JP2513468Y2 - バルブコッタ - Google Patents

バルブコッタ

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JP2513468Y2
JP2513468Y2 JP40195590U JP40195590U JP2513468Y2 JP 2513468 Y2 JP2513468 Y2 JP 2513468Y2 JP 40195590 U JP40195590 U JP 40195590U JP 40195590 U JP40195590 U JP 40195590U JP 2513468 Y2 JP2513468 Y2 JP 2513468Y2
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JP
Japan
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valve
cotter
retainer
spring retainer
valve stem
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JP40195590U
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Inventor
淳 磯本
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンのバルブステ
ムとスプリングリテーナとの間に介在されるバルブコッ
タに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、スプリングリテーナをバルブス
テムに組み付けるバルブコッタを示し、バルブ1は、シ
リンダヘッドとスプリングリテーナ2との間に縮設され
たバルブスプリング3により常時閉弁方向に付勢され
る。スプリングリテーナ2とバルブ1のバルブステム1
aとは、バルブコッタ4を介して組み付けられており、
このバルブコッタ4は従来鍛鋼製の2個のリテーナロッ
ク4A,4Bからなる2分割型のものが使用されてい
る。
【0003】このバルブコッタ4はスプリングリテーナ
2廻りの組立の際、以下のように組み込まれる。まず、
スプリングリテーナ2を、図5に示すように、バルブス
プリング3のばね力に抗して押し込んで、スプリングリ
テーナ2とバルブステム1aとの間に隙間をつくる。そ
して、この隙間に2個のリテーナロック4A,4Bを左
右両側からそれぞれ差し込んで、各下端4bをスプリン
グリテーナ2のテーパ状嵌合孔2aに嵌入させ、各上端
4aをバルブステム1aのコッタ溝1bに嵌合させる。
次いで、スプリングリテーナ2をバルブスプリング3の
ばね力により戻すと、各リテーナロック4A,4Bは、
スプリングリテーナ2のテーパ状嵌合孔2aとバルブス
テム1aとの間に組み込まれる(図4)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のバル
ブコッタ4は、2個の小さな部品に分割されたリテーナ
ロック4A,4Bをスプリングリテーナ2とバルブステ
ム1aとの間の隙間に、それぞれ別個に差し入れなけれ
ばならず、扱い難いという欠点があり、このためスプリ
ングリテーナ2廻りの組立時の作業性が阻害されるとい
う問題がある。また、鍛鋼製品であるために重く、動弁
系の性能向上を図る上で軽量化が望まれている。
【0005】本考案は、上述事情に鑑みてなされたもの
で、軽量かつワンタッチで組み込むことのできるバルブ
コッタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案によれば、バルブステムにスプリングリテーナ
を係止するバルブコッタを樹脂部材により一体に形成
し、かつ上端面から軸方向に沿って所定の長さのスリッ
トを複数設け、バルブステムのコッタ溝に嵌合する嵌合
部を拡径可能とした構成のものである。
【0007】
【作用】嵌合部を拡径可能に分割された樹脂製バルブコ
ッタは、樹脂の弾性を利用してバルブステムにワンタッ
チで嵌め込まれ、当該バルブステムとスプリングリテー
ナとの間に組み込まれる。これにより、バルブコッタの
組込みが容易になって、スプリングリテーナ廻りの組立
の作業性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づき
説明する。なお、図4及び図5と同一部分は同一符号を
付して説明する。図1は、本考案に係るバルブコッタを
示し、バルブコッタ5は樹脂部材により一体に形成され
ており、スプリングリテーナ2のテーパ状嵌合孔2aに
内嵌し、またバルブ1のバルブステム1aに外嵌可能な
形状になっている。すなわち、バルブコッタ5の外周面
5cは円形で、かつ下方に狭いテーパ状をなしている
(図3)。また、バルブコッタ5の内周面5dはバルブ
ステム1aを外嵌し得る円形になっており、この内周面
5dの上部には、バルブステム1aのコッタ溝1bに嵌
