JP2511709Y2 - ウエットティッシュ用容器 - Google Patents
ウエットティッシュ用容器Info
- Publication number
- JP2511709Y2 JP2511709Y2 JP1991061342U JP6134291U JP2511709Y2 JP 2511709 Y2 JP2511709 Y2 JP 2511709Y2 JP 1991061342 U JP1991061342 U JP 1991061342U JP 6134291 U JP6134291 U JP 6134291U JP 2511709 Y2 JP2511709 Y2 JP 2511709Y2
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- Japan
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- container
- paper
- wet tissue
- wet
- water
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,不織布等よりなり,折
り畳んだウエットティッシュを収納し,水分を遮断した
包装とし,物品又は人体等の拭き取り等必要に応じて一
枚づつ取り出すことの出来る包装容器に関する。
り畳んだウエットティッシュを収納し,水分を遮断した
包装とし,物品又は人体等の拭き取り等必要に応じて一
枚づつ取り出すことの出来る包装容器に関する。
【0002】従来は耐水性の必要上から合成樹脂のブロ
ー成型又はインジェクション成型による容器が使用され
てきたが、これらは比較的硬質のボックスタイプであっ
て、箱本体と蓋部よりなり、保管、輸送、廃棄時に嵩張
り、公害等多くの問題があった。近年、特に都市地区に
於いて廃棄物の激増に伴う公害が現出し、包装の簡略
化、廃棄物の再生利用又は使用後の焼却処理の可能性が
要求されてきており、一方では過剰包装によって流通過
程における運搬の相当量が廃棄すべき物質で占められて
おり、間接的に輸送量の増大、引いては自動車排気ガス
公害を助長せしめるものとして、その包装の嵩を減少し
或いは簡素化することが求められていた。 勿論、ウエッ
トティッシュ用容器についても、本来の密封性を確保し
ながら、こうした廃棄に係わる要求を充たすことが求め
られている。
ー成型又はインジェクション成型による容器が使用され
てきたが、これらは比較的硬質のボックスタイプであっ
て、箱本体と蓋部よりなり、保管、輸送、廃棄時に嵩張
り、公害等多くの問題があった。近年、特に都市地区に
於いて廃棄物の激増に伴う公害が現出し、包装の簡略
化、廃棄物の再生利用又は使用後の焼却処理の可能性が
要求されてきており、一方では過剰包装によって流通過
程における運搬の相当量が廃棄すべき物質で占められて
おり、間接的に輸送量の増大、引いては自動車排気ガス
公害を助長せしめるものとして、その包装の嵩を減少し
或いは簡素化することが求められていた。 勿論、ウエッ
トティッシュ用容器についても、本来の密封性を確保し
ながら、こうした廃棄に係わる要求を充たすことが求め
られている。
【0003】上述した問題解決に一手段として、ウエッ
トティッシュ用容器に、耐水、不透水性の紙材料を用い
ることが提案された。 例えば、特開平2−4682号
には、樹脂シートと紙とを積層して構成したウエットテ
ィッシュ用容器が開示されている。 こうした構造の容器
は、上述した問題解決を図ることができることにおいて
格段の進歩を遂げたことになるのであるが、次の如き問
題を残していた。 即ち、ウエットティッシュを取り出す
ための取り出し口を開口した時に、この積層の樹脂シー
トと紙が破断されるが、その際、紙の破断端面が露出状
態となり、ここからウエットティッシュの水分が浸透し
て、この紙の容器の強度を極度に低下させてしまうので
ある。 従って、容器の表裏において樹脂シートが水分を
遮断することができても、この開口端面からの水分吸収
による問題が残るのである。
トティッシュ用容器に、耐水、不透水性の紙材料を用い
ることが提案された。 例えば、特開平2−4682号
には、樹脂シートと紙とを積層して構成したウエットテ
ィッシュ用容器が開示されている。 こうした構造の容器
は、上述した問題解決を図ることができることにおいて
格段の進歩を遂げたことになるのであるが、次の如き問
題を残していた。 即ち、ウエットティッシュを取り出す
ための取り出し口を開口した時に、この積層の樹脂シー
トと紙が破断されるが、その際、紙の破断端面が露出状
態となり、ここからウエットティッシュの水分が浸透し
て、この紙の容器の強度を極度に低下させてしまうので
ある。 従って、容器の表裏において樹脂シートが水分を
遮断することができても、この開口端面からの水分吸収
による問題が残るのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、容器1をカートン紙2を用いて直方体箱
状に構成すると共に上部にウエットティッシュの取り出
し口4を形成し、内部に含水不織布等よりなるウエット
ティッシュを収容するウエットティッシュ用容器であっ
て、 前記カートン紙2を、平板紙21に耐水性、耐透水
性のプラスチック皮膜22を被覆させて構成し、且つ、
前記取り出し口4に面する平板紙21の内縁を前記プラ
スチック皮膜22により被覆した状態で前記取り出し口
