JP2511939Y2 - 板状物品のトレイ詰め装置 - Google Patents

板状物品のトレイ詰め装置

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JP2511939Y2
JP2511939Y2 JP5763890U JP5763890U JP2511939Y2 JP 2511939 Y2 JP2511939 Y2 JP 2511939Y2 JP 5763890 U JP5763890 U JP 5763890U JP 5763890 U JP5763890 U JP 5763890U JP 2511939 Y2 JP2511939 Y2 JP 2511939Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばピロー包装されたビスケットなどの
板状物品を機械的に所定個数ずつトレーに詰める板状物
品のトレイ詰め装置に関する。
「従来の技術」 従来より、例えばビスケットなどの菓子類を出荷する
場合には、一枚ごとにピロー包装されたビスケットを所
定個数ずつトレーに詰めて、それにパッケージを施して
出荷することがある。この場合、ピロー包装機の排出コ
ンベアから、ピロー包装品が1個ずつ順次連続して流れ
てくるので、これを所定個数ずつに区分けし、トレイ詰
め作業を行なっている。
このようなピロー包装品のトレイ詰め作業は、例えば
第7図に示すような装置を用いて行なわれていた。
図において、1はピロー包装機の排出コンベアであ
り、菓子等をピロー包装した製品2を一個ずつ所定間隔
をおいて図中矢印Aで示す方向に搬出する。この排出コ
ンベア1の終端部前方にベルトコンベア3が直交して配
置されており、製品2は排出コンベア1からこのベルト
コンベア3に移され、図中矢印Bで示す方向に搬送され
る。
ベルトコンベア3の移動方向側方には、回転軸6を介
して取付けられた回動アーム5が配置されており、回動
アーム5は、回転軸6によって図中矢印Cで示す如く間
欠的に回動し、先端4をベルトコンベア3上に載置す
る。
回動アーム5の先端4は、ベルトコンベア3上に載置
された状態で、製品2が流れてくる方向に向けて薄く形
成されたクサビ型をなし、ベルトコンベア3によって流
れてくる製品2を一時的にせき止めて、所定個数の製品
2を図に示す如く斜めに重ね合わせる。
そして、所定時間が経過して製品2が所定個数重なり
合うと、回動アーム5は図中矢印Cで示すように回動
し、重なり合った製品2がベルトコンベア3によって搬
送される。
こうして、製品2を所定個数ずつ重ね合わせて区分け
し、その後、人手によって区分けされた製品2をトレイ
詰めし、更に図示しない包装機により袋詰め又は箱詰め
して製品化している。この場合、作業員は、製品2の個
数が正確かどうかを確認しながら、トレイ詰めを行う。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上記従来の装置では、製品2がベルト
コンベア3上で斜めに重ね合わされるため、製品2のト
レイ詰め作業を機械化することが困難であった。このた
め、区分けされた製品2をピックアップしてトレイ詰め
する作業を、人手によって行なわなければならず、一つ
の排出コンベア1に対して一人の作業員を配置しなけれ
ばならないという問題点があった。
そこで、本考案者らは、ピロー包装機の排出コンベア
1から流れてくる製品2をセンサによって計数しながら
所定枚数ずつ段積みし、所定枚数ずつ積み重ねられた製
品2をそのままトレイ内に落下させて挿入する方法を試
みた。しかし、積み重ねられた製品2をそのままトレイ
内に落下させると、落下の途中で製品2が傾いたりする
ためばらけやすく、製品2を整列させて確実にトレイ内
に詰めることはできなかった。
したがって、本考案の目的は、上下に積み重ねられた
板状物品を、ばらけることなくトレイに詰めることがで
きるようにした板状物品のトレイ詰め装置を提供するこ
とにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するため、本考案の板状物品のトレイ
詰め装置は、 所定枚数ずつ上下に積み重ねられた板状物品を間欠的
に搬送する搬送手段と、 トレイを上下に積み重ねて保持し、下端に位置するト
レイを1個ずつ分離できるように構成されたトレイホッ
パと、 このトレイホッパの下端に向いた上方向と、前記搬送
手段の側方に向いた横方向との間で往復回動するアーム
