JP2512485B2 - 球体の分級装置 - Google Patents

球体の分級装置

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JP2512485B2 JP18963487A JP18963487A JP2512485B2 JP 2512485 B2 JP2512485 B2 JP 2512485B2 JP 18963487 A JP18963487 A JP 18963487A JP 18963487 A JP18963487 A JP 18963487A JP 2512485 B2 JP2512485 B2 JP 2512485B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、例えば遊技用のパチンコ機に正規の径より
も小さな小径球が故意に使われたときにはこれを排除す
るなどの目的で使用するに好適した球体の分級装置に関
する。
(従来の技術) 上記のパチンコ機用の球体分級装置としては、第11図
に示すように球発射装置にパチンコ球を導く球流路31の
底面の適宜の個所に、正規球より開口幅が小さく且つ排
除せんとする小径球よりは開口幅が大きい小径球排出口
32を設けたものが主として使われている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の如き分級機構では、不正遊技者が例えば10.3mm
の球を使用するのであれば、排出口の幅を10.3mmよりや
や広幅に設定しておくことにより、その不正球を排出し
ようというものであるが、不正遊技者は今度は10.5mmの
不正球を使用してこれを逃れようとする。これに対抗す
るためには、排出口の幅は、正規球の径より僅かに小な
る寸法に設定しなければならなくなるが、このようにす
ると、正規球でも排出口上を転流するときは、その半ば
近くまで排出口中に没するため、その半没状態から再び
元の底壁面に乗り上げるにとって惰力が不足していると
きや、少しでも変形等していてその箇所が正規球径より
も微少寸法不足している場合には、球が排出口に引掛っ
て球詰りを起すことがある。そして球詰りが生じた場合
には、球が発射装置に送られなくなって遊技が中断さ
れ、特に球詰りの直前にいわゆる役物などで時間を制約
された入賞し易い状態が形成されていたときには、該状
態を利用できなくなり、遊技者に多大の損害を与えるこ
ととなる。
本発明は上記の事情に鑑みなされたものであり、従っ
てその目的は、所定径を有する球体中にこの球径より極
くわずかに球径が小さい小径球が混在していても、これ
を確実に排除できると共に、小径球の排出口において球
詰りを起こすことのない球体の分級装置を提供するにあ
る。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明による球体の分級装置は、底壁が側壁に向って
低くなるように傾斜状に形成された球流路を有し、その
底壁と該底壁が低くなる側の側壁との間に亘るようにし
て所定径未満の球体を球流路の外に落下させるための排
出口を設けると共に、この排出口の差し渡し開口幅を、
終端から始端に向って球体の前記所定径の1/2の距離を
超えない特定位置で該所定径に等しく、且つその特定位
置から始端に向けて漸減するように設定したことを特徴
とするものである。
(作用) 上記構成を備える球体の分級装置は、球流路内にその
始端側から流入した被分級球体が路内を流れて排出口に
差し掛ると、底壁と側壁との間に亘って形成されたこの
排出口の両側縁にまたがるようにして更に流れる。そし
てこの両側縁間の差し渡し開口幅が球体の所定径に等し
い幅となる特定位置に被分級球体の球芯位置が達する迄
に、所定径以下の小径球は排出口から落下する。落下を
まぬがれた所定径の球体は、その球芯位置が上記特定位
置に達したとき、その先端側は排出口の終端に掛った状
態にあり、しかも排出口への落ち込む量が少ないので、
排出口を容易に通過して球流路の出口に達する。
(実施例) 以下に本発明を遊技用のパチンコ機の不正球排除機構
として適用した第1実施例につき、第1図乃至第4図を
参照して説明する。
第1図において、1は球体の分級装置の本体をなす球
流路であり、その縦断面形状は第3図に示した如く略口
の字形をしている。この球流路1の底壁2は、第2図の
如く被分級球体の流入側となる上流端2aから流出側とな
る下流端2bに向けて下降傾斜させると共に、第3図の如
く、幅方向にも例えば左側に向けて次第に低くなるよう
に傾斜させている。3は底壁2が低くなる側の側縁に立
設した球流路1の側壁であり、4はその対向側側壁、そ
して5は頂壁である。6は所定径(正規の径)未満のパ
チンコ球を球流路1の下方に落下させる排出口であっ
