JP2511925B2 - 建設機械のエンジン回転数制御装置 - Google Patents
建設機械のエンジン回転数制御装置Info
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- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
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- F04B49/06—Control using electricity
- F04B49/065—Control using electricity and making use of computers
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- F04B2203/06—Motor parameters of internal combustion engines
- F04B2203/0605—Rotational speed
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- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガバナを備えたエンジンによって駆動され
る可変容量型油圧ポンプを有した建設機械に適用される
エンジン回転数制御装置に関し、詳しくは、上記油圧ポ
ンプの吐出流量をカットオフした際のエンジン回転数の
上昇を抑制するためのエンジン回転数制御装置に関す
る。
る可変容量型油圧ポンプを有した建設機械に適用される
エンジン回転数制御装置に関し、詳しくは、上記油圧ポ
ンプの吐出流量をカットオフした際のエンジン回転数の
上昇を抑制するためのエンジン回転数制御装置に関す
る。
エンジンで駆動される可変容量型油圧ポンプを第４図
に示すような等馬力特性Ａに従って制御し、かつ、上記
ポンプの吐出圧力Ｐが予設定圧力PA以上になった場合
に、同図に示すカットオフ特性Ｂに従って該ポンプの吐
出流量Ｑをカットオフする建設機械用の油圧装置が提案
されている（例えば、特開昭56-80554号）。
に示すような等馬力特性Ａに従って制御し、かつ、上記
ポンプの吐出圧力Ｐが予設定圧力PA以上になった場合
に、同図に示すカットオフ特性Ｂに従って該ポンプの吐
出流量Ｑをカットオフする建設機械用の油圧装置が提案
されている（例えば、特開昭56-80554号）。
上記ポンプを上記定馬力特性Ａに従って制御すれば、
該ポンプに入力される一定な馬力をあるときは力（Ｐ
大、Ｑ小）として、またあるときは速さ（Ｐ小、Ｑ大）
として該ポンプより引き出すことができる。
該ポンプに入力される一定な馬力をあるときは力（Ｐ
大、Ｑ小）として、またあるときは速さ（Ｐ小、Ｑ大）
として該ポンプより引き出すことができる。
また、上記吐出流量Ｑをカットオフすることによりリ
リーフ時におけるポンプ流量を減少して、リリーフロス
を低減することができる。
リーフ時におけるポンプ流量を減少して、リリーフロス
を低減することができる。
建設機械に用いられる油圧装置においては、上記ポン
プに複数の作業機駆動用油圧アクチュエータ、例えば油
圧シリンダ、油圧モータ等が接続される。
プに複数の作業機駆動用油圧アクチュエータ、例えば油
圧シリンダ、油圧モータ等が接続される。
この油圧装置において、いま、１つの作業機が重負荷
作業を行った結果、上記ポンプの吐出圧力Ｐがカットオ
フ設定圧力PA以上になったとすると、カットオフのため
にポンプの吐出流量が減少して該ポンプが等馬力特性Ａ
で規定される馬力を入力しなくなる。
作業を行った結果、上記ポンプの吐出圧力Ｐがカットオ
フ設定圧力PA以上になったとすると、カットオフのため
