JP2512294B2 - 光フアイバ及びその製造方法 - Google Patents
光フアイバ及びその製造方法Info
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- JP2512294B2 JP2512294B2 JP60189455A JP18945585A JP2512294B2 JP 2512294 B2 JP2512294 B2 JP 2512294B2 JP 60189455 A JP60189455 A JP 60189455A JP 18945585 A JP18945585 A JP 18945585A JP 2512294 B2 JP2512294 B2 JP 2512294B2
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- core
- glass
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/016—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD] by a liquid phase reaction process, e.g. through a gel phase
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は機械的性質の改良された光通信用ガスフアイ
バ及びその製造方法に関する。
バ及びその製造方法に関する。
従来の技術 光フアイバのうち石英系光フアイバは低損失、広帯域
でまた信頼性も高いものとして知られており、その製造
方法は通常母材を製造しこれを所定の外径に線引くこと
により得られている。
でまた信頼性も高いものとして知られており、その製造
方法は通常母材を製造しこれを所定の外径に線引くこと
により得られている。
発明が改良すべき問題点 現在ほ光フアイバはその高度な特性と量産化によるコ
ストダウン等によつて大幅な需要が開拓され、今日の発
展を見ているが光フアイバの信頼性の上から次の２つの
問題がある。
ストダウン等によつて大幅な需要が開拓され、今日の発
展を見ているが光フアイバの信頼性の上から次の２つの
問題がある。
その１はガラスフアイバの静疲労による強度劣化であ
り、これは水分と応力の集中によつて生じる。
り、これは水分と応力の集中によつて生じる。
その２はH2ガス（シリコーンゴム被覆を有する場合そ
の構成分子中に入つており、ナイロン被覆の場合でも若
干H2が含まれている。）の拡散によるOH基の増加によつ
て生じる損失の増加である。
の構成分子中に入つており、ナイロン被覆の場合でも若
干H2が含まれている。）の拡散によるOH基の増加によつ
て生じる損失の増加である。
この２つによつて光フアイバの長期寿命が決定されて
いるのが現状であり、その特性を向上するために光フア
イバに金属をコーテイングしたり或はCVD法によつてオ
キシナイトライトガラスをコーテイングすることにより
特性を向上することが考えられる。
いるのが現状であり、その特性を向上するために光フア
イバに金属をコーテイングしたり或はCVD法によつてオ
キシナイトライトガラスをコーテイングすることにより
特性を向上することが考えられる。
しかし金属をコーテイングするには大掛りの装置を必
要とすることと、CVD法によるオキシナイトライトガラ
スのコーテイングはCVD法で高温を必要とすることか
ら、表面傷が拡大し、このためフアイバの初期強度の劣
化が著しい。
要とすることと、CVD法によるオキシナイトライトガラ
スのコーテイングはCVD法で高温を必要とすることか
ら、表面傷が拡大し、このためフアイバの初期強度の劣
化が著しい。
このように後からコーテイングを施す方法では強度等
が劣化する要因となるので、このためガラスフアイバと
一体化したジヤケツト部が必要とされている。
が劣化する要因となるので、このためガラスフアイバと
一体化したジヤケツト部が必要とされている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、
第１の発明は光フアイバを構成するコア・クラツド層の
外周にオキシナイトライトガラスのジヤケツト層を設け
てなる光フアイバであり、第２の発明はゾルゲル法によ
りコア・グラツド及びオキシナイトライトガラスのジヤ
ケツトを１体に構成したガラス母材を作成しこれより線
引してフアイバとする方法であり第３の発明はガラスフ
アイバ母材の外側にゾルゲル法によりオキシナイトライ
トガラスのジヤケツト層を形成させ、これを線引して光
フアイバとする方法である。
第１の発明は光フアイバを構成するコア・クラツド層の
外周にオキシナイトライトガラスのジヤケツト層を設け
てなる光フアイバであり、第２の発明はゾルゲル法によ
りコア・グラツド及びオキシナイトライトガラスのジヤ
ケツトを１体に構成したガラス母材を作成しこれより線
引してフアイバとする方法であり第３の発明はガラスフ
アイバ母材の外側にゾルゲル法によりオキシナイトライ
トガラスのジヤケツト層を形成させ、これを線引して光