4を開口するように構成した、という手段を講じたので
ある。 本考案に於いて、耐水性、耐透水性のプラスチッ
ク皮膜22とは、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のオレフィン系その他の高耐水性ラミネートフィル
ムのプラスチック皮膜材料からなるもので、その他に、
シーラント層との複合体とすることもできる。
決するために、容器1をカートン紙2を用いて直方体箱
状に構成すると共に上部にウエットティッシュの取り出
し口4を形成し、内部に含水不織布等よりなるウエット
ティッシュを収容するウエットティッシュ用容器であっ
て、 前記カートン紙2を、平板紙21に耐水性、耐透水
性のプラスチック皮膜22を被覆させて構成し、且つ、
前記取り出し口4に面する平板紙21の内縁を前記プラ
スチック皮膜22により被覆した状態で前記取り出し口
4を開口するように構成した、という手段を講じたので
ある。 本考案に於いて、耐水性、耐透水性のプラスチッ
ク皮膜22とは、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン等のオレフィン系その他の高耐水性ラミネートフィル
ムのプラスチック皮膜材料からなるもので、その他に、
シーラント層との複合体とすることもできる。
【0005】
【作用】
本考案によれば、ウエットティッシュの取り出
し口4を開口したときに、この取り出し口4に臨む平板
紙21の端面がプラスチック皮膜22により被覆されて
いることによって、その後の使用の間に、従来のように
前記平板紙21の端面から水分が浸透する恐れが全く無
い。 従って、内部のウエットティッシュを引き出す際
に、従来であれば前記紙容器の開口端面に接触すること
による水分吸収があったものが、本考案ではこれを全く
阻止できるのである。 これによって、リサイクル、廃
棄時の便宜を考慮して本来強度のない平板紙21を用い
たにもかかわらず、容器1の型崩れなく、つまり、ウエ
ットティッシュを常時引きだし易い容器形状を維持でき
るのである。
し口4を開口したときに、この取り出し口4に臨む平板
紙21の端面がプラスチック皮膜22により被覆されて
いることによって、その後の使用の間に、従来のように
前記平板紙21の端面から水分が浸透する恐れが全く無
い。 従って、内部のウエットティッシュを引き出す際
に、従来であれば前記紙容器の開口端面に接触すること
による水分吸収があったものが、本考案ではこれを全く
阻止できるのである。 これによって、リサイクル、廃
棄時の便宜を考慮して本来強度のない平板紙21を用い
たにもかかわらず、容器1の型崩れなく、つまり、ウエ
ットティッシュを常時引きだし易い容器形状を維持でき
るのである。
【0006】
【実施例】 以下、本考案に係るウエットティッシュ用容
器を実施例を示した図面に基づいて説明する。 容器1
は、カートン紙2を材料として製造されたボックス型容
器である。 カートン紙2は図2(b)に示すようにボ
ール紙等の平板紙シート21に、耐水性、耐透水性のプ
ラスチック皮膜22を積層即ちコーティング又はラミネ
ートしたものである。 そして、容器1の上面には、ウエ
ットティッシュの取り出し口4を開口するのであるが、
この取り出し口4に面する平板紙21の内縁を前記プラ
スチック皮膜22により被覆した状態で前記取り出し口
4を開口するように構成してあ る。即ち、ここでは、表
裏のプラスチック皮膜22が前記取り出し口4の部分で
互いに接着(溶着)されているのである。 従って、取
り出し口4が開口されても前記平板紙21の内縁が外気
に露出されることがなく、ここからの水分の浸透が行わ
れないのである。上記プラスチック皮膜材料としては、
例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系
その他の高耐水性ラミネートフィルムを用い、更に製函
の必要性から、熱溶着性等を有するシーラント層との複
合体とすることも有効である。
器を実施例を示した図面に基づいて説明する。 容器1
は、カートン紙2を材料として製造されたボックス型容
器である。 カートン紙2は図2(b)に示すようにボ
ール紙等の平板紙シート21に、耐水性、耐透水性のプ
ラスチック皮膜22を積層即ちコーティング又はラミネ
ートしたものである。 そして、容器1の上面には、ウエ
ットティッシュの取り出し口4を開口するのであるが、
この取り出し口4に面する平板紙21の内縁を前記プラ
スチック皮膜22により被覆した状態で前記取り出し口
4を開口するように構成してあ る。即ち、ここでは、表
裏のプラスチック皮膜22が前記取り出し口4の部分で
互いに接着(溶着)されているのである。 従って、取
り出し口4が開口されても前記平板紙21の内縁が外気
に露出されることがなく、ここからの水分の浸透が行わ
れないのである。上記プラスチック皮膜材料としては、
例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のオレフィン系
その他の高耐水性ラミネートフィルムを用い、更に製函
の必要性から、熱溶着性等を有するシーラント層との複
合体とすることも有効である。
【0007】容器の大きさは収容する不織布,紙等のウ
エットティッシュの大きさ,量により,その容積,カ−
トンの厚さがデザインされるが,図1(a),図2
(a)に示すように通常角形函体であって,四周を内容
物収容後密閉状にシ−ルし更に端部は折り返して固着等