にポンプの吐出流量が減少して該ポンプが等馬力特性Ａ
で規定される馬力を入力しなくなる。
第５図は、エンジンの定格馬力特性、つまりアクセル
がフル位置にあるときの馬力特性を例示している。な
お、この馬力特性はいわゆるガバナによって設定され
る。
がフル位置にあるときの馬力特性を例示している。な
お、この馬力特性はいわゆるガバナによって設定され
る。
いま、第４図に示した等馬力特性Ａによって決定され
るポンプの入力馬力とエンジンの発生馬力とが第５図に
示すm1点（最大馬力点）でマッチングしているとする
と、上記カットオフによるポンプの入力馬力の低下に伴
ない、該入力馬力とエンジンの発生馬力とのマッチング
点がたとえばm2点に変化する。
るポンプの入力馬力とエンジンの発生馬力とが第５図に
示すm1点（最大馬力点）でマッチングしているとする
と、上記カットオフによるポンプの入力馬力の低下に伴
ない、該入力馬力とエンジンの発生馬力とのマッチング
点がたとえばm2点に変化する。
同図から明らかなように、エンジンの発生馬力がm1点
の大きさからm2点の大きさまで低下すると、エンジンの
回転数もN1からN2へと変化し、この回転数変化は次のよ
うな不都合をもたらす。
の大きさからm2点の大きさまで低下すると、エンジンの
回転数もN1からN2へと変化し、この回転数変化は次のよ
うな不都合をもたらす。
すなわち、重負荷作業が行なわれているにもかかわら
ずエンジン回転数が上昇するので、あたかも負荷が軽減
されたような違和感をオペレータに与え、これは結果的
に作業性を低下させる。また、上記エンジン回転数の上
昇は、エンジンや該エンジンによって駆動される他の装
置に過負荷を加えることになるので、それらの損傷を招
く要因になる。
ずエンジン回転数が上昇するので、あたかも負荷が軽減
されたような違和感をオペレータに与え、これは結果的
に作業性を低下させる。また、上記エンジン回転数の上
昇は、エンジンや該エンジンによって駆動される他の装
置に過負荷を加えることになるので、それらの損傷を招
く要因になる。
本発明は、かかる不都合を回避するためになされたも
のであり、その目的は、油圧ポンプの吐出流量をカット
オフした際のエンジン回転数の上昇を抑制することがで
きる可建設機械のエンジン回転数制御装置を提供するこ
とにある。
のであり、その目的は、油圧ポンプの吐出流量をカット
オフした際のエンジン回転数の上昇を抑制することがで
きる可建設機械のエンジン回転数制御装置を提供するこ
とにある。
本発明は、ガバナを備えたエンジンによって駆動され
る可変容量型油圧ポンプを所定の等馬力特性に従って運
転するとともに、前記油圧ポンプの吐出圧力が予設定圧
力以上となった場合に、所定のカットオフ特性に従って
該油圧ポンプの吐出流量をカットオフする建設機械に適
用されるものであり、前記油圧ポンプの吐出圧力を検出
して対応する電気信号を出力する圧力検出手段と、前記
カットオフ特性と前記圧力検出手段の出力とに基づい
て、前記カットオフに伴う前記油圧ポンプの入力馬力の
低下量を演算する第１の演算手段と、前記入力馬力の低
下量に基づいて、前記カットオフに伴うエンジン回転数
の上昇量を演算する第２の演算手段と、前記エンジン回
転数の上昇量に基づき、該上昇量を零にするエンジン馬
力特性を得るための新たな目標エンジン回転数を演算す
る第３の演算手段と、前記カットオフ時に、前記新たな
目標エンジン回転数が設定されるように前記ガバナを制
御するガバナ制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
る可変容量型油圧ポンプを所定の等馬力特性に従って運
転するとともに、前記油圧ポンプの吐出圧力が予設定圧
力以上となった場合に、所定のカットオフ特性に従って