の先端に、トレイを開閉自在に保持するクランプが取付
けられ、このクランプが前記アームの軸方向に進退動作
するように構成されたトレイ供給装置と、 前記搬送手段の経路の側方に配置され、前記トレイ供
給装置の前記アームが横方向に向いて、前記クランプが
押し出されたとき、このクランプに保持されたトレイの
開口部が押し付けられる挿入ガイドと、 前記搬送手段の前記挿入ガイドとは反対側の側方に配
置され、前記挿入ガイドに向けて板状物品を押してトレ
イ内に挿入するプッシャと、 前記挿入ガイドに対して近接離反するように往復回動
するアームにトレイの保持部が設けられ、板状物品がト
レイ内に挿入されるときには、トレイを前記挿入ガイド
に押し付け、板状物品がトレイ内に挿入されると、トレ
イを保持したまま回動し、トレイの開口部を上方に向け
て所定の位置に載置させるトレイ反転装置とを備えてい
ることを特徴とする。
「作用」 本考案は、所定枚数ずつ上下に積み重ねられた板状物
品をトレイに充填するためには、積み重ねられた板状
物品をプッシャによって側方に押してトレイに詰める必
要があること、そのためにはトレイを横向きにして保
持しておく必要があること、更に板状物品をトレイに
詰めた後にトレイの開口部が上を向くように反転させる
必要があることに着眼してなされたものである。
すなわち、本考案の装置によれば、まず、トレイ供給
装置のアームが上方を向き、アーム先端のクランプが前
進してトレイホッパの下端に至る。そして、クランプ
は、トレイホッパの下端からトレイを1個取り出して保
持した後、トレイホッパから離れるように後退する。そ
の後、トレイ供給装置のアームが横方向を向くように回
動し、その状態でクランプが再び前進してトレイの開口
部を挿入ガイドに押し付ける。このとき、トレイは横向
きに保持される。
トレイの開口部が挿入ガイドに押し付けられると、ト
レイ反転装置のアームが回動してそのアーム先端に設け
られた保持部によってトレイが保持される。ここで、ト
レイ供給装置のクランプは後退し、以後、トレイはトレ
イ反転装置の保持部によって保持される。この状態で、
搬送手段を挟んで挿入ガイドと対向して配置されたプッ
シャが、搬送手段上で所定枚数ずつ上下に積み重ねられ
た板状物品を、挿入ガイドに向けて側方に押してトレイ
内に挿入する。
板状物品がトレイ内に挿入されると、トレイ反転装置
のアームが回動して、トレイの開口部が上方に向くよう
に反転させ、トレイ反転装置の保持部に保持されたトレ
イが開放されて所定の位置に載置される。
本考案は、以上のような作用によって所定枚数ずつ上
下に積み重ねられた板状物品をばらけることなく正確に
トレイに充填することを可能にしたものであり、例えば
ピロー包装物などの板状物品のトレイ詰め作業を自動化
し、省力化を図ることができる。
なお、本考案の好ましい態様において、トレイ反転装
置の保持部が、トレイの外周に適合する形状をなすフォ
ーク状の指を有し、トレイ反転装置のアームがトレイの
開口部を上方に向けるように回動するとき、保持部が下
方に配置されたシュートのスリットを通ってその下方に
沈み、保持したトレイをこのシュート上に載せるように
構成されていれば、板状物品をトレイへ挿入してトレイ
を反転させた後に、トレイを速やかに開放して所定の箇
所へ排出することができる。
「実施例」 第1図〜第6図には、本考案の板状物品のトレイ詰め
装置の一実施例が示されている。
第2図及び第3図は、本装置の全体構成を示してい
る。第2図において、12は、ピロー包装機にてビスケッ
ト等をピロー包装した板状物品11を排出するコンベアで
ある。このコンベア12の終端部には、板状物品11を上下
に積み重ねる段積みエレベータ13が設置されている。ま
た、コンベア12の終端部近傍には、検知手段14が配置さ
れており、流れてくる板状物品11を1個ずつ検知して段
積みエレベータ13に作動信号を送るようになっている。
第4図を併せて参照すると、段積みエレベータ13は、
タイミングベルト15a、15bと、駆動プーリ16a、16bと、
従動プーリ17a、17bとからなり、左右のタイミングベル
ト15a、15bは、対向する部分が板状物品11の幅よりもや
や広い間隔をもって上下方向に伸びている。駆動プーリ
16a、16bは、図中矢印D、Eで示すように互いに逆方向
に回転する。
各タイミングベルト15a、15bには、仕切り部材18が所
定間隔で突設されており、タイミングベルト15a、15bの
対向する部分において、左右から突出する仕切り部材18
