JP2512767Y2 - 碍子用鳥害防止装置 - Google Patents

碍子用鳥害防止装置

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JP2512767Y2
JP2512767Y2 JP1988164293U JP16429388U JP2512767Y2 JP 2512767 Y2 JP2512767 Y2 JP 2512767Y2 JP 1988164293 U JP1988164293 U JP 1988164293U JP 16429388 U JP16429388 U JP 16429388U JP 2512767 Y2 JP2512767 Y2 JP 2512767Y2
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征二 加藤
徹 藤岡
治 加藤
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関西電力 株式会社
大トー 株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は碍子に鳥が止まるのを防止するための碍子用
鳥害防止装置に関する。
(従来の技術) 一般にこの種の鳥害防止装置は、例えば実公昭53−18
238号公報に示されている如く、半円弧状とした上下一
対のバンド金具を形成して、上部バンド金具に一対の角
体を立設する一方、前記両バンド金具の両端部にボルト
挿通孔を形成して、これら両ボルト挿通孔にボルトを挿
通して、該ボルトの挿通端部にナットを螺着することで
両バンド金具の両端部を互いに接続するようにしたもの
が開発されている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、以上の構造の鳥害防止装置にあっては、該
装置を碍子に取付けるのに非常に手間を要するのであっ
て、すなわち、まず前記バンド金具の両端部に装着して
いるボルトを取外して、両バンド金具を分離させた上
で、上部バンド金具を前記碍子の外周に載せ、続いて下
部バンド金具を前記碍子の下面に当てがって両金具を保
持しながら両金具のボルト挿通孔を合わせ、しかる後、
該ボルト挿通孔にボルトを挿通して、その挿通端部にナ
ットを螺着することで前記両バンド金具を前記碍子に固
定しなければならず、特に前記碍子が足場の悪い高所に
位置する場合には、該装置の取付け作業が非常に行い難
いものである。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、目的と
するところは、碍子への取付け若しくは碍子からの取外
しが簡単かつ容易に行える鳥害防止装置を提供するにあ
る。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は碍子の外周に固定する固定具と、
該固定具から前記碍子の上方に突出する角体とからなる
鳥害防止装置であって、前記固定具を、前記碍子の外周
を抱持する細幅とした一対の抱持片から形成し、これら
両抱持片の上端部を枢着して、両抱持片の下端側を径方
向に揺動自由とすると共に、両抱持片の下端部に、これ
ら両抱持片の下端側を結合する結合手段を設ける一方、
前記各抱持片におけるこれら抱持片の枢着部近くで且つ
各抱持片の幅方向中間位置にそれぞれ角体を突設して、
これら各角体の遊端側を、該抱持片の幅方向外方に向っ
て互いに遠去かる方向に変位させたことを特徴とするも
のである。
(作用) 本考案によれば、前記両抱持片の下端側を開いた状態
にして、これら両抱持片の枢着部位を前記碍子上に被せ
るようにして一旦載せ、しかる後両抱持片を閉じて結合
手段により両抱持片の下端側を互いに結合することで、
各抱持片の枢着部近傍に設けた角体を碍子の上方に突出
させて配置することが出来るのである。
しかして各抱持片の枢着部位にそれぞれ角体が設けら
れているので、両抱持片の枢着部位を碍子上に載せた時
に両抱持片のバランスが保もたれて、これら抱持片が碍
子上から不用意に落下するのを抑制出来るし、しかも各
抱持片に設けた角体の遊端側が抱持上の幅方向外方に向
って互いに遠去かる方向に変位しているので、碍子への
組付に際して前記両抱持片を開いた時、前記角体が干渉
し合うようなことがないのである。
(実施例) 以下、本考案にかゝる鳥害防止装置を図に示す実施例
に従って説明する。
まず第4図において(1)は懸垂碍子装置であって、
複数個の懸垂碍子を直列に連結してなる懸垂碍子群(1
1)の両端に連結金具(12)とアークホーン(13)とを
設けた既知構造のものである。
しかして本考案にかゝる鳥害防止装置(2)は、かゝ
る碍子装置(1)の主として前記懸垂碍子群(11)に鳥
が止まるのを防止するためのものであって、基本的に
は、前記碍子群(11)を構成する懸垂碍子(14)のキャ
ップ(15)外周に固定する固定具(3)と、該固定具
(3)から前記碍子(14)の上方に突出する角体(4)
とから構成され、次にその構造を詳説する。
図に示す固定具(3)は、前記キャップ(15)の外周
に沿う円弧状で且つ細幅とした一対の抱持片(3a)(3
b)から成り、かゝる両抱持片(3a)(3b)の上端部に
は、前記角体(4)の固定部(31a)(31b)と、両抱持
片(3a)(3b)の枢着部(32a)(32b)とを形成して、
該枢着部(32a)(32b)の幅を第3図から明らかなよう
に両抱持片(3a)(3b)の他の部位の幅のほゞ2分の1
とすると共に、前記枢着部の一方(32a)に貫通孔(3
3)を、他方にねじ孔(34)をそれぞれ形成してねじ体
(35)を前記貫通孔(33)に挿通した上で前記ねじ孔
(34)に螺着することで、前記両抱持片(3a)(3b)を
前記枢着部(32a)(32b)にて前記ねじ体(35)を介し
て枢着している。
また前記両抱持片(3a)(3b)の下端には、径方向外
方に突出する接続片(36a)(36b)を形成して、これら
両接続片(36a)(36b)にボルト挿通孔(37a)(37b)
を形成すると共に、図に雌実施例では前記両抱持片(3