フアイバとする方法である。
本発明によるときはオキシナイトライトガラスでフア
イバが保護されフアイバの強度劣化を防止した優れた特
性の光フアイバを提供することができ、又かゝる光フア
イバを本発明の方法により容易に製造することができ
る。
イバが保護されフアイバの強度劣化を防止した優れた特
性の光フアイバを提供することができ、又かゝる光フア
イバを本発明の方法により容易に製造することができ
る。
第１図は本発明の光フアイバの一例を示すものでコア
１の外部にクラツド層２、オキシナイトライトガラスの
ジヤケツト層３シリコーンゴムコーテイング層４が順次
に設けられている。
１の外部にクラツド層２、オキシナイトライトガラスの
ジヤケツト層３シリコーンゴムコーテイング層４が順次
に設けられている。
実施例 このような光フアイバを製造する方法の実施例につい
て述べる。
て述べる。
実施例１ Si(OC2H5)4,Ge(OC2H5)4をそれぞれ90モル％、10モル
％を混合し、これに10部の水、１部のアルコールを加え
たコア溶液とする。
％を混合し、これに10部の水、１部のアルコールを加え
たコア溶液とする。
Si(OC2H5)4100モル％に10部の水、１部のアルコール
を加えクラツド溶液とする。
を加えクラツド溶液とする。
Si(OC2H5)460モル％、B(OCH3)320モル％、Si3N415モ
ル％、Ge(OC2H5)4５モル％を10部の水、１部のアルコー
ルに溶解したものをジヤケツト溶液とする。
ル％、Ge(OC2H5)4５モル％を10部の水、１部のアルコー
ルに溶解したものをジヤケツト溶液とする。
これらを所定寸法でコア、クラツド、及びジヤケツト
が形成されるように同心円筒状隔壁を有する容器内に入
れてそれぞれを加熱攪拌しゲル化させる。そして固定ゲ
ルとなる直前にコア、クラツド、ジヤケツト間の壁を取
り去る。これを200℃×40hr乾燥し三層を一体化した乾
燥ゲルを得る。これをN2気流中で1600℃で帯溶融する。
比重が0.8〜1.2程度になりオキシナイトライトガラスが
表面に形成したらついで温度を1800℃に上げてHe雰囲気
中で透明ガラス化してコア、クラツド，ジヤケツトから
なるフアイバ母材を得る。
が形成されるように同心円筒状隔壁を有する容器内に入
れてそれぞれを加熱攪拌しゲル化させる。そして固定ゲ
ルとなる直前にコア、クラツド、ジヤケツト間の壁を取
り去る。これを200℃×40hr乾燥し三層を一体化した乾
燥ゲルを得る。これをN2気流中で1600℃で帯溶融する。
比重が0.8〜1.2程度になりオキシナイトライトガラスが
表面に形成したらついで温度を1800℃に上げてHe雰囲気
中で透明ガラス化してコア、クラツド，ジヤケツトから
なるフアイバ母材を得る。
この母材の一端を加熱溶融しつつ紡糸し、ジヤケツト
径125μｍ、クラツド径80μｍ、コア径50μｍのフアイ
バとなし、そのフアイバ強度を測定したところ7GPaであ
つた。
径125μｍ、クラツド径80μｍ、コア径50μｍのフアイ
バとなし、そのフアイバ強度を測定したところ7GPaであ
つた。
これに対しオキシナイトライトガラスのジヤケツトの
ないことを除いて他は上記と全く同一の方法でコア、ク
ラッドだけのファイバ母材を得、これをフアイバ化し紡
糸直後にプライマリコートを施したものは5.5GPaであつ
た。
ないことを除いて他は上記と全く同一の方法でコア、ク
ラッドだけのファイバ母材を得、これをフアイバ化し紡
糸直後にプライマリコートを施したものは5.5GPaであつ
た。
次に上記実施例の光フアイバをH2雰囲気中で200℃、2
0hr、加熱したが1.24μｍのH2に起因する吸収損失は見
られなかつた。
0hr、加熱したが1.24μｍのH2に起因する吸収損失は見
られなかつた。
実施例２ 外径16mmφ、コア径10mmφの石英系のガラスフアイバ
母材をSi(OC2H5)4、60モル％、B(OCH3)320モル％、Si3N
415モル％、Ge(OC2H5)4５モル％の混合液に10部の水、
２部のアルコールを加えて溶解したものの中に入れ、溶
液を攪拌混合し、ゲル化させる。ゲルを乾燥させ、容器
を除去し、ついでN2気流中で1600℃の温度で帯溶融す
る。ついでHe気流中で1800℃の温度で加熱し、透明ガラ
ス母材を得る。この透明ガラス母材の一端を加熱溶融し
つつ紡糸してフアイバ化する。
母材をSi(OC2H5)4、60モル％、B(OCH3)320モル％、Si3N
415モル％、Ge(OC2H5)4５モル％の混合液に10部の水、
２部のアルコールを加えて溶解したものの中に入れ、溶
液を攪拌混合し、ゲル化させる。ゲルを乾燥させ、容器
を除去し、ついでN2気流中で1600℃の温度で帯溶融す
る。ついでHe気流中で1800℃の温度で加熱し、透明ガラ
ス母材を得る。この透明ガラス母材の一端を加熱溶融し
つつ紡糸してフアイバ化する。
フアイバの強度を測定したところ10mスパンでmax7GPa
であつた。このフアイバを水素気流中で200℃の温度で
加熱処理を行なつたが、1.24mmのSi−Ｈ、Ge−Ｈに起因
する吸収損失の増加は見られなかつた。
であつた。このフアイバを水素気流中で200℃の温度で