して整形する。上面に開閉自在の取り出し口4を有し,
ウエットティッシュ取り出し時の開閉の際の剥離性,密
着性を保持するために粘着剤層23を有する粘着ラベル
41を使用することも有効である。
エットティッシュの大きさ,量により,その容積,カ−
トンの厚さがデザインされるが,図1(a),図2
(a)に示すように通常角形函体であって,四周を内容
物収容後密閉状にシ−ルし更に端部は折り返して固着等
して整形する。上面に開閉自在の取り出し口4を有し,
ウエットティッシュ取り出し時の開閉の際の剥離性,密
着性を保持するために粘着剤層23を有する粘着ラベル
41を使用することも有効である。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、リサイクル、廃棄時の
便宜を考慮して本来耐水性のない平板紙を用いたにもか
かわらず、ウエットティンシュの取り出し口に臨む平板
紙の端面からの水分浸透を完全に阻止し、内部のウエッ
トティッシュを引き出す際の開口端面への接触に起因す
る水分吸収を回避できたことで、容器が容易に型崩れす
ることがなく、ウエットティッシュを常時引きだし易い
容器形状を維持できるという顕著な効果を奏するに至っ
たものである。
便宜を考慮して本来耐水性のない平板紙を用いたにもか
かわらず、ウエットティンシュの取り出し口に臨む平板
紙の端面からの水分浸透を完全に阻止し、内部のウエッ
トティッシュを引き出す際の開口端面への接触に起因す
る水分吸収を回避できたことで、容器が容易に型崩れす
ることがなく、ウエットティッシュを常時引きだし易い
容器形状を維持できるという顕著な効果を奏するに至っ
たものである。
【図1】(a)は本考案に係る容器の斜視図,(b)は
内容ウエットティッシュ収容前の斜視図。
内容ウエットティッシュ収容前の斜視図。
【図2】(a)は容器の中央部断面状態斜視図。 (b)は図中A部の部分断面図。
1 ウエットティッシュ容器 2 カ−トン紙 21 平板紙シ−ト 22 プラスチック層 23 粘着剤層 3 ウエットティッシュ 4 取り出し口 41 粘着ラベル 42 ヒンジ状固着部
Claims (1)
- 【請求項1】 容器1をカートン紙2を用いて直方体箱
状に構成すると共に上部にウエットティッシュの取り出
し口4を形成し、内部に含水不織布等よりなるウエット
ティッシュを収容するウエットティッシュ用容器であっ
て、 前記カートン紙2を、平板紙21に耐水性、耐透水性の
プラスチック皮膜22を被覆させて構成し、且つ、 前記取り出し口4に面する平板紙21の内縁を前記プラ
スチック皮膜22により被覆した状態で前記取り出し口
4を開口するように構成した、 ウエットティッシュ用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061342U JP2511709Y2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ウエットティッシュ用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991061342U JP2511709Y2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ウエットティッシュ用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH057667U JPH057667U (ja) | 1993-02-02 |
JP2511709Y2 true JP2511709Y2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=13168365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991061342U Expired - Lifetime JP2511709Y2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | ウエットティッシュ用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2511709Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU4956696A (en) * | 1995-04-07 | 1996-10-23 | Yamada, Chiyoe | Package of wet tissue paper |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH024682A (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-09 | Daicel Chem Ind Ltd | ウエットティッシュの収容・分配容器及びその製法 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP1991061342U patent/JP2511709Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH057667U (ja) | 1993-02-02 |
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