JP2512274Y2 - コンバインの排藁立体放出機構 - Google Patents

コンバインの排藁立体放出機構

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JP2512274Y2
JP2512274Y2 JP1990041768U JP4176890U JP2512274Y2 JP 2512274 Y2 JP2512274 Y2 JP 2512274Y2 JP 1990041768 U JP1990041768 U JP 1990041768U JP 4176890 U JP4176890 U JP 4176890U JP 2512274 Y2 JP2512274 Y2 JP 2512274Y2
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JP
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straw
bundling
combine
bundle
threshing
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JPH042226U (ja
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毅 喜多
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はコンバインにより刈取脱穀した後の排藁を、
乾燥の為の圃場面において立てた状態に放出する立体放
出装置に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、自走自脱装置において、バインダーにより
小束に結束したものを、拾い上げて脱穀し、その後の排
藁小束を扱い易いように大束に結束する技術は公知とさ
れているのである。
例えば、実開昭62−153830号公報や、実公平1−1531
3号公報に記載の技術の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案はコンバインにおいて刈取脱穀後の排藁を、放
出時において株元開拡搬送装置により裾部を開いた状態
で圃場面に落下させ、立毛状態で放出し、排藁の乾燥を
均一に行わしめんとするものである。
このようなコンバイン排藁の立体放出装置は従来から
公知とされていたのであるが、従来は通常の小束結束装
置による結束位置を穂先側とすることにより、やや通常
よりも大束とし、該大束の裾部を開拡して立体放出して
いるのである。
しかし、該従来の立体放出装置では、小束用の結束装
置で、穂先部を結束することによりやや大束とするので
あるから、裾部を開いたとしても株元部の層が薄く、立
毛状態で立つ確立が低く、たとえ立ったとしても風や雨
により直ぐ倒れるという不具合があったのである。
本考案においては、コンバインでありながら、まず通
常の結束装置により、株元部を小束に結束し、該小束の
数をカウントして、後方の大束結束装置により穂先部を
大束に結束し、株元部と穂先部の2か所を結束した状態
で、株元開拡搬送装置により圃場面に立体放出すべく構
成したものである。
これにより、裾を開いた場合にも各小束の部分が開く
のであるから、開拡状態が得られ易く、また強度的に強
くなるので、立毛状態が得やすくなり、一旦立った後
は、風や雨により倒れ難い姿勢とすることが可能となっ
たのである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
コンバイン搭載の刈取搬送装置Hにより刈取し、次に
脱穀装置Dにより脱穀後の排藁を排藁チェーン2に搬送
し、該排藁チェーン2の後部に、株元部を結束し小結a
とする通常の結束装置Aと、該結束後の小結aを更に複
数束まとめて、穂先部を結束し大束bとする大束結束装
置Bを、直列に配置し、該大束結束装置Bの後部に、大
束bの穂先部を把握して裾部を回転させながら下降させ
る株元開拡搬送装置Cを直列に配置し、コンバインによ
り刈取脱穀した後の排藁を、株元部と穂先部で上下に結
束した状態で、圃場面に立体放出すべく構成したもので
ある。
(ホ)実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図はコンバインの後部に排藁立体放出機構を付設
した状態の側面図、第2図は同じく第1図の排藁立体放
出機構の拡大側面図、第3図は大束結束装置Bをロール
ベーラ式に変更した実施例の側面断面図、第4図は大束
結束装置Bと株元開拡搬送装置Cとを兼用した実施例の
図面である。
第1図において、コンバインの構成を説明する。
クローラ式走行装置20により機体を走行すべく支持し
ており、該クローラ式走行装置20の上に脱穀装置Dを配
置し、該脱穀装置Dの前部に刈取搬送装置Hを配置して
いる。
該刈取搬送装置Hにより穀稈を引き起こして、次に株
元部を刈取りし、次に脱穀装置Dに搬送し脱穀するので
ある。そして脱穀後の排藁を、本考案のコンバインの排
藁立体放出機構により大束bの状態で結束して圃場面に
立体放出するのである。
本考案のコンバインの排藁立体放出機構は、脱穀装置
Dにおいて脱穀した後の排藁を、排藁チェーン2より、
まず通常の結束装置Aに搬送し、該通常の結束装置Aに
より小束aに結束した後に、該小束aを大束結束装置B
に搬送し、該大束結束装置Bにより大束bとするのであ
る。
そして、該大束bの穂先部を株元開拡搬送装置Cで把
握して裾部を回転させながら下降させて、第1図におい
て示す如く、立体放出するのである。
脱穀装置Dの後部の位置に、排藁チェーン2を配置
し、該排藁チェーン2により搬送する排藁は、通常の結
束装置Aの方へ行く場合と、排藁カッター装置Eに行く
場合とに切換可能に構成している。
該排藁カッター装置Eにより切断する場合は、全量の
排藁が切断されて圃場面に散乱される。
本考案はこの排藁を圃場面に立体放出する場合の構成
に関する。
排藁チェーン2により搬送された排藁はインテークガ
イド17と株元揃え板3とパッカー16により、通常の結束
装置Aのクラッチドア7の前面の結束空間に取り込まれ
る。
該通常の結束装置Aにより小束aに結束された後に、
放出杆4により大束結束装置Bのパッカー9の方向に排