が互いに整合して同じ高さとなるように配置されてい
る。したがって、コンベア12によって搬送された板状物
品11は、これらの仕切り部材18上に落下して上下に積み
重ねられる。この場合、前記の検知手段14によってタイ
ミングベルト15a、15bが間欠的に回動し、板状物品11を
1枚受ける毎に仕切り部材18が少しずつ降下するように
なっている。そして、板状物品11が所定枚数積み重ねら
れると、次の仕切り部材18が板状物品11の落下位置に配
置されて、新たな積み重ねがなされるようになってい
る。
一方、コンベア12の下方には、一対のスプロケット1
9、20に張設されたチェーン21が配置され、このチェー
ン21に板状のプッシャ22が所定間隔で取付けられている
(第2図参照)。プッシャ22は、その下部が細い柄部22
aをなし、その上方は幅広の板状をなしている。プッシ
ャ22の柄部22aは、前記タイミングベルト15a、15bの仕
切り部材18が所定の高さにあるとき、左右に対向する仕
切り部材18の間隙に入り込んで、プッシャ22がタイミン
グベルト15a、15bの間を通過することを可能にする。こ
うして、タイミングベルト15a、15bの仕切り部材18上に
段積みされた板状物品11は、プッシャ22によって押し出
されるようになっている。
板状物品11が押し出される位置には、プッシャ22の経
路に沿ってガイド板23が配置されている。ガイド板23の
中央にはスリット24が形成されており、プッシャ22の柄
部22aがこのスリット24を通って移動する。したがっ
て、タイミングベルト15a、15bの仕切り部材18上に段積
みされた板状物品11は、プッシャ22によって押し出され
た後、ガイド板23上に載ってプッシャ22に押されながら
移動する。この場合、板状物品11は、前後のプッシャ22
に挟まれて移動するので、積み重ねがくずれることを防
止される。なお、上記のチェーン21、プッシャ22、ガイ
ド板23が、本考案における搬送手段を実質的に構成して
いる。
第2図に示すように、この搬送手段の移動経路の上方
一箇所には、エアシリンダ25によって作動するプッシャ
26が設置されており、このプッシャ26は、上下に積み重
ねられた板状物品11を上方から押圧し、そのときの下降
位置を図示しないセンサによって検知して、板状物品11
の個数が不足していないかを検出するようになってい
る。ただし、プッシャ26の押圧力は、板状物品11を割ら
ない程度とされている。
一方、装置のフレーム31には、支持板32が立設されて
おり、この支持板32にトレイ33を上下に積み重ねて保持
するトレイホッパ34が設置されている。トレイホッパ34
は、上記搬送手段であるチェーン21、プッシャ22、ガイ
ド板23の側方でかつ斜め上方に配置されている。更に、
この支持板32には、回動軸35を介してトレイ供給装置36
が設置されている。
第5図には、上記トレイホッパ34及びトレイ供給装置
36の詳細な構造が示されている。
トレイホッパ34は、トレイ33の外周に適合する上下に
伸びるガイド37を有し、トレイ33はこのガイド37内に上
下に積み重ねられて収容される。
ガイド37の両側には、回転軸41a、41bを介してレバー
42a、42bが回動自在に支持され、これらのレバー42a、4
2bの下端には、L字状に折曲された爪43a、43bが取付け
られている。また、回転軸41a、41bは、レバー44a、44
b、及びリンク45a、45bを介して、エアシリンダ46の作
動ロッド先端47に連結されている。したがって、エアシ
リンダ46が作動してロッド先端47が上下すると、リンク
45a、45bを介して、レバー44a、44bが揺動し、回転軸41
a、41bが回動する。更に、この回転軸41a、41bに連結さ
れたレバー42a、42bが開閉動作し、ガイド37の下端部に
おいて左右に対向する爪43a、43bが開閉動作する。爪43
a、43bは、閉じたときにトレイ33のフランジ下面に係合
し、トレイ33を保持する。
更に、上記回転軸41a、41bのやや下方には、同様な回
転軸51a、51bが設けられ、この回転軸51a、51bにレバー
52a、52bが取付けられている。レバー52a、52bの下端に
は、左右に対向する爪53a、53bが取付けられており、こ
れらの爪53a、53bは、上記爪43a、43bの下方に位置して
いる。また、上記と同様に、回転軸51a、51bは、レバー
54a、54b、及びリンク55a、55bを介して、エアシリンダ
56の作動ロッド先端57に連結されている。したがって、