該油圧ポンプの吐出流量をカットオフする建設機械に適
用されるものであり、前記油圧ポンプの吐出圧力を検出
して対応する電気信号を出力する圧力検出手段と、前記
カットオフ特性と前記圧力検出手段の出力とに基づい
て、前記カットオフに伴う前記油圧ポンプの入力馬力の
低下量を演算する第１の演算手段と、前記入力馬力の低
下量に基づいて、前記カットオフに伴うエンジン回転数
の上昇量を演算する第２の演算手段と、前記エンジン回
転数の上昇量に基づき、該上昇量を零にするエンジン馬
力特性を得るための新たな目標エンジン回転数を演算す
る第３の演算手段と、前記カットオフ時に、前記新たな
目標エンジン回転数が設定されるように前記ガバナを制
御するガバナ制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第１図において、可変容量型油圧ポンプ２は、建設機
械（図示せず）のエンジン１によって駆動され、かつ、
サーボ弁、油圧シリンダ等からなる斜板駆動用アクチュ
エータ３によってその斜板2aの傾転角が変化される。そ
してこのポンプ２は、操作弁４を介して建設機機械の作
業機駆動用油圧アクチュエータ５（油圧シリンダ、油圧
モータ等）に接続されている。
械（図示せず）のエンジン１によって駆動され、かつ、
サーボ弁、油圧シリンダ等からなる斜板駆動用アクチュ
エータ３によってその斜板2aの傾転角が変化される。そ
してこのポンプ２は、操作弁４を介して建設機機械の作
業機駆動用油圧アクチュエータ５（油圧シリンダ、油圧
モータ等）に接続されている。
アクセルセンサ６は、アクセルレバー７の操作量に対
応した信号を、圧力センサ８はポンプ２の吐出圧力Ｐに
対応した信号を、またエンジン回転数センサ９は、エン
ジン１の回転数Ｎを示す信号をそれぞれ出力する。
応した信号を、圧力センサ８はポンプ２の吐出圧力Ｐに
対応した信号を、またエンジン回転数センサ９は、エン
ジン１の回転数Ｎを示す信号をそれぞれ出力する。
上記アクセルセンサ６より出力される信号は、コント
ローラ10で増幅等の処理を施されたのち、目標エンジン
回転数Nrを示す信号として、比例ソレノイド11に入力さ
れる。
ローラ10で増幅等の処理を施されたのち、目標エンジン
回転数Nrを示す信号として、比例ソレノイド11に入力さ
れる。
上記エンジン１は、ガバナ12を備えている。第２図に
示すように、上記比例ソレノイド11は、上記ガバナ12の
燃料コントロールレバー13を駆動するアクチュエータと
して設けられており、この比例ソレノイド11の付勢力に
よる上記燃料コントロールレバー13の変位によってエン
ジン２の目標回転数Nrが変化される。
示すように、上記比例ソレノイド11は、上記ガバナ12の
燃料コントロールレバー13を駆動するアクチュエータと
して設けられており、この比例ソレノイド11の付勢力に
よる上記燃料コントロールレバー13の変位によってエン
ジン２の目標回転数Nrが変化される。
メモリ14には、第４図に示した等馬力特性Ａおよびカ
ットオフ特性Ｂが格納されている。
ットオフ特性Ｂが格納されている。
上記コントローラ10は、圧力センサ８で検出されるポ
ンプ２の吐出圧力Ｐと、メモリ14に格納された第４図に
示す関係とに基づいて、圧力Ｐに対応した吐出流量Ｑを
該メモリ14から読出し、この吐出流量Ｑを得るための斜
板傾転角指令を作成して前記斜板駆動用アクチュエータ
３に出力する。
ンプ２の吐出圧力Ｐと、メモリ14に格納された第４図に
示す関係とに基づいて、圧力Ｐに対応した吐出流量Ｑを
該メモリ14から読出し、この吐出流量Ｑを得るための斜
板傾転角指令を作成して前記斜板駆動用アクチュエータ
３に出力する。
すなわち、 Ｑ＝Ｋ・Ｎ・Ｖ ……（１） ただし、K;定数 N;エンジン回転数 V;ポンプ２の押し除け容積（１回転当りの吐出流量） なる関係がある。そこで、コントローラ10は、メモリ14