出される。そしてパッカー9によりクラッチドア8の前
面の結束空間に取り込まれた小束aは、ニードル10によ
り結束される。
そして、本考案は、該放出杆4により搬送し、パッカ
ー9に受け継がれる位置に、束数カウンター1を配置し
て、小束aの数を検出し、該小束aの数が一定量に達す
ると大束結束装置Bが結束作用を開始すべく構成してい
るのである。
該大束結束装置Bにより結束された大束bは、放出杆
5により搬送されて、株元開拡搬送装置Cに挟持され
る。株元開拡搬送装置Cの駆動軸13は大束結束装置Bの
ミッションケース11より突出されている。株元開拡搬送
装置Cは上下の搬送チェーン6,6により構成されてお
り、該搬送チェーン6,6の回転速度に差を与えているの
で、該搬送チェーン6,6に挟持された大束bは回転させ
られることとなり、株元部は開拡状態となるのである。
そして、該株元部が開拡状態となったままで、圃場面
に落下することにより、立体放出が可能となるのであ
る。
次に第3図の実施例において説明する。
該実施例においても、通常の結束装置Aの部分とその
後部に設けた束数カウンター1の構成については、第2
図の実施例と同じである。
大束結束装置bについては、従来のノッタービル式の
結束装置とは異なり、結束紐の巻き付けによるロールベ
ーラ式の結束装置としている。
即ち、上下の搬送ベルト12,14により複数の小束aに
より構成した大束bを回転し、該大束bの周囲に結束紐
30を巻き付けることにより、簡易結束を行うものであ
る。
上部搬送ベルト12と下部搬送ベルト14により、大束b
を反時計回転に全体を回転させて、周囲に結束紐30を巻
き付けている。
該巻き付け結束を終了すると、上部搬送ベルト12を枢
支部12aを中心に12′の位置まで上方へ、下部搬送ベル
ト14を枢支部14aを中心に14′の位置まで下方へ回動し
て、大束bが放出可能な空間を構成し、大束bを取り出
し、株元開拡搬送装置Cにより回転させながら、株元部
を開拡させて圃場面に放出するのである。
第4図の実施例においては、株元開拡搬送装置Cを構
成する搬送チェーン6,6自体に、大束結束装置bの役目
を兼用させんとしているのである。
該株元開拡搬送装置Cは元々上下の搬送装置の間の搬
送速度を異ならしめることにより、大束bを回転させる
という技術要素を含んでいるので、該搬送チェーン6,6
の部分を通過しながら、上部の遅い搬送チェーン6に対
して、下部の早い搬送チェーン6が配置されているの
で、この中で小束aの固まりが回転し、この周囲に紐ケ
ース15内の結束紐30が引き出されて、周囲に巻き付けら
れて、大束bの結束が終了するのである。
そして、同時に回転しているので、株元部は開拡して
いるので、圃場面に立体放出することが出来るのであ
る。
第4図は大束結束装置Bと株元開拡搬送装置Cとを兼
用しているのである。
(ヘ)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、小束aの数をカウントして、大束結束装置B
の結束作用を開始するので、確実に一定束数毎の大束b
を構成することが出来るので、必ず圃場面において同じ
程度の大束bを立った状態で放出することが出来るので
ある。
第2に、一旦小束aとして結束した後で、更に大束b
として結束するので、株元部が結束された状態で強度的
に大となり、開拡した状態で圃場面に落下された場合に
も、折れ曲がることがなく、安定した状態で立てること
が出来る。
第3に、安定した状態で立てることにより、雨や風に
よって簡単に倒れてしまうということが無くなり、排藁
を均一に乾燥することができるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの後部に排藁立体放出機構を付設し
た状態の側面図、第2図は同じく第1図の排藁立体放出
機構の拡大側面図、第3図は大束結束装置Bをロールベ
ーラ式に変更した実施例の側面断面図、第4図は大束結
束装置Bと株元開拡搬送装置Cとを兼用した実施例の図
面である。 A……結束装置 B……大束結束装置 C……株元開拡搬送装置 D……脱穀装置 E……排藁カッター装置 1……束数カウンター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバイン搭載の刈取搬送装置Hにより刈
    取し、次に脱穀装置Dにより脱穀後の排藁を排藁チェー
    ン2に搬送し、該排藁チェーン2の後部に、株元部を結
    束し小束aとする通常の結束装置Aと、該結束後の小束
    aを更に複数束まとめて、穂先部を結束し大束bとする
    大束結束装置Bを、直列に配置し、該大束結束装置Bの
    後部に、大束bの穂先部を把握して裾部を回転させなが
    ら下降させる株元開拡搬送装置Cを直列に配置し、コン
    バインにより刈取脱穀した後の排藁を、株元部と穂先部
    で上下に結束した状態で、圃場面に立体放出すべく構成
    したことを特徴とするコンバインの排藁立体放出機構。
JP1990041768U 1990-04-18 1990-04-18 コンバインの排藁立体放出機構 Expired - Lifetime JP2512274Y2 (ja)

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JPH042226U JPH042226U (ja) 1992-01-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018091597A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 京備産業有限会社 穀物の乾燥方法、及び乾燥装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613667Y2 (ja) * 1986-03-20 1994-04-13 三菱農機株式会社 ハ−ベスタ

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JP2018091597A (ja) * 2016-12-01 2018-06-14 京備産業有限会社 穀物の乾燥方法、及び乾燥装置

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