a)(3b)の下端側を結合する結合手段としてボルト
(5)及びナット(50)を用い、前記ボルト(5)を前
記両挿通孔(37a)(37b)に挿通して、その挿通端部に
前記ナット(50)を螺着することで、両抱持片(3a)
(3b)の下端側を結合するようにしている。
また前記固定部(31a)(31b)の幅方向中間位置に
は、該固定部(31a)(31b)を上面に開口する嵌合孔
(38a)(38b)を形成している。
尚、前記両抱持片(3a)(3b)は、塩化ビニールとAB
S樹脂の合成材料から成る。
一方、前記角体(4)(4)はアルミナ含有磁器から
成り、かゝる角体(4)(4)の長さ方向一端部を前記
各固定部(31a)(31b)の嵌合孔(38a)(38b)にそれ
ぞれ挿嵌して例えばシリコンシーラントなどの接着剤で
接着すると共に、これら両角体(4)(4)の遊端側を
第2図で明らかな如く両抱持片(3a)(3b)の幅方向外
方に向って互いに遠去かる方向に変位させている。
以上の構成から成る鳥害防止装置を前記懸垂碍子装置
(1)に組付けるには、前記接続片(36a)(36b)の挿
通孔(37a)(37b)に挿着しているボルト(5)を取外
して、第5図に示す如く前記両抱持片(3a)(3b)の他
端側を開くのであって、前記両抱持片(3a)(3b)の開
放時、前記角体(4)(4)は相互に干渉することがな
く、従って、前記両抱持片(3a)(3b)の他端側を支障
なく大きく開放することが出来る。
斯くして以上の如く開放した両抱持片(3a)(3b)を
前記懸垂碍子(14)のキャップ(15)外周上に載せて、
該両抱持片(3a)(3b)の他端側を再度閉じた後、前記
接続片(36a)(36b)の挿通孔(37a)(37b)に前記ボ
ルト(5)を挿通してその挿通端部にナット(50)を螺
締すれば、第4図に示す如く前記固定具(3)が前記キ
ャップ(15)の外周に固定されて、前記角体(4)が前
記キャップ(15)の径方向外方に突出するのであって、
斯くして前記角体(4)の存在により、前記懸垂碍子群
(11)に鳥が止まることが出来なくなるのである。
ところで前記各抱持片(3a)(3b)の枢着部位にそれ
ぞれ角体(4)が設けられているので、前記両抱持片
(3a)(3b)を前記キャップ(15)上に載せた時、両抱
持片(3a)(3b)はバランスが保もたれて前記キャップ
(15)上から不用意に落下するのが抑制されるのであ
る。
尚、以上の実施例では、両抱持片(3a)(3b)の他端
側を結合する結合手段としてボルト(5)及びナット
(50)を用いたが、これに限定されるものではなく、例
えばクリップやピンを用いてもよい。
また第6図は、長幹碍子装置に用いる別の実施例を示
し、第1図から第5図に示す実施例と相違する点は、前
記両抱持片(3a)(3b)の内周面にブチル系ゴム製のパ
ッキング材(6)を貼設した点であって、斯くすること
で前記長幹碍子装置の碍子外周に取外けた際、鳥害防止
装置が前記長幹碍子装置に対して不用意に回転するのを
防止するようにしている。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、各抱持片の枢着部位にそ
れぞれ角体が設けられているので、両抱持片の枢着部位
を碍子上に載せた時に両抱持片のバランスが保たれて、
これら抱持片が碍子上から不用意に落下するのを抑制出
来るし、しかも各抱持片に設けた角体の遊端側が抱持片
の幅方向外方に向って互いに遠去かる方向に変位してい
るので、碍子への組付に際して前記両抱持片を開いた
時、前記角体が干渉し合うようなことがないのであり、
従って、特に高所での作業となりがちな鳥害防止装置の
前記碍子への組付に際しては、前記両抱持片を開放し
て、碍子上に載せた上で両抱持片の下端側を閉じて結合
手段で両抱持片の他端側を互いに結合するだけの簡単な
作業により、角体を碍子の上方に突出させた状態に直ち
に組付けることが出来、全体として前記碍子への取付、
更には碍子からの取外しが簡単かつ容易に行え、特に高
所での前記作業の安全性が高まるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかゝる鳥害防止装置の一実施例を示し、
第1図はその一部切欠正面図、第2図は側面図、第3図
は要部の拡大平面図、第4図は懸垂碍子装置に組付けた
状態を示す説明図、第5図は抱持片を開いた状態の正面
図、第6図は鳥害防止装置の別の実施例を示す正面図で
ある。 (3)……固定具 (3a)(3b)……抱持片 (4)……角体 (5)……ボルト(結合手段) (50)……ナット(結合手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 藤岡 徹 大阪府大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西電力株式会社内 (72)考案者 加藤 治 大阪府大阪市北区中之島3丁目6番32号 大トー株式会社内 (56)参考文献 実開 昭57−12625(JP,U) 実公 昭53−18238(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】碍子の外周に固定する固定具と、該固定具
    から前記碍子の上方に突出する角体とからなる鳥害防止
    装置であって、前記固定具を、前記碍子の外周を抱持す
    る細幅とした一対の抱持片から形成し、これら両抱持片
    の上端部を枢着して、両抱持片の下端側を径方向に揺動
    自由とすると共に、両抱持片の下端部に、これら両抱持
    片の下端側を結合する結合手段を設ける一方、前記各抱
    持片におけるこれら抱持片の枢着部近くで且つ各抱持片
    の幅方向中間位置に、それぞれ角体を突設して、これら
    各角体の遊端側を、該抱持片の幅方向外方に向って互い
    に遠去かる方向に変位させたことを特徴とする碍子用鳥
    害防止装置。
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