JP2512327B2 - 多関節型ロボットの制御方法 - Google Patents

多関節型ロボットの制御方法

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JP2512327B2
JP2512327B2 JP1023925A JP2392589A JP2512327B2 JP 2512327 B2 JP2512327 B2 JP 2512327B2 JP 1023925 A JP1023925 A JP 1023925A JP 2392589 A JP2392589 A JP 2392589A JP 2512327 B2 JP2512327 B2 JP 2512327B2
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忠夫 石井
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロボットのアーム先端の保持物の質量の違
いに合わせて自動的に最適な加減速値あるいは動作最高
速度を設定することのできる多関節型ロボットの制御方
法に関するものである。
[従来の技術] 第6図は従来の多関節型ロボットの制御方法が適用さ
れたロボットを示す全体構成図である。図において、1
は多関節型ロボットのロボット本体、例えば水平多関節
型のロボット本体である。2はロボット本体1のアーム
3先端に着脱可能に取り付けられたハンド、4はハンド
2によって把持移送される保持物、例えばワークであ
る。5はロボット本体1を制御するための制御装置、6
は制御装置5に接続されてロボット本体1のプログラム
を行うためのプログラミングユニットである。
次に、従来の多関節型ロボットの制御方法について説
明する。この従来の制御方法において、ロボット本体1
を動作させるときの最高速度は、ハンド2とワーク4の
許容最大質量を予め想定し、その最大質量に合わせて決
められるように構成されており、軽質量の作業時におい
ても依然として重質量の作業時と同等の最高速度で制御
されるようになっている。
また、アームに作用する荷重をアームに装着されたス
トレインゲージ等で測定し、この測定結果に基づきマニ
ピュレータの回転速度を設定するという実開昭60−6648
5号公報に記載の従来技術があるが、加速度に関しては
触れられていない。
[発明が解決しようとする課題] 従来の多関節型ロボットの制御方法は、以上のように
構成されていたので、過負荷によるロボット本体の機構
部の破損を発生しない範囲で出来るだけ高速運転を行う
というロボット本体の性能を十分に生かした運転モード
を設定することが困難であった。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る多関節型ロボットの制御方法は、下記の
構成からなるものである。すなわち、一方のアームの一
端側が他方のアームの他端側に回動可能に支持されるよ
うにして所定数のアームが連結され末尾のアームの一端
側がベース部に回動可能に支持されたアーム体と、この
アーム体の先頭のアームの他端側に設けられた力センサ
と、この力センサを介して支持されるとともに所定の保
持物を保持可能なハンドと、を有する多関節型ロボット
の制御方法において、アーム体の所定数の姿勢のそれぞ
れにおける力センサが検出する力センサ座標系での力の
方向および力の大きさと慣性座標系での力センサの姿勢
とに基づき保持物の質量を含む負荷質量およびこの負荷
質量の重心が演算処理手段により算出される段階と、こ
の算出された負荷質量およびその重心に基づきロボット
本体の動作加速度が制御量算出手段により求められる段
階と、を有することを特徴としている。
[作用] 本発明における多関節型ロボットの制御方法は、所定
数のアームからなるアーム体の先頭のアームの自由端側
に設けられた力センサと、この力センサを介して支持さ
れるとともに所定の保持物を保持可能なハンドと、を有
する多関節型ロボットの制御方法において、アーム体の
所定数の姿勢のそれぞれにおける力センサが検出する力
センサ座標系での力の方向および力の大きさと慣性座標
系での力センサの姿勢とに基づき保持物の質量を含む負
荷質量およびこの負荷質量の重心が演算処理手段により
算出され、この算出された負荷質量およびその重心に基
づきロボット本体の動作加速度が制御量算出手段により
求められる。
[実施例] 以下、第1図乃至第5図について本発明の一実施例を
説明する。第1図に示されるようにロボット本体1のア
ーム3先端、すなわちハンド2が取り付けられるアタッ
チメントのフランジ7面に、複数の歪ゲージ(本実施例
では8個)を用いた力センサ8が固定されており、ハン
ド2は力センサ8を介し装着されるようになっている。
力センサ8は、ロボット本体1のアーム3先端にハンド
2が取り付けられ、ハンド2でさらにワーク4を保持し
ている状態で力センサ8が受ける力とこの力の方向を計
測し、制御装置5に出力する。制御装置5は、力センサ
8で計測した値を基にワーク4含む負荷質量を演算した
後、ロボット本体1を動かすための加減速値を算出す
る。
これを第3図のブロック図、及び第4図のフローチャ
ートを参照しながら更に詳述すると、ロボット本体1の
アーム3先端に取り付けられた力センサ8は、その内部
に8枚の歪ゲージが張り付けられており、その歪ゲージ
の出力電流をブリッジ回路を組むことにより測定でき
る。測定された歪ゲージの出力値は増幅器9で増幅さ
れ、A/D変換器10でアナログ出力をデジタル出力に変換
後、シリアルインタフェースを通じてロボットコントロ
ーラ11内の演算処理手段すなわちセンサ処理用プロセッ
サ12に取り込まれ、センサ処理用プロセッサ12ではその