から読出された吐出流量Ｑとエンジン回転数Ｎとに基づ
いて押し除け容積Ｖを演算し、この除け容積Ｖを得るた
めの斜板傾転角指令を出力する。なお、押し除け容積Ｖ
は、ポンプ２の斜板傾転角によって決定される。
から読出された吐出流量Ｑとエンジン回転数Ｎとに基づ
いて押し除け容積Ｖを演算し、この除け容積Ｖを得るた
めの斜板傾転角指令を出力する。なお、押し除け容積Ｖ
は、ポンプ２の斜板傾転角によって決定される。
上記斜板傾転角指令の出力により、ポンプ２の斜板2a
が該指令に従った傾転角となるように制御されるので、
上記吐出圧力Ｐがカットオフ設定圧PAになるまでは該ポ
ンプ２が第４図の等馬力特性Ａ（Ｐ×Ｑ＝一定）に従っ
て運転され、その後、上記吐出圧力Ｐがカットオフ設定
圧PA以上になると、カットオフ特性Ｂに従ってポンプ２
の吐出流量がカットオフされる。
が該指令に従った傾転角となるように制御されるので、
上記吐出圧力Ｐがカットオフ設定圧PAになるまでは該ポ
ンプ２が第４図の等馬力特性Ａ（Ｐ×Ｑ＝一定）に従っ
て運転され、その後、上記吐出圧力Ｐがカットオフ設定
圧PA以上になると、カットオフ特性Ｂに従ってポンプ２
の吐出流量がカットオフされる。
いま、エンジン１が第５図に示すような定格馬力特性
を有しているとすると、ポンプ２の等馬力運転下では該
ポンプ２の入力馬力とエンジン１の発生馬力とが例えば
同図のm1点（最大馬力点）でマッチングし、またカット
オフ制御下では、上記ポンプ吐出流量Ｑの減少に伴なう
ポンプ２の入力馬力低下によってマッチング点が例えば
同図のm2点まで降下する。
を有しているとすると、ポンプ２の等馬力運転下では該
ポンプ２の入力馬力とエンジン１の発生馬力とが例えば
同図のm1点（最大馬力点）でマッチングし、またカット
オフ制御下では、上記ポンプ吐出流量Ｑの減少に伴なう
ポンプ２の入力馬力低下によってマッチング点が例えば
同図のm2点まで降下する。
上記カットオフに基づくマッチング点の変化は、前述
したようにエンジン回転数の上昇をもたらす。すなわ
ち、マッチング点がm1からm2へと変化した場合、エンジ
ン回転数はΔＮ＝N2−N1だけ上昇する。
したようにエンジン回転数の上昇をもたらす。すなわ
ち、マッチング点がm1からm2へと変化した場合、エンジ
ン回転数はΔＮ＝N2−N1だけ上昇する。
したがって、建設機械の作業機が重負荷作業を行なっ
たことに伴なう圧力Ｐの上昇によって上記カットオフ制
御が実行された場合、重負荷作業を行っているにもかか
わらずエンジン回転数が上昇するという不自然な状態が
発生する。
たことに伴なう圧力Ｐの上昇によって上記カットオフ制
御が実行された場合、重負荷作業を行っているにもかか
わらずエンジン回転数が上昇するという不自然な状態が
発生する。
そこで、この実施例ではコントローラ10に第３図に示
すような手順を実行させて、上記のような状態が発生す
ることを防止している。
すような手順を実行させて、上記のような状態が発生す
ることを防止している。
この手順では、圧力センサ８の出力に基づいてポンプ
２の吐出圧力Ｐを検出し（ステップ100）、ついで該圧
力Ｐがカットオフ設定圧PA以上になったか否か、つまり
ポンプ２の吐出流量がカットオフされる状態になったか
否かを判断する（ステップ101）。
２の吐出圧力Ｐを検出し（ステップ100）、ついで該圧
力Ｐがカットオフ設定圧PA以上になったか否か、つまり
ポンプ２の吐出流量がカットオフされる状態になったか
否かを判断する（ステップ101）。
そして、同ステップ101でＰ≧PAであると判断した場
合には、第４図に示した関係とステップ100において検
出された吐出圧力Ｐとに基づいてポンプ２の入力馬力の
低下量ΔWPを演算する（ステップ102）。
