JP2512127Y2 - 加熱防止対策を施した制御ボックス - Google Patents

加熱防止対策を施した制御ボックス

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JP2512127Y2
JP2512127Y2 JP1990068663U JP6866390U JP2512127Y2 JP 2512127 Y2 JP2512127 Y2 JP 2512127Y2 JP 1990068663 U JP1990068663 U JP 1990068663U JP 6866390 U JP6866390 U JP 6866390U JP 2512127 Y2 JP2512127 Y2 JP 2512127Y2
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temperature
control box
temperature sensor
sensor
thermocouple
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英夫 古川
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ボイラー等の制御のための電子機器を収
容した制御ボックスの過熱防止対策に係るものである。
〔従来の技術〕
近来のボイラー用制御機器においては、いわゆるマイ
コン化の影響を受けて、よりコンパクトにして多機能の
制御を実行することができるようになっている。
これに伴い、IC等の電子素子が多用されるようにな
り、各素子間の接続回路も平面上に集約されることとな
ったが、市販のIC素子を通常の結線方法により使用する
限りでは、高温度による劣下や破壊のトラブルを回避す
ることができない。そのような高温度環境下での一般的
なIC素子の使用温度限界は、概略80℃である。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、ボイラー等の熱機器の場合、それらに付属
の制御ボックスの内部温度は、しばしば前掲の危険温度
に到達する。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、上述のトラブルの解決のために、ボイラ
ー等のごとく、とりわけ高温度環境に置かれる制御ボッ
クス内の電子機器を保護することができるように、ボイ
ラー等の熱機器本体の外周適所に付設した制御ボックス
と、この制御ボックスに内装した制御基板を具備して成
り、前記制御ボックス内部の温度を検出する温度センサ
ーの前記制御基板上に設置し、検出温度が所定のレベル
に達すると、前記温度センサーの出力信号に応じて警報
器又は昇温抑制手段のいずれか一者又は両者を含む回路
を駆動する比較演算器を備え、前記温度センサーが、前
記熱機器本体の所定箇所の温度を測定する熱電対の温度
補正用センサーを兼用したこと特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成の制御ボックスによれば、その内部の温度環
境に応じて動作する温度センサーにより、警報を発した
り、昇温抑制手段を作動して、危険温度を回避するため
の具体的な対策を遂行し、制御ボックス内温度を安全な
範囲に維持する。又、前記温度センサーは、熱機器本体
に設けた熱電対の温度補正用センサーを兼用している。
〔実施例〕
以下、この項では、この考案を図面の実施例に基づい
て説明する。
第1図は、ボイラー等の熱機器本体(1)に付属の制
御ボックス(2)を主体に、その内部に設置した温度セ
ンサー(10)と、この温度センサー(10)の出力信号に
よって動作する比較演算器(11)、さらには警報器(1
3)又は昇温抑制手段(14)の関係を、それぞれ表示し
た概略説明図である。前記比較演算器(11)に熱電対
(12)を接続している。この熱電対(12)の延長端部
(測点)は、明示していないが、前記熱機器本体(1)
の水管側面や給水ライン或いは燃焼ガス用煙突台等の所
定箇所に設定してある。
この考案に係る制御ボックス(2)は、内部の温度環
境を基準として現実の温度を監視し、そのレベルが危険
温度(例えば、60℃)を越えないようにしたもので、こ
れを第2図のフローシートに基づいて説明すると、次の
ようになる。
即ち、熱機器本体(1)及びその他の熱源によって制
御ボックス(2)内部の温度が60℃以上になったとき
は、温度センサー(10)の出力信号を受けた比較演算器
(11)の働きにより、一定の出力電圧又は電流レベルを
得て、警報器(13)を作動し、周囲に警報を発する。
