JP2512558Y2 - 車両用の吸気ダクト - Google Patents

車両用の吸気ダクト

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JP2512558Y2
JP2512558Y2 JP3211590U JP3211590U JP2512558Y2 JP 2512558 Y2 JP2512558 Y2 JP 2512558Y2 JP 3211590 U JP3211590 U JP 3211590U JP 3211590 U JP3211590 U JP 3211590U JP 2512558 Y2 JP2512558 Y2 JP 2512558Y2
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JP
Japan
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intake duct
opening
metal lath
rigidity
intake
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JP3211590U
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文夫 渡辺
久仁 結城
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は車両用の吸気ダクトの構造に関する。
（従来の技術） 大型トラックなどにおいて、キャブの背面に沿ってエ
ンジンの吸気ダクトを上方に延長して、先端を開口させ
ている（実開昭60-81029号公報等参照）。
そして、吸気ダクトの開口部には、大きなごみを吸入
しないように、適当なメッシュの金網が張ってある。
（考案が解決しようとする課題） 一般に吸気ダクトは板金のプレス加工や合成樹脂の成
型加工等により形成されるが、大型エンジンでは吸入空
気量も多く、それだけ吸気ダクトも大径化するため、こ
れに伴ってとくに吸気ダクトの開口部の剛性が低下しが
ちで、車体振動や吸気脈動に励起されて振動を起こしや
すく、運転状態によっては吸気騒音も大きくなるという
傾向があった。
本考案はこのような課題を解決することを目的とす
る。
（課題を解決するための手段） 本考案は、キャブの背面に沿って取付けられる車両用
の吸気ダクトであって、吸気ダクト本体の上部を断面が
偏平形状の開口部を有するキャップ部で覆った吸気ダク
トにおいて、前記開口部を覆うように菱形のメッシュ形
状を有するメタルラスを配置し、かつこのメタルラスは
その鋭角部を前記開口部の拡幅部に対して直交する方向
に向けて取付けるものとした。
（作用） 菱形メッシュ形状のメタルラスは、その鈍角部に比較
して鋭角部が対向する方向からの荷重に対して高い剛性
を有し、また吸気ダクトキャップ部の偏平形状の開口部
はその拡幅部に対して直交する方向からの荷重に対する
剛性が低い。したがって、メタルラスの鋭角部をキャッ
プ部開口部の拡幅部に対して直交する向きに取付けるこ
とにより、開口部の剛性をメタルラスの剛性特性により
補い、効果的に吸気ダクトの剛性を向上させることがで
きる。
（実施例） 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第１図、第２図に示すように、吸気ダクト本体１の上
部にはキャップ部２が取付けられ、このキャップ部２の
下方に開口部３が下向きに形成される。
吸気ダクト本体１は車両のキャブ（図示せず）の背面
に沿って立ち上がり、その上端をキャップ部２が覆うよ
うになっている。吸気ダクト本体１の先端の吸入口４は
キャップ部２の内方において、キャップ部２の内側面に
沿う吸気ダクト本体１が一体に結合される。
したがって、キャップ部２の開口部３は吸気ダクト本
体１と隣合わせに偏平に形成され、幅の広い拡幅部3a
と、幅の狭い狭幅部3bとから構成される。そして、この
開口部３には、大きなごみが吸入されるのを防ぐため
に、メタルラス５が取付けられる。
この場合、メタルラス５はメッシュの開口形状が、ひ
し形の鋭角部5aと鈍角部5bとをもつが、鋭角部5aが前記
拡幅部3aとほぼ直交するように対向させてメタルラス５
を取付ける。
メタルラス５は鈍角部5bの方向に比較して鋭角部5aの
方向に強い剛性を発揮、つまり、鋭角部5aの方向から作
用する圧縮や引張等に対しては強い剛性をもつ。
キャップ部２の開口部３は、幅の狭い辺である狭幅部
3bに比較して、幅の広い辺、つまり拡幅部3aに直交する
方向からの圧縮などに弱い。
したがって、メタルラス５の鋭角部5aを開口部３の剛
性の弱い拡幅部5aに対向させることにより、開口部３の
強度をメタルラス５の剛性特性により補い、全体的な剛
性を大幅に向上させることができる。
これらの結果、吸気ダクトをキャブの背面に取付けた
場合に、車体振動や吸気脈動によって、吸気ダクト本体
１のキャップ部２が振動するのを効果的に抑制すること
ができ、吸気騒音の低減が図れる。
（考案の効果） 以上のように本考案によれば、偏平形状の開口部を有
するキャップ部を備えた車両用吸気ダクトにおいて、前
記開口部に菱形のメッシュ形状を有するメタルラスをそ
の鋭角部がキャップ部の開口部の拡幅部に対して直交す
る方向を向くように取り付けることにより、吸気ダクト
の剛性をその開口部にて向上させるようにしたので、車
体振動や吸気脈動によるダクト開口部周辺の振動を抑制
し、吸気騒音の低減を図ることができるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案の実施例の正面図、第２図は同Ａ−Ａ線
断面図である。 １……吸気ダクト本体、２……キャップ部、３……開口
部、3a……拡幅部、５……メタルラス、5a……鋭角部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】キャブの背面に沿って取付けられる車両用
    の吸気ダクトであって、吸気ダクト本体の上部を断面が
    偏平形状の開口部を有するキャップ部で覆った吸気ダク
    トにおいて、前記開口部を覆うように菱形のメッシュ形
    状を有するメタルラスを配置し、かつこのメタルラスは
    その鋭角部を前記開口部の拡幅部に対して直交する方向
    に向けて取付けたことを特徴とする車両用の吸気ダク
    ト。
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JP6626775B2 (ja) * 2016-04-19 2019-12-25 日野自動車株式会社 吸気ダクト

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