て、図示の如く球流路1の途中の底壁2と側壁3との間
に亘るようにして設けられている。この排出口6の全長
Lはパチンコ球の正規径より大きく設定されている。ま
た排出口6の差し渡し開口幅Bは、第1図に示した如
く、排出口6の終端6bから始端6aに向ってパチンコ球の
正規径の1/2の距離(第1図にL1で示す)を超えない特
定位置Pでパチンコ球の正規径に等しく設定され、該特
定位置Pから始端6aに向って漸減するように設定されて
いる。尚、排出口6の終端6bと上記特定位置Pとの間に
おける差し渡し開口幅Bはパチンコ球の正規径と同等に
設定している。
そしてこの場合は、排出口6の底壁2側の側縁部6cを
球流路6の流路方向に並行させると共に、側壁3側の側
縁部6bにくの字形状を与えることによって上記の設定条
件を満たさせており、このくの字形の屈折位置が前述の
特定位置Pに当る。そしてこの実施例では、パチンコ球
の正規径(正規球Aの径)は11.0mmであることから、L1
の値は4.0mm弱に設定している。また、排出口6の開口
幅Bは始端6aにおいて10.0mmとし、始端6aと特定位置P
との間の部分において側壁3側の側縁部6aは底壁2面に
対して約15゜傾斜している。
第4図は球流路1をパチンコ機の打球送り函7内に組
込んだ有様を示しており、球流路1の上流端には球供給
路8の下流端が接続され、また球流路1の下流端は球発
射装置9への球供給路10に接続されている。11は球受
部、12は発射槌、13は発射レールであって、打球送り函
7の基本構造は従来のパチンコ機と異なるところはな
い。尚、この図では排出口6から落下した小径球の排出
路の図示は省かれている。
次に上記構造の作用を説明する。今、仮に、遊技者が
球供給路8の上流端に設けてある球受皿(図示略)に遊
技盤の入賞孔に入る確立の高い小径球を正規の球径を有
する正規球に混ぜて不正に投入したとする。これらの球
は夫々球供給路8を通過して球流路1内に進入するが、
その底壁2は側壁3側に向けて低くなるように傾斜させ
てあるので各々の球は側壁3に寄り掛りながら底壁2上
をその下流に向けて転動しつつ流れ降りる。そして排出
口6上に達すると第3図に示したように各球は排出口6
の両側縁部6c及び6dにまたがり、球面の一部が排出口6
から突出した状態のもとに流下し続ける。ところが、こ
の排出口6の差し渡し開口幅Bはその始端6aにおいては
正規球Aの球径より狭く設定されているが、特定位置p
に向けて次第に拡大していると共に、この特定位置Pか
ら終端6b迄の間は正規球Aの径と同等に設定されて、し
かも小径球aはその球芯位置が特定位置Pに達する前、
従ってその先端面が排出口6の終端6bに届く前に落下す
るが、所定径の正規球Aの球芯位置が特定位置Pに達し
たときには、その先端は終端6bに届いてその端縁に乗り
上げ掛った状態となるように距離L1の値が予め選定され
ている。従って排出口6上を流下する球のうち、所定径
の正規球Aはその球芯位置が特定位置Pに達する迄に排
出口6から抜け落ちることは勿論なく、特定位置Pに達
したときにはその先端が排出口6の終端6bに乗り掛って
いるので、その後も排出口6からの転落をまぬがれて球
流路1内を通過し打球装置9に送り込まれる。この場
合、第3図を参照すれば理解されるように、排出口6の
幅Bが正規球Aの径と同等であっても、排出口6が球流
路1の底壁2と側壁3とに亘って形成されていることに
より、排出口6への正規球Aのはまり込み深さHは、第
11図に示す従来の排出口21への正規球Aのはまり込み深
さhに比べてかなり浅くなる。従って排出口6に正規球
Aがはまり込んでも球が保有する球流路1内での運動エ
ネルギーによりはまり込み状態から容易に脱出すること
ができ、従来生じ勝ちであった排出口における正規球A
の球詰りが起こらなくなる。一方小径球aは正規球Aの
径と同一の開口幅となる特定位置Pに向けて次第に拡巾
される排出口6上を流下して、その球芯位置が特定位置
Pに達する迄には確実に排出口6から落下させられる。
以上のようにして小径球aを正規球Aから分級すること
ができる。
また、若し正規球Aのうちに、打球による窪み傷を受
けるとか、微小偏芯形状を備えるなどにより、局部的に
所定径に満たない球径部分が存在する球が混在してい
て、その径小な部分がたまたま排出口6内に落込むよう
になったとすると、これは小径球と同様に排出口6から
落下する。
尚、上記実施例では、正規球Aの径が11.0mmである場
合について、L1の値を4.0mm弱に設定することによって1
0.9mm以下の小径球を排出することができた。然し、L1
の最適値は、球流路1の底壁2と側壁3とに夫々形成さ
れた排出口6の各一半部分をなす開口の巾D1及び高さD2
(第1図参照)寸法を、所定の開口幅Bを保たせながら