又、同じ信号に基づいて、適宜の昇温抑制手段(14)、
例えば制御ボックス(2)内に外気を導入することがで
きるようにした小型送風機や、制御ボックス(2)の内
部を換気するための通孔開閉手段の他、制御ボックス
(2)内温度を下げるのに有効な冷却媒体循環手段(い
ずれも図示していない)を作動する。その際、ボイラー
等の熱機器本体(1)の表示パネル上で警報状態を表示
し、又はオンラインシステム等の通信手段を介して所望
のサービス拠点へ警報を伝達したり、昇温抑制手段(1
4)の動作を制御し、記録する等を行うことは好ましい
ことである。
しかる後、最寄りの人員にて警報状態を確認し、これ
を解除するか、或いは前記オンラインシステムによるフ
ィードバック制御(遠隔制御)操作により所定の対策を
構じれば、再スタートに入り、通常の運転に復帰する。
そのための回路構成には、比較演算器(11)におい
て、温度センサー(10)からの出力信号を検出し、演算
する回路、警報器(13)に作動電圧(電流)を投入する
スイッチング回路、同じく昇温抑制手段(14)を駆動す
る回路が必要であるけれども、それらの回路自体は、公
知に属するので割愛する。
この考案は、上述のような構成・機能に加えて、熱電
対(12)の測温作業をより高精度に行うことにも効果が
ある。第2図は、その作用説明図で、制御基板(3)
は、演算ユニット(4)、端子台(5)を備えている。
熱電対(12)は、その特性上、より高精度の測温作業
を行うためにはその測定値を補正する必要がある。即
ち、温度補正用センサーとして作用する温度センサー
(10)によって現実の制御ボックス(2)内温度t℃
(例えば、30℃)を検知している場合は、端子台(5)
もほぼ同温度であることにより、熱電対(12)の先端で
検出している測点温度T℃(例えば、150℃)が与えら
れたとしても、実際の温度は、T+t℃(この例では、
180℃)となる。つまり、温度センサー(10)の出力に
応じて、制御ボックス(2)内温度を演算ユニット
(4)に補正値として加味することができるようにな
り、ボイラー等の各部に設置した熱電対(12)の測定温
度をより正確に把握することができる。
上記の温度センサー(10)は、サーミスターの他、他
の形態の温度センサーであってもよく、さらに又比較演
算器(11)のみならず警報器(13)等を一体化して制御
ボックス(2)内に組み込んでも良いのは勿論である。
〔考案の効果〕
この考案は、以上に述べたように、制御ボックス内部
の温度を安全な範囲に維持して、電子機器が高温度に曝
されることにより、劣化し或いは破壊され、誤動作や不
作動を生じていたのを免れ、制御システム全体を長期に
亙って安定して運転することができる。
しかも、制御ボックス内の温度を温度センサーで検知
することにより、その出力を補正値として演算回路に取
り込んで、制御ボックスより延長した各所の熱電対の測
定値を補正するすることができ、より高精度な熱電対の
測温作業を可能にする等、低コストにして実用上大なる
利益を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を全体的に示す概略説明
図、第2図は、そのフローシート、第3図は、その一部
分の概略説明図である。 (1)……熱機器本体、(2)……制御ボックス (3)……制御基板、(10)……温度センサー (11)……比較演算器、(12)……熱電対 (13)……警報器、(14)……昇温抑制手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー等の熱機器本体(1)の外周適所
    に付設した制御ボックス(2)と、この制御ボックス
    (2)に内装した制御基板(3)を具備して成り、前記
    制御ボックス(2)内部の温度を検出する温度センサー
    (10)を前記制御基板(3)上に設置し、検出温度が所
    定のレベルに達すると、前記温度センサー(10)の出力
    信号に応じて警報器(13)又は昇温抑制手段(14)のい
    ずれか一者又は両者を含む回路を駆動する比較演算器
    (11)を備え、前記温度センサー(10)が、前記熱機器
    本体(1)の所定箇所の温度を測定する熱電対(12)の
    温度補正用センサーを兼用したことを特徴とする過熱防
    止対策を施した制御ボックス。
JP1990068663U 1990-06-27 1990-06-27 加熱防止対策を施した制御ボックス Expired - Lifetime JP2512127Y2 (ja)

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