合には、第４図に示した関係とステップ100において検
出された吐出圧力Ｐとに基づいてポンプ２の入力馬力の
低下量ΔWPを演算する（ステップ102）。
上記入力馬力低下量ΔWPに対するエンジン回転数の上
昇量ΔＮは、エンジンの馬力特性で決定され、第６図に
はそれらの関係が例示されている。
昇量ΔＮは、エンジンの馬力特性で決定され、第６図に
はそれらの関係が例示されている。
ポンプ２の入力馬力の低下に伴うエンジン回転数の上
昇を防止するには、エンジン１の馬力特性を変化させれ
ばよい。
昇を防止するには、エンジン１の馬力特性を変化させれ
ばよい。
すなわち、上記カットオフによりポンプ２の入力馬力
が第５図に例示したm2点の大きさまで低下した場合、エ
ンジン１の馬力特性をl1からl2に変化させれば、ポンプ
２の入力馬力がm2′点でエンジンの発生馬力とマッチン
グすることになるが、このマッチング点m2′におけるの
エンジン回転数はポンプ２の入力馬力の低下前のエンジ
ン回転数、つまり、上記カットオフ制御前のエンジン回
転数N1と等しい。
が第５図に例示したm2点の大きさまで低下した場合、エ
ンジン１の馬力特性をl1からl2に変化させれば、ポンプ
２の入力馬力がm2′点でエンジンの発生馬力とマッチン
グすることになるが、このマッチング点m2′におけるの
エンジン回転数はポンプ２の入力馬力の低下前のエンジ
ン回転数、つまり、上記カットオフ制御前のエンジン回
転数N1と等しい。
したがって、上記馬力特性の変化処理を実行すれば、
カットオフ制御前のエンジン回転数をカットオフ制御後
においても維持すること、つまり、カットオフ制御に伴
うエンジン回転数の上昇を防止することができる。
カットオフ制御前のエンジン回転数をカットオフ制御後
においても維持すること、つまり、カットオフ制御に伴
うエンジン回転数の上昇を防止することができる。
エンジン１の馬力特性は、目標エンジン回転数Nr、つ
まり第２図に示した燃料コントロールレバー13の操作量
に基づいてガバナ12によって設定され、第５図に示す馬
力特性l1（定格馬力特性）は目標エンジン回転数NrがN
raのときに、また馬力特性l2は同回転数NrがNrbのとき
にそれぞれガバナ12によって設定される。
まり第２図に示した燃料コントロールレバー13の操作量
に基づいてガバナ12によって設定され、第５図に示す馬
力特性l1（定格馬力特性）は目標エンジン回転数NrがN
raのときに、また馬力特性l2は同回転数NrがNrbのとき
にそれぞれガバナ12によって設定される。
エンジン１の回転数がΔＮだけ上昇することを防止す
るための目標エンジン回転数Nrの必要減少量ΔNrは、ガ
バナ12で設定される上記馬力特性から予め知ることがで
き、第７図にはこの関係が例示されている。なお、同図
および第６図に示した関係は予めメモリ14に格納され
る。
るための目標エンジン回転数Nrの必要減少量ΔNrは、ガ
バナ12で設定される上記馬力特性から予め知ることがで
き、第７図にはこの関係が例示されている。なお、同図
および第６図に示した関係は予めメモリ14に格納され
る。
コントローラ10は、上記ステップ102で求めたポンプ
２の入力馬力低下量ΔWPと第６図に示した関係とに基づ
いて該低下量ΔWPに対応するエンジン回転数の上昇量Δ
Ｎを演算し、更に、この回転数上昇量ΔＮと第７図に示
した関係とに基づいて、該上昇量ΔＮに対応する目標エ
ンジン回転数Nrの必要減少量ΔNrを演算する（ステップ
103）。
２の入力馬力低下量ΔWPと第６図に示した関係とに基づ
いて該低下量ΔWPに対応するエンジン回転数の上昇量Δ
Ｎを演算し、更に、この回転数上昇量ΔＮと第７図に示
した関係とに基づいて、該上昇量ΔＮに対応する目標エ
ンジン回転数Nrの必要減少量ΔNrを演算する（ステップ
103）。
