JP2512363Y2 - 自転車用ペダルにおける靴固定装置 - Google Patents

自転車用ペダルにおける靴固定装置

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JP2512363Y2
JP2512363Y2 JP1990095298U JP9529890U JP2512363Y2 JP 2512363 Y2 JP2512363 Y2 JP 2512363Y2 JP 1990095298 U JP1990095298 U JP 1990095298U JP 9529890 U JP9529890 U JP 9529890U JP 2512363 Y2 JP2512363 Y2 JP 2512363Y2
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JP
Japan
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cleat
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locking
fixing device
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JP1990095298U
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JPH0451888U (ja
Inventor
皓一郎 荻野
Original Assignee
株式会社三ケ島製作所
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自転車用ペダルにおける靴固定装置に関
し、特にマウンテンバイクに使用するのに適したもので
ある。
(従来の技術) 従来、トウクリップを使用することなく靴を固定でき
るようにした自転車用ペダルにおける靴固定装置は種々
提案され、実用化されている。しかし、これらはいずれ
もロードレースやトラックレースを想定したものであっ
て、靴底から突出して取付けられたクリートの前後左右
を係止部材で係止保持する構造であった。
(考案により解決しようとする課題) ところで、マウンテンバイクにおいては、その利用形
態から、山道等で自転車を降り、自転車を担いで歩くこ
とがしばしば行われる。そのために従来の靴底から突出
したクリートは歩きにくくて適当でなく、靴底から突出
しない小型のクリートを使用する必要がある。
そして、係るクリートに適した自転車用ペダルの靴固
定装置が必要であり、この考案はこのようなマウンテン
バイクに特に適した靴固定装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) この考案の自転車用ペダルの靴固定装置は、クリート
の前方及び内側の縁を固定された支持部材で係止支持
し、クリートの外側の縁を可動の支持部材で係止支持
し、クリートの側縁に形成された係止凸部を支持部材に
形成さた係止凹部に係合させることにより、クリートを
ペダルに固定するようにしたものである。
すなわち、ペダルボディの踏面に、クリートの前方縁
と係止する前方支持部材及び内側縁と係止する内側支持
部材を固定すると共に、前記踏面には前記クリートの外
側縁と係止する外側支持部材を取付けてある。そして該
外側支持部材は、前記内側支持部材側に付勢すると共
に、ペダル軸に沿った方向に移動可能とし、前記内側支
持部材及び外側支持部材には前記クリートの側縁に形成
された係止凸部と係止する係止凹部を形成して構成して
ある。
前記外側支持部材の移動は、円方向の移動でも水平方
向の移動でもよく、外側支持部材をペダル軸と直角な軸
に回動可能に取付けたり(請求項2)、ペダル軸と平行
方向に水平移動可能に取付けたり(請求項3)すること
が考えられる。
(考案の作用) この考案において、クリートの前方縁は前方支持部材
によって、内側縁は内側支持部材によって、外側縁は外
側支持部材によって夫々支持される。またクリートの係
止凸部が内側支持部材及び外側支持部材の係止凹部に係
止する。したがって、クリートすなわち靴の上下方向の
保持は前方支持部材、内外側の支持部材によってなさ
れ、左右方向の保持は内外側の支持部材によってなさ
れ、前後方向の保持は係止凸部と係止凹部との係止によ
ってなされることとなり、クリートはペダルに固定され
ることとなる。
ここで、外側支持部材はペダル軸方向に移動可能であ
るから、クリート(靴)の装着時には、クリートを支持
部材の上方から押し下げると、外側支持部材が移動して
クリートから逃げる。そして外側支持部材は付勢されて
いるので、クリートが該部を通過するとクリート側へ移
動し、これを支持する。逆に、クリート取り外し時に
は、クリート(靴)を外側へ移動させて外側支持部材を
移動させることにより、クリートをペダルから外すこと
ができる。
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
(実施例) 第1図においてペダルボディ1の表側踏面に固定支持
部材取付け部2が形成してあり、該固定支持部材取付け
部2に固定支持部材3がネジ4によって固着してある。
該固定支持部材3は、基板5の前方にクリート6の前方
縁6aと係止する前方支持部材7を有し、側方にクリート
6の内側縁(装着時における自転車本体側)6bと係止す
る内側支持部材8を有している。そして前記両支持部材
はクリート6の縁と係止し得るように、断面コ字状であ
り、内側支持部材8の端縁には前記クリート6に形成さ
れた係止凸部6cと係止する係止凹部8aが形成してある。
前記ペダルボディ1の後部外側には、クリート6の外
側縁6dと係止する外側支持部材9が前記内側支持部材8
に対向して取付けてある。該外側支持部材9の基部には
支軸挿通部9aが形成され、該支軸挿通部9aの前方内側に
バネ受け足9bが連設してある。前記外側支持部材9の係
止縁は前記クリート6の係止凸部6eと係止する係止凹部
9cを有している。
このように構成された外側支持部材9は、ペダルボデ
ィ1の後枠1aを貫通して挿通された支軸10を前記支軸挿
通部9aに挿通させてペダルボディ1に回動可能に取付け
てある。そして、外側支持部材9はコイルバネ11によっ
て内側支持部材側へ付勢されている。該付勢のための構
造は第4図に示す通りである。
すなわち、前記コイルバネ11はペダルボディ1の後部
に挿通固定されたネジ杆12に装着してあり、該コイルバ
ネ11の一端は前記外側支持部材9のバネ受け足9bに係止
し、該バネ受け足9bを下方へ押し下げており、他端はペ
ダルボディ1に取付けられたインジケータ13に固定して
ある。該インジケータ13は第5図に示すような直方体で
あって、その前後方向に前記コイルバネ11の端部が挿通
固定される孔13aが、また上下方向にインジケータ取付
けネジ14のネジ孔13bが形成してある。そして、該イン
ジケータ13はペダルボディ1の後部に形成されたインジ
ケータ装着部15(第2図参照)に装着され、ペダルボデ
ィ1を貫通する前記取付けネジ14によって昇降自在に取
付けてある。
図中、符号16はキャップ、17はリフレクタ、18は蹴返
し、19はペダル軸、6fはクリートの靴取付けネジの挿通
孔である。尚、ペダルボディ1の裏面は靴固定装置を持
たない踏面としてあるが、裏面にも同様の靴固定装置を
設けることもできる。
次に、上記実施例の作動を説明する。
常態において、外側支持部材9はコイルバネ11の弾性
(円周方向)によって、そのバネ受け足9bは第4図
(b)矢示21方向へ、そして外側支持部材9は矢示22方
向へ付勢され、内外の支持部材間隔はクリート6が係止
し得る程度に狭くなっている。ここで、クリート6の前
方縁6aを前方支持部材7に係止させた後に足を強く押し
下げると、クリート6の下向きの力によって外側支持部
材9は矢示23方向へ回動する。尚、この回動が容易とな
るように、外側支持部材の上面9dは下向き傾斜としてあ
る。
クリート6の係止縁が通過すると、外側支持部材9は
コイルバネ11の力により原状に復帰し、クリート6は前
方支持部材7及び内外の支持部材によって係止されるこ
ととなる。そしてまた、クリート6に形成された係止凸
部6c、6eは夫々内外の支持部材の係止凹部8a、9cに係合
係止されるので、クリートの前後方向の動きも規制され
る。したがって、クリート、そして靴はペダルに固定さ
れることとなる。
一方靴を外すときには、靴をひねり、クリート6の後
部を第6図矢示24方向へ回動させる。そうすると、外側
支持部材9はその回転力によって第4図矢示23方向へ回
動するので、内外の支持部材間隔が拡がり、クリート6
の係止を解除することができ、靴は外れる。前記靴のひ
ねりに際し、クリート6はその先端部を中心とした円弧
を描いて移動し、一方外側係止部材9はペダル軸と平行
方向に移動するので、クリート6の係止凸部6eと外側支
持部材9の係止凹部9cとの係止が解除され、係止凸部6e
は係止部材の縁に沿って移動し、外側係止部材9を一層
外側へ押しやることとなり、クリートの外側縁6dの係止
部材9との係止が解除され、クリートを容易に外すこと
ができる。
上記実施例においては、前方支持部材及び内側支持部
材を一体化したので、組み立てが容易であり、また二つ
の固定支持部材の位置がずれることもない。またコイル
バネ11にインジケータ13を付設したので、バネによる外
側支持部材9の付勢力を調節することができる。
尚、上記実施例においては、外側支持部材9をバネ受
け足9bを介してコイルバネ11の回転方向の弾性力により
付勢したが、外側支持部材9の外側面にバネを直接あて
がい矢示22方向へ押圧する構造、逆に内側面にバネをあ
てがい矢示22方向へ引っ張る構造等、付勢のための構造
は適宜選択することができる。
また、上記実施例では、外側支持部材9を支軸を中心
として回動することにより内外の支持部材の間隔を変化
させるようにしたが、外側支持部材9をペダル軸と平行
な方向へ水平移動させることにより支持部材の間隔を変
化させることもできる。その場合には、外側支持部材を
案内レールに装着し、併せてバネで付勢する構造等が考
えられる。
更に、上記実施例においてはペダルボディの一方の踏
面にのみ靴固定装置を設けたので、好み或いは条件によ
り、靴をペダルに固定せずに使用することもできる。尤
も、表裏の踏面に靴固定装置を設けることができる。
(考案の効果) この考案によれば、ペダルボディにクリートと係止す
る固定された前方支持部材及び内側支持部材、そして可
動の外側支持部材を取付けたので、これらの支持部材に
よってクリートをペダルへ着脱自在に固定することがで
きる。そして内外の支持部材にはクリートの係止凸部と
係止する係止凹部を設けたので、クリートの後方を格別
の支持部材で支持することなく、クリートの前後移動を
規制することができる。また、この考案における外側支
持部材はペダル軸に沿った方向に移動するものであるか
ら、クリート装着時に外側支持部材を移動させるための
下向きの力はペダル軸方向の力(ペダル軸と直角)とし
て働く。したがって、前記下向きの力がペダルを回転さ
せる力として作用することはないので、装着時にペダル
かいたずらに回転することはなく安定した状態で装着す
ることができ、かつ下向きの力がペダル回転力として逃
げることがないから、下向きの力を外側支持部材の移動
力として有効に使用することができる。
すなわち、この考案によれば、靴底から突出しない構
造のクリートを、比較的簡易かつ小型の構造で自転車用
ペダルに固定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案実施例の分解斜視図、第2図は同じく
ペダルボディの断面図、第3図はこの考案の装置に適合
するクリートの斜視図、第4図はこの考案実施例におけ
る外側支持部材の付勢構造を示し、第4図(a)は平面
図、第4図(b)は側面図、第5図は同じくインジケー
タの斜視図、第6図は使用状態を示す平面図である。 1……ペダルボディ、6……クリート 7……前方支持部材、8……内側支持部材 8a……係止凹部、9……外側支持部材 9c……係止凹部、11……コイルバネ 13……インジケータ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ペダルボディの踏面に、クリートの前方縁
    と係止する前方支持部材及び内側縁と係止する内側支持
    部材が固定されると共に、前記クリートの外側縁と係止
    する外側支持部材が取付けられ、 該外側支持部材は、前記内側支持部材側に付勢され、か
    つペダル軸に沿った方向に移動可能とされ、 前記内側支持部材及び外側支持部材には前記クリートの
    側縁に形成された係止凸部と係止し、クリートの前後方
    向の移動を規制する係止凹部が形成された、 自転車用ペダルにおける靴固定装置
  2. 【請求項2】外側支持部材は、ペダル軸と直角な軸に回
    動可能に取付けられた、請求項1記載の自転車用ペダル
    における靴固定装置
  3. 【請求項3】外側支持部材は、ペダル軸と平行方向に水
    平移動可能に取付けられた、請求項1記載の自転車用ペ
    ダルにおける靴固定装置
JP1990095298U 1990-09-11 1990-09-11 自転車用ペダルにおける靴固定装置 Expired - Lifetime JP2512363Y2 (ja)

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JPH0451888U JPH0451888U (ja) 1992-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0245119Y2 (ja) * 1987-12-28 1990-11-29
JP2833653B2 (ja) * 1988-08-12 1998-12-09 株式会社シマノ 自転車用ペダル

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JPH0451888U (ja) 1992-04-30

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