JPH0133629Y2 - - Google Patents

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JPH0133629Y2
JPH0133629Y2 JP14009583U JP14009583U JPH0133629Y2 JP H0133629 Y2 JPH0133629 Y2 JP H0133629Y2 JP 14009583 U JP14009583 U JP 14009583U JP 14009583 U JP14009583 U JP 14009583U JP H0133629 Y2 JPH0133629 Y2 JP H0133629Y2
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sio
glass
optical fiber
cladding
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JP14009583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は開口数(NA)の大きい石英ガラス系
光フアイバに関するものである。
周知の通り、通信用、画像伝送用などの光フア
イバはコアとその外周のクラツドとからなり、こ
うした光フアイバの光入射特性すなわち開口数は
コアとクラツドとの比屈折率差によつて決定づけ
られる。
ところで、コアを石英ガラス、クラツドをシリ
コーンゴムなどとしているプラスチツククラツド
フアイバや多成分ガラス系の光フアイバではその
開口数が0.4〜0.5のようにかなり大きいが、石英
ガラス系光フアイバの場合は、その開口数が0.28
と小さい。
これは一般的に知られている石英ガラス系光フ
アイバ(コア:SiO2−GeO2、クラツド:SiO2
において、屈折率を高めるためコア中のGeO2
を多くすると、そのガラス組成物が壊われやすく
なつて製造面からも難度が増すこととなり、した
がつてGeO2量は抑制せざるを得ず、比屈折率差、
開口数が小さいものになつている。
また、コア中にTiO2を含ませたSiO2−TiO2
より上記開口数を大きくする試みもあるが、この
SiO2−TiO2では光の透過率が低く、実用に供し
ない。
本考案は上記の問題点に鑑み、石英ガラス系光
フアイバにおいてその組成物に工夫をもたせるこ
とにより大きな開口数が確保できるようにしたも
ので、以下その構成を各種実施例により説明す
る。
図において、1はコア、2はクラツドであり、
これらコア1、クラツド2を構成する組成物はつ
ぎの通りである。
コア1の場合 例1:SiO2−GeO2−TiO2 例2:SiO2−GeO2−TiO2−P2O5 クラツド2の場合 例3:SiO2 例4:SiO2−F 例5:SiO2−B2O3 例6:SiO2−F−B2O3 上記に例示したごとく、本考案の石英ガラス系
光フアイバはコア1が例1、例2のいずれかから
なり、クラツド2が例3、例4、例5、例6のい
ずれかからなる。
コア1において、GeO2が2.0%以下の比屈折率
差を形成する程度含有されている場合は、ガラス
破壊や製造難度の問題はなく、TiO2も比屈折率
差約2.0%を形成する含有量であれば、光透過率
がかなりよく、さらにP2O5は1wt%以下の含有量
においてガラス化しやすくなる。
ちなみにコア1を例1または例2のものとし、
クラツド2を例3とした場合は比屈折率差3.0%、
開口数0.36、50dB/Km(λ=0.85μm)の光フア
イバが得られる。
また、コア1を例1または例2とし、クラツド
2を例4または例5または例6とした場合は、比
屈折率差3.5〜4.0%、開口数0.38〜0.42、50dB/
Km(λ=0.85μm)の光フアイバが得られる。
なお、本考案の光フアイバはVAD法、内付け
あるいは外付けCVD法など、既知の方法を介し
て製造できるが、VAD法によりコア用のガラス
材をつくる場合は、SiCl4,GeCl4,TiCl4
POCl3(またはPCl3)などの原料を火炎加水分解
してガラス酸化物粉末棒をつくり、これを1400℃
程度の高温で透明ガラス化すればよい。
さらにこうして得られたコア用ガラス材の外周
を、B2O3とかFなどを含有するSiO2系ガラス
(クラツド用ガラス材)で被覆すれば所定の光フ
アイバ用母材が得られるのであり、この際のガラ
ス被覆により比屈折率差は0.5〜1.0程度増加す
る。
もちろんこの際のガラス被覆はコア用ガラスの
外周にガラスパイプを直接被せてもよく、また、
外付けCVD法によりコア用ガラス材の外周にガ
ラス酸化物粉末を堆積させ、該堆積層を高温で透
明ガラス化してもよい。
上記の光フアイバ用母材を、内部が酸化性ガス
で置換されている加熱炉(炉心はZrO2あるいは
Al2O3製)により紡糸すれば光フアイバが得られ
る。
以上説明した通り、本考案は、コア、クラツド
を備えた石英系ガラス光フアイバにおいて、コア
が、SiO2,GeO2,TiO2の3つか、または、これ
らSiO2GeO2,TiO2とP2O5とからなり、クラツド
が、SiO2のみか、または、B2O3、Fのうちの1
つ以上とSiO2とからなることを特徴としている。
したがつて、本考案に係る石英系ガラス光フア
イバの場合、開口数の大きいものが得られ、しか
も、光透過率(損失)の問題、製造難度の問題も
ない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案光フアイバの断面図である。 1……コア、2……クラツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアが、SiO2,GeO2,TiO2の3つか、また
    は、これらSiO2,GeO2,TiO2とP2O5とからな
    り、クラツドが、SiO2のみか、または、B2O3
    Fのうちの1つ以上とSiO2とからなる石英ガラ
    ス系光フアイバ。
JP14009583U 1983-09-09 1983-09-09 石英ガラス系光フアイバ Granted JPS6049129U (ja)

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JP14009583U JPS6049129U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 石英ガラス系光フアイバ

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JP14009583U JPS6049129U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 石英ガラス系光フアイバ

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Publication Number Publication Date
JPS6049129U JPS6049129U (ja) 1985-04-06
JPH0133629Y2 true JPH0133629Y2 (ja) 1989-10-12

Family

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JP14009583U Granted JPS6049129U (ja) 1983-09-09 1983-09-09 石英ガラス系光フアイバ

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JPS6049129U (ja) 1985-04-06

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