そして、次のステップ104では、アクセルレバー７で
指示されている目標エンジン回転数NrからΔNrを減じる
処理を実行する。つまり、第５図の例では、目標エンジ
ン回転数NraからΔNrを減じて新たな目標エンジン回転
数Nrbを作成する処理を実行する。
指示されている目標エンジン回転数NrからΔNrを減じる
処理を実行する。つまり、第５図の例では、目標エンジ
ン回転数NraからΔNrを減じて新たな目標エンジン回転
数Nrbを作成する処理を実行する。
ステップ105では、Nr−ΔNrに対応した目標エンジン
回転数指令が作成出力され、この目標エンジン回転数指
令は第２図に示した比例ソレノイド11に加えられる。こ
の結果、エンジン１の目標エンジン回転数がNr−ΔNrと
なるように比例ソレノイド11が燃料コントロールレバー
13を作動させるので、ガバナ12によって設定されるエン
ジン１の馬力特性が変化される。
回転数指令が作成出力され、この目標エンジン回転数指
令は第２図に示した比例ソレノイド11に加えられる。こ
の結果、エンジン１の目標エンジン回転数がNr−ΔNrと
なるように比例ソレノイド11が燃料コントロールレバー
13を作動させるので、ガバナ12によって設定されるエン
ジン１の馬力特性が変化される。
すなわち、第５図の例では、エンジン１の馬力特性が
l1からl2に変化される。そして、この馬力特性の変更に
よってエンジン１の実回転数はカットオフ制御前の回転
数N1に保持される。
l1からl2に変化される。そして、この馬力特性の変更に
よってエンジン１の実回転数はカットオフ制御前の回転
数N1に保持される。
かくして、この実施例によれば、前記カットオフ制御
時におけるエンジン回転数の上昇が防止され、これによ
ってカットオフ制御を伴う重負荷作業時にエンジン回転
数が上昇するという不都合が回避される。
時におけるエンジン回転数の上昇が防止され、これによ
ってカットオフ制御を伴う重負荷作業時にエンジン回転
数が上昇するという不都合が回避される。
なお、上記実施例では、ガバナ12として機械式のもの
を使用しているが、もちろんいわゆる電子ガバナを用い
る場合にも本発明は有効に適用できる。
を使用しているが、もちろんいわゆる電子ガバナを用い
る場合にも本発明は有効に適用できる。
［発明の効果］ 油圧ポンプのカットオフ制御に伴ってエンジンの回転
数が上昇すると、あたかも負荷が軽減されたような違和
感を建設機械のオペレータに与えて作業性が低下する
が、本願発明によれば、ポンプのカットオフ制御前のエ
ンジン回転数がカットオフ制御後においても維持される
ので、そのような不都合が回避される。
数が上昇すると、あたかも負荷が軽減されたような違和
感を建設機械のオペレータに与えて作業性が低下する
が、本願発明によれば、ポンプのカットオフ制御前のエ
ンジン回転数がカットオフ制御後においても維持される
ので、そのような不都合が回避される。
また、カットオフ制御に伴うエンジン回転数の上昇が
抑制されることから、エンジンや該エンジンによって駆
動される他の装置に過負荷が作用せず、その結果、エン
ジン等の損傷が防止される。
抑制されることから、エンジンや該エンジンによって駆
動される他の装置に過負荷が作用せず、その結果、エン
ジン等の損傷が防止される。
更に、本願発明によれば、カットオフ制御に伴うエン
ジン回転数の上昇を抑制する新たな目標エンジン回転数
を、チャージポンプ、弁等の油圧機器を使用することな
く決定しているので、装置コストの低減、構成の簡単化
と小型化および制御の高速、安定化を図ることができ
る。
ジン回転数の上昇を抑制する新たな目標エンジン回転数
を、チャージポンプ、弁等の油圧機器を使用することな
く決定しているので、装置コストの低減、構成の簡単化
と小型化および制御の高速、安定化を図ることができ
る。