エアシリンダ56が作動により、リンク55a、55b及びレバ
ー54a、54bを介して、回転軸51a、51bが回動し、それに
伴ってレバー52a、52b及び爪53a、53bが開閉動作する。
爪53a、53bは、前述の爪43a、43bより所定の間隔をもっ
て下方に位置し、閉じたときにトレイ33のフランジ下面
に係合してトレイ33を保持する。
トレイ供給装置36は、回転軸35と一体に回転するアー
ム61を有しており、このアーム61の軸方向に沿ってスラ
イド軸62が挿通されている。スライド軸62は、実際には
2本の平行な軸(一方は図示されていない)で構成さ
れ、それらの一端にクランプ63が取付けられている。ま
た、アーム61には、エアシリンダ64が設置されており、
その作動ロッド65はクランプ63に連結されている。この
ため、エアシリンダ64の作動によってスライド軸62が移
動し、クランプ63がアーム61の軸方向に進退動作するよ
うになっている。
また、回転軸35には、レバー66の一端が固定されてお
り、このレバー66の他端には、リンク67の一端が枢着さ
れている。更に、リンク67の他端は、支持板32に支持さ
れたエアシリンダ68の作動ロッドに連結されている。し
たがって、エアシリンダ68の作動により、リンク67、レ
バー66を介して回転軸35が回動し、回転軸35と共にアー
ム61及びクランプ63が回動するようになっている。この
場合、アーム61及びクランプ63の回動は、トレイホッパ
34に向いた上方向と、チェーン21、プッシャ22、ガイド
板23からなる搬送手段の方向に向いた横方向との間、す
なわち約90°の範囲で反復回動するようになされる。
クランプ63は、前記スライド軸62の先端に接続された
支持ブロック71と、この支持ブロック71の両側の支軸72
a、72bで中間部を回動自在に支持されたレバー73a、73b
とを有している。レバー73a、73bの一端は、アーム61の
軸方向に突出し、L字状に折曲された爪74a、74bが取付
けられている。また、支持ブロック71の下面には、エア
シリンダ75が固定されており、その作動ロッド76は支持
ブロック71を貫通して突出している。そして、レバー73
a、73bの他端は、この作動ロッド76に枢着されている。
このため、エアシリンダ75により作動ロッド76が進退動
作すると、レバー73a、73bが回動して爪74a、74bが開閉
動作するようになっている。レバー73a、73bは、それら
の間にトレー33を受け入れ、爪74a、74bは、閉じたとき
にトレー33のフランジ上面に係合し、トレー33を開放自
在に保持するようになっている。
第6図には、トレイ供給装置36のクランプ63がトレイ
ホッパ34の下端部からトレイ33を1個ずつ取出すときの
操作が示されている。
同図(a)に示すように、トレイホッパ34に上下に積
み重ねられたトレイ33は、その最下部のトレイ33′のフ
ランジの下面に上方の爪43a、43bが係合して保持されて
いる。
この状態で、同図(b)に示すように、下方の爪53
a、53bが閉じて、上方の爪43a、43bが開き、トレイ33′
が落下して下方の爪53a、53bに係合する。
更に、同図(c)に示すように、上方の爪43a、43bが
再び閉じ、最下部から2番目のトレイ33″のフランジの
下面に係合する。
このとき、同図(d)に示すように、トレイ供給装置
36のクランプ63が上昇し、レバー73a、73bの間に最下部
のトレイ33′を受け入れ、爪74a、74bが閉じてトレイ3
3′を保持する。その後、下方の爪53a、53bが開き、ク
ランプ63が下降して、最下部のトレイ33′を下方に抜き
出す。
このような操作を繰り返すことにより、トレイホッパ
34の下端からトレイ33を1個ずつ取出すようになってい
る。
第1図には、このトレイ詰め装置における要部の構造
が示されている。
図において、23は既に説明した搬送手段を構成するガ
イド板であり、このガイド板23に載って上下に積み重ね
られた板状物品11が間欠的に搬送されてくる。このガイ
ド板23の側方の一箇所には、トレイ33の開口部に適合す
る枠状の挿入ガイド81が配置されている。この実施例の
場合、挿入ガイド81は、軸82に回動自在に支持されてい
るが、ガイド板23の側方において固定されていてもよ
い。
この軸82には、トレイ反転装置83のアーム84が同じく
回動自在に支持され、アーム84の先端部にはトレイ33の
保持部85が設けられている。この保持部85は、トレイ供