適宜に変更した場合には、それに対応して変化して来る
し、排除すべき球の径の大小に応じても変化するので、
L1の最適値は実験に基いて決めるのがよい。
第5図乃至第7図は、夫々本発明の第2乃至第4実施
例の球流路17〜19を示している。これら第2乃至第4実
施例は、第1実施例における排出口6の両縁側6c,6dの
うち、側壁3の側縁6dの形状を変えたもので、その他の
構成は第1実施例と同様である。即ち、、第5図の排出
口6の側縁6dは特定位置Pを超えて終端6bまで直線的に
傾斜させたもの、第6図の排出口6の側縁6dは底壁から
特定位置P迄直線的に傾斜させると共に特定位置Pから
終端迄の間を曲線状としたもの、第7図の排出口6の側
縁6dは底壁から終端迄の全体を正規球Aの半径よりも大
なる曲率半径の曲線状としたものである。
尚、上記各実施例では、排出口6の底壁側の側縁6cを
側壁と平行な直線状としたが、側壁側の側縁6dを底壁と
平行な直線状とし、底壁側の側縁6cを傾斜状としてもよ
く、両側縁6c,6dを共に傾斜状としてもよい、 第8図及び第9図は本発明の第5及び第6実施例の球
流路20及び21を示している。第8図の球流路20は一方の
側壁と頂壁が省かれている。また、第9図の球流路21は
底壁を傾斜させる代りに球流路21の全体をその幅方向に
傾かせている。
第10図は本発明による第7実施例の球流路22を示して
おり、その底壁22aはその幅方向に中高のカマボコ形状
を与えることにより、底壁22aを幅方向中央部から両側
壁に向けて夫々低くなるように傾斜させている。それに
対応して、排出口6も底壁22aと対向する2つの側壁22b
及び22cとに夫々に亘って設け、且つ2つの排出口6の
位置を隔てさせている。
尚、球流路の細部の形状及び寸法は、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において適宜に変更しても本発明の目的
を遂げることができる。
また、球流路は上記実施例の如く独立したユニットと
して作製したうえ着脱可能に打球送り函に組付けてもよ
いし、打球送り函と一体的に作製してもよい。
そして更にいえば、本発明による球体の分級装置は、
例えば真珠球の大きさの選別などのように、上記実施例
以外の様々な使途にも利用することができる。この場合
には、1つの球流路に複数の夫々寸法が相違する排出口
を設けるか、或は分級機能が相違する複数の球流路を連
結させて用いるなどするとよい。
[発明の効果] 以上に説明により明らかなように、本発明による球体
の分級装置は、球流路を構成する底壁と側壁とにまたが
らせて排出口を設け、且つこの排出口の各部の寸法を被
分級球体の所定径との関係において特定範囲に設定した
ことにより、所定径未満で且つ所定径に極めて近い径を
有する球体を確実に分級することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本発明をパチンコ機の不正球排除機構に
適用した実施例を示すもので、第1図乃至第4図は本発
明の第1実施例に係る図であり、第1図乃至第3図は夫
々球流路の拡大部分破断斜視図,正面図及び縦断面図、
第4図は球流路を組込んだ打球送り函の正面図である。 そして、第5図乃至第7図は夫々本発明の第2乃至第4
実施例の球流路を示した正面図、第8図及び第9図は本
発明の第5及び第6実施例の球流路の縦断面図、第10図
は本発明の第7実施例の球流路の斜視図である。 また、第11図は従来例を示した第3図相当図である。 図中、1は球流路、2は底壁、3は側壁、6は排出口、
7はパチンコ機の打球送り函、Pは特定位置、Aは正規
球である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁が側壁に向かって低くなるように傾斜
    状に形成された球流路と、この球流路の途中に当該球流
    路の底壁とこの底壁が低くなる側の側壁との間に亘って
    開口形成され所定径未満の球体についてはこれを落下さ
    せるための排出口とを具備し、前記排出口の差し渡し開
    口幅が、終端から始端に向って球体の前記所定径の1/2
    の距離を超えない特定位置で該所定径に等しく、且つそ
    の特定位置から始端に向けて漸減するように設定されて
    いることを特徴とする球体の分級装置。
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CN115350938B (zh) * 2022-10-24 2023-02-07 济宁恒阔机械制造有限公司 一种电动车轮毂用钢珠直径自动检测装置及控制方法

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