第１図は本発明に係るエンジン回転数制御装置の一実施
例を示したブロック図、第２図は燃料コントロールレバ
ーに対する比例ソレノイドの配置態様を示した概念図、
第３図は第１図に示したコントローラの処理手順の一例
を示したフローチャート、第４図はポンプの等馬力特性
とカットオフ特性を例示したグラフ、第５図はエンジン
の馬力特性の変更態様を示した特性図、第６図はポンプ
の入力馬力の低下量とエンジン回転数の上昇量との関係
を例示したグラフ、第７図はエンジン回転数の上昇量と
目標エンジン回転数の減少量との関係を例示したグラフ
である。 １……エンジン、２……可変容量型ポンプ、５……斜板
駆動用アクチュエータ、５……作業機駆動用アクチュエ
ータ、６……アクセルセンサ、７……アクセルレバー、
８……圧力センサ、９……エンジン回転センサ、10……
コントローラ、11……比例ソレノイド、12……ガバナ、
13……燃料コントロールレバー、14……メモリ。
例を示したブロック図、第２図は燃料コントロールレバ
ーに対する比例ソレノイドの配置態様を示した概念図、
第３図は第１図に示したコントローラの処理手順の一例
を示したフローチャート、第４図はポンプの等馬力特性
とカットオフ特性を例示したグラフ、第５図はエンジン
の馬力特性の変更態様を示した特性図、第６図はポンプ
の入力馬力の低下量とエンジン回転数の上昇量との関係
を例示したグラフ、第７図はエンジン回転数の上昇量と
目標エンジン回転数の減少量との関係を例示したグラフ
である。 １……エンジン、２……可変容量型ポンプ、５……斜板
駆動用アクチュエータ、５……作業機駆動用アクチュエ
ータ、６……アクセルセンサ、７……アクセルレバー、
８……圧力センサ、９……エンジン回転センサ、10……
コントローラ、11……比例ソレノイド、12……ガバナ、
13……燃料コントロールレバー、14……メモリ。
Claims (1)
- 【請求項１】ガバナを備えたエンジンによって駆動され
る可変容量型油圧ポンプを所定の等馬力特性に従って運
転するとともに、前記油圧ポンプの吐出圧力が予設定圧
力以上となった場合に、所定のカットオフ特性に従って
該油圧ポンプの吐出流量をカットオフする建設機械に適
用され、 前記油圧ポンプの吐出圧力を検出して対応する電気信号
を出力する圧力検出手段と、 前記カットオフ特性と前記圧力検出手段の出力とに基づ
いて、前記カットオフに伴う前記油圧ポンプの入力馬力
の低下量を演算する第１の演算手段と、 前記入力馬力の低下量に基づいて、前記カットオフに伴
うエンジン回転数の上昇量を演算する第２の演算手段
と、 前記エンジン回転数の上昇量に基づき、該上昇量を零に
するエンジン馬力特性を得るための新たな目標エンジン
回転数を演算する第３の演算手段と、 前記カットオフ時に、前記新たな目標エンジン回転数が
設定されるように前記ガバナを制御するガバナ制御手段
と を備えることを特徴とする建設機械のエンジン回転数制
御装置。
Priority Applications (5)
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|---|---|---|---|
| JP62019767A JP2511925B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 建設機械のエンジン回転数制御装置 |
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| JP62019767A JP2511925B2 (ja) | 1987-01-30 | 1987-01-30 | 建設機械のエンジン回転数制御装置 |
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