給装置36のクランプ63のレバー73a、73bに干渉しないよ
うにフォーク状の指形をなし、かつ、トレイ33の底部及
び側壁をつかむような形状をなしている。前述した挿入
ガイド81及びトレイ反転装置83のアーム84は、図示しな
い駆動手段によってそれぞれ独自に回動するように構成
されている。
このトレイ反転装置83の下方には、傾斜したシュート
86が配置されている。このシュート86には、トレイ反転
装置83のアーム84が下方に回動したとき、フォーク状の
指形をなす保持部85が通過できる図示しないスリットが
形成されている。したがって、トレイ反転装置83のアー
ム84が下方に回動したとき、フォーク状の指形をなす保
持部85がシュート86の下方に沈んで、保持しているトレ
イ33をシュート86上に載せるようになっている。
搬送手段を構成する前記ガイド板23の挿入ガイド81が
配置される部分の反対側の側方には、エアシリンダ91
(第3図参照)によって進退動作するプッシャ92が設置
されている。プッシャ92は、ガイド板23上の板状物品11
を挿入ガイド81に向けて押し、トレイ33に挿入するもの
である。
なお、第2図及び第3図に示すように、シュート86の
下方には排出コンベア93が配置されている。更に、排出
コンベア93の側方には、トレイ33を側方のテーブル94に
移動させるためのプッシャ95が配置されている。更にま
た、このテーブル94に載置されたトレイ33を、後の工程
へ移動させるための別のコンベアに送るプッシャ96が設
置されている。
次に、この装置を用いた板状物品11のトレイ詰め操作
について説明する。なお、個々の装置における細部の動
作については既に説明してあるので、ここでは全体的な
流れに沿って細部の動作を省略して説明する。
ピロー包装機にてビスケット等をピロー包装した板状
物品11は、コンベア12に載って1個ずつ流れてくる。そ
して、コンベア12の終端部に配置された段積みエレベー
タ13の仕切り部材18上に落下し、所定個数ずつ上下に積
み重ねられる。仕切り部材18が所定の高さまで降下し、
板状物品11が所定個数積み重ねられると、チェーン21に
よって回動するプッシャ22が板状物品11を押してガイド
板23上に移動させる。そして、板状物品11はプッシャ22
に押されてガイド板23に沿って移動する。
ガイド板23上を移動する途中で、上方に配置されたプ
ッシャ26(第2図参照)が板状物品11を上方から押圧
し、そのときの下降位置を図示しないセンサによって検
知して、板状物品11の個数が不足していないかが検出さ
れる。このとき、個数が不足している場合は、後の工程
でトレイ33に挿入されないで、別の箇所に取出されるよ
うになっている。そして、正確な個数で積み重ねられた
板状物品11が所定箇所まで運ばれると、次のようなトレ
イ挿入操作がなされる。
第1図に示すように、トレイ供給装置36は、アーム61
を上方に回動させ、その状態でクランプ63を前進させ、
トレイホッパ34に保持されたトレイ33のうち最下部のも
のを、前述した態様で1個保持させる。クランプ63は、
トレイ33を保持すると後退し、そのトレイ33をトレイホ
ッパ34から引き離す。その後、アーム61がほぼ90°回動
し、クランプ63をガイド板23の側方に向けさせる。この
とき、ガイド板23の側方には、挿入ガイド81が配置され
ている。そして、クランプ63が前進し、トレイ33が挿入
ガイド81に当接される。
続いて、トレイ反転装置83のアーム84が上方に回動
し、保持部85によってトレイ33を保持する。この状態
で、トレイ供給装置36のクランプ63はトレイ33を開放し
て後退し、アーム61が再び上方に回動して、トレイホッ
パ34へ次のトレイ33を取りに行く。この場合、トレイ反
転装置83の保持部85は、前述したようにフォーク状をな
すため、トレイ供給装置36のクランプ63と干渉すること
が避けられる。
トレイ33がトレイ反転装置83の保持部85によって挿入
ガイド81に当接保持されている状態で、ガイド板23の反
対側に配置されたプッシャ92が押し出され、ガイド板23
上の板状物品11を挿入ガイド81に向けて押して、トレイ
33内に挿入する。このように、板状物品11は上下に積み
重ねられた状態で、プッシャ92により側方に押されて横
向きに配置されたトレイ33に挿入されるので、挿入時に
積み重ねがくずれてばらけることが防止される。
こうして、板状物品11がトレイ33内に挿入されると、
トレイ反転装置83のアーム84が下方に回動し、保持部85