値を基に力センサ座標系においてのX,Y,Z並進およびX,
Y,Z軸回転成分の力・トルク値に変換する。
この変換式は、 Rt=CD ……………………(1) で表され、 ここで、RをX,Y,Zの力及び回転トルク値(1×6行
列) R=(fX,fY,fZ,tX,tY,tZ)Cを歪ゲージ出力値
から力・トルク変換を行うための構成行列であるところ
のキャリブレーション・マトリックス(6×8行列) Dを歪ゲージ出力値(8×1行列) とすると、上記(1)式は、 となる。
以上のように、力センサ8の歪ゲージ出力値より、力
センサ座標系における力・トルク値を求めることができ
る。なお、キャリブレーション・マトリックスCは予め
専用測定器を用いて計測し求めておく。
ここで、負荷重心位置を原点とし、慣性座標系Wと平
行な座標系Gを考える。
重心に働く重力 は負荷質量をmとすると、 となり、 また力センサ8に固定された座標系をSとし、原点が
重心に一致しかつセンサ座標系Sと平行な座標系をG′
とし、慣性座標系で表したセンサ座標系の姿勢 とすると、 座標系G′で表した重力 となる。
次に、センサ座標系Sで表した座標系G′の位置 とすると、 センサ座標系Sと座標系G′の姿勢は一致しているの
で、座標系G′から見たセンサ座標系Sの位置 となる。
また、センサ座標系Sで表した重力 となる。
よって、計測された力・トルクと上記関係より となる。
これにより、負荷質量mの解が求まるようにロボット
の姿勢を変化させ、力センサ8の姿勢を決定し、その時
の力センサ出力値より得られる力・トルク値(fX,fY
fZ,tX,tY,tZ)と慣性座標系で表したセンサ座標系の
姿勢(nX,oX,aX)より、上記計算式を用いて重心位置
1X,1Y,1Zを算出して決定し、これによって負荷質量m
を求める。
そして、負荷質量mとして求められた値を基にロボッ
トコントローラ11内の制御量算出手段13では加減速値を
演算し、最適な加減速値を算出する。
また、動作の最高速度値も上述したと同様に、ロボッ
ト本体1のアーム3先端に取り付けられているハンド
2、及びワーク4の質量を求め、これにより最適な最高
速度値を算出する。
このようにして、求められた加減速値、最高速度値の
自動設定は、第5図の如く、プログラムで記述すること
で行われ、記述しないときは加減速値、最高速度値の自
動設定は行われない。
なお、上述の実施例では本発明を水平多関節型ロボッ
トの制御に用いたものを示したが、これに限らず、他の
型式のロボットやオートツールチェンジャを有した工作
機械の加減速制御装置、ワークを保持し、移動する加速
度制御装置等にも本発明を適用できることは言うまでも
ない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、所定数のアー
ムからなるアーム体の先頭のアームの自由端側に設けら
れた力センサと、この力センサを介して支持されるとと
もに所定の保持物を保持可能なハンドと、を有する多関
節型ロボットの制御方法において、アーム体の所定数の
姿勢のそれぞれにおける力センサが検出する力センサ座
標系での力の方向および力の大きさと慣性座標系での力
センサの姿勢とに基づき保持物の質量を含む負荷質量お
よびこの負荷質量の重心が演算処理手段により算出さ
れ、この算出された負荷質量およびその重心に基づきロ
ボット本体の動作加速度が制御量算出手段により求めら
れるので、保持物の重量が未知の場合にも重量計等を用
いてこれを測定することなしに保持物をハンドに保持さ
せた状態のままで、過負荷によるロボット本体の機構部
の破損を発生しない範囲で高速運転を行うというロボッ
ト本体の性能を生かした運転モードを設定できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る多関節型ロボットの制御方法が適
用されたロボットを示す全体構成図、第2図は力センサ
座標系と慣性座標系の関係を説明するためのハンド装着
部の斜視図、第3図は第1図におけるロボット制御部の
ブロック図、第4図はその動作を示すフローチャート、
第5図はその動作を説明するためのプログラム例を示す
図、第6図は従来の多関節型ロボットの制御方法が適用
されたロボットを示す全体構成図である。 図において、1はロボット本体、2はハンド、3はアー
ム、4はワーク、8は力センサ、11はロボットコントロ
ーラ、12はセンサ処理用プロセッサ、13は制御量算出手
段である。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のアームの一端側が他方のアームの他
    端側に回動可能に支持されるようにして所定数の上記ア
    ームが連結され末尾の上記アームの一端側がベース部に
    回動可能に支持されたアーム体と、このアーム体の先頭
    の上記アームの他端側に設けられた力センサと、この力
    センサを介して支持されるとともに所定の保持物を保持
    可能なハンドと、を有する多関節型ロボットの制御方法
    において、 上記アーム体の所定数の姿勢のそれぞれにおける上記力
    センサが検出する力センサ座標系での力の方向および力
    の大きさと慣性座標系での上記力センサの姿勢とに基づ
    き上記保持物の質量を含む負荷質量およびこの負荷質量
    の重心が演算処理手段により算出される段階と、 この算出された上記負荷質量およびその重心に基づきロ
    ボット本体の動作加速度が制御量算出手段により求めら
    れる段階と、 を有することを特徴とする多関節型ロボットの制御方
    法。
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