合・係止するためのあご状に膨出した嵌合部5eが形成
されている。
【0009】そして、このバルブコッタ5は、図1に示
すように、嵌合部5eが形成された上端面5aから軸方
向に沿って、このバルブコッタ5を縦割りに分割して複
数の例えば、8個の楔状のリテーナロック5A〜5Hを
放射状(図2)に形成するスリット6が複数設けられて
いる。また、バルブコッタ5の下端5bは、各リテーナ
ロック5A〜5Hの各下端を連設しており、樹脂の弾性
によって各リテーナロック5A〜5Hの嵌合部5eは拡
径可能になっている。
【0010】なお、バルブコッタ5は硬度の高い例え
ば、フェノール系の樹脂によって形成されており、各リ
テーナロック5A〜5Hを連結す下端5bは部分的に軟
化され、弾性を有するように改質されている。以下に作
用について説明する。スプリングリテーナ2廻りの組立
の際、スプリングリテーナ2をバルブスプリング3のば
ね力に抗して押し込んで、バルブステム1aの先端をス
プリングリテーナ2から突出させる。そして、バルブス
テム1aの先端にバルブコッタ5を嵌入し、各リテーナ
ロック5A〜5Hをバルブステム1aに嵌合させると、
各リテーナロック5A〜5Hの上部に形成された嵌合部
5eがバルブステム1aのコッタ溝1bにそれぞれ嵌ま
り込み、各リテーナロック5A〜5Hがバルブステム1
aの外周縁に沿って放射状に係止され、バルブコッタ5
はバルブステム1aにワンタッチで組み付けられる。こ
こで、スプリングリテーナ2の押圧を解除してバルブス
プリング3のばね力によりスプリングリテーナ2を戻す
と、各リテーナロック5A〜5Hがテーパ状嵌合孔2a
に嵌まり込み、スプリングリテーナ2とバルブステム1
aとの間に組み込まれ、スプリングリテーナ2は、バル
ブステム1aにバルブコッタ5を介して組み付けられ
る。
【0011】なお、各リテーナロック5A〜5Hは、ス
プリングリテーナ2とバルブステム1aとの間で押圧さ
れた場合でも、硬度の高い樹脂製であることから押圧力
に耐えることができる。また、バルブコッタ5を樹脂部
材により形成したことにより、重量を軽減することがで
き、動弁系の運動性能を向上させることができる。ま
た、上述実施例において、バルブコッタ5を8個のリテ
ーナロック5A〜5Hを形成するように分割したが、こ
れに限らず、適宜な個数に分割してよい。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、バ
ルブステムにスプリングリテーナを係止するバルブコッ
タを樹脂部材により一体に形成し、かつ上端面から軸方
向に沿って所定の長さのスリットを複数設け、バルブス
テムのコッタ溝に嵌合する嵌合部を拡径可能とした構成
としたので、バルブコッタを樹脂の弾性を利用してスプ
リングリテーナとバルブステムとの間にワンタッチで組
み込むことができる。これにより、スプリングリテーナ
廻りの組立を容易かつ確実にすることができ、またスプ
リングリテーナ廻りの組立を自動化することもできる。
更に、バルブコッタを樹脂製にしたことにより軽量化す
ることができ、動弁系の運動性能を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るバルブコッタの斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】従来のバルブコッタを使用したスプリングリテ
ーナ廻りの断面図である。
【図5】図4のバルブコッタの取付方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1a バルブステム 2 スプリングリテーナ 5 バルブコッタ 5A〜5H リテーナロック 6 スリット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブステムにスプリングリテーナを係
    止するバルブコッタを樹脂部材により一体に形成し、か
    つ上端面から軸方向に沿って所定の長さのスリットを複
    数設け、前記バルブステムのコッタ溝に嵌合する嵌合部
    を拡径可能としたことを特徴とするバルブコッタ。
JP40195590U 1990-12-26 1990-12-26 バルブコッタ Expired - Lifetime JP2513468Y2 (ja)

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JPH0491208U JPH0491208U (ja) 1992-08-10
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JP5534438B2 (ja) * 2010-07-28 2014-07-02 いすゞ自動車株式会社 コッタ取付構造
JP6179339B2 (ja) * 2013-10-21 2017-08-16 三菱自動車工業株式会社 エンジンのバルブ構造
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