“1"の送信信号Tの入
力のタイミングで通す切換回路(23)と変調回路(2
4)、マイクロ波発振器(25)と、及び送信アンテナ(2
6)で構成され、チャンネル“1"のタイミングで変調さ
れたマイクロ波を空中に放射する。受信器(7)は第1
クレーンAからのマイクロ波を受信すると共に、同一装
置M2の送信器(6)からの漏洩波(27)も受信する。
づき説明する。第4図は第2クレーンBの第2装置M2を
示す。(9)はチャンネル切換部(9)で、送受信チャ
ンネルを手動で選択する位相切換スイッチ(20)と、選
択された送受信チャンネルのタイミングでパルスを発生
する切換信号発生回路(21)からなる。この切換信号発
生回路(21)は専用のICが用いられ、商用電源(8)の
いずれか一相のゼロクロスのタイミングを検出して、一
サイクルを6分割した6チャンネルのタイミングを生成
している。この第2装置M2の場合チャンネル“1"で送信
制御信号Tを、チャンネル“4"で受信制御信号Rを発生
する。送信器(6)は、パルス電圧発生発振回路(22)
と、そのパルス電圧をチャンネル“1"の送信信号Tの入
力のタイミングで通す切換回路(23)と変調回路(2
4)、マイクロ波発振器(25)と、及び送信アンテナ(2
6)で構成され、チャンネル“1"のタイミングで変調さ
れたマイクロ波を空中に放射する。受信器(7)は第1
クレーンAからのマイクロ波を受信すると共に、同一装
置M2の送信器(6)からの漏洩波(27)も受信する。
受信器(7)は受信アンテナ(28)とマイクロ波検波
器(29)で受信され検波された信号を増幅回路(30)と
切換回路(31)と増幅回路(32)の警報信号処理回路系
と、増幅回路(33)と切換回路(34)と増幅回路(35)
の故障監視信号処理回路系に通して、シュミット回路
(36)とデジタル検波回路(37)を介して出力部(10)
に出力する。警報信号処理回路系の切換回路(31)はチ
ャンネル切換部(9)からチャンネル“4"の受信制御信
号が入力されてチャンネル“4"のタイミングで入力され
る第1クレーンAからの送信信号だけを通し、故障監視
信号処理回路系の切換回路(34)にはチャンネル“1"の
送信制御信号Tが入力されてチャンネル“1"のタイミン
グで第2クレーンBにおける漏洩波(27)の信号だけを
通す。
器(29)で受信され検波された信号を増幅回路(30)と
切換回路(31)と増幅回路(32)の警報信号処理回路系
と、増幅回路(33)と切換回路(34)と増幅回路(35)
の故障監視信号処理回路系に通して、シュミット回路
(36)とデジタル検波回路(37)を介して出力部(10)
に出力する。警報信号処理回路系の切換回路(31)はチ
ャンネル切換部(9)からチャンネル“4"の受信制御信
号が入力されてチャンネル“4"のタイミングで入力され
る第1クレーンAからの送信信号だけを通し、故障監視
信号処理回路系の切換回路(34)にはチャンネル“1"の
送信制御信号Tが入力されてチャンネル“1"のタイミン
グで第2クレーンBにおける漏洩波(27)の信号だけを
通す。
出力部(10)は、切換回路(38)と積分回路(39)と
シュミット回路(40)とリレー回路(41)から成る警報
信号処理回路系と、これと同じ切換回路(42)と積分回
路(43)とシュミット回路(44)とリレー回路(45)か
ら成る故障監視信号処理系を有し、前者切換回路(38)
はチャンネル“4"の受信制御信号Rで、後者切換回路
(42)はチャンネル“1"の送信制御信号Tで受信器
(7)からの信号を通す。すなわち、第1クレーンAか
らのマイクロ波信号はチャンネル“4"のタイミングで受
信器(7)で受信されて検波され、出力部(10)の切換
回路(38)の在る警報信号処理回路系で処理されて、第
1、第2クレーンA、Bが異常接近したことを警報する
警報表示灯(46)を点灯させたり、クレーンA、Bを停
止等させるリレー回路(45)を作動させる。また、同一
装置M2での漏洩波(27)はチャンネル“1"のタイミング
で受信器(7)で受信され検波されて、出力部(10)の
切換回路(42)のある故障監視信号処理系で処理され
て、装置M2が正常に動作していることを示す正常動作表
示灯(47)を点灯させる。また、送信器(6)や受信器
(7)などに故障が発生した場合は出力部(10)の故障
監視信号処理系に信号が入力されず、従って、正常動作
表示灯(47)が消灯して、代りにシュミット回路(44)
に付設された故障診断論理回路(48)が故障原因を診断
して送信故障表示灯(49)と、受信故障表示灯(50)を
選択的に点灯させる。
シュミット回路(40)とリレー回路(41)から成る警報
信号処理回路系と、これと同じ切換回路(42)と積分回
路(43)とシュミット回路(44)とリレー回路(45)か
ら成る故障監視信号処理系を有し、前者切換回路(38)
はチャンネル“4"の受信制御信号Rで、後者切換回路
(42)はチャンネル“1"の送信制御信号Tで受信器
(7)からの信号を通す。すなわち、第1クレーンAか
らのマイクロ波信号はチャンネル“4"のタイミングで受
信器(7)で受信されて検波され、出力部(10)の切換
回路(38)の在る警報信号処理回路系で処理されて、第
1、第2クレーンA、Bが異常接近したことを警報する
警報表示灯(46)を点灯させたり、クレーンA、Bを停
止等させるリレー回路(45)を作動させる。また、同一
装置M2での漏洩波(27)はチャンネル“1"のタイミング
で受信器(7)で受信され検波されて、出力部(10)の
切換回路(42)のある故障監視信号処理系で処理され
て、装置M2が正常に動作していることを示す正常動作表
示灯(47)を点灯させる。また、送信器(6)や受信器
(7)などに故障が発生した場合は出力部(10)の故障
監視信号処理系に信号が入力されず、従って、正常動作
表示灯(47)が消灯して、代りにシュミット回路(44)
に付設された故障診断論理回路(48)が故障原因を診断
して送信故障表示灯(49)と、受信故障表示灯(50)を
選択的に点灯させる。
尚、本考案は上記実施例に限らず、送受信チャンネル
は6チャンネルの倍の12チャンネル、それ以上に設定し
てもよいが、チャンネル数が多くなる程に位相ずれに伴
う誤動作が生じ易いので12チャンネルまでが実用的であ
る。
は6チャンネルの倍の12チャンネル、それ以上に設定し
てもよいが、チャンネル数が多くなる程に位相ずれに伴
う誤動作が生じ易いので12チャンネルまでが実用的であ
る。
本発明によれば1台のクレーンにおける送信チャンネ
ルと受信チャンネルを相違させることで、相互干渉によ
る誤動作が防止でき、また、同一軌道の2台のクレーン
の一方の送信チャンネルと他方の受信チャンネルを合せ
ておけば2台のクレーンの異常接近の検知、衝突防止が
正確にできる。さらに、隣接する軌道の2台のクレーン
の送信チャンネルと受信チャンネルを相違させておくこ
とで、隣接軌道間でクレーン接近があっても、双方のク
レーンのクレーン衝突防止装置は互に反応せず、隣接軌
道間のクレーン接近に伴う誤動作が無くなり、天井に多
数のクレーンが走行する工場において信頼性の高いクレ
ーン設備が実現できる。
ルと受信チャンネルを相違させることで、相互干渉によ
る誤動作が防止でき、また、同一軌道の2台のクレーン
の一方の送信チャンネルと他方の受信チャンネルを合せ
ておけば2台のクレーンの異常接近の検知、衝突防止が
正確にできる。さらに、隣接する軌道の2台のクレーン
の送信チャンネルと受信チャンネルを相違させておくこ
とで、隣接軌道間でクレーン接近があっても、双方のク
レーンのクレーン衝突防止装置は互に反応せず、隣接軌
道間のクレーン接近に伴う誤動作が無くなり、天井に多
数のクレーンが走行する工場において信頼性の高いクレ
ーン設備が実現できる。
第1図は本発明に係るクレーン衝突防止装置を装備した
クレーンとその軌道を示す図、第2図は第1図の4つの
クレーンのクレーン衝突防止装置の商用電源と送信器、
受信器の送受信チャンネルの関係例を示す動作波形図、
第3図は第1図の4つのクレーンにおいて送受信チャン
ネルの関係例を示す図、第4図は本発明に係るクレーン
衝突防止装置の具体的構成回路のブロック図である。 第5図は従来のクレーン衝突防止装置を装備したクレー
ンとその軌道を示す図、第6図は第5図のクレーン衝突
防止装置の送受信波系と電源波形の関係を示す動作波形
図である。 A〜D……クレーン、M1〜M4……クレーン衝突防止装
置、(4)(5)……軌道、(6)……送信器、(7)
……受信器、(8)……商用電源、(9)……チャンネ
ル切換部、(10)……出力部。
クレーンとその軌道を示す図、第2図は第1図の4つの
クレーンのクレーン衝突防止装置の商用電源と送信器、
受信器の送受信チャンネルの関係例を示す動作波形図、
第3図は第1図の4つのクレーンにおいて送受信チャン
ネルの関係例を示す図、第4図は本発明に係るクレーン
衝突防止装置の具体的構成回路のブロック図である。 第5図は従来のクレーン衝突防止装置を装備したクレー
ンとその軌道を示す図、第6図は第5図のクレーン衝突
防止装置の送受信波系と電源波形の関係を示す動作波形
図である。 A〜D……クレーン、M1〜M4……クレーン衝突防止装
置、(4)(5)……軌道、(6)……送信器、(7)
……受信器、(8)……商用電源、(9)……チャンネ
ル切換部、(10)……出力部。
Claims (1)
- 【請求項1】天井の複数の軌道を走行する複数のクレー
ンのそれぞれに設置され、それぞれに同一商用電源周波
数の1サイクルを6の整数倍で時分割した複数の送受信
チャンネルの異なる2チャンネルでマイクロ波を送信及
び受信する送信器及び受信器と、この送受信チャンネル
を選択するチャンネル切換部と、前記受信器の受信信号
に基づいてクレーン異常接近警報信号を出力する出力部
とを具備して成るマイクロ波方式のクレーン衝突防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262726A JP2513861B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | マイクロ波方式のクレ―ン衝突防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1262726A JP2513861B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | マイクロ波方式のクレ―ン衝突防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03124697A JPH03124697A (ja) | 1991-05-28 |
JP2513861B2 true JP2513861B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=17379741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1262726A Expired - Fee Related JP2513861B2 (ja) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | マイクロ波方式のクレ―ン衝突防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2513861B2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-06 JP JP1262726A patent/JP2513861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03124697A (ja) | 1991-05-28 |
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