に保持されたトレイ33を反転させて開口部を上方に向け
る。この実施例では、ある程度の角度まで挿入ガイド81
も一緒に回動し、トレイ33が保持部85から脱落すること
を防止している。ただし、保持部85の構造によっては挿
入ガイド81で押えなくても脱落が防止できるので、挿入
ガイド81をガイド板23の側方の所定位置に固定して配置
することもできる。アーム84が下方に回動したとき、保
持部85はシュート86の図示しないスリットを通って下方
に沈み、トレイ33がシュート86上に残され、シュート86
を滑り落ちて排出コンベア93上に移動する。
以上のような操作を繰り返すことにより、上下に所定
枚数ずつ積み重ねられて搬送されてくる板状物品11を自
動的にトレイ33に充填することができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の板状物品のトレイ詰め
装置によれば、上下に積み重ねられて搬送されてくる板
状物品をそのまま側方に押して、横向きに配置されたト
レイに挿入し、このトレイを反転させて開口部を上に向
かせて所定位置に載置するようにしたので、板状物品を
ばらけさせることなく確実にトレイに挿入することがで
きる。したがって、板状物品のトレイ詰めを自動化し、
省力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による板状物品のトレイ詰め装置の要部
を示す説明図、第2図は同装置の全体を示す正面図、第
3図は同装置の全体を示す側面図、第4図は同装置にお
ける搬送手段を示す部分斜視図、第5図は同装置におけ
るトレイホッパとトレイ供給装置を示す部分説明図、第
6図(a)、(b)、(c)、(d)はトレイホッパか
らトレイを取出す操作を順に示す説明図、第7図は板状
物品のトレイ詰め作業に用いられている従来の装置の一
例を示す斜視図である。 図中、11は板状物品、12は21はチェーン、22はプッシ
ャ、23はガイド板、33はトレイ、34はトレイホッパ、35
は回動軸、36はトレイ供給装置、61はアーム、63はクラ
ンプ、83はトレイ反転装置、84はアーム、85は保持部、
86はシュート、92はプッシャである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−68218(JP,A) 特開 昭55−38246(JP,A)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定枚数ずつ上下に積み重ねられた板状物
    品を間欠的に搬送する搬送手段と、 トレイを上下に積み重ねて保持し、下端に位置するトレ
    イを1個ずつ分離できるように構成されたトレイホッパ
    と、 このトレイホッパの下端に向いた上方向と、前記搬送手
    段の側方に向いた横方向との間で往復回動するアームの
    先端に、トレイを開閉自在に保持するクランプが取付け
    られ、このクランプが前記アームの軸方向に進退動作す
    るように構成されたトレイ供給装置と、 前記搬送手段の経路の側方に配置され、前記トレイ供給
    装置の前記アームが横方向に向いて、前記クランプが押
    し出されたとき、このクランプに保持されたトレイの開
    口部が押し付けられる挿入ガイドと、 前記搬送手段の前記挿入ガイドとは反対側の側方に配置
    され、前記挿入ガイドに向けて板状物品を押してトレイ
    内に挿入するプッシャと、 前記挿入ガイドに対して近接離反するように往復回動す
    るアームにトレイの保持部が設けられ、板状物品がトレ
    イ内に挿入されるときには、トレイを前記挿入ガイドに
    押し付け、板状物品がトレイ内に挿入されると、トレイ
    を保持したまま回動し、トレイの開口部を上方に向けて
    所定の位置に載置させるトレイ反転装置とを備えている
    ことを特徴とする板状物品のトレイ詰め装置。
  2. 【請求項2】前記トレイ反転装置の保持部は、トレイの
    外周に適合する形状をなすフォーク状の指を有し、前記
    トレイ反転装置のアームがトレイの開口部を上方に向け
    るように回動するとき、前記保持部が下方に配置された
    シュートのスリットを通ってその下方に沈み、保持した
    トレイをこのシュート上に載せるように構成されている
    請求項1記載の板状物品のトレイ詰め装置。
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