加熱処理を行なつたが、1.24mmのSi−Ｈ、Ge−Ｈに起因
する吸収損失の増加は見られなかつた。
発明の効果 本発明による光フアイバは、オキシナイトライトガラ
スのジヤケツト層を有するので光フアイバの機械的強度
が向上しかつガスの透過率を向上させ、長寿命のフアイ
バを提供することができ、又、その製造は、ゾルゲル法
を利用して高温を要することなく、従つてフアイバの初
期強度を劣化させるようなおそれもなく容易に製造する
ことができる。
スのジヤケツト層を有するので光フアイバの機械的強度
が向上しかつガスの透過率を向上させ、長寿命のフアイ
バを提供することができ、又、その製造は、ゾルゲル法
を利用して高温を要することなく、従つてフアイバの初
期強度を劣化させるようなおそれもなく容易に製造する
ことができる。
第１図は本発明の光フアイバの一例を示す横断面図であ
る。 1:コア、2:クラツド層、3:オキシナイトライトガラスの
ジヤケツト層、4:シリコーンゴムコーテイング層
る。 1:コア、2:クラツド層、3:オキシナイトライトガラスの
ジヤケツト層、4:シリコーンゴムコーテイング層
Claims (3)
- 【請求項１】ゲルマニウムを含む石英系ガラスからなる
コアと、このコアを囲み、かつコアよりも屈折率の低い
石英系ガラスクラッドと、このクラッドを囲むガラスか
らなるジャケットとからなる光ファイバにおいて、前記
ジャケットがオキシナイトライトガラスからなることを
特徴とする光ファイバ。 - 【請求項２】ゲルマニウムを含む石英系ガラスからなる
コアと、このコアよりも屈折率の低い石英系ガラスクラ
ッドと、オキシナイトライトガラスジャケットの出発材
料ゾルを同心円筒状に配置して個別にゲル化させ、完全
にゲル化する前に全体を同時に乾燥、透明ガラス化して
層間の密着一体化した光ファイバ母材を形成せしめ、し
かる後この光ファイバ母材を線引きして光ファイバとす
ることを特徴とする光ファイバの製造方法。 - 【請求項３】ゲルマニウムを含む石英系ガラスからなる
コアと、このコアを囲み、かつコアよりも屈折率の低い
石英系ガラスクラッドとからなるガラス母材をオキシナ
イトライトガラスジャケットの出発材料ゾルに浸漬、被
覆せしめ、ついで前記ゾルを乾燥、透明ガラス化して層
間の密着一体化した光ファイバ母材を形成せしめ、しか
る後この光ファイバ母材を線引きして光ファイバとする
ことを特徴とする光ファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60189455A JP2512294B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 光フアイバ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60189455A JP2512294B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 光フアイバ及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6250709A JPS6250709A (ja) | 1987-03-05 |
| JP2512294B2 true JP2512294B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=16241541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60189455A Expired - Fee Related JP2512294B2 (ja) | 1985-08-30 | 1985-08-30 | 光フアイバ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2512294B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63242943A (ja) * | 1987-03-31 | 1988-10-07 | Shimadzu Corp | オキシナイトライドガラスおよびその製造法 |
| JPS6489803A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-05 | Shimadzu Corp | Membrane member for radome |
| JPH01110375A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-04-27 | Shimadzu Corp | ゴルフクラブ用シャフト |
-
1985
- 1985-08-30 JP JP60189455A patent/JP2512294B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6250709A (ja) | 1987-03-05 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |